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一宗教団体であるにもかかわらず、いまや国家を左右する創価学会。国民の7人に1人が会員ともいわれる巨大勢力だが、その全容はあまりにも知られていない。発足の経緯、高度経済成長期の急拡大の背景、組織防衛のしくみ、公明党の役割、そして池田大作というカリスマ亡き後の展開――。あくまでも客観的な研究者の視点から、現代日本社会における創価学会の「意味」を明快に読み解いた決定版。
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Posted by ブクログ
(新潮)新書なのでボリュームや深度には限りはあるものの、その中で礼賛にも罵倒にも偏る事なく、牧口・戸田・池田の三代を中心に学会を分析した好書だと思う。 ただ、読む順番は最初から読むのではなく、冒頭の補章は最後に読んだ方がいい。でないとまるで今の学会が飛ぶ鳥を落とす勢いの様に錯覚してしまうかも知れな...続きを読むい。 今回の総選挙において公明党は予測以上の苦戦を強いられた。学会員の高齢化が大きな要因だと思うが、他にも当の自民党すら非公認とした候補を応援した事や、以前は右翼化する自民党に対する政権のバランサーとしての存在感が、自民の(気持ち)中道化によって存在感が薄れた事も考えられるのではないだろうか。 前回の総選挙では政策で最も親和性を感じた党だったので、独自の政策をもっと前面に出し脱宗教政党を目指して欲しい。 江崎書店袋井店にて購入。
創価学会のことをほとんど知らないかったので一般知識入門書として面白かった。宗教は内から、外からで全く違う表現になると思いますが、本書は極力ニュートラルに淡々と事実を述べていると思うので、なるほどそうだったんだと勉強になりました。
増補版ということなので、基本的に既刊に加筆されたもの。最初の方だけが新たな文章なのはわかっていたが少し残念。批判でも礼賛でもなく、組織や歴代会長を分析しており、そういう意味では古さはあまり感じない。日蓮正宗とはもともと相互関係があったが寄進による【堕落】と資金を自分たちに使いたいという思惑から、檀家...続きを読むから離れて葬儀をできなくなるデメリットをおして決別した経緯が理解できた。一つの見方かもしれないが。 文化会館が多数建設されてるのも、以前の大石寺への寄進がなくなったことを考えたら納得。 会長とは著者は会ったことはないそうだが、色々な角度から人物像に迫られており興味深く読むことができた。 最後に戦後社会の戯画と総括、日本の高度成長期に都市部に流入したインテリではない庶民が、学生運動と同じような熱狂の中で拡大してきたものとした。
日蓮正宗との決別、あんなにすごい宗教施設が解体されたことなど、、、 自分の知らない世界だったので、とても興味深かった。確かに、以前は学会員二世の知り合いから選挙協力の電話が実家にかかってきていたが、最近ないなぁと、、、学会の神通力も弱体化しているのかも??
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完全版 創価学会(新潮新書)
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島田裕巳
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