【感想・ネタバレ】厭世フレーバーのレビュー

ユーザーレビュー

Posted by ブクログ 2012年03月22日

Podcastにて書評家、目黒考二氏が絶賛してた作品。
確かに単行本の装丁は、なにをどうトチ狂ったのだろう。
文庫本のほうは、すっきりしましたね。
近々再読の予定。いい小説だと心底思います。

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Posted by ブクログ 2012年01月06日

暗くてむかむかして厭世気分になるような内容で、そこから何か読み取ってよ。っていう小説なんかより、最高にいい。何年か後に、もう一度読みたい。

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Posted by ブクログ 2011年03月28日

FM番組のAVANTIで、目黒考二さんが紹介していた本。
一見、ばらばらに崩壊していくようにみえる家族の物語なのに、確かに読んでいる自分の方に力が沸いて来る。

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Posted by ブクログ 2009年10月07日

すごい。
やられた。
深い。
単なる家族の物語ではない。
いろんなことが絡み合っているけれど、
こじれていない。

章が進むごとに
いままで点だったものが
線になり、
面になり、
立体になっていく。
ニューロンとシナプスがフル稼働しているような、
スパーク感を感じながら読んだ。

“厭世”ですが、な...続きを読むにか?
そんなポップさ、クールさがある。

角田光代さんの解説が、またいい。
いい本を読んだ。ありがとうございます。

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Posted by ブクログ 2016年05月15日

再読。
父親の家出を契機にバラバラになった家族が、それぞれの挫折を経て、また一つにまとまって行く話。
三羽省吾さん、気になるし、好きな作家さんなのですが、何だか印象が纏まらないというか、何か統一されたテーマのようなものを持たない作家さんのような気がします。
もっとも寡作な作家さんですから、間が空...続きを読むいてしまうせいかもしれませんが。
初回に書いている印象よりかなり良いのですが、では何処がと問われても出てこない。特に大きな共感も無く、何とも感想が描きにくいのです。


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08-066 2008/08/27 ☆☆☆

家庭崩壊とその再生の物語です。
世間では評判の良い作品ですが、何故かピンと来ませんでした。
「うっせぇなぁ」しか言わない14歳。再婚した母親に遠慮して目立たない優等生であることを目指した17歳。不本意な仕事を退職したものの、それを言い出せない27歳。いずれも良く出来た造形なんですけどね。
語り口のせいかもしれないし、設定された状況(父親が失踪しても、数年分の蓄えはある)のせいかも知れませんが、どこかシリアスさや切迫感が無い。なんだか単に「話し合わない」だけの家庭崩壊。そしてエンディングでは再びまとまる方向なんだけど、そのきっかけも唐突な気がします。
もっとも、本当の家庭崩壊なんて、こんなものなのかもしれませんが。
どうも、私は重松清の世界を期待したようです。その期待とのギャップが、肩透かし感に繋がっているのかもしれません。冷静に考えれば、確かになかなか良い作品に思えるので。

しかしネコの「部長代理」のネーミングは秀逸でした。

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Posted by ブクログ 2015年03月09日

うぜぇ、ムカつく、といった所謂『若者言葉』に食傷されて読むのをやめてはいけない。第1章の中坊のクソガキがどうしてクソガキなったかは、第5章まで読むとわかる。
読み始めは『最低な家族』、読み終わりは『最高の家族』。仁侠好きとしては、おでん屋のエピソードがたまらないね

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Posted by ブクログ 2013年04月11日

1章から順に次男・長女・長男・母・祖父と視点が変わっていくのですが、章を追うごとにどんどん面白くなっていきました!

父親がリストラされて失踪。
14歳の次男は今まで打ち込んでいた陸上部をやめて進学もしないと言う。
17歳の長女は連日深夜帰り。
27歳の長男は職がないのに父親代わりで家計のために肉体...続きを読む労働。
42歳の母は酒浸り。
73歳の祖父はボケ始めている。

ってこう見るとすっごい重い話になりそうなんですが、それがそうならないのがこの本の良いところでしたね~。
それぞれ皆大変なんだけど、なんだか明るい部分もあり、ユーモアもあり。何よりも失踪中の父親が破天荒すぎ^^;
みんなの回想で登場するだけなのに存在感抜群です(笑)

それぞれ外から見えている人格と、自分自身が語る内面は全く違っていて、それが章を追うごとにドンドン明確になっていく様子がいい。
例えば、長女は連日深夜帰りで、他の家族は皆夜遊びしてると思っているのですが、実はそうじゃないとか。

内容紹介に「家族の崩壊と再生を明るく熱くポップに描いた最高傑作」ってありますけど、ほんとそんな感じでした。

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Posted by ブクログ 2012年10月07日

なかなかいい作品だった。
父親がリストラにあった挙句に突然失踪し、残った家族がそれぞれ1章ずつ自分が抱えている問題の語り手となる。本人の事情と他人への見え方の違いをとても上手く描いていると思う。
最近になって気になり始めた作家のひとりであり、今後も期待できそうな予感がします。

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Posted by ブクログ 2012年06月04日

父親が失踪した5人家族のそれぞれの内情を各自の視点から語っていく小説。
一緒に住んでいても全然家族の気持ちがわかっていない所がなんだか考えさせられてしまった。

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Posted by ブクログ 2012年05月26日

まさか「長距離走者の孤独」が出てくるとは。私の青春のバイブル(笑)
あれが好きな人は多分これも好きなんじゃないかな。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2012年05月14日

また来た!三羽省吾!

