あらすじ
平均で一日四時間、若者の二割は七時間も使うスマホ。だがスティーブ・ジョブズを筆頭に、IT業界のトップはわが子にデジタル・デバイスを与えないという。なぜか? 睡眠障害、うつ、記憶力や集中力、学力の低下、依存――最新研究が明らかにするのはスマホの便利さに溺れているうちにあなたの脳が確実に蝕まれていく現実だ。教育大国スウェーデンを震撼させ、社会現象となった世界的ベストセラーがついに日本上陸。
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日常生活に欠かせない存在となったスマホ。
しかし、そのスマホの危険性が日々問われるのはどうしてなのでしょうか。
著者はそこに人類の進化が関係しているといいます。
本書は、科学的根拠と進化論の目線から、私達がスマホを手放せなくなってしまった原因を分かりやすく解説しています。
人類はこれまで多くの時間を狩猟や採集に費やし、長い時間をかけて脳をその生活様式に最適化させてきました。
そんな狩猟生活に最適化された私達にとって、急激にデジタル化した今の環境は異常事態なのです。
本書を読んだ後、「自分はスマホを利用しているのではなく、利用されているだけではないのか?」と思わず自問してしまいました。
それほどまでにスマホは魅力的で、私達に様々な影響を与えていることに驚きでした。
今後もデジタル化の進行が予想される中、私達はスマホの魅力を知った上で、自分自身にあった利用方法を考えるべきなのかもしれません。
みなさんは今後どのようにスマホと向き合っていきますか?
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
【要約】
ここ数年におけるデジタルの進化は凄まじいが、人間の脳はデジタル社会に適応できていない。
【気付き】
・スマホの依存はおそろしい。ポケットに入ってるだけでも影響力がある。
・週3日、最高で45分の運動はストレスを緩和し、不安を除去し、集中力を高める効果がある。
・子供のスマホは1日1時間以内に制限すべき。
・SNSで他人の素敵な日常を見せられると、自分と比較して自信を失ってしまう。
・ボス猿はセロトニンの分泌量が多い(社会的地位が高いと実感している結果)、ただし、その地位を失った途端にセロトニンが減少し、うつ傾向になるという実験結果がある。
・snsがない時代の比較対象はクラスメートなど数十人だった。しかし、今はインスタグラマーが完璧に修正してアップした画像を見させられ、「よい人生とはこうあるべきだ」という基準が手の届かない位置に設定され、その結果、自分は最下層にいると感じでしまう
【学びを今後にどう活かすか】
・スマホと物理的に距離を置く
・朝ランする。今やってる筋トレを継続する。
・目覚まし時計を買う
Posted by ブクログ
pdfで論文を読んでもさっぱり頭に入らない、わざわざ印刷しないといけない私は問題あり?と思っていたのが、やはりそうではなかったと、納得できた。また読み返したい本。
Posted by ブクログ
◯読後感想
1人の人生を左右するスマホの話
〈内容整理〉
「人間の脳はまだサバンナにいる」だから、人間の脳は、サバンナを生きていくための脳になっている。そのための機能がいくつもある。例えば、ドーパミン。これは、脳が「生き残るために必要と判断した」言動を人間が何度もするために出す物質。食事、セックス、情報を得るなどを人にたくさんさせるためにドーパミンが出る。また、不安やストレスも人が危険を回避して生き残るために必要なことだった。ストレスホルモンが出ると人は「闘争か逃走か」の判断を迫られる。それが危険回避につながっていた。
そして、スマホは人間に備わったこれらの性質を利用して悪影響を与えている。例えば、情報を手に入れることや「もしかしたら」という期待感が利用されている。そのせいで人はスマホに取り憑かれる。
スマホに取り憑かれた人はどうなるのか。スマホに支配される。集中力や睡眠時間、運動の時間を奪われる。SNSを見て他人と比べ、自信を奪われる。子供から自制心や人とのリアルなつながりが奪われる。人はスマホに、大事なことを奪われている。
