あらすじ
平均で一日四時間、若者の二割は七時間も使うスマホ。だがスティーブ・ジョブズを筆頭に、IT業界のトップはわが子にデジタル・デバイスを与えないという。なぜか? 睡眠障害、うつ、記憶力や集中力、学力の低下、依存――最新研究が明らかにするのはスマホの便利さに溺れているうちにあなたの脳が確実に蝕まれていく現実だ。教育大国スウェーデンを震撼させ、社会現象となった世界的ベストセラーがついに日本上陸。
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日常生活に欠かせない存在となったスマホ。
しかし、そのスマホの危険性が日々問われるのはどうしてなのでしょうか。
著者はそこに人類の進化が関係しているといいます。
本書は、科学的根拠と進化論の目線から、私達がスマホを手放せなくなってしまった原因を分かりやすく解説しています。
人類はこれまで多くの時間を狩猟や採集に費やし、長い時間をかけて脳をその生活様式に最適化させてきました。
そんな狩猟生活に最適化された私達にとって、急激にデジタル化した今の環境は異常事態なのです。
本書を読んだ後、「自分はスマホを利用しているのではなく、利用されているだけではないのか?」と思わず自問してしまいました。
それほどまでにスマホは魅力的で、私達に様々な影響を与えていることに驚きでした。
今後もデジタル化の進行が予想される中、私達はスマホの魅力を知った上で、自分自身にあった利用方法を考えるべきなのかもしれません。
みなさんは今後どのようにスマホと向き合っていきますか?
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Posted by ブクログ
「スマホをたとえ触らなくても、目の見える範囲にスマホがただ置いてあるだけで、その場への興味・関心・集中力が下がる。」
これはかなり衝撃的でした。これを読んでから、食事中はスマホを鞄にしまうようになりました。
自己啓発本のようなテイストではなく、ただ事実を知識として教えてくれているような書き方がとても読みやすいです。
また、全ての項目に過去の実験のデータベースなどが書かれているので、ソースがはっきりしていて信頼できました。
Posted by ブクログ
様々な研究データや人間の脳構造、進化の過程で得た人間の特性と関連づけながら現代社会で直面する「ストレス」「不安」についても言及されており、どれも目から鱗だった。
確かに、何で自制と欲求が抑えられない未成年に対して、お酒やタバコはダメで、脳にハッキング作用があるスマホの制限はかけられていないのだろう。
現代社会に少しでも浸透してほしい価値観だと感じた。
Posted by ブクログ
スウェーデンで精神科医をしている著者の話題作。
興味深い実験やデータがたくさんあって、今までで一番メモが止まらなかった。
・世界中の多くの国でこれまでにないペースでうつ病、不眠症が増えている。
→なぜか?人類が誕生して99.9%は狩猟と採集で生きていた。そんな人間の持つ脳が急速に進んだデジタル化に対応できていないから。
・ストレス、不安、緊張…これらは長い狩猟と採集の時代に、人間が生き延びるために進化した脳の自然な反応。(このメカニズムがめちゃくちゃ興味深かった!)
・強いストレスを受けると脳が周囲に危険がいっぱいと解釈
→その環境から身を遠ざけるため、脳は気分を落ち込ませて引きこもるように仕向ける
=うつ病は危険な世界から身を守るための脳の戦略
・スマホはマナーモードでテーブルに置いているだけで集中力を奪う(影響: テストの結果が悪くなる、睡眠時間が短くなる傾向など)
→なぜか?スマホ=ドーパミン(報酬)を放出し続けるものと脳が認識して、スマホの存在を無視するために脳の容量の一部を使うから。
・SNSに費やす時間が長い人ほど孤独感・不安・気分の落ち込みが増し、「自分はダメだ、不幸だ」と思いやすい傾向。(思春期女子は特にこの傾向が強い)
→なぜか?脳は集団のなかで自分の地位が下がるとセロトニンの分泌が減り、うつ病になりやすい。SNSの利用で、常に何百万人と自分を比較しやすくなり、何においても自分より上がたくさんいることを思い知らされ、自信を失いやすいため。
