新潮社作品一覧

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  • Q/フェイクスピア
    4.5
    愁里愛(じゅりえ)は源氏、瑯壬生(ろうみお)は平家。争い合う一族の運命をボヘミアン・ラプソディが奏でる、QUEEN全面音楽協力/野田版「ロミオ&ジュリエット」。森の闇から聞こえる匣(はこ)の音――ニセモノな現代(いま)に盗まれた真実のコトバが、恐山のイタコによって召喚される1985年の「神様の声」。沙翁(シェイクスピア)悲劇のレガシーを更新する世紀の戯曲集!
  • キューブアーツ 1巻
    完結
    4.3
    春休み、高校1年生・タクトの自宅に届いていたのは、3DサンドボックスVRゲーム「キューブアーツ」の体験版。そのβテスターには全国の高校生が選ばれているらしい……。VRヘッドセットで没入した先に広がる、無数のブロックでできた世界!! 採掘・建築・畜産・鍛冶・狩猟、そして争い。……クエストなきオープンワールドで、君たちはどう生きるのか? ――“なろう系”に新基軸を開く、全く新しい青春冒険ストーリー!
  • 凶悪―ある死刑囚の告発―
    3.9
    人を殺し、その死を巧みに金に換える“先生”と呼ばれる男がいる──雑誌記者が聞いた驚愕の証言。だが、告発者は元ヤクザで、しかも拘置所に収監中の殺人犯だった。信じていいのか? 記者は逡巡しながらも、現場を徹底的に歩き、関係者を訪ね、そして確信する。告発は本物だ! やがて、元ヤクザと記者の追及は警察を動かし、真の“凶悪”を追い詰めてゆく。白熱の犯罪ドキュメント。

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  • 凶悪犯罪者こそ更生します
    4.4
    「反省しない」のではなく「反省できない」。それが凶悪犯罪者たちが収容される刑務所の実情だ。しかし、誰もが「更生不可能」と判断する彼らが、新たな気づきを得た時こそ、更生への意志は圧倒的に強くなる。その「気づき」を得るために有効なのは、犯罪者に「反省を求めない」「加害者視点の」教育である。数多くの累犯受刑者を「本当の反省」に導いた著者だから書けた、超実践的更生メソッド。
  • 鏡影劇場(上)(新潮文庫)
    4.0
    1~2巻1,100円 (税込)
    ある日、逢坂剛氏のもとに奇妙な宅配便が届いた。中身は旧式のフロッピディスク。添付の手紙にはフロッピ内の原稿を読んでほしいとあった。差出人は〈本間鋭太〉なる人物で、タイトルは「鏡影劇場」。物語は、マドリードの古書店から始まっていた……。謎だらけの古文書、十九世紀の異端作家ホフマンにまつわる秘密。東京で進む解読は、予想外の事態を出来させ、謎はいっそう深まっていく。
  • 侠客(上)
    3.7
    「お若えの、お待ちなせえやし」――名調子の主は幡随院長兵衛。その波瀾万丈の生涯は、ある刃傷沙汰から始まった。塚本伊太郎(後の長兵衛)は父を殺され、仇討ちを決意。が、伊太郎も刺客に襲われて重傷を負う。その後、親友の旗本水野十郎左衛門の協力で、父の主君であった唐津の殿様の異常な性格を知る。決意を胸に秘めつつ、伊太郎は恩人の山脇宗右衛門の元に身を寄せるが……。
  • 狂気という隣人―精神科医の現場報告―
    3.6
    人口の約1%が統合失調症という事実。しかし、それが我々に実感されることがないのはなぜか。殺人、傷害にかかわりながら、警察から逮捕もろくな保護もされず、病院さえたらい回しにされる触法精神障害者。治癒して退院したはずなのに、再び病院へ戻ってくる精神病患者。疲弊する医療関係者。社会の目から遮蔽されてきた精神医療の世界を現役の医師がその問題点とともに報告する。
  • 狂気の偽装―精神科医の臨床報告―
    3.7
    現代日本で急増する「心の病」──。マスコミは、新たな社会現象に合わせて乱造された「病名」を喧伝し、悲惨な事件が起これば被害者を「PTSD」だと安易に決めつけ、「心のケア」を気軽に叫ぶ。だが、それは正しい診断なのか? その患者は本当に精神疾患なのか? 精神医療の現場を混乱させる「心の病」ブームの実態を、治療の最前線に身を置く現役の臨床医師が撃つ。渾身の告発リポート。
  • 狂気の沙汰も金次第
    -
    確固とした日常に支えられたこの地平を超えて遙か向うを眺めれば、果てしなく自由で華麗なる狂気の世界が拡がる―著者は、あたかもささやかな身辺雑記を綴るかのごとく筆を進めながら、実はあなたをアイロニカルな現代批評と潜在的狂気の発掘へと導いてくれるのです。随筆のパロディともいえるユニークなエッセイ118編を収録。
  • 凶器は壊れた黒の叫び(新潮文庫nex)
    4.0
    新聞部の創設。柏原第二高校に転校してきた安達は、島で唯一の小学生・相原大地のために部活動を始めることを提唱する。賛成するクラスメイトたちだったが、七草はそれが堀を追い込むために巧妙に仕組まれた罠であることに気づく。繙かれる階段島の歴史と、堀が追い求めた夢。歩み続けた7年間。その果てに彼女が見つけた幸福と、不幸とは……。心を穿つ青春ミステリ、第4弾。
  • 郷愁
    3.9
    豊かな自然に囲まれて育ったペーターは故郷を離れ、文筆家を目指すため都会生活を始める。彼はそこで多くの人と出会い、多くの事を学ぶが、心の底では常に虚しさを感じていた。文明の腐敗に失望し、故郷に戻った彼を待っていたのは、シンプルな暮らしと新たな出会いだったが……。叙情にあふれた美しい自然描写、青春の苦悩、故郷への思いを見事に描いた、著者の処女作にして出世作。
  • 狂書伝
    3.7
    1巻1,320円 (税込)
    時は明代の中国。揚子江流れる豊かなまちに稀代の名筆家と謳われる男がいた。この男陳遷は、しかしながら権勢家にして行いは残虐非道。人々を恐怖と憤怒に陥れていた。彼を懲らし同時に世を正すべく暗躍する、仙術を使う異能の女・斑娘。その運命を握るのは一通の手紙……書の魔力に取り憑かれた人々の狂奔を描く傑作中華伝奇小説!
  • 凶神の花嫁は、良妻を自称する~旦那様、浮気も無視も大歓迎です~ プロローグ
    無料あり
    -
    アメリアは戦争で父を亡くし、領主であり養母となったエイリーンのもとに引き取られた。窮屈な宮殿での暮らしになじめず自由を求める中、養母から、冷酷と恐れられ敵対する領主、レイとの政略結婚を命じられる。しかしレイは、花嫁であるアメリアを拒絶し、出ていくよう申し渡す。養母の命で冷酷な男と知りながら嫁いだアメリアと、彼女を疑いながらも愛さずにはいられなかったレイの結婚から始まる溺愛物語。

