あらすじ
平均で一日四時間、若者の二割は七時間も使うスマホ。だがスティーブ・ジョブズを筆頭に、IT業界のトップはわが子にデジタル・デバイスを与えないという。なぜか? 睡眠障害、うつ、記憶力や集中力、学力の低下、依存――最新研究が明らかにするのはスマホの便利さに溺れているうちにあなたの脳が確実に蝕まれていく現実だ。教育大国スウェーデンを震撼させ、社会現象となった世界的ベストセラーがついに日本上陸。
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日常生活に欠かせない存在となったスマホ。
しかし、そのスマホの危険性が日々問われるのはどうしてなのでしょうか。
著者はそこに人類の進化が関係しているといいます。
本書は、科学的根拠と進化論の目線から、私達がスマホを手放せなくなってしまった原因を分かりやすく解説しています。
人類はこれまで多くの時間を狩猟や採集に費やし、長い時間をかけて脳をその生活様式に最適化させてきました。
そんな狩猟生活に最適化された私達にとって、急激にデジタル化した今の環境は異常事態なのです。
本書を読んだ後、「自分はスマホを利用しているのではなく、利用されているだけではないのか?」と思わず自問してしまいました。
それほどまでにスマホは魅力的で、私達に様々な影響を与えていることに驚きでした。
今後もデジタル化の進行が予想される中、私達はスマホの魅力を知った上で、自分自身にあった利用方法を考えるべきなのかもしれません。
みなさんは今後どのようにスマホと向き合っていきますか?
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
この本を読んで、自分のスマホや他人のスマホに対して嫌悪感を持つようになった。スマホを使い過ぎているので、制限し続けていきたい。家族に読ませたい。
Posted by ブクログ
人々は「スマホを使う」と言うが、果たして本当にそうか?「スマホに使われて」いないか?電車に乗ってまわりを見渡せば、下を向きスマホを見つめている人ばかり。大の大人が寝ても覚めても鉄の板を一生懸命見つめている。大人ですらこんな状況で、だれがスマホ中毒になった子どもを責めることができよう。中毒というものは自らの意思でどうにもできないから中毒なのであり、一度も触れないに越したことはない。ジョブズですら11歳になるまで自分の子どもにiPhoneを持たせなかったというのだから納得である。刹那的な快楽に溺れスマホに操作されている人間を見ると、ハリガネムシに寄生されたカマキリを思い出す。カマキリの意思とは関係なく、ハリガネムシの利益のためだけに水辺に向かわされ、そのまま水に溺れて死んでしまう。人間は選択することができる、スマホに誘われ情報の海に溺れさせられるのか、自分と向き合うのか。この本を読むまでは自分もスマホ中毒でありました。一般的に言われているいくつもの方策を駆使して改善を試みても結局は解決しなかった中毒が、科学的な理論で知ることができると大いに改善され、今では以前のスマホ時間が映画鑑賞や読書や勉強に置き換えられ、豊かな時間を過ごせています。必ずまた再読します。オススメです。
Posted by ブクログ
○主題
『脳は原始時代のままで、デジタル社会に対応できていないということを意識して生活していく必要がある。』
○対処法
『睡眠を優先し、体をよく動かし、社会的な関係を作り、適度なストレスに自分をさらし、スマホの使用を制限すること』
○1章:人類はスマホなしで歴史を作ってきた
・人類が生まれてから20万年だがコンピューターが生まれたのが60年前、スマホやインターネットが当たり前、SNSができたのが20年前とめちゃくちゃ最近
・環境に適応しているわけではなく、適応できているタイプが生き残る。能動的に変わっているわけではないので時間がかかる(しろくまやきりん)。それができるほどの時間は立っていない。
・昔は高カロリーのものが貴重だったため、現代でも高カロリーのものに惹かれる。
・感情は生存戦略。判断を下すときの材料になる。感情により決断させられる。ネガティブよりポジティブの感情が勝る。
・負の感情の方が気になるのは、生存に関係することが多かったから。
→負の感情の根源はストレス。
→ストレスについては次章。
○2章:ストレス、恐怖、うつには役目がある
・脳にはHPA系というシステムがある。
(視床下部→下垂体→副腎)
・HPA系は簡単にいうとコルチゾールを分泌するシステム。
脊椎動物であれば基本持っている。
緊急性の高い脅威に遭遇したときのために発達した。
・コルチゾール:ストレスホルモン。これにより心臓の動きを速くする。
Q.なぜ速くするのか?