・SNSの仕組み
人々の「注目」は黄金の価値。どうすれば1秒でも長くSNSに留まるか、脳の専門家を雇って研究し、ドーパミンを刺激する作りにしている。
→SNSはその「注目」を広告主に転売し、モノを買わせる機会を作っている。
例: 下にスワイプして1秒待つと更新され、新しい投稿が現れる(脳にとって報酬)=スロットマシーンを真似ている。
狩猟と採集の時代になぞらえて考えてみると、ストレス・不安・緊張・不眠など私も含めて多くの現代人が悩んでいることの根源がよく理解できた。
そして今や当たり前になった、スマホとSNSの利用を見直すきっかけにもなった。
実際にやったこととしてはとりあえず、スマホをグレースケール(モノクロ表示)に設定し、あらゆる通知をオフにして、Instagramを見えないところに追いやり、目覚まし時計を買ってみた。
スマホばかり見てメンタルを病みながら一生を過ごしたくはない。それよりも、いま目の前にいる大切な人やモノ(本とか本とか…)に時間を注いで、自分が本当の意味で満たされる過ごし方をしたい。
Posted by ブクログ
スマホ依存症、といった言葉は最近よく耳にするし、精神疾患患者が増えていることも知っていたけど、人間の脳が一万年前から変わってなくて、科学の進歩が人間の身体に追いついていない。という視点から分析するのがとても面白かった。
なるほど…、これ自分に当てはまっているよな、無意識のうちに脳がハッキングされていた、、、とか、読書中何度思ったことか…
これを読んでから、スマホがとても恐ろしいものに思えてきて、その嫌悪感から手にとる時間が減った気がする。
SNSがあることで、沢山の人に繋がれるメリットも私は大いに感じているから、良い塩梅で付き合っていけるようにしたい。
本書の伝えたいメッセージ軸とは違うかもしれないが、以下のフレーズが印象に残った。
↓
精神科医として働く中で気づいたのだが、患者が、自分の感情が果たす役割を理解するのはとても重要だ。不安が私たちを危険から救ってきてくれたことや、うつが感染症や争いから身を守るための術だったと知れば、患者たちもこう考えることができる。
「うつになったのは自分のせいじゃない。ただ脳が、進化したとおりに働いているだけ。
その世界は、今いる世界とはまったく違ったのだから」
Posted by ブクログ
質の低いドーパミンに支配されている現代。
ドーパミンの最重要課題は「人に行動の動機を与える」。
フリック操作ではなく、人生を豊かにするための行動にドーパミンを使っていきたい。
Posted by ブクログ
この本が発売になった時、とても気になっていた。
やっと読むことができた。
とっても、よく分かった!!!
著者はスェーデンでの精神科医。
現代の、鬱や精神障害の多くはデジタルが原因と書いてある。
人間の脳は原始時代から機能は変わらず、デジタル時代に追いついてないとのこと。
わかりやすい文章で、サクサク読めた。
巷でもスマホ依存症が問題になっている。
未だ脳が発達段階の幼い頃から、スクリーンを見続ける影響も読んでいて怖いくらいだ。
訳者のあとがきにもあるが、
この本は子供や若者だけでなく、物忘れが増えた大人や集中力が無くなった大人、ストレスを感じる大人にも読むべき本。
特に、教育関係者、保護者はデジタルに対するメリットデメリットを知るうえでとても参考になる。
読書をするにしても、オーディブル、電子書籍より、
やっぱり紙の本が頭に入る気がする。
脳の為にも、睡眠時間を取り、運動をしっかり頑張って、
たくさんの本を読めるようにしたい。
「一流の頭脳」をぜひ読みたい。
Posted by ブクログ
面白かった。なるほどなーを100回くらい言った。
人間は現在のデジタル社会に適応できるよう進化していない。それは現代社会というものが、ここ数十年で急激な進化を遂げているため。
本来、種の大きな変化というものは何万年という時間をかけて行われるため、人間の本質は現代社会に適していないそう。この説から始まり、ストレスや不安からくる精神の不調のメカニズムを、人間の特性から説明している。これがめちゃくちゃタメになる。
