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Posted by ブクログ
管見妄語シリーズは初めて。
最近の藤原正彦は、ジローラモもたじろぐだろう、色っぷりだな……。
とにかく数話に一回、女性関係ネタが出てきては、奥様に蹴散らされる形となる。
こんな所から始めると中身がないように思われそうだけど、「ユーモア」を落とし込みながら、きっちり藤原節を聞かせてくれる。
英語とITか!と罵るのも、
三角形の内角の和が180度であることの証明を、コンピュータ自らは発見出来まいと嘲笑うのも、
千昌夫のアメリカンジョークを讃えるのも、
なるほどな……と含み笑いをして頷いてしまう。
あ。
ちゃんと真面目なページもありますからね。
岡潔と芭蕉について書かれた話は、感銘を受けた。
つまり、私が『クロイツェル・ソナタ』に引いたラインマーカーは、到底、藤原正彦には及ばないということだな。
Posted by ブクログ
藤原正彦先生、傘寿を迎えられたとのこと。著作との初めての出会いは博士課程の時で、もう20年以上前になる。当時サンダルでカリフォルニアに降り立った私を、ニュータイプと頼もしく思われたか、あるいは呆れられたかで、恩師は「若き数学者のアメリカ」を薦めてくれた。それからというもの、確かにいくらかはもう古い考え方で、しかし凛として揺るがない武士道・騎士道の思想に貫かれ、ユーモアと情緒と人間愛に溢れた文章にハマりにハマった。著作に出会う度に、自分と他者との境界を曖昧にしてはいけないと思い直す。自分はどう考えどうしたいのかと。藤原正彦先生が上梓を続けてこられた20年以上もの間、折に触れ、数多の文章が時々私を矯正してくれている気がする。
シニア割やイギリスの自虐、近隣を対立させる遣り口に対する意見は、他の誰からでもない、内側から出てきた独自のものだろう。私もそうでありたい。
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