作品一覧

  • 宿無し弘文 スティーブ・ジョブズの禅僧
    4.5
    「スティーブは、十日に一度は真夜中までうちにいたわ」と元妻は語った。スティーブ・ジョブズ「生涯の師」で、iPhoneやiPodなどの革新的製品の設計思想にヒントを与えた日本人僧侶・乙川弘文。「日本曹洞宗の明日を担う」とまで期待された彼は、なぜ故郷を捨て、アメリカに渡ったのか? 「あんなに優れた禅僧はいない」と激賞する人がいる一方、「女にだらしない、酒浸りの男だった」と批判する人もいる。そして、スイス山奥での突然の死。“禅道無宿”、自ら願って地獄に堕ちた彼は高僧か? 破戒僧か? 関係者の証言から不可解なその死の謎に迫る渾身のノンフィクション。
  • 「昭和」が消えてゆく 歌姫たちが語る歌謡曲の黄金時代 軟派な不良が作ったから魅力的だったんだよ
    -
    1巻110円 (税込)
    半世紀以上もの間、CMやアニメソング、ジャズ、歌謡曲、クラシックなど多岐にわたる作品を手がけてきた作曲家・小林亜星氏。ヒットメーカーだった同氏が語る懐かしき昭和歌謡史。敗戦直後から昭和60年代までの昭和歌謡曲は、今のポップスとは違うエネルギーに満ち溢れてた。どうしてあんなに魅力的だったのか――それは不良や世間ではマイナーとされてきた人たちが作った歌だったからだ。
  • 二世兵士 激戦の記録―日系アメリカ人の第二次大戦―
    4.1
    1巻660円 (税込)
    日本人の血を引きアメリカで生まれた「二世」。アメリカと日本、そしてヨーロッパやアジア、太平洋の島々で、二世兵士は日本人の美徳を発揮し、壮烈に戦った。その姿は、米大統領の心をも揺さぶるものだった。米陸軍史上最強の第一〇〇大隊、第四四二連隊、“米軍の秘密兵器”情報語学兵、そして日本兵になった二世、GHQ、朝鮮戦争……。未だ激戦の記憶が生々しい元兵士たちの膨大な証言から浮かび上がる第二次大戦。

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ユーザーレビュー

  • 宿無し弘文 スティーブ・ジョブズの禅僧

    Posted by ブクログ

    著者が弘文さんと向き合い続け、丹念に取材と思索を巡らせた年月に脱帽。
    常にワクワクしながら読み進めることができました。

    0
    2024年11月07日
  • 二世兵士 激戦の記録―日系アメリカ人の第二次大戦―

    Posted by ブクログ

    アメリカで生きた日本人。これこそ歴史。
    学校の歴史でも使ってもらいたい。

    【コメント】
    第二次世界対戦で、アメリカ兵として戦った日本人のはなし。
    戦場以外でも、差別や偏見などと戦いながら生きていく。
    振り返ってみると、そこには目をみはる功績や歴史的な瞬間に
    立ち会ったエピソードが数多くあった。

    ヨーロッパ戦線では米陸軍最強とうたわれ、太平洋戦争では
    語学情報兵として働き実は日本攻略の重要な要だったことなど、
    日系人の功績がどれだけあったのかに目をうばわれるけど、
    裏を返せば日系人はいつもヤバイところに駆り出され、
    どれだけ死のうとがむしゃらに戦い続けたということなのだ。

    【内容】
    この本

    0
    2014年02月27日
  • 二世兵士 激戦の記録―日系アメリカ人の第二次大戦―

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     色々と考えさせられるというか……非常に辛くて落ち込んだ。
     上手く感想なんか纏められないのでボツボツと。

     アメリカ軍に入った兄が、軍艦の上で「すぐに米軍に墜とされるな」と思いながら見送った特攻機には、日本軍に入った弟が乗っていた。後年、更に上の兄からの手紙でその事を知る。
     そんな事がフィクションではなく、本当に起きたなんて。

     アメリカでの日系人への差別や第四四二連隊の話などは少しは聞いていたけれど、本当に“少し”しか知らなかったんだと痛感。
     この本を読んで、全ての事実に物凄い衝撃を受けたけれども、それでも以前の知識に“もう少し”が加わっただけなのだよね。

     第二次世界大戦が終わ

    0
    2012年08月14日
  • 宿無し弘文 スティーブ・ジョブズの禅僧

    Posted by ブクログ

    副題のジョブズの禅僧がなければ読まないな
    ジョブズへの禅の影響の与え方と弘文の禅僧としての特徴を解き明かす二本の糸の絡みが面白い
    最後の一文もグッドだ
    弘文が禅僧ゆえに、一休さんや良寛さんと比較されたが、親鸞、蓮如に近く感じた

    0
    2025年03月17日
  • 二世兵士 激戦の記録―日系アメリカ人の第二次大戦―

    Posted by ブクログ

    ひとつひとつの文章が短く纏まっているが、どれも今まで語られてこなかった生の言葉を拾っている。途中で言葉に詰まり取材が進まなかったという現実も含めて記録されている。
    米軍の機密情報を含むこともあり長年明るみに出なかった二世兵士の現実。彼らの多くが故人となりつつある現在、私たちはこの事実を知り将来に伝える使命があると思う。
    今日は広島原爆の日である。

    0
    2020年08月06日

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