ストレスや不安にさらされるとき、今までは自分はなんで弱いんだろう、とか、自分ばかりが不幸だ、と思っていた。こうして体の仕組みとして客観的に考えると、今後は状況を冷静に俯瞰できるかも知れない。
あとは、運動ってやっぱり大事なんだ。動こう。
Posted by ブクログ
日常生活に欠かせないスマホによる脳への影響が示された一冊。
私は依存症までなっていないが、不安や悩みが増大した際についスマホに取りつかれてしまう自分がいるのも事実である。
スマホに依存せず、スマホとどう向き合っていくかの本書最後にのっている。
心身を退化させないためにも、最低限ここに書かれたことは実践していきたい。
まずは手始めにスマホを寝室に持ち込まない、寝る直前にメールやチャットを開かないことからスタートする。
かのスティーブ・ジョブズも子どもたちに対してスマホやタブレットの使用を制限し、ビル・ゲイツも子供が14歳になるまでスマホを持たせなかったという件は衝撃を受けた。
IT時代の申し子と呼ばれる方々がこぞって、自ら作り出した製品の利用に制限をかけようとするのは、使い方を誤ると心身に大きな影響が生じると思っているからではないか。
時代遅れといわれるかもだけど、
・チャットやメールチェックは1時間に数分
・自分や子どもたちが勉強するときは紙とペンを使う(スマホやPCでメモを取らない)
・自分の子供たちには毎日1時間は体を動かしてもらい、9時間以上の睡眠をとってもらう
といったことを実践していきたい。
今のスマホ全盛の時代に、手に取って繰り返し読みたい一冊である。
Posted by ブクログ
スマホを使い始めてから、特にSNSを使い始めてから、思い悩むことが増えた感覚があったが、それをさまざまな研究結果をもとに説明してくれた。
スマホから離れるのが良いのはよくわかったが、運動が効果的とは知らなかった。
育児にも自身のメンタルのためにも生かしていきたい内容だった。
Posted by ブクログ
この本は、現代人にとって非常に衝撃的な一冊でした。普段何気なく使っているスマートフォンが、私たちの脳にどれほどの影響を与えているのかを、精神科医である著者が最新の科学的知見に基づいて冷静に、そして鋭く指摘しています。
特に印象的だったのは、「人類の脳はスマホの利用に対応していない」という警鐘です。集中力の低下や睡眠障害、さらにはうつとの関連性など、思い当たる節がありすぎて背筋が凍る思いでした。スマホ依存は意志の弱さではなく、脳の進化の歴史に根ざしたメカニズムだと知ることで、自分を責める気持ちが少し和らぎました。
しかし、単なる警告で終わらず、デジタル社会でどう脳を適応させ、スマホと賢く付き合っていくかのヒントを与えてくれる点も良かったです。スマホを手放せないすべての人に、一度立ち止まって自分の脳と向き合うきっかけを与えてくれる、必読の書だと思います。読後、私は無意識にスマホを手に取る回数が減りました。
Posted by ブクログ
ずっと気になっていたが、スマホ依存症についてぼちぼち書いてあるだけだろうと思っていた。実際に読んでみると、これはベストセラーになっているのに納得。
「今あなたが手にしている本はデジタル人間の脳は社会に適応していないという内容だ。」7
なんてことだ!!読み進めると、スマホやSNSを我々が使用しているのではなく、使用させられているのだと理解できる。本書では一日3時間を超えると様々な心身への影響があると述べている。現代ではもっともっと一日にスマホを使用しているだろう。若ければ若いほどその傾向は強いと考えている。若者こそ読むべきであり、若者こそ読まないだろう。大人がこのような知識をこの本を論拠に伝えていくしかない。もしくは、国や地域をあげてこの問題に取り組んでいかなければならないと思う。
以下はメモ
長期にわたってストレスホルモンの量が増えていると、脳はちゃんと機能しなくなる。常に「闘争か逃走か」という局面に立たされると、闘争と逃走以外のことを全て放棄してしまうのだ。45
ストレスは脳の扁桃体が関与しており、「火災報知器の原則」で機能する。つまり、間違えて鳴らないよりは、鳴りすぎるほうがいい。
ポケットの中のスマホが持つデジタルな魔力を、脳は無意識のレベルで感知し、「スマホを無視すること」に知能の処理能力を使ってしまうようだ。94