では、スマホの悪影響にさらされず、幸せに生きることはできないのか。できる。そのためには、まずはスマホから距離を取ること。そして、これまで人がずっと行ってきた運動や睡眠などをしっかり取ること。それが大事。そうすれば、過度なストレスや鬱からは解放され、睡眠、集中力、自制心、人とのつながりを取り戻すことができるだろう。
〈読んで思ったこと〉
スマホの悪影響は低年齢になる程大きいと感じた。大人は、まだ自制心が育っているが、子供はまだ自制心が成熟していないのだそうだ。だから、スマホを使い過ぎてしまう。しかし、子供にとってこそ、スマホの時間によって奪われた時間が大切。睡眠、運動、人とのつながり、集中力、自制心、自信など。それらを奪われた子供は大人になって、生きていくことができるのだろうか。生きることはできるだろうが、しんどい暮らしになるだろうな。睡眠運動不足が慢性化して、体調を崩す。人とのつながり方や関わり方がわからず孤独を感じる。集中力や自制心がなく、自分の成し遂げたいことを達成できない。人と比べてばかりで自信をなくす。特に、うつなどになることは悲劇だろう。そんなことにさせないためには、やはり親が鍵となる。スマホ以外の楽しさを見つけさせてあげたい。スポーツ、習い事、友達と遊ぶこと。なんでもいいから。
自分としても、子供にはスマホではなくスポーツや読書、友達とのつながりを大切にしてほしい。なぜなら、それが生きていく力になるから。でも、これからの時代子供でもスマホなしで過ごせるのか、、、。友達が持ってるからなどと言われかねないな。
Posted by ブクログ
あとがきにもある通り、人間の進化の過程を辿りながら現代のスマホやストレスとの向き合い方に語っていく非常に興味深い内容でした。スマホから離れられないのは本人の意志による問題だけではないと気付かされるだけでも気持ちが楽にはなるような気がします。皮肉なことに、この本を最も必要としている人々には届きにくい気もしますが、より多くの人の手に取られることを願ってます。
Posted by ブクログ
めちゃめちゃ面白かった。
特に期待のところ、わかるなぁと。あれは脳の報酬系の仕業だったのか...。
諸刃の剣ということを理解して、デジタルツールとはうまく付き合っていきたい。
Posted by ブクログ
スマホの影響だけでなく、進化の過程で遺伝子レベルに刷り込まれたスマホ依存の原因が分かりやすく書かれていました。興味深くためになりました。読んで良かったです。
Posted by ブクログ
いかにスマホが頭を侵略していくかよくわかった
古の人間に絡めつつ、具体的な解決策を科学をもとに提示してくれるので納得感がある
スマホはドラッグ、集中力の的
Posted by ブクログ
翻訳がかなり良くてとても読みやすかった。
6年前の本だが参考になるし、自分でも薄々わかっていたことを言語化されて納得するというか。
最近自分のスクリーンタイムがかなり多くて、元々スマホに時間を吸われている自覚があったが、
この本を読んだことで、スマホを見ている間、あ、今SNSに気を散らされているな、とか、報酬系をハッキングされてるな、とかより客観視できるようになった。
思考停止してスマホを長時間ぼーっと見る時間を減らせたのが嬉しい。
以前から気になっていたが…
この本がベストセラーなのも、スマホが脳にとって害を及ぼすのではないかと薄々わかっていたけれど…なんとなく怖いから目を背けてきた。携帯電話を持つようになってから、
よく使う電話番号も覚えないし、自分の番号さえもわからなくなったりもする。運動することも忘れ、スマホと過ごす休日は末恐ろしいものだ。この本に出会えたことを機に少しだけ、昔に戻って、頭と身体を鍛える生活に切り替えていこうと切に感じた。
まさしく現代人のバイブル
デジタル社会に生きる全ての人に捧げられた本書は、人類の進化の過程からスマホ及び全てのデバイス機器がもたらす影響を様々な文献、知見をもとに考察、明らかにし、私たちのこれからの生活においてどう選択、行動してゆくべきかの問いと著者なりの答えを提示している。
