管見妄語 卑怯を映す鏡
  • 完結

管見妄語 卑怯を映す鏡

小説・文芸
506円 (税込)

2pt

3.3

陰湿ないじめで一人の中学生が自ら命を絶った。見て見ぬふりをした教師、生徒たち。責任逃れに終始する教育委員会や学校――。まさに卑怯者のオンパレードである。社会も然り。政治家も、正義を振りかざし揚げ足を取るマスコミも、恥を知れ! 卑劣を悪(にく)む日本人の美徳は、一体どこに行ってしまったのだろうか。現代の病んだ精神を慧眼と独自のユーモアで明るみにする、痛快コラム集。

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管見妄語 の一覧

全9巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~8件目 / 8件
  • 管見妄語 大いなる暗愚
    完結
    506円 (税込)
    郵政民営化も時価会計も医療改革も市場主義万能論も米国の策略である。Jリーガーよ、紳士たれ。政治家は国民に迎合するな──国を憂えるプロフェッサー藤原は、日本人に警鐘を鳴らす一方でギョウザ、英国人の美風、文語、浮世絵、健気な教え子、ひばりの歌……素晴らしいものは褒めちぎる。勿論、自らの魅力に満ちた風貌と人格を自覚し、ハニートラップへの注意も怠りないのであった。
  • 管見妄語 始末に困る人
    完結
    506円 (税込)
    あの日、3月11日。テレビで繰り返し映し出される津波の暴威を呆然と見ては悲嘆にくれ、原稿を一切書けなくなった。やっと筆を執れたのは3週間後のこと。自分を含めた国民を励ます気持ちで執筆した「日本の底力」。国家の危機に際し、リーダーに求められる資質とは何か。世界が感嘆する日本人の可能性をどう生かすのか。時に厳しく時にユーモア溢れる言葉で紡ぐ、シリーズ第二弾。
  • 管見妄語 卑怯を映す鏡
    完結
    506円 (税込)
    陰湿ないじめで一人の中学生が自ら命を絶った。見て見ぬふりをした教師、生徒たち。責任逃れに終始する教育委員会や学校――。まさに卑怯者のオンパレードである。社会も然り。政治家も、正義を振りかざし揚げ足を取るマスコミも、恥を知れ! 卑劣を悪(にく)む日本人の美徳は、一体どこに行ってしまったのだろうか。現代の病んだ精神を慧眼と独自のユーモアで明るみにする、痛快コラム集。
  • 管見妄語 グローバル化の憂鬱
    完結
    506円 (税込)
    長年続くデフレ不況により若者が就職できない。「歴史認識」なる言葉に恫喝されて自国領土まで掠め取られそうな外交。頻発する凶悪犯罪……。日本を取り巻く深刻な状況は、日本人の英語やITが拙いから起きたのか? 否。「グローバル化」の真相とは、単なる米英の英語帝国主義に他ならない。我が国の広範な体質劣化をこれ以上放ってはおけぬ。物事の本質を見抜き、鋭く突きつける一冊。
  • 管見妄語 とんでもない奴(新潮文庫)
    完結
    539円 (税込)
    「平等」は本当に小うるさい。耳当たりの良いこの言葉が、日本の国柄をズタズタにし、知識偏重との批判が、若者の学力を下げている。このままでは、我が国は危うい。今一度、伝統と良識を見つめ直すべきである。鋭い視点で日本の迷走を叱責しつつ、フェアウェイ上で見かけた、密やかな空気を放つ妖しい男女に気を取られる。ユニークな発想と慧眼で物事の本質を衝く週刊新潮大人気コラム第5弾。
  • 管見妄語 できすぎた話(新潮文庫)
    完結
    539円 (税込)
    さる人は言った。「語学ができるほど、だんだんバカになる人間のほうがむしろ多い」。小学校からの英語教育は非常に罪深い、愚民化政策だ。名著を読む時間が取れず、教養が身につかないからだ。昨今蔓延(はびこ)るグローバリズムの下では教養や品性など、どうでも良いらしい。だがこのままでは日本の国力はかならず減衰する。国家百年の計を弁えぬ、頓珍漢は黙れ!憂慮と怒りの週刊新潮人気コラム。(解説・増田明美)
  • 管見妄語 常識は凡人のもの(新潮文庫)
    完結
    605円 (税込)
    小学校低学年からの早期英語教育。譲歩に譲歩を重ねる外交。ポリティカリー・コレクトという「きれいごと」――すべて無駄! 流暢な英語と豊かな教養は決して両立しないし、外交での謙虚さは、弱みの裏返しとしか取られない。大切なのは、論理的思考力や教養力である。一見正しい定説を、軽やかに覆す「週刊新潮」人気コラム。(解説・金美齢)
  • 管見妄語 失われた美風(新潮文庫)
    完結
    605円 (税込)
    グローバリズムの進展により、ついには小学校で英語を教えるまでになった。このままではやがて、英語の発音が少しばかり良いだけの、無教養で薄っぺらな日本人で溢れることになる。今、必要なのは流暢な英語より教養。そして惻隠の情、卑怯を憎む心、正義感、家族愛――つまり「日本人の美徳」である。国の愚策を憂い、故郷への想いに胸が熱くなる「週刊新潮」連載の名物コラム、ついに最終巻。(解説・伊与原新)

