生きる言葉(新潮新書)

生きる言葉(新潮新書)

小説・文芸
1,034円 (税込)

5pt

スマホとネットが日常の一部となり、顔の見えない人ともコミュニケーションできる現代社会は、便利な反面、やっかいでもある。言葉の力が生きる力とも言える時代に、日本語の足腰をどう鍛えるか、大切なことは何か――恋愛、子育て、ドラマ、歌会、SNS、AIなど、様々なシーンでの言葉のつかい方を、歌人ならではの視点で、実体験をふまえて考察する。

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生きる言葉(新潮新書) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    俵万智はNHKインタビュー「ここから」で、この本の内容の一部に触れている。  

    「今は言葉の時代で、言葉が世の中に溢れている。みんな自分が発信できることで、言葉が身近なツールとしてあるけれども、便利さゆえにトラブルも起こったりどうやって使っていいかわからない・・・インフラはすごく整って高速でバンバン行けるんだけれど、みんな免許を持ってないというような状況かなと思ったりする。」

    「言葉が溢れている時代だが、どちらかというと「人と人とを分断する方向」に使われる言葉も目立つ。しかし本来は言葉を使ってどう人と関係を築いていけるかということが言葉の力である。言葉はそもそも人と人をつなげたり関係を紡いでいくために人類が発明したものだ。そういうそもそもの形で言葉を使えるようになるのは一生ものの財産になると思う。」
    奥が深く正鵠を射た言葉。

    0
    2026年10月31日

    Posted by ブクログ

    元々短歌が好きで、もちろんサラダ記念日を多感な思春期に何度も何度も読んでいたので、興味をもって拝読。
    言葉の持つ力、使い方を様々なシチュエーションで考察してくれていてとても面白かった。
    しばらくご無沙汰していた短歌の制作もまた始めてみようかな‥と思った。

    0
    2026年10月25日

    Posted by ブクログ

    歌人ということもあり、全体の言葉遣いが美しい。良い日本語に触れられたな、という気持ちになる
    クソリプ分類の考察は思わず笑ってしまった。

    0
    2026年10月19日

    Posted by ブクログ

    俵万智さんの言葉についての新書。こんなに面白いとは思わなかった。だいたい詩人とか文学者だとかいう人たちはいい加減に日本語を使う私たちを嘆いているものだとばかり思っていた。万智さんのお人柄なのか、いい悪いではなく、それも日本語らしさであると認めて論じていた。読みやすく面白い。言葉を学ぶのって面白いんだと気付かされる。
    万智さんの短歌がいく編も載せられていて、それもいい。パンの詩と最後とはの詩でぐっときた。また、光る君へも途中までだけど見ていたので、面白かった。

    短歌読み涙が出るとは知らずして生きてきたんだ40まで

    0
    2026年10月19日

    Posted by ブクログ

    俵万智さんの人柄が文章に出ているようで読んでいて心がほぐれる。俵さんの、子育てに関する短歌が特に好きです。

    0
    2026年10月14日

    Posted by ブクログ

    著者の生活•経験•人生を知りつつ、短歌を通して言葉の存在について考えながら読んだ。
    言葉で全てを説明できるわけはない。
    言葉を使いこなす人は言葉を疑う。
    文章はすぐに作れるものだけど作る時間見つめる時間が意味を持つ。
    するしないの判断。しない方が意志がいる。しっかり考えた証拠。

    0
    2026年10月11日

    Posted by ブクログ

    「いい短歌を作るためのヒントがほしい」と思って読んだ。
    印象に残ったのは「言葉は目印」という言葉。人の心を表す言葉は言い尽くせない。言葉が小さいのではなく、人の心が大きいのだという。
    短歌は、最初からぴったりの言葉を探すのではなく、とりあえず言葉を置いてみて、あれこれ組み合わせるうちに、あとから意味が生まれることもあるのかもしれない。関係なさそうな言葉が思いがけずつながるのも、短歌の面白さだと思った。
    「短歌という小さな種は、受け取った人の心の中で培養されて、思いがけない花を咲かせることがあるし、そこまで含めて歌なのだ」という言葉も印象に残った。

    また、『枕草子』の話で、「随筆は何を書いて、何を書かないかが肝」というのが興味深い。何でも書けばいいわけではない。残したいものを決め、それを徹底的に描くために、あえて書かないものもある。ありのままをすべて書くことだけが、随筆ではないのだと思う。

    言葉を過信しすぎず、ときには立ち止まりながら、それでも何かを伝えるために言葉を紡いでいきたい。

    0
    2026年10月08日

    Posted by ブクログ

    人と話すとき、何を言うかと同じくらい、何を言わないかを考える。
    誰に向けての言葉なのかを意識する。
    発してしまう前に、一呼吸おいて確認したい。
    言葉が簡単に届けられる時代だから、尚更である。

    凄く深い。

    0
    2026年10月07日

    Posted by ブクログ

    俵万智さんが子育てやラップ、SNS、AIなどをテーマに、言葉の大切や意味を教えてくれる、素敵な内容。
    クソリプについて語っているのは笑った。

    また高校生の頃に英作文コンテストで優勝した際の作戦や、小話には素で感心した。
    期待値を思い切り下げた上で想像を超えると、よりインパクトを与えるし、悪い物でも「覚悟していたのより、ずっといい」ともなる。
    一社会人としても大変勉強になりました。

    0
    2026年09月24日

    Posted by ブクログ

    言葉の力を信じているひとが、最後は谷川俊太郎の「言葉は疑うに値する」のエピソードを書いて終わる。

    「ホスト万葉集」と「歌集 滑走路」を買うか。

    0
    2026年09月20日

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