厭世フレーバー

厭世フレーバー

600円 (税込)

3pt

突然父親が失踪し崩壊寸前の須藤家は、残された5人揃ってダメ人間。14歳の次男は、熱中していた陸上部をやめ進学もしないと宣言。女子高生の長女は夜の街をウロウロ。27歳の長男は、会社を辞めたことを隠して肉体労働。あとは酒浸りの母親に、ボケ始めた爺さん…。みんな現実にムカつきながらも、心に折り合いをつけて生きている。章ごとに、代わる代わる本音や家族には言えない秘密を告白。そしてまさかの事実が明らかに! 家族の絆をポップに描いた快作誕生。

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厭世フレーバー のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    本屋さんに並べてありました。久しぶりに夜更かししました。どんなに頑張っても、家族の一面しか見えません。他人となると、もっとですね。

    0
    2024年03月24日

    Posted by ブクログ

    とにかくいい。家族って一筋縄でいかないけど、みんなそれぞれの想いがあって、人と人とのつながりを感じられる。

    0
    2020年07月28日

    Posted by ブクログ

    Podcastにて書評家、目黒考二氏が絶賛してた作品。
    確かに単行本の装丁は、なにをどうトチ狂ったのだろう。
    文庫本のほうは、すっきりしましたね。
    近々再読の予定。いい小説だと心底思います。

    0
    2012年03月22日

    Posted by ブクログ

    暗くてむかむかして厭世気分になるような内容で、そこから何か読み取ってよ。っていう小説なんかより、最高にいい。何年か後に、もう一度読みたい。

    0
    2012年01月06日

    Posted by ブクログ

    FM番組のAVANTIで、目黒考二さんが紹介していた本。
    一見、ばらばらに崩壊していくようにみえる家族の物語なのに、確かに読んでいる自分の方に力が沸いて来る。

    0
    2011年03月28日

    Posted by ブクログ

    すごい。
    やられた。
    深い。
    単なる家族の物語ではない。
    いろんなことが絡み合っているけれど、
    こじれていない。

    章が進むごとに
    いままで点だったものが
    線になり、
    面になり、
    立体になっていく。
    ニューロンとシナプスがフル稼働しているような、
    スパーク感を感じながら読んだ。

    “厭世”ですが、な

    0
    2009年10月07日

    Posted by ブクログ

    連日「暑い」ばかり耳にする。もういいじゃん、って思わなくもないけれど、きっと無自覚に溢れる言葉なのでしょう。僕自身はどうなの?と思う。でも、自覚はしているかな。僕自身はね。言葉にしなくても共有できる感覚だし。僕の汗まみれの顔を見たら、きっと「暑い」って言葉にしなくても伝わると思う。ほら、あなたの顔も

    0
    2024年07月28日

    Posted by ブクログ

    著者の太陽がイッパイいっぱいが面白かったので読んでみました。リストラをうけて失踪した父親のあとにのこされた崩壊寸前の家族5人が主人公となる短編ストーリーです。章が進むにつれて紐解かれる真実に心をつかまれます。表現の仕方が巧みなところもツボで第2章の夫婦は似るっていうけどのくだりは最高です。

    0
    2021年09月05日

    Posted by ブクログ

    再読。
    父親の家出を契機にバラバラになった家族が、それぞれの挫折を経て、また一つにまとまって行く話。
    三羽省吾さん、気になるし、好きな作家さんなのですが、何だか印象が纏まらないというか、何か統一されたテーマのようなものを持たない作家さんのような気がします。
    もっとも寡作な作家さんですから、間が空

    0
    2016年05月15日

    Posted by ブクログ

    うぜぇ、ムカつく、といった所謂『若者言葉』に食傷されて読むのをやめてはいけない。第1章の中坊のクソガキがどうしてクソガキなったかは、第5章まで読むとわかる。
    読み始めは『最低な家族』、読み終わりは『最高の家族』。仁侠好きとしては、おでん屋のエピソードがたまらないね

    0
    2015年03月09日

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