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Posted by ブクログ
人気なさそうですが(笑)、本屋で何気なく目に付いたので購入。個人的にサイコーです。買ってよかった!!
現実的にはまったくありえないだろう話と、事実と虚構が融合した話と2タイプに分けられます。
前者はその非現実性によって、かえって常識的想像をよせつけないまったき一つの空間を創出しています。後者はスタルヒンと中島敦がつながったり、リルケと凶悪な銀行強盗犯がつながったり、でも、強引さのかけらもなく、虚構が冷たい事実に溶け込んで生命を吹き込むような感覚です。
つまり、どちらもそれぞれの作品の中において、確固たる真実性をもっているのです。
ありえない! 意味わかんない! なんて言わないで、小説のもつ無限の広さの中にじっくり浸ってみてください。
Posted by ブクログ
かつて読んだことのないような独特のミステリアスな展開の短編5つ。初めて読んだこの著者の特徴、魅力なのだと思った。現実に有り得ないような展開がだ、迫力を持って読ませ、最後は謎めいた余韻を残して突然終わる。「ちょうど歪んだわたしのブローチ」は夫の1ヵ月だけの不倫を公認する妻と夫、相手の女子大生の3人の緊張感がスリリング。「水いらず」は高山のロッジの気象観測員とそこに現れた離婚した妻の義妹夫妻との事件。
「日付のある物語」は三菱銀行北畠支店を舞台とした1979年の梅川照美による凶悪犯罪に遭遇(あくまで空想話)した元過激派の語る物語り、「野球王」は小学校時代の同級生で甲子園にも出場したという孤独な人物のその後、表題作は大投手スタルヒンの晩年トンボ・ユニオンズでの300勝達成を巡る彼と南方出身の捕手アイザワ・ススムの物語り。ついスタルヒンを応援してしまう!最後2作品はどこまでが事実なのか、不明だが、それが興味深いところ。
Posted by ブクログ
○2010/07/10
中古屋にて長いタイトルが気になって、短編集だっていうことで購入。面白いものもあったけど、で、これはどいう言いたいの?っていうのが。
不思議な話というか度を越した狂気と言うか、最後まで読んでみると一番しっくりくるテーマは”奇憚”だろうか。そういう話書くぞーって意気込んだはいいけど最終的に話の意思のほうが強くなってしまった印象。
想像してたのと違って、っていうのとはまた違うんだけど、雰囲気からすると期待ほど奮わなかったなと。でも一番最初の”ちょっと歪んだわたしのブローチ”が面白かった。何か似たような話を読んだ気がするのは後か先か…。
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小説・文芸
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