柳田由紀子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
アメリカで生きた日本人。これこそ歴史。
学校の歴史でも使ってもらいたい。
【コメント】
第二次世界対戦で、アメリカ兵として戦った日本人のはなし。
戦場以外でも、差別や偏見などと戦いながら生きていく。
振り返ってみると、そこには目をみはる功績や歴史的な瞬間に
立ち会ったエピソードが数多くあった。
ヨーロッパ戦線では米陸軍最強とうたわれ、太平洋戦争では
語学情報兵として働き実は日本攻略の重要な要だったことなど、
日系人の功績がどれだけあったのかに目をうばわれるけど、
裏を返せば日系人はいつもヤバイところに駆り出され、
どれだけ死のうとがむしゃらに戦い続けたということなのだ。
【内容】
この本 -
Posted by ブクログ
ネタバレ色々と考えさせられるというか……非常に辛くて落ち込んだ。
上手く感想なんか纏められないのでボツボツと。
アメリカ軍に入った兄が、軍艦の上で「すぐに米軍に墜とされるな」と思いながら見送った特攻機には、日本軍に入った弟が乗っていた。後年、更に上の兄からの手紙でその事を知る。
そんな事がフィクションではなく、本当に起きたなんて。
アメリカでの日系人への差別や第四四二連隊の話などは少しは聞いていたけれど、本当に“少し”しか知らなかったんだと痛感。
この本を読んで、全ての事実に物凄い衝撃を受けたけれども、それでも以前の知識に“もう少し”が加わっただけなのだよね。
第二次世界大戦が終わ -
Posted by ブクログ
ネタバレ柳田由紀子
山崎豊子の「二つの祖国」のノンフィクション版って感じ。
なかなか読んでて辛い場面が多いですネ。
著者がアメリカの団体「go for broke」の取材に通訳として同行したときのことや二世の方々の著書などから抜粋してまとめたもの。
二世と一口に言ってもアメリカで生まれ、育ち、そこで戦争になり、アメリカ兵として参加した人。
アメリカで生まれ日本に一時帰りまたアメリカに戻る(帰米というらしい)そしてアメリカ兵となる。
また、アメリカで生まれ育つもたまたま日本に戻ってる時に戦争がはじまり、アメリカに帰れなくなった人たち。
様々なシチュエーションで戦争になり、参加し。
そしてどんなシ -
Posted by ブクログ
●:引用
●日本人の血を引きアメリカで生まれた「二世」。アメリカと日本、そしてヨーロッパとアジア、太平洋の島々で、二世兵士は日本人の美徳を発揮し、壮烈に戦った。その姿は、米大統領の心をも揺さぶるものだった。米陸軍史上最強の第100大隊、第44連隊、”米軍の秘密兵器”情報語学兵、そして日本兵になった二世、GHQ、朝鮮戦争・・・。未だ激戦の記憶が生々しい元兵士たちの厖大な証言から浮かび上がる第二次大戦。
読んでいて時々涙が出そうになった。感情移入しやすい文章なのかもしれない。インタビューが多く挿入されているせいか、米軍二世兵士」だけでなく、日本軍二世兵士、日本兵捕虜など多角的に、戦中、戦後(占