14歳 ケイ
17歳 カナ
27歳 リュウ
42歳 薫
73歳 新造
(あと消えた親父w)

親父の失踪をきっかけにみんな厭世観丸出しなのに、
家族それぞれが実はよく考えて
いっぱいイッパイ頑張ってるんだね~
世の中捨てたもんじゃない、というパワーをもらい...続きを読むました。

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Posted by ブクログ 2012年05月08日

リストラされた父親が失踪した後の、残された家族たちの再生のようす。
各章ごとに家族それぞれの主観から、明るくアッケラカンと描かれています。

「お爺さん編」がナカナカ良かったです。

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Posted by ブクログ 2012年01月29日

☆☆☆★
第1章で止まっていたが、2章め以降一気読み。
解説の角田さんも記しているが、この作品、章を追う毎に
加速度的に引き込まれていきます。

確かに、はじめはいわゆる「今ドキ」な感じが否めませんでしたが、
わたしは2章から3章でスパーク。
さらに4章でさらに驚かされるわけですが、
最後の5章に至...続きを読むっては、ここ最近立て続けに出会う「戦争」が、
背景として重要な出来事になっていたり。

初めて出会った作家さんでしたが、
なんとも言えない余韻に浸りつつ。

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Posted by ブクログ 2011年01月18日

父親が失踪して残された家族のそれぞれの立場から語られる物語だが一見暗い内容の話になりそうだが展開はちっとも暗くなく皆がちゃんと現実に折り合いをつけて各々それなりに希望を持って生活しているところが上手く書けている。一気に読めた。この著者の他の本もまた読みたい。

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Posted by ブクログ 2011年01月10日

ありふれているような、そうでないような。
そんな家族を、構成員一人ひとりの目線で切りつける。
鋭いのになめらかなその風景が、何とも独特。

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Posted by ブクログ 2010年05月24日

ある人物やエピソードが、別の視点では全く違った意味を持つ。
そんなつながりが散りばめられていて、見つけると何か嬉しい。
深刻な状況なのに、どこかあっけらかんとした語り口で、時々すごくいいなって思える言葉があったりして。
心を動かすような強さはないけど、後半に行くにつれて読みながら笑みが浮かんできた。

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Posted by ブクログ 2009年10月16日

今風に家族がだらだらとバラバラになる話かと思っていたら・・・。
深くてそれでいて爽快で最後は愉快だった。

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Posted by ブクログ 2020年03月07日

とある家族の群像。本当の姿は中々気づけないけど、家族は良いものと感じる。猫の名前は部長代理。友人に貸したら号したと言ってたので、響く人に凄いストーリーらしい。私はいまいち響かなかった。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2018年10月01日

何かで評価さててたか忘れたが、積読の一冊。

はじめの3章はありきたりの話。五人家族の末っ子の中坊語りからはじまり、次女の女子高生語り、ニート兄貴の語り。あぁ、著者の俺こんなに技術持ってます的な自己満足小説かと思いきや、4章位から前三章てある違和感が、緩和され、話が繋がりまとまり、ひと筋縄ではいかな...続きを読むいなと思わせる展開。家出した父親不在の家族の話から、実は、そもそもこの家族血の繋がりが複雑で(祖父と父は養子、長男は父の前妻の子、次女は母の不倫相手の子、末っ子だけが失踪した父親とアル中になった母との間の子)家族なんて血の繋がりなんか関係なく、関係性で成り立つものだと言う家族のあり方を訴えた小説だとわかる。
そんな構成よくできてるが、語り口が軽いのと、謎解きみたいな読み口なので、読後にそうだったんだよなあという終わり方で、特に印象に残らない。そんな小説だった。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2018年07月23日

家族の崩壊と再生は、負を正にひっくり返すこと。
父親への反感によって宗之は自分の正義を極端に信じていて、身近な人間を救えなかったことは宗之にとっておおきな挫折になる。
自分の正義のためにカナの人生を救って、
自分の正義を守るためにいなくなったように感じる。
家族は方程式にはおさまらない。
自分の力で...続きを読む覆すことができると静かに力強く信じたい。

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