全ての親は一度読むべき
この本に出てくる「ポケットにPCが入ったのがスマホ」と言う表現がとてもしっくりくる。それだけとんでもない大発明なのだ。
だからこそその功罪というか、注意すべき部分は利用者として知っておくべきで、この本はその点とても理解しやすい。
いわゆるゲーム脳と違って科学的根拠も豊富だが、不思議とメディアはあまり取り上げなかった。
スマホとの付き合い方
大学生の頃から、夢中になれない自分になったと少しずつ気づきはじめた。そのあたりから、マルチタスクが得意だと思い込み社会人として働いていた。
この本を読み、今までの素朴な気づきと自分の動き方のカラクリが腑に落ちてきた。自分はスマホ依存とまではいかないが、脳の仕組みから丁寧に解説された内容を読むと、しっかりと脳がハッキングされていたんだと自覚した。
この本のおかげで、スマホとの付き合い方を見つめ直すきっかけになった。
太古にまでさかのぼる
人類の長い歴史の中で、スマホが誕生して便利な世の中になったのはごくごく最近だということをまず説明してくれます。現代において、どうしてやめられない❓嫌になっちゃう、と思った事(ネガティブ、満腹でも食べる等)は、祖先がその方が生き残る確率が高かった。それを知ることで、対処の仕方も選べる。
それでもスマホをやめられない人
タイトルが気になり読んでみました。
自分が最近悩んでいる運動不足と記憶力低下について、狩猟採集時代の話などを交えながら説明されており、とてもわかりやすく読みやすかったです。
個人的には、これまで何度もスマホによると思われる体調不良に悩まされ、その度に家族から「スマホをやめて外に出て運動しなさい」と至極真っ当なことを言われ続けてきました。
その度にスマホを辞めようと思いましたがやめられないを繰り返し、感情的になったり落ち込んだりしてました。
今回この本を読んで、スマホがいかに戦略的に人を魅了するように作られ、それを手放すのが難儀なことが丁寧に書かれており、少し立ち直れました。
スマホ対抗策の一つである運動も、どの種類でも(程度の差はあれ)効果ありと言われていたので、自分の好きな筋トレから始めてみたいと思います。
とはいえ、この本を電子書籍で購入し、さらにスマホで読んで感想書いてる時点で、自然に重度な依存なんだなーと。
腹筋しながら思いました。
匿名
スマホ依存症
スマホを手に取る度にこの本の内容が頭によぎります。
さまざまな実験結果を用いた説明に大変説得力があり、つい目を背けたくなるような驚きの事実ばかりです。
なるべくスマホを使わない生活をすることが目標になりました。
デジタルデトックスができる
いままでスマホに無駄に時間を割いてることは知っていたが、依存症でなかなか抜け出せずにいた。
そこでこの本を読んで、今までよりも随分とスマホ使用時間が減らせたと感じた。
例えば、「寝る前にスマホをみると、眠りづらくなる」とか、「同じ部屋にスマホがあるだけで、集中できなくなる」と良く言われているが、そのことについてどうしてそうなるのか、わかりやすい言葉でこちらが理解しやすいように説明している。
デジタルデトックスがしたくてもできない。。という人にすすめたい。
Posted by ブクログ
アンデシュ・ハンセン氏の『スマホ脳』を読み、私たちがなぜこれほどまでにスマホに依存してしまうのか、そのメカニズムが脳科学の視点からスッキリと理解することができた。驚いたのは、私たちの脳の基本構造が、数万年前の狩猟採集時代から変わっていないという事実。次々に新しい情報が入るスマホは、脳にとっては「生存に必要な情報」と誤認され、ドーパミンを放出させ続ける。つまり、依存は意志の弱さではなく、脳の生存本能のバグだといこと。
便利な道具に「使われる」のではなく、主体的に「使いこなす」ために、デジタルデトックスの時間を設けるなど、自制しながら上手く付き合っていく工夫がこれからの時代には不可欠だと痛感させられる一冊だった。
デジタル・デトックス必要です!
スマホ1日だけでも手放せないならば、完全に依存症です!