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  • 狂人三歩手前
    4.0
    「生きていく理由はないと思う。いかに懸命に生きても、いずれ死んでしまうのだから」。日本も人類も滅びて一向に構わない。世間の偽善ゴッコには参加したくもない……。いっぽう妻と喧嘩して首を締められたり、路上ミュージシャンに酒を奢ったり、桜の巨木を見て涙を流したりの日々。「常識に囚われず、しかも滑稽である」そんな「風狂」の人でありたいと願う哲学者の反社会的思索の軌跡。
  • 京都
    3.5
    1巻1,584円 (税込)
    「平安建都千二百年」に沸く京都で、地図から消されようとしている小さな場所。たしかにそこにいたはずの、履物屋の老夫婦と少年の自分。千年百年単位で幾重にも塗りこめられた土地の記憶。自身が生まれ育った京都という町を舞台に、昭和三十年代から現在までの半世紀にわたって、人びとの営みの根源に触れる連作小説。
  • 京都 恋と裏切りの嵯峨野
    2.5
    「私は、彼を殺します」嵯峨野の尼寺でそう記し、姿を消した女=ゆみ。京都で休暇中の、十津川警部が見かけた彼女の横顔は美しく、寂しかった。女の哀しい殺意と十津川のとぎ澄まされた勘が交わるとき、事件は静かに幕を開ける――。竹林で死んでいた、ゆみの姿。次第に明らかになってゆく、新興宗教団体の狂気と闇。貴船、清水、祇園祭。古都をあざやかに描く、旅情豊かな長編推理小説。
  • 京都占領―1945年の真実―(新潮新書)
    4.0
    1945年敗戦。京都市内にも随所に星条旗が翻った。四条烏丸に進駐軍の司令部が置かれ、二条城脇の堀川通はアメリカ軍の滑走路となり、上賀茂神社のご神木はゴルフ場建設のために切り倒され、祇園歌舞練場は米軍専用キャバレーへと姿を変えた……。日本降伏の間際、幾度となく原爆投下の候補地としてリストアップされながら、紙一重で悲劇をまぬがれた古都の往時を、日米双方の史料と貴重な証言から紡ぎだす。
  • 京都でお買いもん―御つくりおきの楽しみ―
    4.0
    こういうのほしいな。愛用の品が壊れた。そんなとき京都人は専門店に“オーダー”する。ポットの割れた蓋。ひと振りで京が香り立つ魔法の粉。極上のごはんのためのおひつと茶碗。百年使えるトートバッグ。特別なシャツ、鞄、帽子、靴――日常を輝かせるささやかな贅沢。京都エッセイの名手による、暮らしの楽しみの極意。 ※書籍版のモノクロ写真を、電子版ではカラーで収録しております。
  • 京都で働く―アウェイな場所での挑戦―
    3.5
    カフェバリスタ(福島県出身)、パン屋店主(熊本県出身)、ゲストハウス経営者(石川県出身)、蒔絵師(栃木県出身)、観光ガイド(愛媛県出身)……しがらみに負けず、夢を実現させた「よそ者」10人をとことん取材。それぞれの働き方、この街への思い、成功への道のりから、あらためて京都の魅力が見えてくる。
  • 京都西陣 イケズで明るい交際術
    3.7
    付かず離れず愛想よく、人様の悪いニュースは聞いてきかんふり。人目につかぬところで働く「陰の舞」を大切に、「身の丈以下の暮らし」がよろし。時には「どイケズ」で上手にガス抜き!? 京都流ユーモアたっぷり、たくましく生きる知恵満載。千年の都に暮らすおばあちゃんが、粋で雅な人づきあいの作法を明快に指南いたします!
  • 京都の歩き方―歴史小説家50の視点―(新潮選書)
    3.6
    千年の都にして日本最古の観光地・京都には、平安や幕末のみならず、あらゆる時代の痕跡が息づいている。この地に暮し、日々、自転車で身近な歴史の痕跡を考察してきた直木賞作家が、季節の便りや日常のニュースから思いも寄らぬ史話を掘り起こし、紡ぐ50のエッセイ。京都の解像度が上がる知的興奮の一冊。
  • 京都―未完の産業都市のゆくえ―(新潮選書)
    3.3
    「空襲がなかったから古い町並みが残る」「京料理は伝統的和食の代表」「職住一致が空洞化を防いだ」「魅力的景観は厳しい保護策のおかげ」――これらの印象論は本当に正しいのか? 地元の「洛中」礼賛一辺倒に疑問を持つ京大出身の経済学者が、「千年の都」が辿った特異な近現代の軌跡を、統計データを駆使して分析する。
  • 今日、なに食べたい?
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 テレビ・雑誌で大活躍する人気の料理研究家が、時季ごとの旬の食材を取り入れた「主菜+副菜」で献立をアドバイス。お肉、お魚、和洋中……など、お好み次第で食べたいものだけを選んでも、とっても便利。「今日なににしよう?」と迷ったときに、お役に立つこと間違いなし! 毎日のごはん作りに強い味方の全84レシピ!!
  • 京の川
    4.0
    1巻671円 (税込)
    「人間は、みんな大きな苦労の石を大切に抱いて生きてるんや……」京都の花街に生きる芸妓静香は、庭師だった義父が生前よくつぶやいていた言葉をじっと噛みしめる……。暗い出生の秘密を胸に秘め、複雑な人間関係の絆に縛られながらも、ひたすらに女の道を歩もうとする静香の哀歓の人生を、美しい古都の風物の中に鮮やかに描いて、哀切な感動を呼ぶ長編小説。
  • 共犯者
    3.8
    銀行を襲い、仲間と山わけにした金で商売をはじめた内堀彦介は、事業に成功した今、真相露顕の恐怖から5年前に別れた共犯者の監視を開始するが……。疑心暗鬼から自滅していく男を描く「共犯者」。妻の病気、借金、愛人とのもめごと、仕事の失敗――たび重なる欲求不満と緊張の連続が生み出す衝動的な殺意を捉えた「発作」。ほかに、「恐喝者」「愛と空白の共謀」など全10編を収める。