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管見妄語 卑怯を映す鏡 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    現在姫路文学館の館長でいらっしゃる著者
    ご自身も数学者で哲学者
    ご両親も奥様も皆すごーい!
    そしてユーモアと理論に売らずけられた痛烈な批判にうん、うんと頷かされる
    みんな、恥を知れ!卑怯は恥だ!と

    ≪ あの美徳 日本は忘れ 恥を知れ ≫

    0
    2018年01月24日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    新田次郎と藤原ていを両親に持つ藤原正彦の「週刊新潮」連載コラムのシリーズ第3弾。時期的には、東日本大震災後の2011年7月からの約1年間ですが、今読んでも示唆に富む話題満載です。
    間違いなく、現存する良識ある言論人の一人。名著「国家の品格」「日本人の誇り」「名著講義」などハズレがない作家でもある。
    短いコラムながら、寸鉄人を刺す芸は流石。
    「ロビイストにやられる」では、日本人のお人好しを誇りつつ嘆く。曰く、「日本人は、正しいことはわかってもらえる、と信じており、自らの正しさを大声で主張するのはさもしいと思う。美しい誇るべき国柄だ。ただ、世界は日本人が考えるよりはるかに醜い」
    「大清算」では、「欧米人は帝国主義時代より、有色人種を働かせ、自分たちはその上前をはねることで楽しく豊かに暮らす。今でも、アフリカ人やアラブ人には鉱物資源や化石資源を採掘させ、南米人には農産物を生育させ、アジア人には工業製品を製造させ、自らは、投資や金融を通してその上前を吸い上げるという構図だ」とグローバリズムの本質を正直に告白してしまう。
    「高くつく手土産」では、政権与党の民主党の戦略なきバラマキ外交を嘆く。鳩山首相の温室効果ガス20%削減、安住財務相の消費税率10%引き上げ、野田首相の韓国への資金支援枠の5倍拡大、TPP参加表明など、どれも国内コンセンサスの得られていない民意無視の一方的宣言(譲歩)を行い、そればかりか、損して得取れという交渉の基本である相手からの譲歩案件すらしないという国益無視。(今の自民党も変わらないが…)
    「会津のすごい女性たち」では、一夜にして朝敵となった会津藩の話。中でも、会津女性の凄さと強さを語る。が、おそらく当時の人たちは男女問わず質実剛健で立派な人が多く、特に会津藩がその度量を示す機会の矢面に立たざるを得なかったからなのが実情だと思う。
    「ノブレス・オブリージュ」では、上に立つ英国エリート階級や富裕階級の社会に対する責任、いわば騎士道精神について。例えば、リーダーとして率先して戦場に立つというもので、親のコネを使って兵役逃れなどもってのほか。日本の武士道と相通じるものがあるが、そうした誇りや美徳よりも目先の損得を優先しても恥じない今の議員の多さよ。
    「財界エゴとワーキングプア」は、安い労働者を求めて大量移民を受け入れた欧州では、既に治安悪化や社会コスト増大と文化や宗教の違いによる現地民との軋轢という問題が起こっていたのにもかかわらず、10年遅れでそうした失敗(移民政策)を繰り返す日本の政治家と経団連の浅はかさと売国ぶり。
    「バークと福澤の叡智」では、「制度、慣習、道徳、家族などには祖先の叡智が堆積している」(英国思想家バーク)と、浅知恵や短慮で日本の伝統的行動様式を変えようとする気運を戒めた福澤諭吉の言葉を重ねる。

    0
    2024年10月06日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     日本人は「正しいことはいつも誰もが分かってくれる」と信じており、自らの正しさを大声で主張し宣伝するのは「さもしい」と思う。金銭をばらまくなどというのは最低の行為と思う。美しい誇るべき国柄だ。ただ、世界は日本人が考えるよりはるかに醜い。 藤原正彦「卑怯を映す鏡」、2015.6発行。鎖国を選択し細々と生きるのは、文化と文明の乖離、日本の戦略的地位から難しいのでしょうね・・・。アフガニスタンやミャンマーにも思いが及びました。
     第一次世界大戦は、300年暴威をふるった帝国主義の大清算。第一次だけでは足りず、第二次大戦を経てやっと終息。甘い夢をばらまいた共産主義も70年余り、多くの犠牲者を出した末、ベルリンの壁で清算された。リーマンショック以来の経済危機は、資本主義が大清算に入ったことを意味している。危機はまだまだ続く。今、清算されたはずの帝国主義と共産主義の復活を無謀に目論むロシアの暴挙と新型コロナ・ウィルスの嵐が・・・。

    0
    2021年08月22日

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