これを読んだら、特に学生だったら学力さえ落ちる可能性があると自覚してないと怖いです。
SNSなどの投稿や通知が気になって仕方ないならば、人生自体に多大な影響を及ぼすと深刻に捉えた方が良いかも知れません。
内容は、こう言う人もいるよねかも知れませんが、自分が重度の依存症となっている場合は、自覚も出来なくなっているかも知れません。
一度読んでみることをおすすめします。
アナログ生活の大切さ
オンラインが主流のこの時代にこそ、こういった本が必要ですね。
「スマホの目覚ましで起きるのではなく、目覚まし時計を買おう」というのは、
とても共感できました。
手書きによる効能と、アナログ生活の大切さを再認識しました。
なるべくアナログな生活にシフトしていきたいです。
Posted by ブクログ
本書はスウェーデンの書籍を日本語翻訳したもので、「ビル・ゲイツは子供が中学2年生になるまでスマホを持たせなかった。スティーブ・ジョブズは子供が自社製品を使うのに非常に厳格だった」というフレーズが印象的でした。ITトップはデジタルの恐怖を熟知しているからこそ、子供へのITリテラシーの躾に特に厳しかったらしいです。
現代人の必需品であるスマホが実はどんな悪影響があるのかを熱弁している一冊でした。 そして人類の歴史から見ると、スマホが存在している現在というのはほんの一瞬のことではありますが、ここ数十年で私達のライフスタイルもデジタルによってがらりと変えさせられました。
まず、人類が進化したかどうかを引き合いに出すと、白熊はアラスカへと移動する際に雪国での生活に順応すべく、毛が白く進化しました。人間の脳は、狩猟によって数十万年費やして進化してきましたが、そこから約1万年間デフォルトの構造は変わってないらしいのです。
スマホが普及し始めた2010年過ぎ頃から、精神科に通院する10代学生も急増しているらしく、これは昔よりもメンタル不調を申告しやすい風潮になったこともあるでしょうが、スマホゲームの依存症やそれによる睡眠障害も見受けられるとのことです。実際、ある学校でスマホ学習班とペンとノートのアナログ学習班とで小テストをさせたら、後者の方が成績が良かったという実験もあったそうです。
さらに、SNSによる10代女子に対する悪影響としては、自己肯定感を低下させかねないということ。なぜそんなことが起きるのか、これはアイドルやモデルの投稿を見て、劣等感を増幅させている子が非常に多いらしいです。
そんなスマホによるストレスへの対処方法についてですが、週に2時間で何でも良いから運動することだと述べています。大昔の祖先の体型は今のアスリートに匹敵するらしいです。
ロンドンのタクシー運転手は、ナビを頼らず乗客を目的地まで届けられる位に道路に関して博識であるということから、人間やればできるものだと認識させられました。
最近私も日用品を買うのもQRコード決済、銀行引き落としもスケジュール帳も目覚まし時計もスマホ一択で使っているので、何かアナログにしないといけないなぁと痛感させられました。本書で記載されている人間がストレスを感じた時や、物事を覚える時に機能する脳器官についても学びたいと思いました。
Posted by ブクログ
人間の脳は、現代のデジタル社会に適応できていない。
私たちの脳は、食料を探し、危険から逃れ、集団の中で生き延びるために、長い時間をかけて進化してきた。しかし、生活環境はここ数十年で急激に変化した。人間の脳が本来備えている「新しい情報を求める」「悪い情報を優先する」「不確かな報酬に期待する」といった性質を、スマホやSNSは巧みに利用している。
メッセージが届いているかもしれない。「いいね」が付いているかもしれない。新しい情報があるかもしれない。その期待によってドーパミンが放出され、私たちは何度もスマホを確認する。自分の意思で操作しているつもりでも、実際には脳の報酬系がハッキングされているという説明は、とても分かりやすかった。
印象に残ったのは、その仕組みをよく知るテック企業の重役や開発者ほど、自分や子どものスマホ、SNSの使用を制限しているという事実だ。スティーブ・ジョブズは子どもがデジタル機器を使う時間を厳しく制限し、ビル・ゲイツも子どもが一定の年齢になるまでスマホを持たせなかったという。便利な技術を生み出した側が、その依存性や危険性を誰よりも理解し、家庭では距離を取っていることに怖さを感じた。
スマホの存在だけでも集中力が削がれ、頻繁な作業の切り替えは記憶の定着を妨げる。SNSでは、実際よりも幸福で成功しているように見える他人と際限なく比較し、自己評価や人生の満足度を下げてしまう。子どもの発達や若者の睡眠、精神状態への影響も見過ごせない。
一方で、デジタル機器そのものをすべて否定しているわけではない。大切なのは、その仕組みと人間の脳の弱点を知り、意識的に距離を取ることだ。睡眠を優先し、体を動かし、人と直接関わり、スマホの使用時間を制限する。対策は驚くほど基本的だが、だからこそ日々の生活を見直す必要を感じた。
