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病気や飢餓などのリスクを克服し、人類はかつてないほど快適に生きられるようになった。だが、うつや不安障害は増加の一途……孤独にデジタル社会が拍車をかけて、現代人のメンタルは今や史上最悪と言っていい。なぜ、いまだに人は「不安」から逃れられないのか? 幸福感を感じるには? 精神科医である著者が最新研究から明らかにする心と脳の仕組み、強い味方にもなる「ストレス」と付き合うための「脳の処方箋」。
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Posted by ブクログ
昨今はポジティブ思考、引き寄せ、強く願えば叶うなどの自己啓発の言葉を聞かなくなった気がします。そんな私も、このような類の書籍を読んで、色々と実践してきましたが、いつも目指すゴールに辿り着くどころか、反対に惨めな気分になる自分がいました。それは努力が足りないからだと自分を責め、ここ数年ほどは自己啓発本...続きを読むからは遠のいていました。 そんな折、YouTubeで樺沢紫苑先生がこちらの書籍を勧めていたのと、サイエンスライターの鈴木祐さんが私たちの脳について興味深い話をされていたのが本書を読むきっかけとなりました。 本書を通して、なぜ自分が幸せを感じられないのか、でもそれは間違ったことでもなく、そしてどこに目を向けて行動すればいいのかを知ることができました。 私たちはこんなにも便利なものに囲まれて、何の不自由もなく生活しているのに、精神的に病んでいる人の数は増加しています。筆者の言う幸せの定義は、常に最高の気分でいることや、最高の気分に持っていくことではなく、長期的に人生に意義を感じていられるかということです。 また、自分の脳も当てにならないことがわかったので、気分的にもかなり楽になりました。
技術・娯楽が発達し豊かになったはずの現代で、人々のメンタルは史上最悪と言われている。うつ病をはじめとする精神疾患はなぜ起きてしまうのか。その謎を脳の仕組みと人間の歴史から解明していこうとする新書。 なにがメンタルにとってリスクになるのか、それをどう防いでいくのか。各所で行われた実験を基にしているので...続きを読む、とても勉強になり面白かったです。 この本で印象に残っていること ・幸せは追い求めるものではなく、意義を感じられることに没頭した先に生まれる副産物。 ・常に幸せである必要はない。
ストレスからくる不安やうつについて、その仕組みと背景を解説している本。科学的な面からはもちろん、人類学的な観点から、なぜ人間には不安やストレスを感じる機能が備わっているのか、ということを分かりやすく教えてくれる。人類の進化の歴史の中で言えば、私たちの脳はまだサバンナにいると勘違いしているのだ、という...続きを読む話は興味深かった。現代文明の急激な進歩に付随するひずみのようなものが、私たちのストレスや不安という形で表れているのかもしれない。筆者はそういった諸々への対処法として運動を進めている。これも科学的な見地からの提案になっているので、とても納得感があった。運動がいいとは聞いていたが、この本を読むことでようやく腹落ちした感じ。ストレスに悩まされていたり、現在休職中で不安に苛まれている人は、体調が良いときに一度読んでみてほしい良書。「疲れていて活字を読むのは辛い…」という方には、筆者の『メンタル脳』がおすすめ。本書の内容をもとに、中高生向けにまとめ直されたものダイジェスト版なのでとても読みやすい。
幸せとは長期的に人生に意義を感じ続けていられる状態! 人類が生き延びるために心身に、気づきを与えている事が今の我々に現れている。恐れず、利他の心で仲間のため、自分のために存在意義を見出し日々を味わって生きろと。そう受け取って少し勇気を68歳、いただきました。アンデシュ・ハンセンさんの本二冊目! あ...続きを読むと三冊持ってるので、さらに深く味わいたいと思ってます。