A.速く反応して、攻撃するか or 逃走するか選択しないといけないから。
心臓が速くなる→血液量UP→筋肉への血液量UP→素早く動く
→『闘争か逃走か』という状態。
・昔のストレスはライオンなどの天敵からの脅威だけだからその名残。
・ずっとストレスにさらされると『闘争か逃走か』という状態にずっとなる。
→原始的な選択しかできなく、心の余裕がなくなる。細かいことが気になるようになる。
・しかし、適度なストレスは必要。ないと無気力になる。
・『火災報知器の原則』:扁桃体の作用の仕方(HPA系にどう指示を出すか)。鳴らないよりも、多く鳴って間違う方がいい。(例:ホースを見て蛇と見間違うとき)
・扁桃体のスイッチは基本ONになっている。
→昔は良かったけど、今はあらゆるもの(SNSなど)に反応しすぎてしまう。
・不安(起きるかもしれない)と恐怖(起きて怖い)
→不安は人間特有のもの。未来を予測する力だから。
・不安の時も『闘争か逃走か』が働く。
・体の仕組みは「現実」の脅威と「想像(未来)」の脅威を区別できない
→そのため、不安を抱えている人はずっとストレスシステムが働いている状態。
・「うつ」は長期的にストレスを感じると発生する。そこらじゅうに危険があると思うので家に引き篭もるようになる。
・体が出すサインを見逃さないことがポイント。
・また、体は『闘争か逃走か』を一番に優先させる。セックスや食事、睡眠よりも。なぜなら、身の危険を守るためのシステムだから。
○3章:スマホは最新のドラッグ
・ドーパミン:行動動機を与えるのがいちばんの役割。元気にするだけでなく。何に集中するかを選択させる(=人間の原動力)。
・何かをしているときではなく、何かをしようとするときに働く。
・何かをしているときに働くのはエンドルフィン。
・新しいものを見るとドーパミンが放出される。
→スマホでニュースを見ると次々に読みたくなるのやショート動画の原理もこれ。
・脳は「もしかしたら」や「期待」に強く反応する。
・スマホに依存する仕組み
①通知で期待→②スマホ見る→③別のが気になる→④別のを見る→③④を繰り返す
「いいね」機能もいいねがついた気になるという期待を利用したもの。
○4章:『集中力』こそ現代における資産
・現代人の集中力を急速になくなっていっている。注意持続時間は12秒から8秒に。
・マルチタスクの増加(例:動画見ながら家事したり)
→マルチタスクはは集中力が低い。マルチタスク能力さえも低い。
→気が散ってしまう。そのため記憶力が低い。
・2つのことを同時にしていると思っているけど実際は一つのことしかできていない。切り替えてやっているだけ。本当にできるのは人口の1〜2%だけ。女性の方ができやすい。
・さっきやってたことに注意が残る(=注意残余)。
・昔の名残でマルチタスクをするとドーパミンが放出されてしまい、できていると錯覚してしまう。
・デジタル機器にメモするよりも手書きのほう頭に残る。
→デジタル機器だと入力スピードに脳が追いつかない。手書きだと脳の整理する時間が作れるから。
・マルチタスクはワーキングメモリにも悪影響を与える。
・長期記憶には、「集中」と「時間」が必要。次々と新しい情報を入れると記憶を「固定化」する時間が作れない。
・Google効果(デジタル性健忘):別の場所に保存されているからと脳が自分で記憶しなくなること。
→脳は情報そのものよりも、情報がどこにあるかを優先して覚えるため、グーグルばかり使うと知識として残らない。次から次に検索すると情報を自分と結びつける時間が与えられない。ショート動画など。
・スマホは近くにあるだけで、人間はドーパミンが出る?!期待するから。
○5章:スクリーンがメンタルヘルスや睡眠に与える影響
・スマホを手放しただけで「コルチゾール」増加。近年は睡眠不足も増加している。
・睡眠は「短期」→「長期」記憶へと定着するために重要。
・「メラトニン」分泌量が多いと眠りやすくなる。しかし、ブルーライトはメラトニン分泌を抑制する。メラトニンは、光の少ないところで分泌量が増える。スマホが寝室にあるだけでも悪影響。
・スマホは、空腹ホルモン「グレリン」の分泌量も増加させる。
・どうしてもスマホを寝室で見るなら、画面を暗くして目から36cm以上離す。
・基本はスマホは寝室以外に置いて寝る。
・また、週に3回以上は運動をすると睡眠の質UP!