小さな情報の断片ばかりを追うことに慣れるほど、長く複雑な文章を理解する力が失われていく。便利さと引き換えに、自分の集中力や思考力を差し出してはいないか。スマホとの付き合い方を改めて考えさせられる一冊だった。
Posted by ブクログ
【要約】
「人間の脳はデジタル社会に適応していない」という衝撃的な事実を、最新の脳科学と進化心理学の視点から解説
①「サバンナの脳」と現代社会のミスマッチ
人間の脳は1万年以上前からほとんど変わっていない。
人類の歴史の99.9%以上は狩猟採集民として、常に飢餓や猛獣の脅威にさらされて生きてきた
・生存本能としての情報収集:
原始時代、新しい情報は生存に直結していた
そのため、脳は新しい情報を見つけると報酬物質であるドーパミンを放出するように進化した
・ミスマッチの発生:
現代のデジタル環境は、この「新しいものを求める」本能を過剰に刺激する
結果として、脳は常にスマホを欲する中毒状態に陥っている
②スマホが脳をハッキングする仕組み
スマホやSNSは、私たちの脳の報酬システムを巧みに利用するように設計されている
・ドーパミンの魔力:
SNSの通知や「いいね」は、ギャンブルと同じく「いつ来るかわからない(かもしれない)」という期待感を煽り、ドーパミンを大量に放出させる
・依存の深刻さ:
SNSの依存性はヘロインに匹敵するとも言われ、アプリ開発には脳科学者が多数関わっている
③スマホが及ぼす悪影響
スマホを過度に使用することで心身に様々な問題が生じる
・集中力と記憶力の低下:
脳は一度に一つのことしか集中できず、マルチタスクは不可能
スマホがポケットにあるだけで、その存在を無視するために脳の処理能力の約10%が奪われ、集中力が低下する
・精神状態の悪化:
SNSでの他者との絶え間ない比較は、劣等感や孤独感を生み、うつ病や不安障害のリスクを高める
・睡眠障害:
スマホのブルーライトは、睡眠を誘発するメラトニンの分泌を抑制し、脳を覚醒させてしまう
④IT企業のトップたちが守っている秘密
スティーブ・ジョブズやビル・ゲイツなどのIT業界の成功者たちは、自分たちが作った製品の危険性を熟知しており、自分の子供にはiPadやスマホの使用を厳しく制限していたという事実は示唆に富んでいる
⑤私たちができる対策(デジタル・デトックス)
スマホの悪影響から脳を守るための具体的な方法
・運動をする:
運動はストレスを減らし、集中力を高める最強の対策
週に3回、45分程度の運動が推奨されている
・物理的な距離を置く:
集中したい時や寝る時は、スマホを別室に置くことが効果的
・設定の変更:
全ての通知をオフにする、画面をモノクロ(白黒)にするなどの設定変更も、脳への刺激を抑えるのに役立つ
★結論
「スマホに使われる」のではなく、自分たちの生物学的な特性を理解した上で「スマホを賢く使い倒す」ことが求められる
Posted by ブクログ
1日のスクリーンタイム何時間ぐらいですか?
私は大体4~5時間。
1日にこんな長時間スマホを見ている自分が嫌になったのと,今月生まれる我が子とスマホの付き合い方について考えたかったのがきっかけ。
最近,ごはん屋さんでよく目にするのが中学生ぐらいの子がスマホをずっと見てて,一緒に来ている親と一言も話さない状況。
すごく違和感。親御さんはさみしくないのかな,って勝手に気になってた。
そもそもなぜここまでスマホに依存してしまうのだろうか。
この本では脳の構造からこれまで行われてきている研究をベースに最終的な対抗策まで記載。
総じて勉強になったし,自分自身も中高生の時には感じなかった集中力の欠如や注意欠陥な部分がスマホ依存によるものかも,と気づかされた。
以下,内容を整理する。
まず前提として現代社会に生きる我々の脳は狩猟採集時代から変わっていない。
なのですべての行動がちょっと大げさな感じがするが,「生き延び,遺伝子を残す方向」へ自分を動かそうとするようになっているらしい。
そのちょっと現代にはスペックオーバー?な脳をハッキングするように仕組まれたのが「スマホ」なのである。
私たちが依存性を感じるのも無理はない。
特に依存性には「ドーパミン」という脳内物質がキーワード。
ドーパミンの役割は一言で言うと「祖先を生き延びさせ遺伝子を残させるために行動を促す」。
そのからくりとはスマホの通知音が鳴ると「何か重大なことがあるかも」と脳は期待をする。そうなるとドーパミンは放出され,スマホに集中せざるを得ない。
スマホを手にとり,画面をスクロールするとますますドーパミンは「もっと新しい情報を!生き延びるための重大なことを!」と情報探索行動を促す。
こうしてまんまと私たちはスマホを手放すことができなくなる。
加えて面白いのが,スマホを無視することは能動的な行為で脳のリソースをさくようだ。