とても良書だと思う。科学的根拠に基づいて書かれていて、わかりやすい。 印象に残ったこと 記憶は取り出した際に変化する。(語る、紙に書く) 脳の目的は、生き延びさせること。 トラウマの記憶を封じ込めるのは良くない(変化しないから) 孤独になると、交感神経優位になる、睡眠浅くなる、 人間は、集団で...続きを読む生き延びてきたから。 社会的な関係を維持したい欲求は、食欲と同じくらい欲求。 皮膚は軽く触られた時に、反応する受容体がある。 セロトニンは、ヒエラルキーや地位、情動 SNS等で他人と比較すると、セロトニン下がる→鬱 運動は、精神疾患のリスク下げる。
読みやすいし、実用的だし、興味の高い分野だし、という事で高評価になるのだが、『スマホ脳』『運動脳』に限らず、アンデシュ・ハンセン氏の著作から引用される別本の内容も多いため既視感が多い点は否めない。ただ似たような内容でも、面白い。特に〝感情とは何か“という点からのアプローチとその分かりやすさは秀逸。 ...続きを読む ー バスが猛スピードで向かってきたりしたら、扁桃体は即座に警報ボタンを押し、あなたを後ろに跳びのかせ、ストレスホルモンを体内に放出する。それを英語ではまさにエモーション(感情、情動)と呼ぶ。あなたを後ろに跳びのかせたのはモーション(動き)だからだ。バスに轢かれる寸前だったと気づいてから感じる主観的な恐怖はフィーリング(感情、感覚)だ。つまり、まずエモーションとモーションが生じ、その後にフィーリングがやってくるのだ。 ー 島皮質が心拍や血糖、呼吸数などの情報を受け取り、感情が生まれる。感情はただの「任務」に過ぎない。島皮質は人によりサイズが異なる。身体からのシグナルに対し、人それぞれボリュームが異なるという事。 この言葉も好きで、メモった。 ー 幸福感が持続していては、生きていくための行動が起こせない。 幸福感は持続しないものというのが生き物の定め。何だかネガティブな話のようだが、こうした本の類は、人類の普遍的原理について書かれているのだから、この内容の救いは、自分一人だけではなく全人類に当てはまるという事。永遠の幸福は訪れない。しかし、それが全人類同様という点で落ち込まずに済むのである。
第1章 私たちはサバイバルの生き残りだ 第2章 なぜ人間には感情があるのか 第3章 なぜ人は不安やパニックを感じるのか 第4章 人はなぜうつになるのか 第5章 なぜ孤独はリスクなのか 第6章 なぜ運動でリスクを下げられるのか 第7章 人類の歴史上、一番精神状態が悪いのは今なのか? 第8章 なぜ「宿命...続きを読む本能」に振り回されてしまうのか? 第9章 幸せの罠 について、体の中の生理現象(特に脳からの分泌成分)を使って非常に分かりやすく解説し、やっぱりね!と納得させられた本。これがベースとなって青少年向けに先日読んだ『メンタル脳』を書いている。
「それは最良の時代であり、最悪の時代でもあった」チャールズ・ディケンズ 『二都物語』より まさに現代のメンタル環境は、そうらしい。SNSには功罪がありすぎる、人と繋がれる手軽さの功罪。著者は何人かの親友が居れば良いと言っている、私も賛同する。都会には人が多すぎる、私も落ち着いたら田舎ほど行かないが...続きを読む程よく利便性が効く程度の所で充分。
研究結果や論文をもとに、脳がどんな影響を私たちに与えているのかを分かりやすく説明してくれる。 孤独のリスクや運動の効果を知れてとてもありがたい。 第9章「幸せの罠」では、当たり前なのに忘れてしまっている事を気付かせてくれる文が何度も出てくる。 この本を手に取って良かった。 ・幸せの感情は消えていくも...続きを読むのだ。そうでなければ感情の最も重要な任務、つまり私たちに何かをしたくさせるという役割を果たせない。 ・恒常的な幸福感など人間にとって自然な状態ではないというのに。 この2文は、当たり前の事なのに凄いパワーがあると思う。 そして私はいま、ステッパーを踏みながらこの感想を書いている。
私たちは生物。 絶滅するのが原則であり、生き延びるほうが例外である。 自分の恐怖の種類も、すべては生き延びるため。 そもそも幸せでいるようにはできていない。 辛い記憶を思い出すのは、脳が同じことが起きないように守ろうとしている。 ストレスは感染リスクが高まった合図。 遺伝子レベルだから、...続きを読む仕方ないと思おう。 運動と仲間と一緒に過ごすこと、大切にしよう。
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