○6章:SNSは現代最強の『インフルエンサー』
・人間の会話のほとんどは「ゴシップ」。特に悪い噂が好き。
→これも昔の名残。知っておくことで自分の身の危険を守れた。昔は結構の割合で人間同士の争いで命を落としていた。関係性を知ることは生存戦略の上で重要だった。
・人は自分のことは話したい生き物である。SNSはさらにそれを可能にさせた。昔は少人数だったけどSNSを使えば何万人以上の人に発信ができるようになった。
・リアルで人に会う人ほど幸福度が高く、SNSばっかり使っている人は幸福度が低かった。他の人のいいところばかり見ているから。
・「セロトニン」の量はボスやリーダー(社会的に高い地位)ほど多く分泌される。
・SNSで特に悪い使い方は見る専門の人。投稿や積極的にSNS上で交流を行っている人はそれほど幸福度は低くない。交流のツールと思っている人にとっては。
・スマホでの交流は共感力が身につかないため、最近は共感力が低下している。
→SNSの時間を抑制するだけでも効果がある。
○7章:バカになっていく子供たち
・子供にはタブレット学習は向いていない。
・報酬(ご褒美)を我慢できなくなっている。
・紙で学習する方が勉強の成果がいい。
・運動を勉強前にするのも効果あり。
・睡眠の質も落ちている。
・脳のブレーキ役である「前頭葉」は25〜30歳で完全に発達する。
○8章:運動というスマートな対抗策
・デジタルによる「ストレス」「集中力低下」「情報量過多」に対応できるのは運動
・何かの作業や勉強前に運動をするだけで「集中力UP」に効果あり。
→これも昔の名残。運動するタイミング=集中力が必要なタイミング(狩りなど)
・ストレスも運動をしている人の方が低かった。
→ストレスの大半が『闘争か逃走か』に結びついている。
→運動をしてコンディションが良ければパニックにならず焦らないためストレスも低くなる。
→事前にストレスシステムを作動(=火災報知器の原則)させる必要がない。
・最低6ヶ月に52時間(1週間に2時間)心拍数が上がれば良い。
○9章:脳はスマホに適応するのか
・現代人のIQは下がっている。
・使われない知識は失われる。脳にとっては「使うか捨てるか」。エネルギーを節約しようとする。スマホが代替することでその能力が失われていく。
・スマホの使用時間は1日の3分の1や4分の1になることもあるほどで、過去にこんなものは存在しなかった。
・スマホの台頭スピードが速いため、研究結果が追いついていない。通常研究は何年もかかる。それより速いスピードで進化している。
・そのため、スマホなどが私たちに与える影響は未知数。スマホ依存かもと思った場合は控えた方がいいと思われる。
・人間は元来幸せな生き物ではない。
→なぜなら、「不安」を抱えてきた子孫の方が生存してきた確率が高い。
・幸せになるためにするべきこと
→『睡眠を優先し、体をよく動かし、社会的な関係を作り、適度なストレスに自分をさらし、スマホの使用を制限すること』
・心の不調には「予防」が大切。
・デジタルな道具はデメリットを理解して、賢く使う必要がある。
○10章:終わりに
・私たちは、これまで人間が適応してきた世界とはかけ離れた世界にいる。
・そのことを理解し、配慮した上で生活を送ることが大事。
■デジタル時代のアドバイス
• 自分のスマホ利用時間を知ろう
1日に何回スマホを手に取り、どれくらい時間をかけているか自分を知ることが変化への第一歩。
• 目覚まし時計・腕時計を買おう
スマホでなくてもいい機能は、スマホを使わないように。
• 毎日1〜2時間はスマホをオフに
毎日1〜2時間オフにすることを周囲の人に伝えておく。
• プッシュ通知をすべてオフにしよう
• スマホの表示をモノクロに
色のない画面のほうがドーパミンの量が少ない。
• 運転中はサイレントモードに
危険な瞬間に気が散るリスクが減る。
◯ 職場で
• 集中力が必要な作業をするときは、スマホを手元におかず、隣の部屋においておく。
• チャットやメールをチェックする時間を決めよう。
◯ 人と会っているとき
• 友達と会っているときはスマホをマナーモードにして少し遠ざけておき、相手に集中する。
• あなたがスマホを取り出せば、周りにも伝染する。
スマホを取り出さないようにすれば、周りも見習う
◯ 子供と若者へのアドバイス
• 教室でスマホは禁止!
でなければ学習能力が低下する。
• スクリーンタイムを制限し、代わりに別のことをしよう
大人も子供も仕事・勉強以外でスクリーンに費やすのは最長2時間まで。8歳未満なら1時間。
• よい手本になろう
私たちは相手を真似ることで学ぶ。子どもは大人がしているようにする。大人に「しなさい」と言われたようにではなく。
◯ 寝るとき
• スマホやタブレットの電源を切る
ベッドに入る1時間前には。
• スマホを寝室に置かない。
朝起きるための目覚まし時計を買おう。
• 寝る直前に仕事のメールを開かない
◯ ストレスの対処法
• ストレスの兆候を見逃さない
◯ 運動と脳
• どんな運動も脳に良い
心拍数を上げるものがベスト。大事なのは運動することなのでマラソンなどのきついものでなく、散歩などの簡単なものでいい。
• 最大限にストレスレベルを下げ、集中力を高めたければ、週に3回45分息が切れ汗をかくまで運動をすると良い。
◯ SNS
• 積極的な交流したい人だけフォローする。
• SNSは交流の道具と考えて
他の人の投稿に積極的にコメントをすることで親近感が生まれ、関係も深まる。
• スマホからはSNSをアンインストールし、PCだけで使う。
Posted by ブクログ
確かに心身の不調、思い当たる事がありこわくなる。人間の進化の過程からの説明はとても分かりやすかったので余計に説得力あり。
今の生活はスマホは切り離せないため、スマホの特異性をきちんと考えてうまく付き合っていかないといけない。
とりあえず、スマホから離れる時間を多めに取り、適度な運動をしよう。
Posted by ブクログ
「スマホをたとえ触らなくても、目の見える範囲にスマホがただ置いてあるだけで、その場への興味・関心・集中力が下がる。」
これはかなり衝撃的でした。これを読んでから、食事中はスマホを鞄にしまうようになりました。
自己啓発本のようなテイストではなく、ただ事実を知識として教えてくれているような書き方がとても読みやすいです。
また、全ての項目に過去の実験のデータベースなどが書かれているので、ソースがはっきりしていて信頼できました。
Posted by ブクログ
様々な研究データや人間の脳構造、進化の過程で得た人間の特性と関連づけながら現代社会で直面する「ストレス」「不安」についても言及されており、どれも目から鱗だった。
確かに、何で自制と欲求が抑えられない未成年に対して、お酒やタバコはダメで、脳にハッキング作用があるスマホの制限はかけられていないのだろう。
現代社会に少しでも浸透してほしい価値観だと感じた。
Posted by ブクログ
スウェーデンで精神科医をしている著者の話題作。
興味深い実験やデータがたくさんあって、今までで一番メモが止まらなかった。
・世界中の多くの国でこれまでにないペースでうつ病、不眠症が増えている。
→なぜか?人類が誕生して99.9%は狩猟と採集で生きていた。そんな人間の持つ脳が急速に進んだデジタル化に対応できていないから。
・ストレス、不安、緊張…これらは長い狩猟と採集の時代に、人間が生き延びるために進化した脳の自然な反応。(このメカニズムがめちゃくちゃ興味深かった!)