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  • 恐怖の環境テロリスト
    4.2
    環境のためなら人でも殺す。調査捕鯨船に高速艇で体当たり、イルカ漁師に暴言連発、製薬会社に放火攻撃――奴らは「お騒がせ集団」なんかじゃない。カルト的思想と違法手段で武装した環境テロリストだ。背後には彼らを英雄扱いして稼ぐ世界的TVチャンネル、ショーン・ペンらハリウッドの大御所達。巨額のカネで繋がった“動物愛護業界”とは何なのか? なぜ今日本を狙うのか? 黒い活動家の正体を暴く貴重な一冊。

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  • 恐怖の谷
    4.1
    ホームズのもとに届いた暗号の手紙。時を同じくして起きた暗号どおりの殺人事件。サセックス州の小村にある古い館の主人が、散弾銃で顔を撃たれたというのだ。事件の背後には、宿敵モリアティ教授の影が垣間見える――捜査に当ったホームズが探り出したのは、20年前のアメリカに端を発する、恐怖の復讐劇だった。推理、冒険、恋、友情を描ききったホームズ・シリーズ最後の長編。
  • 京奉行 長谷川平蔵
    3.3
    「鬼」と呼ばれた火付盗賊改方長官の長谷川平蔵。その父親の初代平蔵が京都西町奉行に赴任した。その前に立ちはだかって京の町を騒がす悪党たち。贋坊主が暗躍する「六勝阿闍梨」、錦市場を巡る陰謀に絵師若冲が巻き込まれる書き下ろし「錦の若冲」、人情の機微を描く「這っても黒豆」を収録。京の風物詩も鮮やかに、新シリーズ堂々の開幕。『祇園詣り 京奉行 長谷川平蔵』改題。
  • 凶夢など 30
    3.7
    都会からはなれた小さな入江で出会った老人と新婚の夫婦。その夜、老人が見たのは、新婚の二人が殺しあう夢だった。一年後、老人はまた同じ夢を見た。不思議な夢を気にした老人は、名産品を二人に送って様子をみる。礼状が届き、何事もなかったかと、安心する老人。この繰り返しが、何年も続いたのだが……。夢想と幻想の交錯する不思議な世界にあなたを誘う夢のプリズム30編。
  • 今日もいち日、ぶじ日記
    4.3
    「豊かな自然に抱かれて暮らす、なんでもない日々を綴ってみたい(中略)大好きな武田百合子さんの、『富士日記』のように」。街の暮らししか知らなかった料理家の私とその夫が、里山の古民家を手に入れた。古い家財道具が眠るそこは百年の時を重ねた場所。街と山を行き来する新しい日々は輝きを増し、震災の哀しみの向こうに照り映える。生活する全ての人々の幸せを祈る「ぶじ日記」。※新潮文庫版に掲載の挿画は、電子版には収録しておりません。
  • 今日もごちそうさまでした
    4.0
    「食べられない」から「食べる」に移行するときには、ダイナミックな感動がある(あとがきより)。自他共に認める肉好きのカクタさんに、食革命が起こった。なんと苦手だった野菜、きのこ、青魚、珍味類が食べられる! 次々出会う未知の食材は、買って作って味わう毎日を楽しい発見で彩ります。三度の食事に思いをこめて。読むほどに、次のごはんが待ち遠しくなる絶品エッセイ。
  • 今日も寄席に行きたくなって
    3.8
    それはすべてを忘れて心の底から笑わせてくれる場所。落語との運命的な出会い、談春師匠からの意外な「ダメ出し」、蝶花楼桃花さんの真打昇進までの半生記、伝説の超大作「怪談牡丹灯籠」、自身が高座に挑戦した演芸会など、寄席を愛してやまない著者によるエッセイ集。初心者も安心な「はじめて寄席ガイド」も特別収録。
  • 教養としてのイギリス貴族入門(新潮新書)
    5.0
    世界で唯一の貴族院が存続する国、イギリス。隣国から流れる革命の風、戦争による後継者不足、法外な相続税による財産減少――幾度もの危機に瀕しながらなお、大英帝国を支え続ける貴族たちのたくましさはどこから生まれたのか。「持てる者」の知られざる困難と苦悩を辿りながら、千年を超えて受け継がれるノブレス・オブリージュの本質に迫る。イギリス研究の第一人者が明かす、驚くべき生存戦略。
  • 教養としての上級語彙―知的人生のための500語―(新潮選書)
    3.6
    「矜恃」「席巻」「白眉」……ワンランク上の語彙を使いこなして表現をもっと豊かにしたい。そんな要望に応えるべく、博覧強記の評論家が中学生の頃より本や雑誌、新聞からメモしてきた「語彙ノート」の1万語から500余語を厳選。読むだけで言葉のレパートリーが拡がり、それらを駆使できるようになる実用的「文章読本」。
  • ―教養としての歴史―日本の近代(上)
    3.3
    1~2巻660円 (税込)
    近代化の原動力となった江戸の実力、アジア初の立憲国家として憲法を守り通した意義、韓国から近代化という「青春」を奪った日清・日露の二度の対外戦争――。アジアの小国から世界標準の国家を作りあげた苦闘の道程をたどりながら、著者の卓越した歴史観を通して、「日本にとっての近代とは何であったのか」を大胆に整理する。単なる知識ではない教養としての日本近代史入門。〔全二冊〕

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  • 恐竜まみれ―発掘現場は今日も命がけ―(新潮文庫)
    4.4
    モンゴル、アラスカ、カナダ。化石を求め、年間3分の1は海外へ出かける。灼熱や濁流と闘い、時にグリズリーと遭遇。探検家のように危険なフィールドを歩み、鷹のように目を凝らし続ける目的はただ一つ、歴史を変える大発見だ。そして、遂に北海道で日本初の全身骨格を発掘。カムイサウルス・ジャポニクスと命名した。世界で知られる恐竜研究者による最も熱くてスリリングな発掘記・完全版。(解説・郡司芽久)
  • 京をんな
    3.0
    1巻407円 (税込)
    あかん、うち、もうがまんできひん――入れて欲しいの、お願い、ねえ、早ようっ――「京ことば」で「京をんな」が艶やかに淫猥にあえぐ。『インモラル』を読んだファンから届いた一通の手紙。それはやがて嵌められる性の罠への序章。目隠しをされ、縛られ、身体を弄ばれ……。恐怖と嫌悪はいつしか快感に変わり、強姦と呼ぶにはあまりにも協力的で甘美なものに……。『インモラル』続編を含む、連作短編5編を収録。女優が望んだエロスの究極とは? 杉本彩が、さらに赤裸、さらに猥褻に描く極私的エロス、第二弾。

