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急逝した親友の告別式の夜、その不倫相手と二人で飲んだのをきっかけに、エリカはいつしか彼との恋愛にのめり込んでいく。逢瀬を重ねていった先には何が……。 高ぶるほど空虚、充たされるほど孤独。現代の愛の不毛に迫る長篇。
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Posted by ブクログ
小池真理子さんの小説は、読んでいてとても心地よく、癒される。上品で、自然に流れる文章に引き込まれ、気付くと物語の世界に自分が居る感覚・・何度も味わっている。大好きな作家さん。
リーダブルなストーリーと細部まで美しい文章、恋とも言い難い割りきれない感情。 丁寧に書かれた小説でした。
自分をだまして寂しさに耐え、忙しさに埋もれ流されるまま年をとっていくよりは・・人間らしいかな、エリカ。
40を過ぎて独身のエリカは親友蘭子の死を機に不倫相手の湯浅と出会う。湯浅の甘ったるい口説き文句に気障なサプライズ。愛してると言われる程に愛されていないと感じる。盗聴していた洸一に自分とは何かを尋ねる。誰もが不毛の愛に悩み、愛を求め愛し愛されようとしている。
これってもしや私のこと!?って、そんなわけないんだけど。麻布台にマンションなんて持ってないし、起業なんてとんでもないし、独り身でもないんだけど、でもそれでも自分のことかと錯覚するくらい、女というものは、恋愛のその過程において考えたり悩んだり笑ったりときどきめらめらと嫉妬のような感情に支配されて自分に...続きを読むいらいらしたり、どんな環境でもそうはかわらないもんだな、と思う この男に落ちるなんて自分では思わない、そんなわけない、でも40歳のBDに400本のバラを送ってくる男、毎日のように電話してきていたのにふっと何日も音沙汰なしにして感情をゆすぶる男にどうしてこうもほろりとおちてしまうのだろう、 「わかる!」と何度も膝をポンと打った。女の感情のこまやかな遷移やこころのひだを作者はとてもていねいに描いている。「そうなんだよね~」と同調したり、「あかん!あかんで!そこでそんなことしたら術中にはまるで!」とあたかもエリカの親友になったかのように忠告?したくなる。それは「あのときの」私に向けたアドバイスだ。もう遅いけど。
小池真理子の中ではちょっと異色な感じがした。 ラストが意外というか、面白いと思う作品にわたしはなかなか巡りあわないので、これはかなりよかった。
結構面白かったです! 20代の私にとっては、40代の働くキャリアウーマンの恋愛は凄く大人の感覚?というか 印象を受けて 感情移入もしやすかったです だけど、同時に男の人の気持ちもなかなか細密に書かれてあって 「あ-、やっぱり男の人だなあ-」と共感する部分も多々ありました 結構印象強い一冊です
急逝した親友の愛人から寄せられるアプローチに揺れる主人公の様子を著した「エリカ」は、彼女が抱く微妙な感情の動きが仔細に表現され、数々のサスペンスものを手掛けてきた作者ならではの心理的描写が際立つ。登場人物の関係性はアントニオーニが監督した「情事」にも通じ、シネフィルの小池真理子があの映画をモチーフと...続きを読むしたように思えなくもない。本作の主題とも言える「愛の不毛」を撮り続けたフィルムメーカーがアントニオーニであることを考えれば、両者の繋がりが見えてくる 世の中に溢れる数多の「愛」のなかに、まやかしではない真実の「愛」は一体どれくらい存在するのか。永遠に手には入らないと知りながらも、それを求めて止まないのはきっとエリカだけに限らないだろう
同じ名前の本なのでいつもは読まないタイプの読んだけど読んでみた。本当の愛を見つけることができない人たちを描いていた。細かく心情が描かれていて共感できるところも割とあった。
恋愛小説読みたいなって思って適当に借りたんですけど、イマイチ。 40代女性、しかも経営者なのにあんな風に口車に乗って恋に落ちちゃうの?なんて思ってしまいました。 シビアかしら。
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