・強いストレスを受けると脳が周囲に危険がいっぱいと解釈
→その環境から身を遠ざけるため、脳は気分を落ち込ませて引きこもるように仕向ける
=うつ病は危険な世界から身を守るための脳の戦略
・スマホはマナーモードでテーブルに置いているだけで集中力を奪う(影響: テストの結果が悪くなる、睡眠時間が短くなる傾向など)
→なぜか?スマホ=ドーパミン(報酬)を放出し続けるものと脳が認識して、スマホの存在を無視するために脳の容量の一部を使うから。
・SNSに費やす時間が長い人ほど孤独感・不安・気分の落ち込みが増し、「自分はダメだ、不幸だ」と思いやすい傾向。(思春期女子は特にこの傾向が強い)
→なぜか?脳は集団のなかで自分の地位が下がるとセロトニンの分泌が減り、うつ病になりやすい。SNSの利用で、常に何百万人と自分を比較しやすくなり、何においても自分より上がたくさんいることを思い知らされ、自信を失いやすいため。
・SNSの仕組み
人々の「注目」は黄金の価値。どうすれば1秒でも長くSNSに留まるか、脳の専門家を雇って研究し、ドーパミンを刺激する作りにしている。
→SNSはその「注目」を広告主に転売し、モノを買わせる機会を作っている。
例: 下にスワイプして1秒待つと更新され、新しい投稿が現れる(脳にとって報酬)=スロットマシーンを真似ている。
狩猟と採集の時代になぞらえて考えてみると、ストレス・不安・緊張・不眠など私も含めて多くの現代人が悩んでいることの根源がよく理解できた。
そして今や当たり前になった、スマホとSNSの利用を見直すきっかけにもなった。
実際にやったこととしてはとりあえず、スマホをグレースケール(モノクロ表示)に設定し、あらゆる通知をオフにして、Instagramを見えないところに追いやり、目覚まし時計を買ってみた。
スマホばかり見てメンタルを病みながら一生を過ごしたくはない。それよりも、いま目の前にいる大切な人やモノ(本とか本とか…)に時間を注いで、自分が本当の意味で満たされる過ごし方をしたい。
Posted by ブクログ
スマホ依存症、といった言葉は最近よく耳にするし、精神疾患患者が増えていることも知っていたけど、人間の脳が一万年前から変わってなくて、科学の進歩が人間の身体に追いついていない。という視点から分析するのがとても面白かった。
なるほど…、これ自分に当てはまっているよな、無意識のうちに脳がハッキングされていた、、、とか、読書中何度思ったことか…
これを読んでから、スマホがとても恐ろしいものに思えてきて、その嫌悪感から手にとる時間が減った気がする。
SNSがあることで、沢山の人に繋がれるメリットも私は大いに感じているから、良い塩梅で付き合っていけるようにしたい。
本書の伝えたいメッセージ軸とは違うかもしれないが、以下のフレーズが印象に残った。
↓
精神科医として働く中で気づいたのだが、患者が、自分の感情が果たす役割を理解するのはとても重要だ。不安が私たちを危険から救ってきてくれたことや、うつが感染症や争いから身を守るための術だったと知れば、患者たちもこう考えることができる。
「うつになったのは自分のせいじゃない。ただ脳が、進化したとおりに働いているだけ。
その世界は、今いる世界とはまったく違ったのだから」
Posted by ブクログ
質の低いドーパミンに支配されている現代。
ドーパミンの最重要課題は「人に行動の動機を与える」。
フリック操作ではなく、人生を豊かにするための行動にドーパミンを使っていきたい。
Posted by ブクログ
この本が発売になった時、とても気になっていた。
やっと読むことができた。
とっても、よく分かった!!!
