アンデシュ・ハンセンの一覧
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ユーザーレビュー
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運動することで、心身の健康、認知力、想像力が衰退せず良好な状態を保つ効果があることを科学的根拠を踏まえながら解説している。なぜ効果があるかについては、少し専門用語や医学的な固有名詞があり難しく感じるかもしれないが、簡潔に言うと脳はサバンナで狩りをしていた時代から変わっていない反面、文明の発展で生活様
...続きを読む式はここ数100年は大きく変化したため、活動が減ってしまったことが、心身に悪い影響を及ぼしているということだ。だから、SNSを触ったり高カロリー食を食べている場合ではなく、身体を動かすことを著者は一貫して主張している。
それでも運動しよう!とならないのは、今の環境だと死ぬ確率は先祖が狩りをしていた時代より低く、緊急性がないから。でも運動を全くやらないことで、現代の生活習慣病や認知症、精神疾患者の増加している可能性が高い。どのように生活へ取り入れていくかの工夫次第。
Posted by ブクログ
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ランニングのモチベが下がったときに再三読みたいと思う
運動がいかに人間にとって大切なことか分かった
スマホ脳も読んだけど、この作者のしつこさが癖になってきてるし好きだわ
Posted by ブクログ
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コルチゾールの分泌量は運動、ストレスで上がるが、運動習慣によってコルチゾールは上がらないが下がる仕組みを作ることができる。
筋肉でストレスを潰すことも可能。
身体への負荷のかかる運動によってドーパミンが分泌。
Posted by ブクログ
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再読。「スマホ脳」が興味深い内容だったので同じ著者の「運動脳」も読んでみた。今の時点で脳と運動の関係について神経科学が立証している事実を分かりやすく解説した本。身体を動かすことの大切さが伝わって来る。
興味深かった話
・身体を活発に動かした人の脳は機能が向上し、加齢による悪影響が抑制され、むしろ脳
...続きを読むが若返ると判明したのだ。
・運動をしたからといってストレスを根こそぎ取り除くことはできないが、うまく制御できるようにはなる。運動を習慣づければ、脳のブレーキペダルが強化され、「闘争か逃走か」モードに入りにくくなるからだ。
・なぜ、運動すると心地よい気分になるのか。それは、私たちの祖先が狩猟や住み処を探すときに走っていたためだと考えられている。どちらも生き延びるための行動であり、そのために脳が報酬を与えてくれていたのである。
・今では、運動した直後にドーパミンの分泌量が増えることがわかっている。運動を終えた数分後に分泌量が上がり、数時間はその状態が続く。そのため運動後には感覚が研ぎ澄まされ、集中力が高まり、心が穏やかになる。頭の中がすっきりして、物事に難なく集中できるようになる。そして、唸りのような雑音も消えるのだ。
・加えて、身体に与える負荷が多いほど、ドーパミンの分泌量も増えるようだ。そのため、ドーパミンの量を増やすには、ウォーキングよりもランニングのほうが適している。
・また、ドーパミンは幸福感をもたらす効果もあるため、運動を終えるたびに心地よい気分になる。すると、集中力もさらに高まる。
・遊びに興じた子どもたちは集中力が改善され、気分のムラが減り、癇癪もあまり起こさなくなったという。その変化は、とりわけ家庭においてはっきり見られた。また、効果は活発に遊んだ子どもたち全員にみられたが、最も大きな変化が認められたのはADHDの兆候を持つ子どもたちだった。
・ある研究によれば、わずか5分ほど身体を活発に動かすだけでも子どもの集中力が改善され、ADHDの症状も緩和されるという。
・彼ら(祖先)が走ったのは食料を手に入れるため、そして危険を避けるためだ。いずれにせよ、注意を怠ることは命取りだ。
・背後にライオンが忍び寄ってきたとき、またレイヨウを仕留めようと構えているときに、ミスは絶対に許されない。そういった環境で生存するためには、精神を集中することが武器となる。
・生存の可能性は、脳が集中力を高めることによって増える。私たちの脳は、祖先がサバンナで暮らしていた時代からさほど進化していないため、現代でも、特に運動しているときに同じメカニズムが働く。身体に負荷を与えると、脳はそれが生死を分けるほど重要な行動だと解釈するのである。そして結果的に集中力が高められるのだ。
・運動は抗うつ剤と変わらず、それどころか「ノーリスク」でセロトニンやノルアドレナリン、ドーパミンを増やせるというわけである。
・運動をすると、海馬で新しい細胞が生まれる。身体を動かすことで血流が増え、より多くのエネルギーを得て海馬の機能がよくなる。古い細胞が遺伝子レベルで若返る。また、加齢による萎縮の進行が食い止められ、むしろ若返りさえする。運動を習慣づければ、長期的には、海馬のみならず脳全体の機能が改善され、より効率的に働くようになり、それがまた海馬にとってプラスに働くのだ。
・運動すると脳に流れ込む血液が増える。それによって脳の働きが促進され、認知能力が向上して創造性も増す。だが疲れるほど運動すると、脳の血流量は逆に減る。血液が脳から筋肉へと流れを変えるためだ。
・10代の子どもたちが12分ジョギングしただけで、読解力と視覚的注意力がどちらも向上したのである。
・それだけではなく、たった4分の運動を一度するだけでも集中力と注意力が改善され、10歳の子どもが気を散らすことなく物事に取り組めることも立証された。
・学校でも職場でも、立って作業をすると脳が効率よく働くのだ。
・立ち机を使うと、テストの結果が平均で10%も上がっていたのである。
・つまり、立って授業を受けた子どもたちにも、ウォーキングやランニングなどの運動をした大人や子どもと同じ効果が見られたということだ。前頭葉が活発化して、ワーキングメモリーの能力と集中力が高まったのである。
・毎日意識的に歩くと、認知症の発症率を40%減らせる。
・歩くことは毎日クロスワードパズルを解くよりはるかに効果があり、認知症を防ぐだけでなく、認知機能全ての衰えを妨げることが立証されている。
・脳は、身体を活発に動かすとドーパミンを放出して気分が爽快になるようにプログラミングされている。それは、狩りが生存の可能性を増やすからだ。そのほか危険な猛獣から逃げたり、住みやすそうな場所を探したりすることも、生存の可能性を増やす。
・脳は1万年前からほとんど進化していないため、現代の私たちにも、このメカニズムが残っている。そのため、祖先の生存の可能性を増やした行為と同じことをすれば、脳はそれを繰り返させようと快感を与えてくれる。
Posted by ブクログ
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現代人が読むべき良書
運動こそが人間の脳にとって一番重要であることがわかる一冊😄
定期的な運動が大事であることがわかります🏃
うた
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