愛する源氏物語

愛する源氏物語

770円 (税込)

3pt

源氏物語には795首の和歌が登場する。
ここぞ、というときの和歌は、恋のゆくえを大きく左右する。
心の結晶である和歌を、小石のように飛び越えてしまうのではなく、
氷砂糖をなめるように味わったならば、
源氏物語の世界はさらに豊かな表情を見せてくれるだろう。
千年の時を越え、「万智訳」でよみがえる愛の物語。

解説=東直子

※この電子書籍は2003年7月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。

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愛する源氏物語 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2019年10月25日

    源氏物語は子供の頃から大好きで、いろんな方の訳を読みましたが、短歌は難しいので、わりと飛ばし読みしていました。源氏物語は795首の和歌が登場しますが、あらためてじっくり和歌にふれることで、紫式部から続く、言葉そのものの意味、言葉のに含まれた想い、教養、いえなかったことをほのめかす、その言葉に重なる別...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年02月14日

    万智訳がどれも妙訳!元の和歌の世界観を崩すことなく現代語に訳されていて、五七五七七の歌のリズムまで味わえるのがとてもいい。
    俵万智の、歌人としての技術的・叙情的な視点、裏付けされた古典の確かな知識、全てが集約されていて、本当に「見事」の一言。人物解釈も巧みで、なるほどなあと思わされる。
    とにかく、終...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年06月21日

    源氏物語の中の感情渦巻く和歌への切り込みが痛快ですっきりする。登場人物のそれぞれになりきって数々の歌を詠む紫式部もすごい。氷砂糖をなめるように和歌を味わいたい。

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    Posted by ブクログ 2011年04月19日

    源氏に登場する和歌を万智訳として紹介している。どれもこれも今の言葉に置き換えたり言葉を足したりしながら、それでいて元の和歌のよさも残している素晴らしい万智訳です。一番好きなのは女三宮の歌「立ちそひて消えやしなましうきことを思ひみだるる煙くらべに」ですがこれは万智訳だと少し軽くなりすぎた感が。万智訳で...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    歌にこめられた登場人物や作者紫式部の思いを紐解こうとするもの。
    同じ女性の立場から見て書いているので分かりやすくてお勧めです♪

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    Posted by ブクログ 2017年10月14日

    昔読んだ漫画「あさきゆめみし」で、なんとなく登場人物を知ってるかな、と思って手に取る。

    源氏物語の和歌が、俵万智の解説付きで載ってる。
    和歌って難しいとばかり思ってたけど、俵万智風の和歌が添えてあり、分かりやすい解説もあって、面白い。

    それにしても光源氏ってスゴイ。会ったこともない人に恋したり、...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年05月14日

    私はまだ源氏物語をしかっり読んだことがないけれど、物語の中で出てくる短歌の奥深さがわかる素敵な一冊でした。

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    Posted by ブクログ 2012年06月18日

    源氏物語の本文をきちんと読んでいない私でも楽しめた。どちらかというと女性目線で解釈が進む(筆者の恋愛観など)ので、それが嫌な人にはお勧めできないが、読み物として面白い。原書を読みたくなった。

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    Posted by ブクログ 2011年10月11日

    歌より何より、源氏を始め夕霧、薫、匂宮の全員にいらいらしっぱなし!
    女の人の心の動きが描かれた部分が繊細な物語で、そこが醍醐味だと思われるのだけど、ほとんどが可哀想なので女性としては辛い。宇治十帖は特に暗いし…
    伊勢物語のライトな感じの方が、いまの私には好みです

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    Posted by ブクログ 2011年08月03日

    よかたです。
    拙者は万智ちゃんファンなのだが。

    きっと「恋愛」を通して、人間の、
    理性の手綱じゃ馴らせないじゃじゃ馬な欲望とか、かと思へば、
    狂おしい欲望に強引にストップ命令をかけてしまう
    お利口サンな理性とか…を己で嫌という程、
    味わっているひとなんだろうといふのが
    言葉ひとつひとつから伝わって...続きを読む

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