著者はスェーデンでの精神科医。
現代の、鬱や精神障害の多くはデジタルが原因と書いてある。
人間の脳は原始時代から機能は変わらず、デジタル時代に追いついてないとのこと。
わかりやすい文章で、サクサク読めた。
巷でもスマホ依存症が問題になっている。
未だ脳が発達段階の幼い頃から、スクリーンを見続ける影響も読んでいて怖いくらいだ。
訳者のあとがきにもあるが、
この本は子供や若者だけでなく、物忘れが増えた大人や集中力が無くなった大人、ストレスを感じる大人にも読むべき本。
特に、教育関係者、保護者はデジタルに対するメリットデメリットを知るうえでとても参考になる。
読書をするにしても、オーディブル、電子書籍より、
やっぱり紙の本が頭に入る気がする。
脳の為にも、睡眠時間を取り、運動をしっかり頑張って、
たくさんの本を読めるようにしたい。
「一流の頭脳」をぜひ読みたい。
Posted by ブクログ
面白かった。なるほどなーを100回くらい言った。
人間は現在のデジタル社会に適応できるよう進化していない。それは現代社会というものが、ここ数十年で急激な進化を遂げているため。
本来、種の大きな変化というものは何万年という時間をかけて行われるため、人間の本質は現代社会に適していないそう。この説から始まり、ストレスや不安からくる精神の不調のメカニズムを、人間の特性から説明している。これがめちゃくちゃタメになる。
ストレスや不安にさらされるとき、今までは自分はなんで弱いんだろう、とか、自分ばかりが不幸だ、と思っていた。こうして体の仕組みとして客観的に考えると、今後は状況を冷静に俯瞰できるかも知れない。
あとは、運動ってやっぱり大事なんだ。動こう。
Posted by ブクログ
日常生活に欠かせないスマホによる脳への影響が示された一冊。
私は依存症までなっていないが、不安や悩みが増大した際についスマホに取りつかれてしまう自分がいるのも事実である。
スマホに依存せず、スマホとどう向き合っていくかの本書最後にのっている。
心身を退化させないためにも、最低限ここに書かれたことは実践していきたい。
まずは手始めにスマホを寝室に持ち込まない、寝る直前にメールやチャットを開かないことからスタートする。
かのスティーブ・ジョブズも子どもたちに対してスマホやタブレットの使用を制限し、ビル・ゲイツも子供が14歳になるまでスマホを持たせなかったという件は衝撃を受けた。
IT時代の申し子と呼ばれる方々がこぞって、自ら作り出した製品の利用に制限をかけようとするのは、使い方を誤ると心身に大きな影響が生じると思っているからではないか。
時代遅れといわれるかもだけど、
・チャットやメールチェックは1時間に数分
・自分や子どもたちが勉強するときは紙とペンを使う(スマホやPCでメモを取らない)
・自分の子供たちには毎日1時間は体を動かしてもらい、9時間以上の睡眠をとってもらう
といったことを実践していきたい。
今のスマホ全盛の時代に、手に取って繰り返し読みたい一冊である。
Posted by ブクログ
スマホを使い始めてから、特にSNSを使い始めてから、思い悩むことが増えた感覚があったが、それをさまざまな研究結果をもとに説明してくれた。
スマホから離れるのが良いのはよくわかったが、運動が効果的とは知らなかった。
育児にも自身のメンタルのためにも生かしていきたい内容だった。
Posted by ブクログ
この本は、現代人にとって非常に衝撃的な一冊でした。普段何気なく使っているスマートフォンが、私たちの脳にどれほどの影響を与えているのかを、精神科医である著者が最新の科学的知見に基づいて冷静に、そして鋭く指摘しています。
特に印象的だったのは、「人類の脳はスマホの利用に対応していない」という警鐘です。集中力の低下や睡眠障害、さらにはうつとの関連性など、思い当たる節がありすぎて背筋が凍る思いでした。スマホ依存は意志の弱さではなく、脳の進化の歴史に根ざしたメカニズムだと知ることで、自分を責める気持ちが少し和らぎました。
しかし、単なる警告で終わらず、デジタル社会でどう脳を適応させ、スマホと賢く付き合っていくかのヒントを与えてくれる点も良かったです。スマホを手放せないすべての人に、一度立ち止まって自分の脳と向き合うきっかけを与えてくれる、必読の書だと思います。読後、私は無意識にスマホを手に取る回数が減りました。
Posted by ブクログ
ずっと気になっていたが、スマホ依存症についてぼちぼち書いてあるだけだろうと思っていた。実際に読んでみると、これはベストセラーになっているのに納得。
「今あなたが手にしている本はデジタル人間の脳は社会に適応していないという内容だ。」7
なんてことだ!!読み進めると、スマホやSNSを我々が使用しているのではなく、使用させられているのだと理解できる。本書では一日3時間を超えると様々な心身への影響があると述べている。現代ではもっともっと一日にスマホを使用しているだろう。若ければ若いほどその傾向は強いと考えている。若者こそ読むべきであり、若者こそ読まないだろう。大人がこのような知識をこの本を論拠に伝えていくしかない。もしくは、国や地域をあげてこの問題に取り組んでいかなければならないと思う。
以下はメモ
長期にわたってストレスホルモンの量が増えていると、脳はちゃんと機能しなくなる。常に「闘争か逃走か」という局面に立たされると、闘争と逃走以外のことを全て放棄してしまうのだ。45
ストレスは脳の扁桃体が関与しており、「火災報知器の原則」で機能する。つまり、間違えて鳴らないよりは、鳴りすぎるほうがいい。
ポケットの中のスマホが持つデジタルな魔力を、脳は無意識のレベルで感知し、「スマホを無視すること」に知能の処理能力を使ってしまうようだ。94
グーグル効果もしくはデジタル健忘症
別の場所に保存されているからと、脳が自分では覚えようとしない現象
スマホが及ぼす最大の影響はむしろ「時間を奪うこと」で、うつから身を守るための運動や人づきあい、睡眠を充分に取る時間がなくなることかもしれない。117
他の人が何をしているのか、互いにどんな関係にあるのか。これを知っておくと有利だったため、人間にはそういう情報を得たいという欲求がある。私たちが生き延びるのを助けたのは、食べ物とゴシップだった。130
