心は孤独な数学者

心は孤独な数学者

539円 (税込)

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天才中の天才ニュートン。ニュートンの「プリンキピア」を12歳で読破した早熟の天才ハミルトン。ヒンドゥーの女神のお告げを受け、新定理を量産した神がかり的天才ラマヌジャン。天才はなぜ天才なのか。才能ゆえの栄光、が、それと同じ深さの懊悩を彼らは抱えこんでいたのではなかったか。憧れ続けた3人の天才数学者の人間としての足跡を、同業こその理解と愛情で熱く辿った評伝紀行。

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心は孤独な数学者 のユーザーレビュー

4.5
Rated 4.5 stars out of 5
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    Posted by ブクログ

    自ら数学者でもある著者が、特に尊敬する3人の歴史上の数学者の生涯を追う旅をする。3人とは、イギリス人のニュートン、アイルランド人のハミルトン、インド人のラマヌジャンである。時代は違うが、皆ケンブリッジ大学で研究をした。
    私は数学に明るくないので、この3人の学問的なすごさは正直なところ分からないが、著

    0
    2016年02月14日

    Posted by ブクログ

    「数学者」とタイトルにありますが、本の中で数学の公式や定理はほとんど出てきません。著者自身も数学者でありながら、どちらかというとこの本で取り上げられているニュートン、ハミルトン、ラマヌジャンという3人の偉大な数学者の人となり、そして生まれてから死ぬまでの人生そのものを見つめる「伝記の著者」としてのス

    0
    2013年06月04日

    Posted by ブクログ

     この本は、ニュートン、ラマヌジャン、ハミルトン(数学者のほう)という偉人についての伝記を、著者が実際に彼らの生誕ないし活躍の地に足を踏み入れたエッセイとして綴るものである。
     
     タイトルを一見するととても寂しい数学者の印象が伝わってくるが、実際はそれほど単純な話ではない。

     この本においては、

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    2012年01月25日

    Posted by ブクログ

    天才は幸せでない。
    そんな気はしていたが、それにますます確信が深まった。

    生来の素質だけではなく、不遇な幼少時代の環境も手伝って特異な偉業を産む頭脳が形作られたり、天才であるがゆえに平凡な幸せから引き離される結果となったりするように見える。
    天才であることと、幸せであることは相入れないのか。

    0
    2011年03月27日

    Posted by ブクログ

    ニュートン,ハミルトン,ラマヌジャン彼らそれぞれのバックグラウンドを丁寧に説明し,著者が実際に訪ね,実際に書いていたノートを拝見したり,故郷の住んでいた家などを訪れるともう本の中からもこれらの偉大な数学者たちが裏で一生懸命に過ごしていた熱い努力が伝わってくるような作品でした.数学者としてだけでなく,

    0
    2009年10月04日

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