平山周吉の作品一覧
「平山周吉」の「江藤淳は甦える」「小津安二郎」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「平山周吉」の「江藤淳は甦える」「小津安二郎」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
ハードカバーで760ページを超える大著であるが、読みやすく、ボリュームを気にすることなく読み終えることができた。
江藤淳は、大学2年生の時に三田評論に書いた「夏目漱石論」で、従来の定説とされてきた小宮豊隆の漱石晩年の「則天去私」という神話を打ち壊し、漱石を近代の個人主義と我執の中で苦しんだ生活者として捉えた新進気鋭の評論家として強烈にデビューした。
また評論や論争では、その鋭い舌鋒で論敵を打ち負かす保守の論客であり、評論家としては、戦前・戦後と活躍した小林秀夫の後継者として見られ、政治的には真逆の立場にいた吉本隆明と共に、当時もっとも影響力のあった評論家であった。
(極左の吉本隆明と保守の江
Posted by ブクログ
▼書名を見ただけだと、「はいはい、またまた小津本ですか」という印象だったんです。実は個人的に、20代の若いころに「小津本」を絨毯爆撃をするように読み漁った時期があり、全般食傷、もうあまり新刊が出ても読まないのです。正直、ほぼ知ってる話の焼き直しばかりですし。
▼ところが筆者名を見て「?」と興味が。「平山周吉」。これは、終盤の小津作品で頻繁に出てくる役名なんです。「・・・これは、かなりの小津マニアが書いてるんだな」と、購入。
▼結果、面白かったんです。大変に。DVD世代というか、ねっとり何度でも映画を見直せる強みを活かして、そしてとにかく「小津日記」をはじめとして同年代の新聞雑誌などのインタ
Posted by ブクログ
昭和10年頃問題化した天皇機関説は学会・社会(政官)において通説だったものの、国内外で軍が増長していく過程で国粋主義者らの標的となり、時の政権を揺るがす問題に発展した経緯が国粋主義者、軍部、帝大、政府、国会、天皇及び側近らの日記、手記等多角的に検証していく。
本書における主たる登場人物は美濃部達吉とその継承者にあたる宮沢俊義だが、その剛柔のキャラの違いが対照的で、置かれた状況更に戦後の変革期でどう発揮される様が興味深い。
この2人以外にも皇道派の真崎甚三郎や天皇の憲法講師だった清水澄、国粋主義者の蓑田胸喜の記述も多い。
結局美濃部個人への集中砲火になり、貴族院議員の辞任や著作物の発禁及び修正を
Posted by ブクログ
小津安二郎ファンは必読の書。
産まれた日に死んできっちり60年の生涯を生きた名監督。
朋友の山中貞雄(監督)の才能を認めその死を(28歳の若さ戦病死)嘆き悲しんだという。
表紙の写真も小津監督と山中貞雄監督(確かにあごが長い、それを隠すために顎ひげを生やしていたそうな)と、お気に入りの女優、原節子の写真。
ふたりは何度も噂になっていたみたいだけど、好意はあったのはもちろんだけど形にはなっていなかったような気がする。
小津監督は生涯独身を通したけど、元芸者の森栄という器量良しの愛人さんが長年いたそう。
大昔「秋刀魚の味」「晩春」は観た記憶があるけど、
「東京物語」は録画したまんま、この映画につい
Posted by ブクログ
戦前から戦中の、言論弾圧を取り巻く人々。
天皇は国家の一機関であるのか、主権者なのか。
別段ありように違いはなく源泉の問題だけだし純粋に学問としての議論だったはずなのだが、政治と道徳と正義がそれを封殺する。
サヨクさんたちが言論の自由をうたうのはものすごく判る。
わかるのだが、この時代にウヨクさんがやっていたことを今サヨクさんがやろうとしてるのは何なんだと思う。要するに、自分と違うものは存在してはいけない。
宗教だな。
ウエストファリア体制以前の宗教戦争に近い。
かなり分厚くて、当時の、関係する人々が何をやったかということを詳細に書いていて、研究者にはいいんだろうがちょっと飽きた。ぼくに