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スマホとネットが日常の一部となり、顔の見えない人ともコミュニケーションできる現代社会は、便利な反面、やっかいでもある。言葉の力が生きる力とも言える時代に、日本語の足腰をどう鍛えるか、大切なことは何か――恋愛、子育て、ドラマ、歌会、SNS、AIなど、様々なシーンでの言葉のつかい方を、歌人ならではの視点で、実体験をふまえて考察する。
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Posted by ブクログ
読者メモの転記です。 短歌と言葉、日常生活がどのように関連しているか考えさせられる1冊です。 俵万智さんの表現も面白いので、すいすい読み進めることができます。 「歌会」もワークショップとして取り入れてみようかと思います。 - 本の内容 - 演劇→ダイアローグ ...続きを読む たった一つの言いたいことのために、言葉を積み重ねていく作業。 短歌→モノローグ たった一つの言いたいことのために、言葉を削っていく作業。 人に伝えようとしているとき、どちらで伝えようとしているのか意識してみることも有効。 「言葉で言わない」ことも大事。 - 「論点をずらす」ことで思いやりとユーモアを表現することもできる - 「愛の不時着」より 「私のこと忘れないでね」 →「空から落ちてきた女を忘れられるか」 - 「間違えて乗った汽車が時には目的地に連れて行ってくれる」(インドのことわざ) - 本業の依頼は断るな(先生の教え) →勘を鈍らせるなというメッセージ - 耳を傾けるべき→外野 × 自分の心の中を流れる音楽 ◎ - プロフェッショナル=「夢中 得意 努力」 むっちゃ夢中とことん得意どこまでも努力できればプロフェッショナル つかうほど増えてゆくものかけるほど子が育つもの答えは言葉 - マルハラが話題の昨今 →「マルで終わるって日本語の優しさでは?」 - 1つしかないのに「〜とか」「〇〇あたり」 「こちらピザトーストになります」 →はっきり言わない方が、まどろっこしいが丁寧な印象 過剰に丁寧=責任逃れのムード・誤解にもつながる - 曖昧表現(〜界隈など) →ちょっとした安心感+後ろめたさの緩和 - 「も」=表現としては曖昧 的確で必要ならOK→基本的には置き換えた方がベター 「が」「は」「の」「を」へ - 遊びのポイント - 「子ども同士で」「自然の中で」「野方図に」 勉強=大人になってから取り戻せる 勉強×遊び=子どもは前に進める - 言葉=世界の目印 →世界の理解、自分の気持ちを表現することに役立つ - 自閉症の方と母とのやりとり 「賢い人ってどんな人?」(母) →「笑顔である事。幸せである事。正直である事。誇りを持つ事。」 - 同じ題でものを書くとき一番やってはいけない事 =大多数が書きそうなことを 大多数が書きそうな理由とともに述べること。 「んん?」と思わせることが大事。 最初に期待値を下げておくことも有効。 - 自分の言葉がどんなふうに人に伝わるかを見ることができる⇒「歌会」 無記名で歌を提出し、感想・意見を述べ合う 「歌会では自分の投票した歌を他の人がどう読んだかに一番注目せよ」(佐々木幸綱)→最も勉強になり、「読む力」をつけられる 一喜一憂する必要はない →何が伝わり、何が伝わらなかったか 何を読み取れて、何を読み取れなかったか - 短歌を通して自分の人生を振り返り、言語化することで何かを乗り越えた、という手ごたえ ⇒これが短歌を詠む意味 この時間が尊いし、その時間も含めて短歌 - 手塚マキ=歌舞伎町界のNO.1ホストを経て複数経営する実業家 - 「お客様のちょっとした一言から、気持ちを汲み取る力、そして短い言葉で的確に伝えられる力」を養うものとして短歌◎。 - 曖昧な言葉で一括りにするとき、抜け落ちてしまう何か。 そこを掬うのが文学の役目。 - 「宿ってしまった歌」の条件 - やむにやまれぬ衝動があること。 - 空想や伝聞ではなく、ゼロから全部手順をたどりついた境地であること。(作り続けていないと、宿るものも宿らない。) - どういうときに短歌が生まれるか 「あらゆる場面で心が揺れた時。アッと思ったら立ち止まって、その揺れを観察。そこから言葉探しの旅が始まる。」 いつ「それ」が訪れるかわからない - AIの発展…人は心から言葉を紡ぐことを目指すべし - AI:1→100、自分:0→1 - 作品=副産物 詠む=心を掘り当てる(川添愛) 適切な濃度の中でこそ言葉は生きる それぞれの器に対する濃さの程良さが大事 - 谷川俊太郎…言葉を疑う人 - 言葉と世界→一対一対応していない・ズレがある ⇒それをどう小さくするかが大事 - 言葉の力=生きる力に直結 心が立ち止まった時、もう歌は始まっている - お互いにせっかちに言葉を投げ合う前に、ほんの少しでも立ち止まることを大事に - 言葉=世界をともに歩く頼もしい相棒
