からくり写楽―蔦屋重三郎、最後の賭け―(新潮文庫)

からくり写楽―蔦屋重三郎、最後の賭け―(新潮文庫)

880円 (税込)

4pt

3.5

謎の絵師を、さらなる謎で包んでしまえ――。前代未聞の密談から、「写楽」売出しの大仕掛けは始まった……。一ツ、正体は決して知られてはならない。二ツ、噂を流し影武者を作れ。三ツ、御公儀に一泡吹かせるべし。江戸っ子の意地を賭け、蔦屋重三郎が動く。かくして「写楽」はデビューした。だが感づいた者がいた。危機一髪の尾行、想定外の事態、「写楽」はどうなる……。痛快時代小説。(解説・細谷正充)

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からくり写楽―蔦屋重三郎、最後の賭け―(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    写楽に特段興味ないけどな、と思って読み始めたが、巧みな文章にすっかり夢中で読んでしまった。キャラクターが立っていておもしろい。さすが野口卓。

    0
    2024年05月17日

    Posted by ブクログ

    ノンフィクションならではの楽しい写楽誕生から活躍までのからくり記。
    日本の話なのに、人名が江戸時代なので、あの貴方はどなた様?と登場人物の相関関係が脳内に組み上がるまでちょっともたもたいたしました。
    いや、それにしても面白い。新聞、雑誌、ラジオ、テレビ、そしてソーシャルメディアがあったらきっとうまく

    0
    2022年02月10日

    Posted by ブクログ

     読みえ終えるのに4週間かかった。面白くないわけではない。面白い。写楽正体の新しい説だ。あまり細かいところはわからないが、写楽は正体だけではなく作風の変化など色々な謎がある。そこをうまく説明できている。先に読んだ島田荘司の説(どこまで説にしたいのかは不明だが)の方がぶっ飛んでいて面白かった。そこまで

    0
    2023年06月03日

    Posted by ブクログ

    特徴ある浮世絵デフォルメ満載の「役者絵」の作者「写楽」が何者か、謎に包まれていたのですね。その謎を逆手に取って、謎をますます深めたフィクションです。

    江戸時代中期、「出版社」の蔦屋重三郎がある人の絵の芸術性に惚れ込んで、役者絵を描かせて売り出そうと画策しました。その人とは身分高き元藩主。江戸時代、

    0
    2022年01月02日

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