京都占領―1945年の真実―(新潮新書)

京都占領―1945年の真実―(新潮新書)

968円 (税込)

4pt

4.2

1945年敗戦。京都市内にも随所に星条旗が翻った。四条烏丸に進駐軍の司令部が置かれ、二条城脇の堀川通はアメリカ軍の滑走路となり、上賀茂神社のご神木はゴルフ場建設のために切り倒され、祇園歌舞練場は米軍専用キャバレーへと姿を変えた……。日本降伏の間際、幾度となく原爆投下の候補地としてリストアップされながら、紙一重で悲劇をまぬがれた古都の往時を、日米双方の史料と貴重な証言から紡ぎだす。

詳しい情報を見る

閲覧環境

京都占領―1945年の真実―(新潮新書) のユーザーレビュー

4.2
Rated 4.2 stars out of 5
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    米軍の空襲を免れた京都。だが広くは知られていないが、京都にも米軍の進駐による葛藤、隠れた歴史があったという。
    ゴルフ場に変えられた上賀茂神社の御神木、米軍住宅が建てられた府立植物園など。
    「ワシントンハイツ」で占領政策を追った筆者が、舞台を京都に移す。
    原爆忌避伝説にも触れている。
    一風変わった視点

    0
    2025年03月30日

    Posted by ブクログ

    京都は歴史的な街だから戦争の被害をほとんど受けなかったと認識していた。京都でもこのようなことがあったなんて。今の京都があるのは奇跡なのかもしれない。

    0
    2025年01月19日

    Posted by ブクログ

    いや、こんなことが京都で起こってたなんて、半世紀ほどしか京都に住んでないよそ者やけど、知らんかったわ。ちょっとビックリ。でも、読んでみると納得やわ

    0
    2025年02月20日

    Posted by ブクログ

    京都が原爆投下候補地になっていたことは知っていたが、その経緯としていくつかの説があることを知った。除外の理由が文化・歴史としての希少性や関心なのか、戦後の統治への影響の考慮なのか、様々な思惑があっただろう。戦後についても、GHQの接収や兵士の住宅確保に御苑を使うという話もありながらも、結果、植物園に

    0
    2025年04月04日

    Posted by ブクログ

    戦争中そして終戦後の状況について、親がよく語っていた。最もつらかったのは、食べ物の乏しさ。薄い汁のようなものばかりしか食べることができず、すぐ腹が減ったとのこと。堀川や五条が広くなっていくこと、馬町に空襲があったことなど、リアリティをもって話すのである。
    占領軍がかっ歩しているところは、あまり見なか

    0
    2024年12月22日

京都占領―1945年の真実―(新潮新書) の詳細情報

閲覧環境

秋尾沙戸子 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す