ポケットにスマホが入ってるだけで注意散漫になってしまう研究結果もあるよう。
そんなスマホを作ったスティーブ・ジョブズは自分の子供にスマホの使用を制限させていた。
あのビルゲイツも子供が15歳ぐらいになるまでスマホを買い与えなかった。つまり,その依存性をわかってた(怖)。
特に10代の子供はまだ自分の衝動をコントロールする機能が未発達のため,自分でスマホ使用を止められない。
私がごはん屋さんで見た子供たちはやめたくてもやめられない状況だったのかもしれない・・・。
スマホでマルチタスクになってしまう弊害も言及していた。
というのもドーパミンがマルチタスクを推奨するらしい。
なぜならばこの世のあらゆる刺激にすぐ対応できるよう警戒態勢を整えておく必要があったからだ。
そんなマルチタスクは集中およびワーキングメモリ(短期的な記憶みたいなやつ)を低下させる。
私が現に感じている注意散漫,産婦人科の呼び出し番号さえ覚えられないことも説明がつくはず(笑)
以上,つらつらと述べたがスマホ依存の対抗策はなんだろうか。
「運動」。もう簡単に言うと睡眠不足を解消できるし,脳の活性化にもってこいなのだ。
実際にスマホ依存を解消するために運動を取り入れている海外の学校もあるらしい。
予想通りの対抗策で拍子抜けしたが,意外と運動を週に3回程度45分を取り入れるのは結構難しい。
でも運動した後の脳の爽快感は何度も経験している。私もやってみるか~
本書ではSNSにも言及していた。スマホとの付き合い方に悩んでいる人はぜひ手に取ってみてほしい。
私は娘にスマホを買い与えたくないと思った。私みたいにあほんだらになってほしくないからね★
Posted by ブクログ
facebookをやめて運動せよというシンプルなメッセージと理解。少し控えめに主張されているのは、エビデンスが必ずしも確立していないことへの配慮か。SNSについては分かってはいるがやめられるかな。
Posted by ブクログ
スマホ依存になってしまいがちな今、全員読むべき本だと思った
ありとあらゆるデバイスが進化し、マルチタスクが可能になっているが、実はマルチタスクは記憶に変わるプロセスを妨げ、集中力を低下させること
SNSを見れば見るほど幸福度が下がる理論などとても興味深く、それと同時に今この依存している状況がとてもこわくなった。
まずは利用時間を2時間までに抑え、人との交流、睡眠、運動を大切にし心を安全に保ちたいと思う。
Posted by ブクログ
読み終えるのに2年かかりました。
脳が邪魔してくるのか、すぐに集中力が切れ、しばらく放置…
夫にも、スマホ依存だから早く読んだ方がいいんじゃない?と言われ続けてました。泣
やっとのことで読み終えましたが、スマホ脳になっている私の脳が、スマホを見たいために読破するのを邪魔していたのかなと思います。
何かを学ぶにも、本を読むのにも、以前のように集中できなくなってきています。
記憶力も本当になくなっています。
これを機になんとかしないとという気持ちもあるけど、時間をちゃんと制限できるかという不安もあります。
まずは運度と、食事中のスマホをやめることからやってみます!
Posted by ブクログ
中1になった息子にスマホを与えたが、予想通り毎日スマホばかり見るようになったので、10代の若者に対するスマホの影響を考えるきっかけになるかと思い世界的ベストセラーとなった本書を購入。
著者が精神科医ということにも興味を持った。
本書は、人類の歴史的視点から、現代のインターネット環境やスマホの進化が、いかに人類の進化に適応していないかという問題提起から始まる。
スマホやSNSが、脳の報酬系をハックするよう緻密に計算されたドラッグであることを、精神科医らしく脳科学的に解説していくスタイルが中心であるが、例示が分かりやすいので、専門知識がなくても理解が進む。
著者は、「グーグル効果」や「デジタル健忘症」にも言及しており、これらの症状は知識の創造にも悪影響を及ぼしていると警鐘を鳴らしている。
知識とは、個人の記憶と体験を融合させることで初めて構築されるため、記憶することを放棄すれば知識も創造されないのだと。
スマホやSNSが脳内麻薬を大量に放出するための仕掛けであることはよく言われていることだが、知識創造を阻んでいるという視点は新鮮であった。
その意味で、新たな疑問が起こる。
外山滋比古『思考の整理学』や梅棹忠雄『知的生産の技術』などのいわゆる"思考系啓発本"の名著には、記憶することそのものに腐心するのではなく、得た情報はとにかくメモやカードに整理して記録し、あとは忘れよと「記憶の外部化」を説いている。
スマホやインターネット上の様々なサービスは、今や記憶の外部化装置として欠くことのできないほど社会生活に浸透しているといえるが、これらを利用することは知識創造を阻害していることになるのだろうか?