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  • 極限団地―一九六一 東京ハウス―(新潮文庫)
    3.6
    古きよき昭和の生活を体験してみませんか? 謝礼500万円をお支払いいたします――。リアリティショーの出演者公募で選ばれた二組の家族と番組スタッフは築60年の広大な団地に集結した。質素ながらも夢と希望にあふれる暮らし……のはずが、待っていたのは悲惨な環境だった。不倫、失踪、そして忌まわしい過去。押し寄せる惨劇に呆然必至の長編ミステリ!『一九六一 東京ハウス』改題。
  • 極限のトレイルラン―アルプス激走100マイル―
    3.2
    目指すゴールは160キロ先! 己の極限に挑む世界最高峰レースがいま始まる。不眠不休は当たり前。モンブラン山群に立ち向かう地獄の苦しみが、いつしか最高の喜びへと変わる。学生時代は箱根駅伝を目指すも故障で挫折。その後、28歳でトレイルランと出会い、45歳を過ぎても走り続ける国内第一人者のランナーが明かす究極のレース。『アルプスを越えろ! 激走100マイル』改題。※新潮文庫に掲載の写真は、電子版には収録しておりません。
  • 虚航船団(新潮文庫)
    4.5
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 鼬族の惑星クォールの刑紀999年6月3日、国籍不明の2基の核弾頭ミサイルによって国際都市ククモが攻撃され、翌4日、無数の小型単座戦闘艇に乗ったオオカマキリを従えた文房具の殺戮部隊が天空から飛来した。それはジャコウネコのスリカタ姉妹の大予言どおりの出来事だった――。宇宙と歴史のすべてを呑み込んだ超虚構の黙示録的世界。鬼才が放つ世紀末への戦慄のメッセージ。 ※この商品は固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
  • 巨匠とマルガリータ(新潮文庫)
    3.0
    ある春の晴れた日、モスクワに悪魔が現れた。黒魔術の教授を名乗る悪魔は、グラスでウオッカを飲む巨大黒ネコら手下を従え、首都に大混乱を巻き起こす。一方で文壇の権威に酷評され絶望に沈む巨匠。彼に全てを捧げるマルガリータは純愛を貫くべく悪魔の助けを借りる。スターリン独裁下の社会を痛烈に笑い飛ばし、人間の善と悪、愛と芸術を問いかける哲学的かつ挑戦的な世界的ベストセラー。
  • 巨神姫戦記 1巻
    完結
    -
    全3巻748~880円 (税込)
    時は、神代。巨大な神と魔獣が戦っていた――。少年・ツチマルは、神に守られる人間という存在に無力感を抱いていたが、ある日、流れ者の職人が造った一振りの剣によって人生が変わる……。神と人が共に生き、共に戦う神代で、神の剣を造るために身命を捧げるツチマルと炎の女神・ホムラヒメの戦いの物語、堂々開幕!!
  • 「巨人軍改革」戦記
    -
    解任された元球団代表が、職を賭してまで断行しようとした「巨人軍再生計画」。自前育成、三軍創設、そして金満補強からの脱却。それはかつて、「ドン」がオーナー時代に繰り広げた「商店経営」の、正面切っての否定だった……。何が彼を義憤に駆り立てたのか? すべてを失う覚悟で大組織を批判した著者が、その内幕を明かす。

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  • 巨人の磯
    3.8
    大洗海岸に巨人と見紛うほどに膨張した死体が流れ着いた。警察は苦心の末に、海外旅行中の県議会議員と特定したが、その腐爛状態には驚きのトリックが隠されていた(表題作)。実力はありながら、地味な風貌が災いし、どの組織でも決してトップの椅子にはつけない元銀行副頭取。男が三十一歳も若いバーのマダムと再婚したとき、悲劇が幕を開ける「礼遇の資格」など傑作短編五編。
  • 拒絶空港
    3.7
    NIA206便は、主脚タイヤをシャルル・ド・ゴール空港離陸時に損傷してしまう。整備士たちが対策を練り始めていたところに、「何者かが同機に放射性物質を持ち込んだらしい」という衝撃的な続報が飛び込んできた。航空史上最悪の状況に陥った747-400は、着陸地を求めて、日本上空を彷徨う。地上職員と機内クルー、それぞれの闘い。作家・内田幹樹が遺した、最後の航空サスペンス。
  • 虚像(上)―覇者への道―
    3.0
    1~2巻1,496円 (税込)
    平成大不況をよそに「大泉内閣」に食い込み、規制緩和の旗振り役となったノンバンクの帝王。男はいかに政商にのし上がり、なぜ表舞台から消えたのか――。紳士然たる風貌に隠された非情、恫喝、肥大する欲望。投資ファンドとの癒着、金融相と仕組んだ出来レース、そして経営破綻の危機……。巨利の構図を射抜く経済小説の金字塔!

