柳田由紀子のレビュー一覧

  • 宿無し弘文 スティーブ・ジョブズの禅僧

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    著者が弘文さんと向き合い続け、丹念に取材と思索を巡らせた年月に脱帽。
    常にワクワクしながら読み進めることができました。

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    2024年11月07日
  • 二世兵士 激戦の記録―日系アメリカ人の第二次大戦―

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    アメリカで生きた日本人。これこそ歴史。
    学校の歴史でも使ってもらいたい。

    【コメント】
    第二次世界対戦で、アメリカ兵として戦った日本人のはなし。
    戦場以外でも、差別や偏見などと戦いながら生きていく。
    振り返ってみると、そこには目をみはる功績や歴史的な瞬間に
    立ち会ったエピソードが数多くあった。

    ヨーロッパ戦線では米陸軍最強とうたわれ、太平洋戦争では
    語学情報兵として働き実は日本攻略の重要な要だったことなど、
    日系人の功績がどれだけあったのかに目をうばわれるけど、
    裏を返せば日系人はいつもヤバイところに駆り出され、
    どれだけ死のうとがむしゃらに戦い続けたということなのだ。

    【内容】
    この本

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    2014年02月27日
  • 二世兵士 激戦の記録―日系アメリカ人の第二次大戦―

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    ネタバレ

     色々と考えさせられるというか……非常に辛くて落ち込んだ。
     上手く感想なんか纏められないのでボツボツと。

     アメリカ軍に入った兄が、軍艦の上で「すぐに米軍に墜とされるな」と思いながら見送った特攻機には、日本軍に入った弟が乗っていた。後年、更に上の兄からの手紙でその事を知る。
     そんな事がフィクションではなく、本当に起きたなんて。

     アメリカでの日系人への差別や第四四二連隊の話などは少しは聞いていたけれど、本当に“少し”しか知らなかったんだと痛感。
     この本を読んで、全ての事実に物凄い衝撃を受けたけれども、それでも以前の知識に“もう少し”が加わっただけなのだよね。

     第二次世界大戦が終わ

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    2012年08月14日
  • 宿無し弘文 スティーブ・ジョブズの禅僧

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    副題のジョブズの禅僧がなければ読まないな
    ジョブズへの禅の影響の与え方と弘文の禅僧としての特徴を解き明かす二本の糸の絡みが面白い
    最後の一文もグッドだ
    弘文が禅僧ゆえに、一休さんや良寛さんと比較されたが、親鸞、蓮如に近く感じた

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    2025年03月17日
  • 二世兵士 激戦の記録―日系アメリカ人の第二次大戦―

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    ひとつひとつの文章が短く纏まっているが、どれも今まで語られてこなかった生の言葉を拾っている。途中で言葉に詰まり取材が進まなかったという現実も含めて記録されている。
    米軍の機密情報を含むこともあり長年明るみに出なかった二世兵士の現実。彼らの多くが故人となりつつある現在、私たちはこの事実を知り将来に伝える使命があると思う。
    今日は広島原爆の日である。

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    2020年08月06日
  • 二世兵士 激戦の記録―日系アメリカ人の第二次大戦―

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    ネタバレ

    柳田由紀子


    山崎豊子の「二つの祖国」のノンフィクション版って感じ。
    なかなか読んでて辛い場面が多いですネ。
    著者がアメリカの団体「go for broke」の取材に通訳として同行したときのことや二世の方々の著書などから抜粋してまとめたもの。

    二世と一口に言ってもアメリカで生まれ、育ち、そこで戦争になり、アメリカ兵として参加した人。
    アメリカで生まれ日本に一時帰りまたアメリカに戻る(帰米というらしい)そしてアメリカ兵となる。
    また、アメリカで生まれ育つもたまたま日本に戻ってる時に戦争がはじまり、アメリカに帰れなくなった人たち。

    様々なシチュエーションで戦争になり、参加し。
    そしてどんなシ

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    2019年06月28日
  • 二世兵士 激戦の記録―日系アメリカ人の第二次大戦―

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    去年の半ば頃から、太平洋戦争のことをポツポツ知っておこうと思って読んだ本の一冊。
    学校の勉強というのは、戦争についてもっと教えるべきだと思う。

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    2013年02月21日
  • 二世兵士 激戦の記録―日系アメリカ人の第二次大戦―

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    二世兵士については、その活躍を中心に広く知られているが、ここまでの厳しい事実があったということは、これまで知ることがなかった。
    LA近郊に住んだこともあったが、そもそも日系人、駐在員、留学生のそれぞれが全く別の世界で暮らしているという感じで接点の少ない状況であったこともあり、歴史認識の甘さを今になって反省している。

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    2013年01月05日
  • 二世兵士 激戦の記録―日系アメリカ人の第二次大戦―

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    ●:引用

    ●日本人の血を引きアメリカで生まれた「二世」。アメリカと日本、そしてヨーロッパとアジア、太平洋の島々で、二世兵士は日本人の美徳を発揮し、壮烈に戦った。その姿は、米大統領の心をも揺さぶるものだった。米陸軍史上最強の第100大隊、第44連隊、”米軍の秘密兵器”情報語学兵、そして日本兵になった二世、GHQ、朝鮮戦争・・・。未だ激戦の記憶が生々しい元兵士たちの厖大な証言から浮かび上がる第二次大戦。

    読んでいて時々涙が出そうになった。感情移入しやすい文章なのかもしれない。インタビューが多く挿入されているせいか、米軍二世兵士」だけでなく、日本軍二世兵士、日本兵捕虜など多角的に、戦中、戦後(占

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    2015年12月10日
  • 二世兵士 激戦の記録―日系アメリカ人の第二次大戦―

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    二世兵士は第二次世界大戦時、アジア戦線だけでなくヨーロッパ戦線や朝鮮戦争でも闘っていたことに驚いた。また、終戦後のGHQの占領行政に、彼ら二世が果たした役割は大きかった。清貧で黙々と生きる明治の精神を持つ一世の生きざまや考え方を引き継いだ二世だから、後世に残る偉業を成すことができたのであろう。

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    2012年09月04日