確かに、昨今では外部化した情報をAIにダイレクトに投入し、曖昧なプロンプトでアウトプットを生成することが一般的になりつつある。
それはAIによって"生成"された情報であって、深い仮説や考察に基づいて"創造"されたものにはなり難いのかもしれない。
ほぼ無限の外部化装置を手に入れた人類にとっての知識創造や知的生産は、今後更なる進化を遂げるのか、それとも相対的に退化していくことになるのか、新たな疑問が沸き起こる。
著者は、本書の最後にスマホ依存に対する処方箋としての運動の重要性を述べている。
これは思考にせよ、精神的ストレスにせよ、身体性とは密接不可分の関係にあることを示している。
ただ、本書が世界的ベストセラーとなっても、2026年現在においては、様々な国でスマホやSNSの利用を制限する動きが出てきてはいるものの、生成AIの爆発的普及により、人類はより思考しない方向に進んでいるのではと思えてしまう。
AIの進化スピードを考えると、娘や息子が成人する頃には、スマホ依存に加えて"AI依存"が新たな社会問題となっているのではないかとさえ想像する。
人に相談する前に、まずAIに聞かなければ気が済まず、AIの回答がないと不安で次の行動に移れないという依存。
そのような依存状態に抗うためには、谷川嘉浩『スマホ時代の哲学』で述べられているような身体性を伴う趣味に没頭するのがひとつの方法だろう。
また、AIが出力する"自分にとって正しかろう"回答に依存してしまうことに対しては、自分とは全く異なる価値観や文化などの異質性・他者性を積極的に受け入れながら、人間だけでなくAIにも「正しく問う力」を養うことも有効なのではないかと考えさせられた一冊であった。
Posted by ブクログ
人間の脳の話は非常に興味深かった。狩りをしていた時代から脳の仕組みは変わってない。その脳が現代にどういう影響を及ぼしているのか。スマホが脳に何をもたらすのか。すごく勉強になった。そんな僕は骨折で入院中であり、スマホのスクリーンタイムは平均9時間を超えている。絶望的だ。
Posted by ブクログ
「睡眠を優先し、身体をよく動かし、社会的な関係を作り、適度なストレスに自分をさらし、スマホの使用を制限すること。」
10章構成がシンプルで読みやすかった。また各章のボリュームが少ないので「1章読み終わった」という満足感が得やすく、読書における報酬を上手く利用した1冊だった。
Posted by ブクログ
週に2時間運動(ウォーキングでも可能だけど、負荷が大きい運動の方がストレス改善効果がある)
ほとんど全員が元気になれるようなコツがいくつかある。
睡眠を優先し、身体をよく動かし、社会的な関係を作り、適度なストレスに自分をさらし、スマホの使用を制限すること。
匿名
スマホというものが出来ても現代人の脳は昔から進化していないため、影響が計り知れないというのはよく判りました。依存性かもしれないけれど、それでもスマホやタブレットを中々離せない。
Posted by ブクログ
高校生のとき大学受験が差し迫っているのにも関わらず、iPod touchが止められずYouTubeばかり見ていました。
これはヤバい!と思い実家にあったハンマーでiPod touchを叩き壊して、畑の土の中に埋葬しました。
しかし、翌日から親のiPod touchをコソコソ使うようになりました。
今もスマホ画面は右手に光ったまま、メンタル不調はもうしばらく続きそうです。
これがスマホ脳なのでしょうか。とてもこわいです。。
基本的に電子書籍での読書ばかりなので、電子書籍も脳にダメージがあるのか気になりましたが、寝る前に読書してもパソコンで動画を見ても眠くなってすぐ寝てしまうので、影響には個人差があるのかなと思いました。
スマホとの向き合い方を再考した
人類の進化の過程で形成された危機管理能力が、新しい更なる情報を欲していることを知った。
運動をして、睡眠を確保し、スマホとは距離をとる生活を徹底する。
SNSはスマホから消して、
スクリーンタイムは2時間に早速設定した。
脳の仕組みについて学べた
スマホ脳というタイトルの本だが、私にとっては、脳の仕組みについて学べたことが大きかった。
自分の決断の間違いについて悩んでいたタイミングで、この本に出会うことができた。