基本的にすべての知的能力が、運動によって機能を向上かせるのだ。203
Posted by ブクログ
古代人との比較の連続に疲れてしまって、後半はパラパラ読みました。一日のスクリーンタイムをできる限り減らそう。今までスマホが近くにあったから集中できてなかったのかと気付く場面が多々あった。スマホは別の部屋に置き、通勤時間は読書しよう。
スマホとはうまく付き合っていきたい。
Posted by ブクログ
個人的に結構面白かった。
研究結果を根拠として、こうするべきだという意見が述べてあって納得しやすかった。
そうでなくても、自分自身スマホの使い方に関して思い当たる節が多々あったので、改善していこうと思えた。
日本だけではなく、海外でも似たような事例があることを知り、スマホの影響は人種の性格からくるものではないのではと感じた。
Posted by ブクログ
私はスマホ依存症だと思う。
何時間もスクリーンを見て、SNSを見て、YouTubeを見ている。でも、最近調子が悪い。目も悪くなったし、ケアレスミスが増えている。
一大決心をして、SNS をログアウト、スマホを隣室の指定の位置に置くようにした。
でも気になる!どうして?大した情報はないのに。
と思っていた時に本書に出会った。
脳のドーパミンは何かあるかも!となると気になる。しかも毎回あるわけじゃない方がいっぱい出る。
スマホは私たちの集中を全力で奪うように出来ている。
ジョブズ始め、スマホを作った人たちはその危険性に気づいて、スクリーンタイムを制限している話なんかも興味深かった。私も気をつけなければ。
人類の進化過程と現代社会の違いを見比べる良書だが、難点が一つ。途中に登場するコラムがなぜ文の途中でぶちこむんだ?読みにくいけど、理由があるのかなあ?
Posted by ブクログ
この本を大学生の早い時期に読めたことは、自分の人生にかなり大きな影響を与えた。
SNSはできるだけ触らないようになったし、集中して本を読んだり作業する時は、スマホを見えないところに隠す習慣ができた。
スティーブ・ジョブズが子供にスマホを渡さなかった事がかなり説得力ある事例。
以前から気になっていたが…
この本がベストセラーなのも、スマホが脳にとって害を及ぼすのではないかと薄々わかっていたけれど…なんとなく怖いから目を背けてきた。携帯電話を持つようになってから、
よく使う電話番号も覚えないし、自分の番号さえもわからなくなったりもする。運動することも忘れ、スマホと過ごす休日は末恐ろしいものだ。この本に出会えたことを機に少しだけ、昔に戻って、頭と身体を鍛える生活に切り替えていこうと切に感じた。
まさしく現代人のバイブル
デジタル社会に生きる全ての人に捧げられた本書は、人類の進化の過程からスマホ及び全てのデバイス機器がもたらす影響を様々な文献、知見をもとに考察、明らかにし、私たちのこれからの生活においてどう選択、行動してゆくべきかの問いと著者なりの答えを提示している。
全ての親は一度読むべき
この本に出てくる「ポケットにPCが入ったのがスマホ」と言う表現がとてもしっくりくる。それだけとんでもない大発明なのだ。
だからこそその功罪というか、注意すべき部分は利用者として知っておくべきで、この本はその点とても理解しやすい。
いわゆるゲーム脳と違って科学的根拠も豊富だが、不思議とメディアはあまり取り上げなかった。
スマホとの付き合い方
大学生の頃から、夢中になれない自分になったと少しずつ気づきはじめた。そのあたりから、マルチタスクが得意だと思い込み社会人として働いていた。
この本を読み、今までの素朴な気づきと自分の動き方のカラクリが腑に落ちてきた。自分はスマホ依存とまではいかないが、脳の仕組みから丁寧に解説された内容を読むと、しっかりと脳がハッキングされていたんだと自覚した。
この本のおかげで、スマホとの付き合い方を見つめ直すきっかけになった。
太古にまでさかのぼる
人類の長い歴史の中で、スマホが誕生して便利な世の中になったのはごくごく最近だということをまず説明してくれます。現代において、どうしてやめられない❓嫌になっちゃう、と思った事(ネガティブ、満腹でも食べる等)は、祖先がその方が生き残る確率が高かった。それを知ることで、対処の仕方も選べる。
それでもスマホをやめられない人
タイトルが気になり読んでみました。
自分が最近悩んでいる運動不足と記憶力低下について、狩猟採集時代の話などを交えながら説明されており、とてもわかりやすく読みやすかったです。
個人的には、これまで何度もスマホによると思われる体調不良に悩まされ、その度に家族から「スマホをやめて外に出て運動しなさい」と至極真っ当なことを言われ続けてきました。
その度にスマホを辞めようと思いましたがやめられないを繰り返し、感情的になったり落ち込んだりしてました。
今回この本を読んで、スマホがいかに戦略的に人を魅了するように作られ、それを手放すのが難儀なことが丁寧に書かれており、少し立ち直れました。
スマホ対抗策の一つである運動も、どの種類でも(程度の差はあれ)効果ありと言われていたので、自分の好きな筋トレから始めてみたいと思います。
とはいえ、この本を電子書籍で購入し、さらにスマホで読んで感想書いてる時点で、自然に重度な依存なんだなーと。
腹筋しながら思いました。
匿名
スマホ依存症
スマホを手に取る度にこの本の内容が頭によぎります。
さまざまな実験結果を用いた説明に大変説得力があり、つい目を背けたくなるような驚きの事実ばかりです。
なるべくスマホを使わない生活をすることが目標になりました。
デジタルデトックスができる
いままでスマホに無駄に時間を割いてることは知っていたが、依存症でなかなか抜け出せずにいた。
そこでこの本を読んで、今までよりも随分とスマホ使用時間が減らせたと感じた。
例えば、「寝る前にスマホをみると、眠りづらくなる」とか、「同じ部屋にスマホがあるだけで、集中できなくなる」と良く言われているが、そのことについてどうしてそうなるのか、わかりやすい言葉でこちらが理解しやすいように説明している。
デジタルデトックスがしたくてもできない。。という人にすすめたい。
デジタル・デトックス必要です!
