作品一覧

  • ワシントンハイツ―GHQが東京に刻んだ戦後―(新潮文庫)

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    戦後にアメリカの中位の軍人とその家族のための団地であるワシントンハイツを中心に、色々とその時代についての内容に触れていて、ためになりました。

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    2022年02月24日
  • ワシントンハイツ―GHQが東京に刻んだ戦後―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    実際に日本家屋を建て消防能力まで考慮された空襲計画、芸能娯楽も必要不可欠とする軍組織。
    すでに大きかった日本との考え方・文化の違いや差は、戦後、占領軍を通して一般の人々も目の当たりにすることとなる。
    検証されたのであろう膨大な資料、それを退屈でなく身近な感覚に引っ張ってくるのが多くの証言、「人の声」である。東京裁判の備品に「戦犯を裁くのに最高品は要らないのでは」の答えには思わずニヤリとしてしまった。
    時代の流れを知るのにもよさそうである。

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    2021年05月26日
  • ワシントンハイツ―GHQが東京に刻んだ戦後―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    なぜ日本がここまで親米国になったのかについて、終戦後の占領から読み解くもの。主に現在の六本木、青山、原宿、渋谷、代々木あたりに存在した占領軍(=米軍)の様々な施設とその関係者を丁寧に取材し、米国式の生活や文化がいかにその後の日本人に影響を与えたかがよくわかる。本のタイトルにもなっている「ワシントンハイツ」とは、米軍の将校らが住んだ団地(というより「町」)で、そこから発信される庭付き住宅、休日のレジャー、スポーツ、ジャズやダンス、生野菜を食べる習慣、大量生産大量消費を美徳とする考え方などが、自由な生活に飢えていた日本人にあっという間に広まった様子がよくわかる。実はかなり政治的・軍事的な意味合いも

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    2019年09月25日
  • スウィング・ジャパン―日系米軍兵ジミー・アラキと占領の記憶―

    Posted by ブクログ

    戦後日本のアメリカ化の原風景を描いた前著『ワシントンハイツ』が読み応えがあったので、著者買いした一冊。今回のテーマは、日系二世のジャズマンであり、後に日本文学の教授になったジミー・アラキを通して描いた 戦中戦後の日本と米国の姿。
    読む前の期待は、やはりジャズの部分。実際、渡辺貞夫、北村英治、ジョージ川口、と言った日本ジャズ界のビッグネームが随所に登場してきて、彼らに大きな影響と手ほどきを施したくだりを読むと、アラキの存在の大きさがよく分かる。
    でも、全体を通して浮かび上がってくるのは、日系二世のひとつの生き方と、そうたらしめた当時の日米の状況。ジャズの道で生きる選択肢もあったアラキがそれを選ば

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    2018年11月18日
  • ワシントンハイツ―GHQが東京に刻んだ戦後―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    六年に及ぶ取材で戦後の原風景を描いた文庫500ページ超の力作。
    タイトルは『ワシントンハイツ』となっているが、それに触れているのは一部に過ぎず、むしろサブタイトルの『GHQが東京に刻んだ戦後』の方が本書の内容をよく表している。「洗浄野菜販売店」第一号として紀ノ国屋に触れたのはまだ予想の範囲内だったが、白洋舎、ジャニーズが出てくるとは…。東京大空襲直後の表参道の様子、アイゼンハワー大統領来日中止の背後にいた諜報部員など、どれも豊富で丹念な取材に裏打ちされていて読む手を止められなかった。
    著者は米国による占領を是と考えたのか非と考えたのかという観点で考えると、その軸は少しぶれている印象がある。でも

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    2018年11月18日

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