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  • 去年、本能寺で
    4.1
    1巻2,090円 (税込)
    アシカガ・ショーグネイト崩壊後、AIは長足の進歩を遂げる。軍事AIが合戦を司り、文事AIが詩歌、楽曲の生成に勤しむ世界で、つわものたちは何を思惟するのか? 歴史小説のはずが、ミステリあり、スペースロマンあり、アイドル活劇あり、異世界転生まであり! 何でもあり! 円城ワールド全開の戦乱ラプソディー!
  • 清く貧しく美しく(新潮文庫)
    4.0
    この冷たい世界で、ぼくたちだけはおたがいをほめあって生きよう。30歳・大手ネット通販の巨大倉庫で働く堅志と28歳・スーパーのパート勤務の日菜子はそう約束している。合わせて年収300万円台の暮らしは、つましくも幸せだった。だがある日、堅志に正社員登用の話が舞い込む。喜ぶ二人だったが、本社研修の担当は堅志のかつての恋人・佳央梨で……。恋愛小説の名手が描く現代の切実な恋の行方。(解説・吉田大助)
  • きよしこ
    4.3
    1巻594円 (税込)
    少年は、ひとりぼっちだった。名前はきよし。どこにでもいる少年。転校生。言いたいことがいつも言えずに、悔しかった。思ったことを何でも話せる友だちが欲しかった。そんな友だちは夢の中の世界にしかいないことを知っていたけど。ある年の聖夜に出会ったふしぎな「きよしこ」は少年に言った。伝わるよ、きっと──。大切なことを言えなかったすべての人に捧げたい珠玉の少年小説。
  • キラキラネームの大研究
    3.9
    苺苺苺と書いて「まりなる」、愛夜姫で「あげは」、心で「ぴゅあ」。珍奇な難読名、いわゆる「キラキラネーム」の暴走が日本を席巻しつつある。バカ親の所業と一言で片づけてはいけない。ルーツを辿っていくと、見えてきたのは日本語の本質だった。それは漢字を取り入れた瞬間に背負った宿命の落とし穴、本居宣長も頭を悩ませていた問題だったのだ。豊富な実例で思い込みの“常識”を覆す、驚きと発見に満ちた日本語論。
  • 吉里吉里人(上)
    3.8
    ある六月上旬の早朝、上野発青森行急行「十和田3号」を一ノ関近くの赤壁で緊急停車させた男たちがいた。「あんだ旅券ば持って居だが」。実にこの日午前六時、東北の一寒村吉里吉里国は突如日本からの分離独立を宣言したのだった。政治に、経済に、農業に医学に言語に……大国日本のかかえる問題を鮮やかに撃つおかしくも感動的な新国家。日本SF大賞、読売文学賞受賞作。
  • きりぎりす(新潮文庫)
    4.1
    1巻737円 (税込)
    「おわかれ致します。あなたは、嘘ばかりついていました。……」名声を得ることで破局を迎えた画家夫婦の内面を、妻の告白を通して印象深く描いた表題作など、著者の最も得意とする女性の告白体小説「燈籠」「千代女」。著者の文学観、時代への洞察がうかがわれる随想的作品「鴎」「善蔵を思う」「風の便り」。他に本格的ロマンの「水仙」「日の出前」など、中期の作品から秀作14編を収録。(解説・奥野健男)
  • キリギリスのしあわせ
    3.8
    森のはずれの川のそばにあるキリギリスのお店には、どうぶつたちのほしがるものが〈なんでも〉ある。五本脚の椅子、なくならないケーキ、着替え用のうろこや羽毛、〈絶望〉や〈時間〉まで……。生きにくい時代にありのままであることを肯定し、そっと励ましてくれる『ハリネズミの願い』に続く大人のためのどうぶつ物語第三弾。
  • キリスト教は役に立つか(新潮選書)
    4.2
    信仰とは無縁だった灘高・東大卒の企業人は、いかにしてカトリック司祭に転身したか。「孤独感」を解消できたのはなぜか。旧約聖書から新約聖書、遠藤周作からドストエフスキー、寅さんからエヴァンゲリオンまで、幅広くエピソードを引きながら、ノン・クリスチャンの日本人にも役立つ「救いの構造」をわかりやすく解説する。
  • キリスト教美術をたのしむ 旧約聖書篇
    5.0
    天地創造、アダムとエバ、ノアの箱舟やバベルの塔は、古来どのように描かれてきたのか――。キリスト教美術の黎明期、中世ヨーロッパの壁画・彫刻・写本などを中心に、表現がパターン化する以前の、早春のようにあかるくのびやかな図像の数々をご紹介。ユダヤ教、イスラーム教の作例も織り交ぜ、図版300点以上掲載。 ※書籍版のモノクロ写真の一部を、電子版ではカラーで収録しています。
  • キリストの誕生
    4.2
    愛だけを語り、愛だけに生き、十字架上でみじめに死んでいったイエス。だが彼は、死後、弱き弟子たちを信念の使徒に変え、人々から“神の子”“救い主(キリスト)”と呼ばれ始める。何故か?――無力に死んだイエスが“キリスト”として生き始める足跡を追いかけ、残された人々の心の痕跡をさぐり、人間の魂の深奥のドラマを明らかにする。名作『イエスの生涯』に続く遠藤文学の根幹をなす作品。

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  • 霧と影
    -
    1巻671円 (税込)
    東京掘留の洋服問屋社長石田寅造の謎の失踪。そして、遠く離れた福井県若狭海岸での、小学校教員笠井早男の断崖からの転落死。一見脈絡のありそうもないこの二つの事件が、旧友の死に疑問をいだく新聞記者小宮と警察の手で、ひとつに結びつけられたとき……。風光絶佳の秘境・若狭猿谷郷の怪奇に、宿命に呪われた人間たちの呻きと業の深さを浮彫りにする、戦慄のサスペンス長編。
  • 霧の旗
    3.7
    殺人容疑で捕えられ、死刑の判決を受けた兄の無罪を信じて、柳田桐子は九州から上京した。彼女は高名な弁護士大塚欽三に調査を懇願するが、すげなく断わられる。兄は汚名を着たまま獄死し、桐子の大塚弁護士に対する執拗な復讐が始まる……。それぞれに影の部分を持ち、孤絶化した状況に生きる現代人にとって、法と裁判制度は何か?を問い、その限界を鋭く指摘した野心作である。

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  • 切羽へ
    3.5
    かつて炭鉱で栄えた離島で、小学校の養護教諭であるセイは、画家の夫と暮らしている。奔放な同僚の女教師、島の主のような老婆、無邪気な子供たち。平穏で満ち足りた日々。ある日新任教師として赴任してきた石和の存在が、セイの心を揺さぶる。彼に惹かれていく──夫を愛しているのに。もうその先がない「切羽」へ向かって。直木賞を受賞した繊細で官能的な大人のための恋愛長編。
  • 霧町ロマンティカ
    4.0
    1巻737円 (税込)
    霧の町、軽井沢。航空会社をリストラされた岳夫は、父親が遺した古い別荘で一人暮らすため、東京から越してきた。自由と不安の間に揺れる彼の新生活は、次々と立ち現れる女たちに翻弄される。誘いをかけてくる人妻、知的な女性獣医、ワケありらしい小料理屋の女将と、その十九歳の娘――。したたかで魅力的な女たちと運命に漂う男の恋愛ラプソディ。『途方もなく霧は流れる』改題。
  • キルリアン
    -
    1巻1,320円 (税込)
    …女…言葉…無…光…闇、くるか? くるのか? 闇に溺れるか? 巨大な土蜘蛛が棲まう鎌倉のあばら家。ミルクコーヒー色の川と雪景色の新潟。情事の記憶が淀む渋谷のホテル街。耳を澄まし、眼を凝らして、彷徨う男の周りに浮かび上がるものは――。

