移動祝祭日

移動祝祭日

649円 (税込)

3pt

1920年代、パリ。未来の文豪はささやかなアパートメントとカフェを往き来し、執筆に励んでいた。創作の苦楽、副業との訣別、“ロスト・ジェネレーション”と呼ばれる友人たちとの交遊と軋轢、そして愛する妻の失態によって被った打撃。30年余りを経て回想する青春の日々は、痛ましくも麗しい――。死後に発表され、世界中で論議の渦を巻き起こした事実上の遺作、満を持して新訳で復活。

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移動祝祭日 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年07月13日

    老いたノーベル賞作家が、若き日の海外生活をノスタルジックに振り返る。売れない作家の苦しみ、貧乏、焦燥感が生き生きと伝わってくる。

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    Posted by ブクログ 2022年07月09日

    ヘミングウェイの集大成ともいえる作品。2冊目にこの本を選んだのは順序的におかしいかもなと思ったけど、多分これから著書を読むにあたって理解の補助になるだろうと思い、むしろプラスになるのではないかと思ってみたりする。
    やはりヘミングウェイの書く文章は明快で生き生きとしていて、さも自分自身がその世界に入り...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年12月05日

    芸術家が集う1920年代パリの活気を綴ったメモワール。決して、青春の群像劇ではない。堕落する者もいるパリで、数々の出会いが交錯する。それが作者の才能を刺激し、逞しい創作意欲を育んだ...“祝祭日”とは喝采を浴びた者だけに許される慰めの軌跡ではなかったか...

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    Posted by ブクログ 2018年11月18日

    往来堂書店『D坂文庫2012冬』から。
    文豪が若き日々をパリで過ごした時の回想録。当時の暮らしぶりや交友が赤裸々に語られていて、大文豪も所詮"男"だったんだなぁと、その存在が少し身近になった。それにしても、スコット・フィッツジェラルドとのことを描いた部分は出色。これだけで短編小説...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年05月02日

    「もし幸運にも、若者の頃、パリで暮らす事ができたなら、その後の人生をどこですごそうと、パリはついてくる。パリは移動祝祭日だからだ」

    という冒頭のエピグラフで有名なヘミングウェイの遺作。以前から気になる本であったのだが、品切れ状態となっていた。新訳で、文庫で出たので早速、読んでみる。

    20年代...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年01月11日

    お決まりぽいですが、『ミッドナイト・イン・パリ』繋がりで読んだら面白すぎて一気読み。ヘミングウェイが辛辣すぎて笑えて仕方ない。文学に真面目でひとを作品で判断するところとかどこかの誰かみたいで、可笑しかった。こういう男が好きだ。1920年代の狂騒の時代といわれたパリにたくさんの作家たちが集ったのは、ア...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年11月24日

    アーネスト・ヘミングウェイ22歳。新妻ハドリーを伴い、文学修業のためパリに渡ってからの思い出の日々を綴った青春回想エッセイです。ヘミングウェイの死後、発表されたものとのことです。

    「もし幸運にも、若者の頃、パリで暮らすことができたなら、その後の人生をどこですごそうとも、パリはついてくる。パリはどこ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年08月24日

    彼がなぜ、この本を書いて死んだのか、わかる気がした。彼は誰のためでもなく自分の心のひだがもっとも美しく活発だった頃を、不完全であれ目に見える器に写しておきたかったんだ。

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    Posted by ブクログ 2011年07月31日

    生前未発表で、1964年(ヘミングウェイは1961年に自殺)に発表された、
    ヘミングウェイの事実上の遺作とされている本書。

    「やるべきことは決まっている、ただ1つの真実の文章を書くこと、
    それだけでいい、自分の知っているいちばん嘘のない分文章を書いてみろ」

    を信条に、愛妻ハドリーとともに...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年12月27日

    文豪アーネスト・ヘミングウェイが何者でもなかった頃のこと。

    愛する妻と、お金はないが幸せな日々を送るパリでの時間。
    懐かしさと苦さと甘さが混ざった回想録。

    100年前のパリをヘミングウェイが、フィッツジェラルドが、ジョイスが、ピカソが歩いて声を交わしていたんだな、本当に。

    誰も拒まないパリの懐...続きを読む

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