脳の仕組みについての説明を読んで、いくつか腑に落ちる部分があっただけでも、この本を買ってよかったと思う。
Posted by ブクログ
人類の歴史を一万の点にしたら、、
コンピューターや携帯電話が存在する世界は点3個分
スマホ、インターネットが当たり前なのは点1個分
目先の恐怖への対処→先延ばし
ドーパミンとは快楽を与える物質ではなく何に集中するかを伝える存在、行動の動機を与える。
ボス猿、リーダーはセロトニンの分泌が活発
ブルーライトがメラトニン合成を抑制→眠りにくくなる
マルチタスクはできない
前頭葉の発達 は25〜30歳がピークだが、環境に左右される。
(身体的)肥満=デジタル過剰摂取
(食べ物デジタル)どちらも取りすぎで心身が悪化
Posted by ブクログ
スマホの普及と精神患者の増加、集中力、運動能力、IQの低下などを関連づける論文をまとめている。
また、ストレス対策、集中力アップには適度な運動…特にランニングが良いことを挙げている。
夜から朝は必ずおやすみモードにしているのと…ニュースアプリなど通知を消したら全く観なくなったので読む前にある程度対策できていた。運動はもう少しした方が良いが、読書はできている。ただ、確かにSNSを情報収集ツールにするとずーっと見ている人がいるのも事実。
Posted by ブクログ
スマホの使い過ぎはよくない、というのはわかっていました。それを人間の進化の過程や脳のシステムに基づいて知ることができました。
自分のスマホ利用や、子どものスマホ利用について考え直したいと思いました。とりあえず本書を読んでxをアンインストールしました。
Posted by ブクログ
現代人の脳機能は、狩猟時代と変わらないらしい。つまり、外敵や未知のものが近づくと脳が危険信号を発し体を緊張させ(長期間続くとストレスが溜まる)、飽食の時代でも飢餓に備え必要以上に食べたいというカロリー摂取欲求を抑えられない(結果、糖尿病や肥満が増える)。
スマホの弊害については、実はスマホ機能の拡充ぶりが速すぎて、研究自体が追いついていない状況。
しかし、ITの最前線にいたスティーヴ・ジョブズやビル・ゲイツなどは既にその中毒性に気づいていた。彼らの感覚的な危険性の理論的裏付けを試みたのが本書の肝。
以下は、私の備忘録。
・人前で喋る恐怖も、進化の過程で「失敗して共同体から追い出されないこと(仲間外れ回避)」が脳にとって重要だったから→過剰な危険察知能力でもある
・フェイスブックの《いいね》は、利用者の承認欲求を満たし、スマホ依存を助長する
・IT会社は、いかに利用者のスマホ利用時間を増やせるかを研究→スマホ依存症が増加
・ブルーライトの青は、私たちの祖先にとって晴れ渡った空から降ってくるものだった。睡眠物質であるメラトニンを作るな、油断せずに警戒を怠るな、と脳は指令を出す→睡眠不足もしくは睡眠の質の低下
・これらの負のスパイラルを断ち切るには、スマホは必要最低限の使用とするのと同時にとにかく体を動かす(週2時間で良い)
・筆者の不調改善策は、睡眠を優先し、身体をよく動かし、社会的関係を作り、適度なストレスに自分を晒し、スマホ使用を制限する
・幼児にタブレット学習が向かない理由は、記憶力や集中力が低下するため
現代人にとってスマホは生活に無くてはならない存在となっている。しかし、その利用時間を制限することで依存性を低減し、よりよい睡眠が確保できるとしたら…もちろん選択するのはあなたです。
スマホにつかれる前に必読
ここ数年、自分の集中力が格段に落ちている事には薄々気がついていました。パンデミック宣言以降、YouTubeで短めの動画を次々見る時間も増え、長い文章を読むのが辛くなっている自分に気がつきました。
かなりショックでこの本を読みましたが、当面の対応策が見つかりました。
この本は、
脳が人間の進化の過程でどのように発達してきたか、
だから今のスマホ環境に対し、どう反応しているのか、
分かりやすく説明してくれます。
スマホ認知症の次はスマホ脳
スマホ依存症と呼ばれ始めて注目されたが、
さらに脳を削っている、
とでも言うべき事態になりつつあるようだ。
新聞を、線を引いて2度読みしていると、
霧が晴れるように、理解できることがある。
スマホなどでネットの世界を泳いでいると、
溺れそうになり、脳が苦しむ。
自分の自覚に自信がある間に、脳が削られないように、
注意しよう。