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  • キレイゴトぬきの就活論
    3.6
    就活ほどタテマエとホンネがかけ離れている世界も珍しい。「夢を持った若者が欲しい」「学歴不問。実力重視」「1年目から稼げます」――こんなキレイゴトが蔓延していては、企業も学生も不幸になるばかり。企業は学生のどこを見ているのか。学生は企業のどこを見るべきか。リアルな就活状況を活写する。就活にまつわるモヤモヤ、ナゾが解消すること間違いなし。社会人も就活生も必見の優良企業300社リスト付。
  • キレイゴトぬきの農業論
    4.1
    誤解(1)「有機農法なら安全で美味しい」、誤解(2)「農家は清貧な弱者である」、誤解(3)「農業にはガッツが必要だ」――日本の農業に関する議論は、誤解に基づいた神話に満ちている。脱サラで就農した著者は、年間五十品目の有機野菜を栽培。セオリーを超えた独自のゲリラ戦略で全国にファンを獲得している。キレイゴトもタブーも一切無し。新参者が畑で徹底的に考え抜いたからこそ書けた、目からウロコの知的農業論。
  • きれいな風貌―西村伊作伝―
    4.5
    青年時代に大逆事件で叔父を失い、不敬罪で公判中に終戦の日を迎える――紀州生まれの文化学院創設者、西村伊作は、類まれなセンスと豊富な財力を理想の実現のために用いながら、「ああ言えば、こう言う」のつむじ曲がりな精神と、そのしなやかな思想を生涯貫いた。自由と芸術を愛した知られざる人物像を甦らせる第一級の評伝。

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  • 切れた鎖
    3.5
    海峡の漁村・赤間関を、コンクリの町に変えた桜井の家。昔日の繁栄は去り、一人娘の梅代は、出戻った娘と孫娘の3人で日を過ごす。半島から流れついたようにいつの間にか隣地に建った教会を憎悪しながら……。因習に満ちた共同体の崩壊を描く表題作ほか、変態する甲虫に社会化される自己への懐疑を投影した「蛹」など、ゼロ年代を牽引する若き実力作家の川端賞・三島賞同時受賞作!

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  • 亀裂
    5.0
    “現代”の象徴ともみられる、重く混沌とした“亀裂の世界”にその身を横たえようとしながら、にもかかわらず、決して“亀裂それ自体”にはなりえない青年作家・都築明を中心に、“亀裂の世界”に棲む人々――若い拳闘家・神島、女優・泉井涼子、少年テロリスト、右翼ボス・高倉、殺し屋・浅井といった面々の愛欲、権勢欲、物欲、殺人などを描き出して、挑戦にみちた問題作。
  • 金閣炎上
    4.3
    1巻715円 (税込)
    昭和二十五年七月二日未明、鹿苑寺金閣は焼亡した。放火犯人、同寺徒弟・林養賢、二十一歳。はたして狂気のなせる業か、絢爛の美に殉じたのか? 生来の吃音、母親との確執、父親ゆずりの結核、そして拝金主義に徹する金閣への絶望……。六年の後、身も心もぼろぼろになって死んでいった若い僧の生を見つめ、足と心で探りあてた痛切な魂の叫びを克明に刻む長編小説。
  • 金魚鉢の夏
    3.7
    1巻1,496円 (税込)
    社会福祉の大胆な切り捨てで経済大国に返り咲いた近未来の日本。警察の経費削減で捜査を委託された元刑事の幸祐は、孫娘の女子大生・愛芽と共に、老婆の死亡事故が起こった山奥の福祉施設を訪れる。単なる事故死のはずが、閉鎖的でクセのある施設の人々と接するうち幸祐の勘が騒ぎだして……スモールタウン・ミステリの傑作。
  • 近親殺人―家族が家族を殺すとき―(新潮文庫)
    3.8
    日本の殺人事件の半数が、家族を主とした親族間で起きている。「まじ消えてほしいわ」と罵倒し、同居していた病弱な母親を放置、餓死させた姉妹。夫の愛情を独占すると憎しみをつのらせ、我が子をマンションの高層階から突き落とした母親。人はどんな理由から最も大切な存在であった家族を殺すのか。事件が起こる家庭とそうでない家庭とでは何が違うのか。7つの事件が炙り出す、家族の真実。
  • 近代絵画
    -
    昭和27年50歳の暮、外国旅行に出た。パリに始まり、約半年、欧州を巡って絵を見た。モネやセザンヌ、彼ら一流画家たちの、意味深長の人間喜劇を見た……。

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  • 近代建築そもそも講義(新潮新書)
    4.0
    日本の近代建築が直面した最初の難題は「脱ぐか否か」だった。一八五七年、米国総領事ハリスは江戸城登城を許される。土足のハリスを迎えたのは畳に敷かれた錦の布と、その上で草履を履いた将軍家定。以降、公的な場は「脱がない(土足)」が原則となる――。「和」の建築は「洋」をどう受け入れてきたか。銀座煉瓦街計画、国産大理石競争、奇妙でアヤシイ洋館群、日本に溺れた英国人教授等、建築探偵・藤森教授が語る全68話。
  • 近鉄特急殺人事件(新潮文庫)
    4.0
    京都発賢島行近鉄特急ビスタEX(エックス)の車内で大学准教授が殺された。彼はテレビ番組の過激な司会者として知られ、番組で伊勢神宮を貶める自説を主張する予定だった。一方、東京では歴史雑誌編集者が殺され、同棲していた同僚の女が姿を消した。二つの殺人に関連を感じ伊勢神宮に向かった十津川警部が内宮門前町〈おかげ横丁〉で発見したのは、容疑者の意外な姿だった。長編トラベルミステリー。
  • 筋肉と脂肪 身体の声をきく(新潮文庫)
    3.3
    スポーツが得意だったら、自分の人生も少しは違っていたのかもしれない――。そんな夢想に端を発し、アスリートの身体と精神に迫る取材の旅が始まった。力士、プロレスラー、陸上選手、そしてスポーツ栄養士、サプリメントや体脂肪計の開発者との、驚きと発見に満ちた対話。食をライフワークとして書き続けてきた著者の集大成にして新境地! 『ルポ 筋肉と脂肪 アスリートに訊け』改題。(解説・谷本道哉)
  • 黄金の日本史
    3.7
    歴史の主人公は黄金である。これを手中にするための覇権争いこそが日本史なのだ――金という覗き窓から定点観測すると、歴史教科書の生ぬるい嘘が見えてくる。ジパング伝説がどんな災厄を招いたのか、秀衡や秀吉の金はどこへ消えたのか、なぜ現代日本の金保有量は唖然とするほど低いのか――。歴史時代小説界のエースであり金融エキスパートでもある著者が、為政者への批判を込めて綴った比類なき日本通史。

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  • 金融クライシス―新グローバル経済と日本の選択―
    3.0
    1巻1,408円 (税込)
    ユーロ幻想は崩壊し、グローバル金融が生み出した繁栄は灰燼に帰した。危機の連鎖に襲われた世界は変革の大波に飲み込まれ、金融・経済システムのみならず、ガバナンス機能を喪失してしまった国家にも歴史的な転換点が迫る。次に来るのはどんな時代か。そして、何がその秩序形成の鍵を握るのか。新たな世界を展望する。

