Posted by ブクログ
2012年10月19日
ベラッドペリの短編集だが、ただの短編集ではない。
ストーリー全体が男の刺青上で展開しているという構造を持つことで、奥行きが増す。かと思いきやそうでもない。各話のストーリーと、刺青上で展開することの関係性が希薄。
要するに千夜一夜物語。
別の本で読んだ話も(万華鏡)。
あいかわらずの火星人登場率。...続きを読むそして、火の玉型火星人。
怖い話も点在。
グッとくるのは最後の話。叶わない夢を叶えようとする。実際に叶わないから、歪んだ形での叶え方になってしまうが、これこそ人情。これが人類の姿勢であって欲しい。
って、ことですよね?ブラッドベリさん?