グーグル効果もしくはデジタル健忘症
別の場所に保存されているからと、脳が自分では覚えようとしない現象
スマホが及ぼす最大の影響はむしろ「時間を奪うこと」で、うつから身を守るための運動や人づきあい、睡眠を充分に取る時間がなくなることかもしれない。117
他の人が何をしているのか、互いにどんな関係にあるのか。これを知っておくと有利だったため、人間にはそういう情報を得たいという欲求がある。私たちが生き延びるのを助けたのは、食べ物とゴシップだった。130
基本的にすべての知的能力が、運動によって機能を向上かせるのだ。203
Posted by ブクログ
古代人との比較の連続に疲れてしまって、後半はパラパラ読みました。一日のスクリーンタイムをできる限り減らそう。今までスマホが近くにあったから集中できてなかったのかと気付く場面が多々あった。スマホは別の部屋に置き、通勤時間は読書しよう。
スマホとはうまく付き合っていきたい。
Posted by ブクログ
個人的に結構面白かった。
研究結果を根拠として、こうするべきだという意見が述べてあって納得しやすかった。
そうでなくても、自分自身スマホの使い方に関して思い当たる節が多々あったので、改善していこうと思えた。
日本だけではなく、海外でも似たような事例があることを知り、スマホの影響は人種の性格からくるものではないのではと感じた。
Posted by ブクログ
私はスマホ依存症だと思う。
何時間もスクリーンを見て、SNSを見て、YouTubeを見ている。でも、最近調子が悪い。目も悪くなったし、ケアレスミスが増えている。
一大決心をして、SNS をログアウト、スマホを隣室の指定の位置に置くようにした。
でも気になる!どうして?大した情報はないのに。
と思っていた時に本書に出会った。
脳のドーパミンは何かあるかも!となると気になる。しかも毎回あるわけじゃない方がいっぱい出る。
スマホは私たちの集中を全力で奪うように出来ている。
ジョブズ始め、スマホを作った人たちはその危険性に気づいて、スクリーンタイムを制限している話なんかも興味深かった。私も気をつけなければ。
人類の進化過程と現代社会の違いを見比べる良書だが、難点が一つ。途中に登場するコラムがなぜ文の途中でぶちこむんだ?読みにくいけど、理由があるのかなあ?
Posted by ブクログ
この本を大学生の早い時期に読めたことは、自分の人生にかなり大きな影響を与えた。
SNSはできるだけ触らないようになったし、集中して本を読んだり作業する時は、スマホを見えないところに隠す習慣ができた。
スティーブ・ジョブズが子供にスマホを渡さなかった事がかなり説得力ある事例。
Posted by ブクログ
小3の娘のお友達は既にスマホを持っている子も多い。
娘も遅かれ早かれ持つことになるであろう。
わが子の前に親である私自身がスマホとの付き合い方、そして運動や睡眠といった生活の基盤の安定をはかるべきだと思った。
さらに興味深いのが、スマホの本題に入る前のうつ話。脳の進化がまだ現代の長期的なストレスや不安に追いついてないようだ。たまたま【疲労とはなにか】というタイトルの本を読んだ後に本書を手にとったので繋がりがあって面白かった。2冊同時に2周目を読んでいる最中。
長期的なストレスと疲労からくる、心身の不調を見過ごさないように過ごし、早期に適切な対策を日々模索していこうと思う。
Posted by ブクログ
スマホとの付き合い方について考えさせられる本。
昨今の「スマホ=悪」というような風潮は、一世代前に言われていたゲームやテレビを一括りに悪者扱いするのと同じ、メディアが煽り立てる逆張りトンデモ理論だと思っていた(なぜならどれもブルースクリーンが悪いと思っていたから)が、人間の進化の見地から展開される説明には、「なるほど」と唸らされる。一番の違いは、SNSの存在か。
自分自身のスマホの付き合い方を変えようと思えただけでなく、子供のスマホの付き合い方もちゃんと考えていかなければならないなとも思わされる。
これからデジタル化がより一層進む中で、スマホは必須のアイテムだからこそ、子供にはどんどん使わせたいと思っていたし、「使用時間に制限を設けるなんて、なんてローテク人間なんだ」と思っていたけれど、考え方が180度変わった。上手な付き合わせ方、バランスを大切にしていきたい。