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  • 金融の世界史―バブルと戦争と株式市場―
    3.8
    シュメール人が発明した文字は貸借記録の必要に迫られたものだった。ルネサンス期に生まれた銀行・保険業と大航海時代は自由な金融市場をもたらし、国家間の戦争は株式・債券の基を創った。そして今日、進化したはずの国際市場では相変らずデフレ・インフレ・バブルが繰り返される……人間の営みとしての「金融」を通史として俯瞰する試み。
  • 禁猟区
    3.5
    ホストにいれあげている中年女・若山直子の資金源は、ホストクラブで借金がかさみ、身動きのとれなくなった少女たちだった。経営者を脅して得た顧客情報から、未成年者の親に当たり、「解決してやる」とカネを要求する。直子の職業は、警察官だった──。犯罪に手を染めた警察官を捜査する組織、警視庁警務部人事一課調査二係。女性監察官沼尻いくみの活躍を描く傑作警察小説四編。
  • 祇園白川 小堀商店 レシピ買います(新潮文庫)
    3.5
    1~2巻781~825円 (税込)
    祇園の名店『和食ZEN』の奥にある秘密の扉。『小堀商店』の入り口だ。ZEN店長の淳(じゅん)、売れっ子の芸妓(げいこ)ふく梅、市役所勤務の伊達男木原の三人は、食通として名高い百貨店相談役、小堀善次郎の命を受け、とびきりのレシピを買い取るため、情報収集に努めている。そして今日も腕利きワケありの料理人が現れて――。京都と食を知り尽くす著者が描く、最高に美味しくてドラマチックなグルメ小説。
  • 技巧的生活
    -
    恋に酔う少女であった葉子は、酒場に勤めてゆみ子と名を変えた時から変貌しはじめた。男を商品として、あたかも無機物であるかのごとく見ようとする酒場の女たちの、言わば技巧的な生き方。――自分もそれに徹しようとするのだが、どうしてもロマンティックな感情を捨てきれない、ゆみ子の眼を通して、酒場の女たちのさまざまな生態、微妙な心理、孤独な姿を見事に活写した長編。
  • 擬傷の鳥はつかまらない(新潮文庫)
    3.5
    訳ありの依頼者の身分を偽装し、別人としての人生を与える「嘘の仕立て屋」を生業とするサチ。ある日、彼女のもとへ大金を持った二人の少女が訪ねてくる。その数日後、少女の一人が謎の転落死を遂げた。残された少女を守るべく、事件の鍵を握る男を探し始めるサチは、嘘と裏切りにまみれた過去からあまりに切実な「真相」にたどり着く——。ミステリ界を牽引する若き鬼才、衝撃のデビュー作。
  • 偽善者たちへ(新潮新書)
    3.5
    彼らはどこまで本気なのだろうか。都合のいい正義を振りかざし自省しないマスコミ、犯罪者をやたら擁護したがる人権派、隣国の横暴には見て見ぬふりをする輩たち、無責任な発言ばかり繰り返す野党議員……。この国に蔓延する数多の「偽善」をぶった斬り! ベストセラー作家が日々のニュースに潜む「薄っぺらい正義」を笑い飛ばす、言論の銃弾109連射!
  • 偽善の医療
    4.2
    「患者さま」という偽善に満ちた呼称を役人が押し付けたことで、医者は患者に「買われる」サービス業にされた……。医療にまつわる様々な偽善を現役医師が一喝する。「セカンドオピニオンのせいで患者と医者が疲弊する」「インフォームドコンセントは本当に良いことか」「有名人の癌闘病記は間違いだらけ」「病院ランキングは有害である」「安楽死を殺人扱いするな」――。毒と怒りと医者の矜持が詰まった問題提起の書。

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  • ギフトライフ
    3.6
    1巻1,980円 (税込)
    政府と企業により制度化された安楽死と人体実験のための生体贈与というギフトライフ制度。提供者の家族にはポイントが与えられる――人間の命の価値も変容するシステムの、老人や弱者の未来図の闇。優生思想の行き着く果てのディストピアは、もうすでに始まっているのかもしれない……人間の悪を問う、気鋭の長篇小説。
  • 岐阜羽島駅25時
    -
    東京、横浜と、相次いで起こった高齢資産家の殺人事件。唯一の手掛りは、被害者の書斎に残された、『あなたは百五十歳まで生きられる そして不老不死へ』という、謎の医師ドクター朝倉の著書だった。十津川警部と亀井刑事は、江戸時代から不老不死の探究が続けられ、現在はドクター朝倉の研究所がある岐阜羽島に向かう……。十津川警部が禁断の研究に挑む、長編トラベルミステリー。
  • 義父母の介護(新潮新書)
    4.1
    義母の認知症が八年前に始まり、義父も五年前に脳梗塞で倒れた。結婚以来そりが合わなかった姑と舅だが、「私がやらなければ!」と一念発起。仕事と家事を抱えながら、義父母のケアに奔走する日々が始まった――。しかし、急速に進行する認知症、介護サービスを拒絶する義父に翻弄され、やがて体力と気力は限界に。介護は妻の義務なのか? 夫の出番は? 最初の一歩から悪徳業者との闘いまで、超リアルな介護奮闘記!
  • 逆説の法則(新潮選書)
    3.8
    経済が縮小傾向にあると、人はつい短期的な思考に陥る。目先の利益を優先させるあまり技術の蓄積が疎かになり、次世代を支える長期プロジェクトも立てにくくなる。10年前に渋滞学を世に問うた数理物理学者が、「長期的思考」がいかに正しいかを多くのロジックで証明。ビジネスに応用できる「四つの逆説の法則」が企業を救う。
  • 逆境を生きる
    4.1
    〈自らのためには決して計らわない清廉潔白な巨人〉『落日燃ゆ』の広田弘毅。〈情熱と努力に裏打ちされた理想主義者〉『男子の本懐』の浜口雄幸。〈吸収と結合の天才〉『雄気堂々』の渋沢栄一など、逆境と必死に闘いながら、自らの信念を貫いた男たち。その生き様を通して人間の真の魅力、底力とは何かを問いかける。

