河を渡って木立の中へ(新潮文庫)

河を渡って木立の中へ(新潮文庫)

1,045円 (税込)

5pt

4.0

第二次大戦後数年を経たヴェネツィア。アメリカ陸軍大佐キャントウェルは、貴族の娘レナータと刹那の逢瀬を重ねる。彼の心の傷を癒すため戦争の真実を明かしてくれとせがむ恋人に、重い口を開いて語ったのは、凄惨な戦いの全貌と自らの判断ミスで多くの部下を殺してしまった悔恨の情だった……。年の離れた愛しい人、戦争の不条理、迫りくる終焉の時。著者自身を投影して描く愛と死の物語。

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河を渡って木立の中へ(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ヘミングウェイが戦争で訪れた北イタリアの地への愛情が垣間見れる。虚しいと分かっていながら、架空の騎士団ごっこをしたり、猟をしたり、レナータとの恋に浸ったり…老いと病気に悪態をつくのはそうした虚しさや淋しさを隠すためであり、本人もそれに気づいている。

    0
    2025年07月28日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ヘミングウェイは軍人と老人と死と女性がテーマである。米軍の退役軍人である主人公が、フランス戦線で負傷し、ベニスで愛人の若い女性と短い時間を過ごして、心臓発作で死んでいくという話である。

    0
    2025年06月24日

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