以前から気になっていたが…
この本がベストセラーなのも、スマホが脳にとって害を及ぼすのではないかと薄々わかっていたけれど…なんとなく怖いから目を背けてきた。携帯電話を持つようになってから、
よく使う電話番号も覚えないし、自分の番号さえもわからなくなったりもする。運動することも忘れ、スマホと過ごす休日は末恐ろしいものだ。この本に出会えたことを機に少しだけ、昔に戻って、頭と身体を鍛える生活に切り替えていこうと切に感じた。
まさしく現代人のバイブル
デジタル社会に生きる全ての人に捧げられた本書は、人類の進化の過程からスマホ及び全てのデバイス機器がもたらす影響を様々な文献、知見をもとに考察、明らかにし、私たちのこれからの生活においてどう選択、行動してゆくべきかの問いと著者なりの答えを提示している。
全ての親は一度読むべき
この本に出てくる「ポケットにPCが入ったのがスマホ」と言う表現がとてもしっくりくる。それだけとんでもない大発明なのだ。
だからこそその功罪というか、注意すべき部分は利用者として知っておくべきで、この本はその点とても理解しやすい。
いわゆるゲーム脳と違って科学的根拠も豊富だが、不思議とメディアはあまり取り上げなかった。
スマホとの付き合い方
大学生の頃から、夢中になれない自分になったと少しずつ気づきはじめた。そのあたりから、マルチタスクが得意だと思い込み社会人として働いていた。
この本を読み、今までの素朴な気づきと自分の動き方のカラクリが腑に落ちてきた。自分はスマホ依存とまではいかないが、脳の仕組みから丁寧に解説された内容を読むと、しっかりと脳がハッキングされていたんだと自覚した。
この本のおかげで、スマホとの付き合い方を見つめ直すきっかけになった。
太古にまでさかのぼる
人類の長い歴史の中で、スマホが誕生して便利な世の中になったのはごくごく最近だということをまず説明してくれます。現代において、どうしてやめられない❓嫌になっちゃう、と思った事(ネガティブ、満腹でも食べる等)は、祖先がその方が生き残る確率が高かった。それを知ることで、対処の仕方も選べる。
それでもスマホをやめられない人
タイトルが気になり読んでみました。
自分が最近悩んでいる運動不足と記憶力低下について、狩猟採集時代の話などを交えながら説明されており、とてもわかりやすく読みやすかったです。
個人的には、これまで何度もスマホによると思われる体調不良に悩まされ、その度に家族から「スマホをやめて外に出て運動しなさい」と至極真っ当なことを言われ続けてきました。
その度にスマホを辞めようと思いましたがやめられないを繰り返し、感情的になったり落ち込んだりしてました。
今回この本を読んで、スマホがいかに戦略的に人を魅了するように作られ、それを手放すのが難儀なことが丁寧に書かれており、少し立ち直れました。
スマホ対抗策の一つである運動も、どの種類でも(程度の差はあれ)効果ありと言われていたので、自分の好きな筋トレから始めてみたいと思います。
とはいえ、この本を電子書籍で購入し、さらにスマホで読んで感想書いてる時点で、自然に重度な依存なんだなーと。
腹筋しながら思いました。
匿名
スマホ依存症
スマホを手に取る度にこの本の内容が頭によぎります。
さまざまな実験結果を用いた説明に大変説得力があり、つい目を背けたくなるような驚きの事実ばかりです。
なるべくスマホを使わない生活をすることが目標になりました。
デジタルデトックスができる
いままでスマホに無駄に時間を割いてることは知っていたが、依存症でなかなか抜け出せずにいた。
そこでこの本を読んで、今までよりも随分とスマホ使用時間が減らせたと感じた。
例えば、「寝る前にスマホをみると、眠りづらくなる」とか、「同じ部屋にスマホがあるだけで、集中できなくなる」と良く言われているが、そのことについてどうしてそうなるのか、わかりやすい言葉でこちらが理解しやすいように説明している。
デジタルデトックスがしたくてもできない。。という人にすすめたい。
デジタル・デトックス必要です!
スマホ1日だけでも手放せないならば、完全に依存症です!
