鶴見太郎の作品一覧
「鶴見太郎」の「ユダヤ人の歴史 古代の興亡から離散、ホロコースト、シオニズムまで」「イスラエルの起源 ロシア・ユダヤ人が作った国」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「鶴見太郎」の「ユダヤ人の歴史 古代の興亡から離散、ホロコースト、シオニズムまで」「イスラエルの起源 ロシア・ユダヤ人が作った国」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
まえがきに「世界史未履修でも通読できる」と書いてあるけど、履修してから読んだほうが絶対面白い。むしろ、高校世界史Bの補完、「もう一つの世界史」のような側面があると思う。世界史好きからすると、「人類史全てを語る」世界史のダイナミックさにもう一度触れているようで、たのしい。
・イスラームとユダヤ教が非常に似ていることを確認。C教と違って両者とも聖職者は不在で、法学者が偉い。バグダードでウラマーとラビがアラビア語で議論してたって。
・マイモニデスとスピノザが一つの軸で語られてるのめちゃめちゃ気持ちいい
・アシュケナジームとスファラディームの通史を完全に押さえられるから素敵。大航海時代のアムステルダム
Posted by ブクログ
複雑に捻れている現在のイスラエル周りのこと、少しでも知りたいなと思って手に取りました。
情報の密度がとても濃い文章で、頭から煙を出しながら必死に文字を追いました。
元々の世界史、地理の知識が乏しいのであまり理解はできていませんが、一応通して読んで良かったなと思っています。
意図なくキリスト教系の大学に進学し、必修だったためキリスト教に関する授業を受けました。
その中で安息日の労働はみなさんが考えてるのと違って、電球のスイッチオフとかもそうなんですよと話されたのがとても印象に残っていて、大学の講義以来その話を見る機会となり、読みながら興奮しました。ほんとだ!と。
ユダヤ教、キリスト教、イスラ
Posted by ブクログ
3,000年にわたるユダヤ人の通史。ローマ帝国やオスマン帝国、ロシア帝国、イギリス帝国など歴史の強者に翻弄されてきた歴史がよくわかる。
ホロコーストは必ずしもナチス・ドイツによるものだけではなかったこと、当たり前のことながらユダヤ人は必ずしも一枚岩ではないこと、アメリカとイスラエルは当初から蜜月ではなかったことなど新たに気付かされることも多い。
そして最も印象に残ったのは同化の難しさだ。為政者が融和的であっても市井では不満が歪みとしてたまり民族対立に至ることもあるし、融和が進むかと思うタイミングで民族主義が過激化することもある。歴史はどうやら融和と対立のグラデーションを行ったり来たりするよ
Posted by ブクログ
自分の無知を改めて認識させてくれる、まさに読書の醍醐味のような本。これほどの研究内容が新書で読めてしまってよいのかと思うほど。
神話時代のユダヤ教の成立からいかにしてシオニズム(これもひとくくりにできないが)が形成されていったか、が活写されており、さらに途中で世界史のダイナミックなイベントが頻繁に入るので、ものすごく勉強になる。
著者はユダヤ(これに限らずと思うが)の在り方を「主体と構造」の関わりから一貫してとらえる。社会の状況を構造とし、ユダヤはその構造に合わせる形で主体や思想を様々に変化させながら適応してきた、という意味らしい。
明確な領土を持たないがゆえに、構造に合わせながらアイデンテ
Posted by ブクログ
なかなか読み応えがある新書で、途中から国家とか民族という概念を考えさせられた。
イスラエル建国は西欧キリスト教社会の免罪符でもあり、厄介払いの側面もあるという指摘はなるほどだ。しかも欧州から見れば『遅れている』アジアに建国され、痛みを直接感じるものでもなかった。
現在のイスラエルの国家体制は、エスニック・デモクラシーというよりも、エスノクラシー(特定の民族による独裁体制)という意見を紹介している。ユダヤ人の文化が自生するためには、人口的な多数派の国家が必要で、多少の民主主義の制限は仕方ないと考えているのが、基底にあるらしい。
著者は、ヒステリックにも見えるイスラエルのナショナリズムを『犠牲者意