数学者の休憩時間

数学者の休憩時間

572円 (税込)

2pt

4.2

コンピュータにはなく、人間の思考にだけあるもの、それは「死」の感覚と「他人の不幸を思いやる気持ち」。数学者だからこそ見極められた明晰な論理の底には、深い情緒が流れている。妻の初産にうろたえる夫の心、思考の限界に挑む学者の気概、父・新田次郎の足跡をいつくしむ旅の日記。そしてちょっとトボけた身辺雑記。数学者にして名うてのエッセイストが贈る、選りすぐりの随筆集。

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数学者の休憩時間 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2017年07月08日

    藤原正彦、父になる。
    藤原正彦、女性問題について考える。
    藤原正彦、父を辿る旅に出る。

    エッセイ集だが、この3つが主軸になっているように感じた。
    そして文学作品を読んでいるような言葉の美しさに胸を打たれ、彼の心の動きが自分のもののように感じた。

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    Posted by ブクログ 2010年02月06日

    およそ数式の出てこないエッセイ集。おそらく日本語文章の論理性がしっかりして、段落の分かれ方が絶妙だからか、無意識のうちでも理解しやすく、とても読みやすい。
    数学以外、家族のことなどを語る文章はやわらかく、数学教育への提言に近い内容になると悲観的ながらも熱い文章になっている。
    後半1/3を占める「父の...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月07日

    自身の話より、家族のエッセイとかで人となりが伺われる。最後の「父の旅 私の旅」のエッセイがすごく好き。

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    偶然選んだ本。著者は故新田次郎氏と藤原てい氏の次男。氏の著作は初めて読みました。前半は数学者のこと、後半は新田次郎氏の最後の遺作となった舞台を旅する場面など。数学者の文章という点でも面白かったです。

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2011年07月11日

    コンピューターにはなく、人間の思考にだけあるもの──それは「死」の感覚と「他人の不幸を思いやる気持ち」。数学者だからこそ見極められた明晰な論理の底には、深い情緒が流れている。妻の初産にうろたえる夫の心、思考の限界に挑む学者の気概、父・新田次郎の足跡を慈しむ旅の日記。そしてちょっとトボけた身辺雑記。選...続きを読む

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