スマホ1日だけでも手放せないならば、完全に依存症です!
これを読んだら、特に学生だったら学力さえ落ちる可能性があると自覚してないと怖いです。
SNSなどの投稿や通知が気になって仕方ないならば、人生自体に多大な影響を及ぼすと深刻に捉えた方が良いかも知れません。
内容は、こう言う人もいるよねかも知れませんが、自分が重度の依存症となっている場合は、自覚も出来なくなっているかも知れません。
一度読んでみることをおすすめします。
アナログ生活の大切さ
オンラインが主流のこの時代にこそ、こういった本が必要ですね。
「スマホの目覚ましで起きるのではなく、目覚まし時計を買おう」というのは、
とても共感できました。
手書きによる効能と、アナログ生活の大切さを再認識しました。
なるべくアナログな生活にシフトしていきたいです。
Posted by ブクログ
スマホの普及は人類に利便性や他者との繋がりなどを提供してくれる。しかしながら、人類の脳は狩猟採集をしていた原始時代の生活に適応するように発達しており、「期待」を与えてくれるスマホはドーパミン供給装置とも言える。スマホがもたらす心理的な影響を多数の研究結果を用いて説明しており、今後の向き合い方を見つめ直すきっかけとなった。
Posted by ブクログ
私たち人間は本能で、ほんのちょっとの時間でも何か情報を得ようとします。
私の場合は目下、推しサッカーチームの移籍情報。
何か新しい動きがないかと、気づいたらスマホを手に取り、Yahoo!ニュースやXを無限スクロールしてる始末。
数年前に話題になったアンデシュ・ハンセン『スマホ脳』を読んでみると、“脱スマホ”は思っている以上に難しそうです。
今この瞬間も新しい情報があるかもしれないというギャンブル的な欲求。
それに耐え、スマホを遠ざけることに余計カロリーを使うという皮肉。
本書では対抗策として運動を推奨してますが、私はデジタルとの付き合い方にもっと理性を持ちこみたいです。
スマホを求めている一瞬を自覚し、本当に見るかどうか、一拍置いてみる。
見ない選択がとれるような、ホッと一息の選択肢を増やす。
先日は無性にスマホを見たくなった時、とりあえずお香を焚いてみました。
静まれ、我がスマホ脳よ。
Posted by ブクログ
私はスマホ脳だ。
きっとこの本には、
スマホ脳であることのの、
精神科医からみたメリットとデメリットが
バランスよく書かれているのだろう。
と思って読み始めたら。
ほぼデメリットやないかーい。
うんうん。そうだよね。
人間の長い長い歴史を1万個の丸に例えるならば、
スマホが登場したのなんて丸1個分にも満たないの。
だから、脳がそもそもスマホに適応できない。
ドーパミンをもドバドバ出させて、
なるべく滞在時間を長くさせる。
それかスマホ。(特にSNS)
私たちの脳は、まだドーパミンが出るような誘惑 に打ち勝てるほど強く進化できてない。
だから薬物だってギャンブルだって規制があるんだ。
スマホが近くにあるだけで、
テスト結果が悪くなる。
スマホを多く使う人達は、
うつ病や睡眠障害が多く発生している。
IQが下がっていく。
そんなスマホを、大人よりもさらに自制が効かない子供たちがつかう事の危うさは計り知れない。
あのスティーブ・ジョブズだって、自分の子供にはスマホこ使用時間制限をかけてる。
まずば自分のスマホのスクリーンタイムを見て。
2時間を超えてたらスマホ脳。
匿名
スマホというものが出来ても現代人の脳は昔から進化していないため、影響が計り知れないというのはよく判りました。依存性かもしれないけれど、それでもスマホやタブレットを中々離せない。
Posted by ブクログ
また読みたい。
教育的影響、運動脳との関わり、ストレスを与える人与えない人、スマホとの付き合い方、スティーブ・ジョブズは子どもに距離を取れせていたことなど驚愕の話が多く、1日6〜8時間、数年で寝る時間を抜けば1年程度使い続けている=支配されていることなど驚いた
Posted by ブクログ
スマホ依存を心配して本書を手に取った。読むとなるほどと腑に落ちるとともに怖くなりました。特に子育てではもっと配慮しないといけないと反省。自分もジムで運動始めました。
基本的に電子書籍での読書ばかりなので、電子書籍も脳にダメージがあるのか気になりましたが、寝る前に読書してもパソコンで動画を見ても眠くなってすぐ寝てしまうので、影響には個人差があるのかなと思いました。
スマホとの向き合い方を再考した
人類の進化の過程で形成された危機管理能力が、新しい更なる情報を欲していることを知った。
運動をして、睡眠を確保し、スマホとは距離をとる生活を徹底する。
