作品一覧

  • 戦争前夜―魯迅、蒋介石の愛した日本―
    3.0
    明治から大正昭和。時代は再び混沌に。陰謀、裏切り、暗殺、中傷、純愛、恋の逃避行、政略結婚、死。そして日中の結び目は、ぷつんと切れた――。舞台は東京から、北京、上海へ。中国革命に炎を燃やす男達と支えた日本人の希望と挫折の物語。現代史で避けられていた時代に鋭く光を当て《日中百年の群像》を描く!
  • ―日中百年の群像―革命いまだ成らず(上)
    4.0
    1~2巻1,408円 (税込)
    孫文、黄興、康有為、宮崎滔天、頭山満……。孤独と忍従、貧困と混乱に堪え、離合集散をくり返しながら革命を志した日中の志士の姿は、『水滸伝』か『三国志』さながらであった。国家の思惑を超え、友情と信義、侠気で結ばれた志士の群像を鮮やかに描き出す。新証言と発掘資料で書き換えられる、驚きの日中近代史。

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  • 中国共産党を作った13人
    4.0
    1巻660円 (税込)
    一九二一(大正十)年七月二十三日、上海の高級住宅に十三人の中国人青年が集まった。そこで行われた会合こそ、中国で「歴史的壮挙」とされる、中国共産党第一回全国代表大会である。欧米列強に蹂躙された国土を取り戻すために命を懸け、過酷な運命に翻弄された十三人。彼らの青春群像を丁寧にたどっていくと、従来、中国共産党が意図的に軽んじてきた、党創設にまつわる日本の影響が浮かび上がってくる。

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  • 阿片の中国史
    3.5
    1巻660円 (税込)
    阿片戦争から中華人民共和国成立までの約百年間の中国近代史は、阿片抜きには語れない。阿片という麻薬に、これほど蹂躙された国は、世界史の中でも例がない。中国人が麻薬としての阿片を知ったのはいつのことか。最初はどこから入ってきたのか。なぜ、超大国・清がいとも簡単に阿片に侵されてしまったのか。そして共産党と阿片の知られざる関係とは――。中国と阿片の長い歴史をひもとく。

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  • 中国共産党を作った13人

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    ネタバレ

    中国共産党の成り立ちについて、日本語で客観的に解説している基本図書。上海の第1回共産党大会博物館での見学時に並行して購読した。

    1)共産党の成立、特に1910年代後半においては、日本の影響は非常に大きく受けている。このことを歴史上どう評価するかは日中関係とのパロメーターであると思っている。

    2)共産党設立の経緯は、第一次世界大戦終了後のパリ講和会議でアジアの民族主義が否決されたこと、これにより孫文の三民主義への失望が生まれ、中国、ベトナムをはじめアジアは、共産主義の影響を受けることになった。(この意味で中国共産党は、あるいみ国民的革命政党と分析することができる)。無論、1917年のロシア革

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    2020年04月05日
  • ―日中百年の群像―革命いまだ成らず(下)

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    「(孫文は)ここ2、3年の間に非常に留学生の増えたことにより、留学生中変わった人物がいないかと問うた。(変わり者に関心がある)」p10
    「昔日の日本で維新の始まりには、ほんの数人の志士を原動力としたに過ぎず、わずか30年余りで六大強国の一つに至った。今日の勢いでいけば、中国革命の事が成るのは時間の問題で、半分の年月しかかからないであろう」p12
    「知識と好奇心にあふれた優秀な留学生たちが急増した日本は、革命思想を宣伝する絶好の場である。彼らこそ革命の中核となり次世代の担い手となるべき最高の人材であった」p16
    「とりわけ清朝政府が科挙試験を廃止した1904年以降、清国の若者たちは日本留学熱に浮

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    2018年11月12日
  • ―日中百年の群像―革命いまだ成らず(上)

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    在日中国人による辛亥革命に至る中国革命史。孫文や宮崎滔天をはじめとする日中革命家のつながりにも焦点が当てられている。緻密な調査に基づいて書かれており説得力があり、また、たいへん読みやすい。
    「(辮髪の強制について)頭髪のために古今幾十百万の漢人がその生命を失った。じつに世界稀観の奇怪な現象といわねばならない(桑原さい蔵)」p70
    「偉大な天才が光り輝くためには、輝きの強さと同じだけの暗い影がある。裏方に徹する者が支え、愚直で地味な働きをしてこそ、天才は目標に向かって専念でき、開花して大きな成果を得ることができるのである」p142
    「(義和団賠償金(北京議定書)について)清国を生かさず殺さず、

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    2018年11月12日
  • ―日中百年の群像―革命いまだ成らず(上)

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    明治の30年以降暫くの間、「日本は無血革命ともいえる明治維新を実現させた。その秘訣は何なのか。日本の現状はどうなっているのか。日本をぜひこの目で見てみたい。」といったある種憧れの地として、孫文を筆頭に多くの中国人が日本にやって来て、人的交流が盛んなときがあったのだ。 日本人の中にも、彼らの清朝を倒すための革命に賛同し、資金を惜しみなく提供した人もいたのだ。だが、日本政府は清朝からの要請に応えることにより、孫文に日本からの退去を命じたのだ。そのときの、孫文の気持ちはどのようなものであったのだろう。

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    2012年06月30日
  • 中国共産党を作った13人

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    [ 内容 ]
    一九二一(大正十)年七月二十三日、上海の高級住宅に十三人の中国人青年が集まった。
    そこで行われた会合こそ、中国で「歴史的壮挙」とされる、中国共産党第一回全国代表大会である。
    欧米列強に蹂躙された国土を取り戻すために命を懸け、過酷な運命に翻弄された十三人。
    彼らの青春群像を丁寧にたどっていくと、従来、中国共産党が意図的に軽んじてきた、党創設にまつわる日本の影響が浮かび上がってくる。

    [ 目次 ]
    第1章 帰国子女だった李漢俊
    第2章 維新號事件で検挙された李達
    第3章 西郷隆盛に憧れた周佛海
    第4章 日本びいきの思想家、陳独秀
    第5章 芥川龍之介が目にしなかった上海
    第5章 上海

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    2011年05月23日

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