制約の中に想像力、創造力が発揮される 字数や韻踏み、時間の制約の中で伝える言葉、取り組む仕事の意味を見い出し、表現する
全日本人の愛読書にしてほしいくらいよかった。同じ意味でも人を傷つける場面と傷つけない場面があることに気づかせてくれたり、◯◯ハラスメントへの違和感を言語化してくれたり、クソリプを事細かに解説してくれたり。相手の顔が見えなくてもコミュニケーションが取れる現代だからこそ言葉を大事にしたい。 それにしても...続きを読む俵万智さんの息子さん、人間が出来すぎている。
言葉で表現することのむずかしさ、楽しさ、奥深さを学ぶ。ホスト万葉集は読んでみよう。後、この人の歌集を、いつか読んだ気もするけど、また読んでみよう。
面白かった。 色んな内容が書かれていて飽きない。 息子氏の言葉がちょこちょこ出てきて、そこになるほど…となる。 様々な作品が紹介されているので、読んでみようと思う。
2025年12月4日のアイドル歌会の現場で、俵万智さんのサイン入りを見て、思わず買った一冊。 60歳を超えられていて、これだけの活動量やいろんな人との関わり合いをみて、凄まじい知的好奇心と体力だなぁ…と言葉以外の部分にも俵さんの凄さを感じた一冊でした。 想いや考えを言葉に出して相手に伝える言語化...続きを読む能力。 シンプルだが、大事なこの能力が飛び抜けた方だなと感じた。 「ゲームはおやつ。(一部、略。) ケーキやチョコレートと同じ。おいしいからって、朝はケーキ、昼はポテチ、夜はチョコレートだったらおおきくなれないし、病気になってしまうよ。誰らゲームも、おやつみたいに分量と時間を決めて、楽しくやろう」
読み終わった最初の感想は、「なんかいいな」という感じの本です。著者の俵万智さんは歌人として有名ですが、本書に出てくる俵万智さんは、お母さんとして、歌人として、国語の先生として、女性として、いろいろな俵万智さんの人となりが味わえる1冊です。エッセイの部分はとても洗練されているプロフェッショナルな文章で...続きを読む、とてもテンポが良くてわかりやすいし、ところどころ挟まれている短歌はとても趣味が良くて、なんとなくいいなと思わされる構成です。本書は、子育ての体験談から始まり、ネットでの書き込み、源氏物語に至るまで、言葉そのものが持つ曖昧さと、その言葉を使ってわかり合おうとすることについて、とても読まされました。
本屋さんのおすすめからなんとなく買いました。 むかし、サラダ記念日に出会った時の事を懐かしく思います。 今回は、言葉、短歌の表現には、その人の生き方、考え方、想い、などなどが詰まっていて、その想いを言葉で表すのは正確にはできないけど、大切な事と思いました。 ヒコロヒーさん、Mummy-Dさんとのお話...続きを読む、大河ドラマ光る君への話など、楽しんで読ませてもらいました。
ああ、私は俵万智さんが好きなんだ、と実感しました。 万智さんが紡ぎ出す言葉は優しくて、近所のおばちゃんと話しているような感覚になりました。 言葉ってなんで存在するのか、言葉の普遍性について考える時間でした。 世界の物事を「言葉」という「手段」を用いて表現しているだけであって、私たちが想像するものや...続きを読む考えは一つではないことを改めて感じることができました。 だからこそ、言葉は慎重に扱わなければならないし、言葉の持つ可能性や魅力をもっともっと感じたいと思いました。 私は幼い頃に絵本を読んでもらっていたから本が好きだと思っていました。 もちろんそれは事実ですが、それ以上に言葉が好きなんだと気づきました。 言葉を紡ぐことで新しい世界を知れて、新しい価値観に触れられる。 その経験が楽しくて楽しくて仕方がないです。 ある小説で読んだ、「本を読むことは誰でもできることだけど、書くことは誰にでもできることではない」という一文がずっと忘れられずにいます。 私はそっち側(書く側)にはなれないと、ずっと思っていましたが、俵万智さんの最後の言葉を読んで、ちょっとだけ勇気が出ました。 勉強しなくても使える日本語を使って表現しないなんて勿体無い! ちょっとだけチャレンジしてみたいです。
個人的2025新書大賞!!! SNSが普及し、気軽に簡単に誰かとやり取りができるようになった現代。言葉の持つ魅力、威力、脆さについて、俵さんならではの考察と経験談が柔らかい文体で描かれていて、とっても面白かった!歌人として短歌や言葉と長年向き合っている方だからこそ、言葉に対しての愛がもの凄く伝わって...続きを読むきました¨̮♡掲載されている短歌を読んで、その優しい響きにほろりと感動しちゃった(TT) そしてクソリプの分類図が細かくてめちゃめちゃ笑ったwwクソリプについてここまで詳細に解説と対応方法を述べている新書は初めて( ᵔ̥̥̀ᗢᵔ̥̥́ )読む時は周りにくれぐれも注意です。笑 言葉について、じっくりゆったり俵さんと考えたくなる1冊。自分で買い直してぜひまた読もう!
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