無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
Posted by ブクログ 2023年09月01日
このところ国木田独歩とチェーホフの短編を読み返している。
すごいなあ、ぎゅっと圧縮された人生模様、到達感、達成感の文章。
両作者とも早世、独歩37歳(1908年)チェーホフ44歳(1904年)で、その晩年に円熟したとある。
だからなのか?
読み比べているのだが「いづれがあやめか、かきつばた」
晩...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年04月07日
「かわいい女」、「犬を連れた奥さん」の題名は知っていたが、チェーホフだから、てっきり戯曲かと思ってた。
短編なので、基本主人公中心の物語なのが演劇と違う処。
「かわいい女」、「犬を連れた奥さん」は現代の日本でも成り立つような話。
その他の短編から立ち上がってくるのは、不労所得を得ている地主や工場主...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年12月27日
アントン・パーヴロヴィチ・チェーホフの短編7編を収録。
どの作品もロシア革命少し前に執筆されたものだけあって、貧しく虐げられた農民・使用人の描写と働かなくてよい階級への批判、将来は誰もが少しだけ働き、皆で豊かな生活を送れる社会がやってくるという理想願望の主張といった思想がところどころ散りばめられ、当...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年02月21日
演出家の妻になると夫と共に芝居について語り、材木商と結婚すれば会う人ごとに材木の話ばかり。獣医を恋人に持てば、恋人との別れと共に自分の意見まで失くしてしまう。一人ぼっちになった彼女が見つけた最後の生きがいとは──。
チェーホフ晩年の短中編集を収めたもので、人間が懸命に生きようとするがゆえに生じる悲...続きを読む
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。