これを読んだら、特に学生だったら学力さえ落ちる可能性があると自覚してないと怖いです。
SNSなどの投稿や通知が気になって仕方ないならば、人生自体に多大な影響を及ぼすと深刻に捉えた方が良いかも知れません。
内容は、こう言う人もいるよねかも知れませんが、自分が重度の依存症となっている場合は、自覚も出来なくなっているかも知れません。
一度読んでみることをおすすめします。
アナログ生活の大切さ
オンラインが主流のこの時代にこそ、こういった本が必要ですね。
「スマホの目覚ましで起きるのではなく、目覚まし時計を買おう」というのは、
とても共感できました。
手書きによる効能と、アナログ生活の大切さを再認識しました。
なるべくアナログな生活にシフトしていきたいです。
Posted by ブクログ
私はスマホ脳だ。
きっとこの本には、
スマホ脳であることのの、
精神科医からみたメリットとデメリットが
バランスよく書かれているのだろう。
と思って読み始めたら。
ほぼデメリットやないかーい。
うんうん。そうだよね。
人間の長い長い歴史を1万個の丸に例えるならば、
スマホが登場したのなんて丸1個分にも満たないの。
だから、脳がそもそもスマホに適応できない。
ドーパミンをもドバドバ出させて、
なるべく滞在時間を長くさせる。
それかスマホ。(特にSNS)
私たちの脳は、まだドーパミンが出るような誘惑 に打ち勝てるほど強く進化できてない。
だから薬物だってギャンブルだって規制があるんだ。
スマホが近くにあるだけで、
テスト結果が悪くなる。
スマホを多く使う人達は、
うつ病や睡眠障害が多く発生している。
IQが下がっていく。
そんなスマホを、大人よりもさらに自制が効かない子供たちがつかう事の危うさは計り知れない。
あのスティーブ・ジョブズだって、自分の子供にはスマホこ使用時間制限をかけてる。
まずば自分のスマホのスクリーンタイムを見て。
2時間を超えてたらスマホ脳。
匿名
スマホというものが出来ても現代人の脳は昔から進化していないため、影響が計り知れないというのはよく判りました。依存性かもしれないけれど、それでもスマホやタブレットを中々離せない。
Posted by ブクログ
また読みたい。
教育的影響、運動脳との関わり、ストレスを与える人与えない人、スマホとの付き合い方、スティーブ・ジョブズは子どもに距離を取れせていたことなど驚愕の話が多く、1日6〜8時間、数年で寝る時間を抜けば1年程度使い続けている=支配されていることなど驚いた
Posted by ブクログ
スマホ依存を心配して本書を手に取った。読むとなるほどと腑に落ちるとともに怖くなりました。特に子育てではもっと配慮しないといけないと反省。自分もジムで運動始めました。
Posted by ブクログ
スマホがいかに人に害をなすか。人類の進化の過程や数々の研究から、なぜ不安や集中力の低下、うつ病などになるのか、わかりやすく書かれていてためになった。スマホの使い方を見直そうとも思った。
Posted by ブクログ
人間って思ってる以上にマルチタスクなんてできないんだなーっと
あと、SNSの見過ぎって本当に良くない鬱病のリスクを高める
適度に運動しながら好きな人間とリアルに関わっていきたい〜
Posted by ブクログ
スマホが脳に悪いのはなんとなく感じていたが、研究結果を元に解説されていて納得できた。
SNSなどは無料で使用できている、ではなく広告のターゲットになっているだけだった。
⭐️学んだこと
•長期にわたってストレスホルモンの量が増えていると、脳はちゃんと機能しなくなる。常に闘争か逃走か、と言う局面に立たされていると闘争と逃走以外のことを全て放棄してしまう。
•扁桃体:HPA系を作動させる。返答。体の作動の仕方は、火災報知器の原則。→間違えてならないよりはなりすぎる方が良い。
•ドーパミン:報酬物質とも言われるが。何かに集中するかを選択させる、つまり、人間の原動力。
※満足感は、エンドルフィンが大きな役割を果たしている。
•記憶は、脳の様々な場所に保存される。
事実や経験:記憶の中枢と呼ばれる海馬に入る。
自転車に乗る、泳ぐ、ゴルフクラブでボールを打つといった技術を習得するとき:大脳基底核の線条体。
テレビを見ながら本を読むなど、複数の作業を同時にしようとすると、情報は線条体に入ることが多い(間違った場所)
⭐️TO DO
•マルチタスクをやってるようで、複数の作業を行ったり来たりしているだけ。脳には切り替え時間が必要でさっきまでやっていた作業に残っている状態を注意残余と呼ぶ。集中する先を切り替えた後、再び元の作業に100パー集中できるまでには何分もかかる。
→特に仕事においては1つの作業に集中する。
•手書きメモはPCに勝る
→一度メモに書いて、後々検索できるようにExcelやWordにまとめる。
•週に2時間位運動する。脳に対してはこれぐらいでオーケー。心拍数上がると良い。
