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Posted by ブクログ 2012年10月19日
ベラッドペリの短編集だが、ただの短編集ではない。
ストーリー全体が男の刺青上で展開しているという構造を持つことで、奥行きが増す。かと思いきやそうでもない。各話のストーリーと、刺青上で展開することの関係性が希薄。
要するに千夜一夜物語。
別の本で読んだ話も(万華鏡)。
あいかわらずの火星人登場率。...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年10月02日
『黒いカーニバル』からの『刺青の男』
やっぱり(?)幻想的に不幸や切ない世界がある反面
「ロケット」のような描かれた当時の夢と、
素敵な「ささやかな人物」(解説より)の夢見る
庶民の未来の世界もある。
想像の世界の彩りと闇と現実の世界に潜む彩りと闇を
(訳しているかたがたの努力があるとしても)
不思...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年08月03日
徒歩旅行中、全身に刺青のある男と出会い、一緒に野宿をすることとなるが、その夜に男の刺青の一つひとつが動き始め、短い物語を語り始める。男の刺青が語る十八の物語。
火星人の話や、未来の装置の話など、幻想的な話が繰り広げられる。
読み終えたあとに、なんとなく不安な感じになったり、なんとなく寂しい気持...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年03月19日
刺青のある男との出会いというプロローグとエピローグの間に18のSF短編。
凝縮された短い文章の中で、読者の想像力が試される作品。
宇宙に進出しているような未来が舞台で、ロケットが多く出てくる。
科学技術が発展しているものの、現代と比較するとベクトルの向きが微妙にズレているのを感じるのはやはり20世...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年07月15日
久しぶりのブラッドベリです。冒頭の刺青の男との不気味な会話から、怪奇な感じの短編集かと思ったら、柔らかな宇宙SFがほとんど。父親がロケット・パイロットの家族の話などは、お約束と言えど胸が苦しくなってきます。でも、ブラッドベリは長編の方が好きだな。大傑作「何かが道をやってくる」はハロウィンの時に、「タ...続きを読む
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