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  • ギャルとギャル男の文化人類学
    3.6
    真っ黒な肌、奇抜なメイクにド派手なファッション。ストリートにたむろし、クラブでパーティー――。日本を席巻し始めたギャル文化の象徴「イベサー」を、かつて集団のトップを務めた男がフィールドワーク。数百人のギャルの肉声から、現代の「未開の部族」の内面に迫る。「やっぱり礼儀と学歴は大事」「いかに早く遊んで落ち着くか」など、その奔放なセックス観から意外に保守的な未来像まで、彼らの素顔を大解剖。

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  • GANGSTA.―オリジナルノベル―(新潮文庫nex)
    3.3
    マフィアの支配する街エルガストルムで、宅配から殺しまで、何でも請け負う便利屋を営むニコラスとウォリック。少女ソフィアは死にゆく身と知りながら、彼らに不思議な依頼をした――“あと3年、匿って”。やがて、見慣れない二人組ダリオとヨハンが現れ、親しくなるウォリック。だがソフィアの真の願いに気づいた時、衝撃の闘いが幕を開ける! 人気コミック、オリジナルノベライズ。
  • GANGSTA:CURSED.EP_MARCO ADRIANO 1巻
    完結
    4.1
    狩猟者(ハンター)として育てられた第二駆逐隊(フタロイ・エスミーニツ)・スパスは、任務を遂行すべくエルガストルムを襲撃。略奪と殺戮の果て、潰えた感情とは――。人が人であるために、破砕の第1巻。
  • ギャンブル依存とたたかう
    4.4
    パチンコ、麻雀、競馬、競輪……。「庶民の娯楽」という美名の陰で、急速に増加する依存者の群れ。「少しだけなら」と言い訳しながら、深刻に精神が蝕まれていく。ギャンブル依存は意志の弱さとは無関係。家族や知人を巻き込み、誰しも陥る危険な“病気”の全貌と立ち直りへの道を、作家・精神科医の著者が明らかにする。
  • ギャンブル脳(新潮新書)
    4.1
    「次こそ当たる! 一発逆転?」。いい加減な予想は、期待を通り越してやがて確信へと変わっていく。そんな時、ヒトの脳ではいったい何が起きているのか。脳内にあふれるドーパミン、二度ともとには戻らない思考回路、ついには薬物中毒よりも深刻な依存状態に……。ギャンブル依存症の患者とその家族の苦しみに、長年向き合ってきた作家にして精神科医が多くの臨床例と最新の知見から解き明かす、恐怖のスパイラル。
  • 行儀は悪いが天気は良い
    3.6
    実家に出入りしていたヤバいおっちゃんたち、突然姿を消した憧れの同級生の行方、「天職なわけではない」と言い切る芸の世界を志した理由、「何かを失った人間の中で一番最強」な親友・フワちゃんの素顔……。生まれ育った大阪から多感な学生時代、芸人としての日常まで、懐かしくて恥ずかしくて、誇らしくて少し切ない24編を収録。
  • 魚影の群れ
    5.0
    1巻495円 (税込)
    漁師・房次郎は娘の登喜子に懇願され、彼女の恋人・俊一を不承不承船に乗せるが……。津軽海峡を舞台に、老練なマグロ釣りの孤絶の姿を描く表題作。四国の小島に異常発生した鼠と人間の凄絶な闘いの記録『海の鼠』。他に、美味ゆえに養殖される新種のカタツムリをめぐる滑稽な顛末『蝸牛』、名人気質の長良川の鵜匠の苦渋を綴る『鵜』など、動物を仲立ちとした傑作小説四編を収録。

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  • 玉人
    4.4
    女あり、玉のごとし――その女人は、滑らかな手触りのいにしえの玉の燭台が乗り移ったかのような肌体の、穏やかで艶のある人妻だった。男は何年待っても、その女人を妻にしたいと願ったが……人を愛することの至上の喜びと、別離の悲しみを描く表題作。ほかに、女の真の美しさをひきだし、いつくしむ天与の指をもつ男の生涯を描いた作品など、はかなくせつなく幻想的な六篇の恋物語。
  • 魚雷艇学生
    3.7
    予備学生として魚雷艇の訓練を受け、のちに特攻志願が許されて震洋艇乗務に転じ、第十八震洋特攻隊の指揮官として百八十余名の部下を引き連れ、奄美諸島加計呂麻島の基地に向かう。確実に死が予定されている特攻隊から奇跡の生還をとげた著者が、悪夢のような苛烈な体験をもとに、軍隊内部の極限状況を緊迫した筆に描く。野間文芸賞、川端康成文学賞を受賞した戦争文学の名作。
  • 魚籃観音記
    4.0
    童貞歴一千年孫悟空が、神と畜生の垣根を乗り越えて、観音様と禁断の関係に踏み込むポルノ版西遊記「魚籃観音記」。市街戦が発生するなか、ホームドラマのロケ隊が“日常的描写”にこだわって撮影を続ける倒錯状態を描いた「市街戦」。他に「分裂病による建築の諸相」「谷間の豪族」など全10編を収録。ポルノ、スラップスティック、ホラー、ジャズと筒井ワールド満載の絶品短編集。
  • ギリシア人の物語1―民主政のはじまり―(新潮文庫)
    4.4
    1~4巻825~1,320円 (税込)
    古代ギリシアで民主政はいかにして生まれ、いかに有効活用され、見事に機能したのか? なぜ現代まで脈々と続く哲学や科学、芸術の起源となることができたのか? そこには数少ない市民で強大な帝国ペルシアと対峙しなければならない、苛酷な状況があった――。ギリシア人なくしてローマ人なし。「ローマ人の物語」以前の世界を描き、現代の民主主義の意義までを問う著者最後の歴史長編全四巻。
  • 義理と人情―長谷川伸と日本人のこころ―
    4.0
    1巻1,320円 (税込)
    『瞼の母』『一本刀土俵入』『日本捕虜志』などで知られる明治生まれの大衆作家・長谷川伸。終生、アウトローや敗者の視線を持ち続け、日本人のこころの奥底に横たわる倫理観、道徳感覚に光を当てた。その作品を読み直し、現代の日本人に忘れ去られた「弱者へのヒューマニズム」「含羞を帯びた反権力」の生き様を考察。

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  • 義烈千秋 天狗党西へ
    4.7
    開国から十年。貿易の激化で北関東の民は困窮していた。水戸藩士・藤田小四郎は、幕政を正し外敵を掃おうと各地に書状を放つ。集まったのは貧しくも真摯に国を想う、若き志士たち。一同は筑波山で挙兵するが、幕府の討伐軍が迫り来る。内部分裂、強大な追手、峻烈な山越え。犠牲を払いながらも、一橋慶喜に志を訴えるべく京を目指し――。理想に燃えた男たちの歩みに涙する、歴史長編。

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