SNSはスマホから消して、
スクリーンタイムは2時間に早速設定した。
脳の仕組みについて学べた
スマホ脳というタイトルの本だが、私にとっては、脳の仕組みについて学べたことが大きかった。
自分の決断の間違いについて悩んでいたタイミングで、この本に出会うことができた。
脳の仕組みについての説明を読んで、いくつか腑に落ちる部分があっただけでも、この本を買ってよかったと思う。
Posted by ブクログ
数年前のベストセラー、しかし状況は当時よりむしろ悪化しているだろうから、全く古いイシューではない。
ライトな本に仕上げるため、論理の積み上げの部分は多少雑だが(本人もそう書いている)、その分主張はとてもシンプルにまとまっていて、読みやすい。
以下、無理やり要約。
生物の進化はとても緩やか。例えば、現代に肥満が多いのは、飢餓が頻繁に起こっていた時代の名残で私たちは(食べ物が十分あるのに今も)高カロリーな食べ物を欲しがるから。
かつての人類は、獣や他の人間に殺されることが多かったので、何か別のことをしていても常に周囲の物音や気配に敏感だった(そういう個体が生き残って子孫を残した)。つまり人間は、生き残るために注意散漫になった。
同じように人間は、新しい知識や見たことのないものに興味を示し、そのようなものを見ると脳内報酬系が働くようになった。
これらの人間の性質は今も変わらず私たちの体に残っていて、そしてそのことをもちろん理解した上でSNSは設計されており、新しい画面をスワイプするたびに脳内報酬系が働き、不確実ないいねが押されるとさらに拍車がかかり、仕事や勉強に集中しようにも注意散漫なので誘惑に勝てない。この性質は簡単には変わらない。
スマホを触らなくても、テーブルに置いているのが見えるだけで影響がある。実験によると、テーブルにスマホを置いているだけで、IQテストの点数が下がったり、目の前に座って会話した相手への印象が悪化したりした。
更に、SNSをよく見ている人ほど、自己肯定感が低く、うつ症状で精神科にかかる人も多くなる。他人と自分を比べ続けているからだろう。
だから、スマホを触る時間は限定すべきだし、勉強や仕事をするときはスマホを別の部屋に遠ざけておくべきだ。
Posted by ブクログ
スマホの負の影響を脳の特性や人間の進化から説明している。分かりやすく著者のアドバイスも心に留めておこうと思った。論拠となっているデータや論文の参照が載せてあるとより良かった。
Posted by ブクログ
スマホが集中力を下げる理由を脳の構造から理解できた一冊だった。
ながらスマホやドーパミン依存が精神面に与える影響は大きい。
ただし、スマホやAIは使い方次第で思考を深める道具にもなる。
危険性を理解した上で主体的に使うことが重要だと感じた。
Posted by ブクログ
コロナの時期に、スマホゲームを勧められて始めたことがあり、その時はクリアすべき課題に1日の時間をほぼ取られていた。
本を読むことが趣味で、普段は全くゲームをしない自分でも、こうなるのかと思ったものだ。
今も、本を読みながら調べたいことが出てきたらスマホを取り出して調べたりする。
すると、いつの間にかスマホで別のことも始めてしまい、いつの間にかSNSを長時間見ていたこともある。
自分に限っては、と思っていたのに、身体としての脳はかくもスマホに翻弄されるのだと知った。
そのわけがこの本に書いてあるのだが、自分の体験だけでももう十分スマホの影響が知れたので、もう早く次の本が読みたくて、つい早読みしてしまった。
うつや睡眠障害も、スマホだけの影響ではない気がする。
それでもスマホに囚われてしまう人はいるだろし、そうでもない人もいる。
子供には確かに良くないとは思う。それは確信している。
スマホにつかれる前に必読
ここ数年、自分の集中力が格段に落ちている事には薄々気がついていました。パンデミック宣言以降、YouTubeで短めの動画を次々見る時間も増え、長い文章を読むのが辛くなっている自分に気がつきました。
かなりショックでこの本を読みましたが、当面の対応策が見つかりました。
この本は、
脳が人間の進化の過程でどのように発達してきたか、
だから今のスマホ環境に対し、どう反応しているのか、
分かりやすく説明してくれます。
スマホ認知症の次はスマホ脳
スマホ依存症と呼ばれ始めて注目されたが、
さらに脳を削っている、
とでも言うべき事態になりつつあるようだ。
新聞を、線を引いて2度読みしていると、
霧が晴れるように、理解できることがある。
スマホなどでネットの世界を泳いでいると、
溺れそうになり、脳が苦しむ。
自分の自覚に自信がある間に、脳が削られないように、
注意しよう。