→ジム続ける。
•元気になれるコツを実践する。
→睡眠を優先し、体をよく動かし、社会的な環境を作り、適切なストレスに自分をさらし、スマホの使用制限する。
Posted by ブクログ
・スマホやSNSは人の注意を引くように
作られていて、集中力が奪われる。
・論文研究には、時間がかかるので、スマホ使用
の人体への影響は、まだ詳しく分かってない。
・スマホは依存性が高いので、前頭葉が未発達な
子どもにはスマホを使用させない方が良い。
・IT企業トップは、子どもにスマホを与えない
・スマホの使用は、最長2時間/日にする。
・運動は、集中力の回復、ストレス予防に効果的
Posted by ブクログ
人間の脳は石器時代から変わってないため、運動することがストレスにも集中力にも記憶力にもいいということが、わかりやすく説明されていて、
本当に運動しようと強く思った。
それからデジタルデトックス(とくにSNS)も始めた。
また時間を無駄にしてしまった、と思うことがなくなったし、とくに問題ない。それほどおもしろくなくても、ドーパミン求めて開いていたんだなあと実感。
寝るときは寝室に持ち込まず、目覚まし時計を使うことにした。
時間をみるために取り出さないために、久しぶりに腕時計を使おう思う。
スマホを横において置くだけで、集中力が下がるのも納得。
喫茶店とか、とりあえずテーブルに出して置くのもやめることにした。
今のところとても穏やか。
読んでよかった。ありがとうございます。
基本的に電子書籍での読書ばかりなので、電子書籍も脳にダメージがあるのか気になりましたが、寝る前に読書してもパソコンで動画を見ても眠くなってすぐ寝てしまうので、影響には個人差があるのかなと思いました。
スマホとの向き合い方を再考した
人類の進化の過程で形成された危機管理能力が、新しい更なる情報を欲していることを知った。
運動をして、睡眠を確保し、スマホとは距離をとる生活を徹底する。
SNSはスマホから消して、
スクリーンタイムは2時間に早速設定した。
脳の仕組みについて学べた
スマホ脳というタイトルの本だが、私にとっては、脳の仕組みについて学べたことが大きかった。
自分の決断の間違いについて悩んでいたタイミングで、この本に出会うことができた。
脳の仕組みについての説明を読んで、いくつか腑に落ちる部分があっただけでも、この本を買ってよかったと思う。
Posted by ブクログ
スマホが集中力を下げる理由を脳の構造から理解できた一冊だった。
ながらスマホやドーパミン依存が精神面に与える影響は大きい。
ただし、スマホやAIは使い方次第で思考を深める道具にもなる。
危険性を理解した上で主体的に使うことが重要だと感じた。
Posted by ブクログ
コロナの時期に、スマホゲームを勧められて始めたことがあり、その時はクリアすべき課題に1日の時間をほぼ取られていた。
本を読むことが趣味で、普段は全くゲームをしない自分でも、こうなるのかと思ったものだ。
今も、本を読みながら調べたいことが出てきたらスマホを取り出して調べたりする。
すると、いつの間にかスマホで別のことも始めてしまい、いつの間にかSNSを長時間見ていたこともある。
自分に限っては、と思っていたのに、身体としての脳はかくもスマホに翻弄されるのだと知った。
そのわけがこの本に書いてあるのだが、自分の体験だけでももう十分スマホの影響が知れたので、もう早く次の本が読みたくて、つい早読みしてしまった。
うつや睡眠障害も、スマホだけの影響ではない気がする。
それでもスマホに囚われてしまう人はいるだろし、そうでもない人もいる。
子供には確かに良くないとは思う。それは確信している。
Posted by ブクログ
★★★☆☆星3【運動で解決】
最近は本当に集中力が続かなくて困ってる。スマホを少し遠ざけてみようと思った。そしてやはり運動が大切。運動が全てを解決してくれるのなら手っ取り早い。運動しよう。
スマホにつかれる前に必読
ここ数年、自分の集中力が格段に落ちている事には薄々気がついていました。パンデミック宣言以降、YouTubeで短めの動画を次々見る時間も増え、長い文章を読むのが辛くなっている自分に気がつきました。
かなりショックでこの本を読みましたが、当面の対応策が見つかりました。
この本は、
脳が人間の進化の過程でどのように発達してきたか、
だから今のスマホ環境に対し、どう反応しているのか、
分かりやすく説明してくれます。
スマホ認知症の次はスマホ脳
スマホ依存症と呼ばれ始めて注目されたが、
さらに脳を削っている、
とでも言うべき事態になりつつあるようだ。
新聞を、線を引いて2度読みしていると、
霧が晴れるように、理解できることがある。
スマホなどでネットの世界を泳いでいると、
溺れそうになり、脳が苦しむ。
自分の自覚に自信がある間に、脳が削られないように、
注意しよう。