管見妄語 大いなる暗愚
  • 完結

管見妄語 大いなる暗愚

506円 (税込)

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4.0

郵政民営化も時価会計も医療改革も市場主義万能論も米国の策略である。Jリーガーよ、紳士たれ。政治家は国民に迎合するな──国を憂えるプロフェッサー藤原は、日本人に警鐘を鳴らす一方でギョウザ、英国人の美風、文語、浮世絵、健気な教え子、ひばりの歌……素晴らしいものは褒めちぎる。勿論、自らの魅力に満ちた風貌と人格を自覚し、ハニートラップへの注意も怠りないのであった。

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管見妄語 のシリーズ作品

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  • 管見妄語 大いなる暗愚
    完結
    506円 (税込)
    郵政民営化も時価会計も医療改革も市場主義万能論も米国の策略である。Jリーガーよ、紳士たれ。政治家は国民に迎合するな──国を憂えるプロフェッサー藤原は、日本人に警鐘を鳴らす一方でギョウザ、英国人の美風、文語、浮世絵、健気な教え子、ひばりの歌……素晴らしいものは褒めちぎる。勿論、自らの魅力に満ちた風貌と人格を自覚し、ハニートラップへの注意も怠りないのであった。
  • 管見妄語 始末に困る人
    完結
    506円 (税込)
    あの日、3月11日。テレビで繰り返し映し出される津波の暴威を呆然と見ては悲嘆にくれ、原稿を一切書けなくなった。やっと筆を執れたのは3週間後のこと。自分を含めた国民を励ます気持ちで執筆した「日本の底力」。国家の危機に際し、リーダーに求められる資質とは何か。世界が感嘆する日本人の可能性をどう生かすのか。時に厳しく時にユーモア溢れる言葉で紡ぐ、シリーズ第二弾。
  • 管見妄語 卑怯を映す鏡
    完結
    506円 (税込)
    陰湿ないじめで一人の中学生が自ら命を絶った。見て見ぬふりをした教師、生徒たち。責任逃れに終始する教育委員会や学校――。まさに卑怯者のオンパレードである。社会も然り。政治家も、正義を振りかざし揚げ足を取るマスコミも、恥を知れ! 卑劣を悪(にく)む日本人の美徳は、一体どこに行ってしまったのだろうか。現代の病んだ精神を慧眼と独自のユーモアで明るみにする、痛快コラム集。
  • 管見妄語 グローバル化の憂鬱
    完結
    506円 (税込)
    長年続くデフレ不況により若者が就職できない。「歴史認識」なる言葉に恫喝されて自国領土まで掠め取られそうな外交。頻発する凶悪犯罪……。日本を取り巻く深刻な状況は、日本人の英語やITが拙いから起きたのか? 否。「グローバル化」の真相とは、単なる米英の英語帝国主義に他ならない。我が国の広範な体質劣化をこれ以上放ってはおけぬ。物事の本質を見抜き、鋭く突きつける一冊。
  • 管見妄語 とんでもない奴(新潮文庫)
    完結
    539円 (税込)
    「平等」は本当に小うるさい。耳当たりの良いこの言葉が、日本の国柄をズタズタにし、知識偏重との批判が、若者の学力を下げている。このままでは、我が国は危うい。今一度、伝統と良識を見つめ直すべきである。鋭い視点で日本の迷走を叱責しつつ、フェアウェイ上で見かけた、密やかな空気を放つ妖しい男女に気を取られる。ユニークな発想と慧眼で物事の本質を衝く週刊新潮大人気コラム第5弾。
  • 管見妄語 できすぎた話(新潮文庫)
    完結
    539円 (税込)
    さる人は言った。「語学ができるほど、だんだんバカになる人間のほうがむしろ多い」。小学校からの英語教育は非常に罪深い、愚民化政策だ。名著を読む時間が取れず、教養が身につかないからだ。昨今蔓延(はびこ)るグローバリズムの下では教養や品性など、どうでも良いらしい。だがこのままでは日本の国力はかならず減衰する。国家百年の計を弁えぬ、頓珍漢は黙れ!憂慮と怒りの週刊新潮人気コラム。(解説・増田明美)
  • 管見妄語 常識は凡人のもの(新潮文庫)
    完結
    605円 (税込)
    小学校低学年からの早期英語教育。譲歩に譲歩を重ねる外交。ポリティカリー・コレクトという「きれいごと」――すべて無駄! 流暢な英語と豊かな教養は決して両立しないし、外交での謙虚さは、弱みの裏返しとしか取られない。大切なのは、論理的思考力や教養力である。一見正しい定説を、軽やかに覆す「週刊新潮」人気コラム。(解説・金美齢)
  • 管見妄語 失われた美風(新潮文庫)
    完結
    605円 (税込)
    グローバリズムの進展により、ついには小学校で英語を教えるまでになった。このままではやがて、英語の発音が少しばかり良いだけの、無教養で薄っぺらな日本人で溢れることになる。今、必要なのは流暢な英語より教養。そして惻隠の情、卑怯を憎む心、正義感、家族愛――つまり「日本人の美徳」である。国の愚策を憂い、故郷への想いに胸が熱くなる「週刊新潮」連載の名物コラム、ついに最終巻。(解説・伊与原新)

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管見妄語 大いなる暗愚 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2022年04月30日

    『国家の品格』に続き、著者の本を読む。文庫本の奥付は平成24年だが、著作自体は東日本大震災前。著者に「小泉竹中政権がもたらした災禍」と言わしめた自民党と並び、政権交代民主党は事業仕分けで科学技術の進歩を阻害した。ユーモアとウイットに富んだエッセイだが、政治と民主主義に対する深い定見に感服した。

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    Posted by ブクログ 2019年04月13日

    正直に大好きだ、作者の文が。女性の小さな好意にドギマギする一方で、凛と揺らがぬ意見。抜群のユーモアに骨太で弱者の側に立った義の意見が含まれていて、文章にどこまでも引き込まれる。管見妄語という皮肉のタイトルも内容とは逆だ。世間の妄語を見抜く見識の重要さを柔らかく手に入れられる。週刊新潮を定期購入してお...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年09月15日

    数学者藤原先生のエッセイ。父親に借りた。とっても面白い!日本の良さ、美しさや、政治批判、歴史、日々のこと、何にでも造詣が深く、素晴らしかった。

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    Posted by ブクログ 2012年10月19日

    週刊誌で読んだ記憶のあるエッセイもかなりあったが,藤原先生の文章は説得力があり,溜飲が下がるものが多い.娘たちの大学祭で先生の模擬講義を聞いたことがあるが,話術の一流でした.

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    Posted by ブクログ 2012年06月11日

    国家の品格以来,藤原先生は固いことしか言わなくなったのではと心配していたが,相変わらずエッセイは軽妙で面白いですね。

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    Posted by ブクログ 2012年06月09日

    この方の文才は当然、知っていたが
    エッセイまでここまで、ユーモラスに書くことが出来るとは、脱帽です。
    愚妻とか書いてますけど、かなりの美人な奥様なんですよね。
    悔しいことに(笑)

    0

    Posted by ブクログ 2013年06月23日

    捨身という美学、惻隠の情という美学、この著者は、あくまでエシカルな立場から精神の姿勢を問い続ける。美男子云々という諧謔のパターンが食傷気味だが、矢張り大事なことをしっかり言う珍重すべき存在。

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