ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
3pt
カフカは完成した作品の他に、手記やノート等に多くの断片を残した。その短く、未完成な小説のかけらは人々を魅了し、断片こそがカフカだという評価もあるほど。そこに記されたなぜか笑える絶望的な感情、卓越した語彙力で発せられるネガティブな嘆き、不条理で不可解な物語、そして息をのむほど美しい言葉。誰よりも悲観的で人間らしく生きたカフカが贈る極上の言葉たち。完全新訳で登場。(解説・頭木弘樹)
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
仕事で帰宅が遅くなり、疲れて何もできないような日に少しずつ読んでいた。 文章のローテンションさと疲労感、徒労、無力感を描いた内容が自分の疲労感に合っていた。 癒やしというのか共感というのか、よくわからない質の安らぎを得られて睡眠へと軟着陸できる。 短いので読書のやめどころが多いのも良い。
カフカが手記やノートに書き遺したものを収録。大半が未完成あるいは断片的なものであるが、編者の解説によると、生前の発表された作品がごくわずかで、カフカ作品のほとんどが意向だったという。しかしだからといって、作品の魅力が損なわれるのではない。むしろ、未完だからこそ、カフカ独自の魅力を醸し出しているとい...続きを読むう。
カフカ.名前は知っていたが生前の作品は少なく、親友のブロートが残された短編や断片、日記や手紙などを出版して世の中に知られるようになった由.本書の編訳者の頭木弘樹さんが「波」に‘’「わからない」がわからせてくれること‘’ で素晴らしい解説を披露してくれて、それを読んで捲ってみることにした.読んでいて何...続きを読むか不思議な感覚に陥ることが度々で、何度も読み返しては納得する文が数多くあった.例えば「家庭生活、友人関係、結婚、仕事、文学など、あらゆることに、わたしは失敗する。 いや、失敗することさえできない。」 「正しい道筋を永遠に失ってしまった。そのことを、人々はなんとも深く確信している。そして、なんとも無関心でいる。」
カフカは変身しか読んでない 城は部屋のどっかにあるけど 最初のほうしか読んでない その程度のカフカ好きだが 変身は大好き カフカって名前も空気抜けてて好き だからこれが出たときは 絶対読まなきゃ!!! って買ったんだが ちょっと忘れてた 読みだしたら まぁ断片集なので あっと言う間だったけど たま...続きを読むらなく染み入る時間だった 独房というわけではなかったが 最高にカフカじゃない?! って一瞬吹き出した 大好きすぎるな 結構昔の人だけど いや最近、誰かが書いたっしょ? って思っちゃうほど 若さというかこじらせてる中年っぷりが 今も昔もこじらせてるやつって こうなんだな!って 愛おしくも嬉しくもある とにかく たまらん 好き 星は4つ
モヤつき、理解しきれず、かと言って不快では無く。ずっと頭の中に澱のように残りそうな言葉が並んでいて、ただそれでも良いと感じられるのが不思議。それで良しとしておきたい。解説が素晴らしく、分からないままにしておいて、また読み返せばよいと思える。
#カフカ断片集 #カフカ #フランツカフカ 初めてのカフカなのに断片から スタートするっていう謎ムーブ。 (初めてだから断片にしたけど) 物語の種、絶望の種、言葉の種、 って感じで割と好きだったな〜 種と聞くと、これから花が咲くってイメージが来ると思うんだけど、カフカは別に花を咲かせることを目...続きを読む的としてない感じ。 なんだか始まっていないから 終われないような胸のざわつきを 感じる言葉の端きれって感じで、 だからこそ想像が膨らむものが多い。 どこから来てどこに行くかも分からない 所在のない物語のカケラって感じが強くて、 夢見てるみたいだった…ドリームコアすぎる笑 夢ってあっちこっち行って結局よく分からなかったり、部分が抜け落ちていたりするじゃん、なのに何となく心にざらつきが残ってる感じ。あの感じが断片にあった その中にもストレートに伝わってくる断片も沢山あったのが面白くて、未完だからこその無限の可能性ってのも分かる気がする。 カフカという人間自身に興味が湧いてくる。 解説もなかなか面白くてそういう見方をすると確かにそうだな〜って素直に思った。
カフカオタクの著者によるカフカ断片セレクションという感じ。 読んでる感覚はちょっと詩に近いかも。その名のとおり断片なので読みやすかった。
装丁や中身はとても好きだと思ったが、帯の文言が個人的には好きではなかった。 短くもじんわりと残るフレーズが多く、素敵な作品群だった。
カフカの『変身』を読んだだけでは、全てを理解することは出来なかったけど、解説に[この断片を読んでおくことによって、自分がそのような状態に立たされた時にカフカが道を教えてくれる]といった文章があって納得できた。 とりあえず今の自分に響いた断片メモを。 【自分のなかの部屋】【道は無限】【死後の評価】 ...続きを読む 自分の城の中にある、自分でもまだ知らない広間。それを開く鍵のような働きが、多くの本にはある。
わからない。彼は何を伝えたいのだろう。 そんな思いもありつつ、気づいたらどんどんと断片たちに吸い込まれていった。 たまに、わたしもわかる、と思う瞬間がやってきて、カフカと同じ気持ちになったようで、私の気持ちを文章にしてくれたようで、嬉しくなる。 実は今回初めてカフカに触れた。 正直にいうと今も難しい...続きを読む。わからない。 でもなぜか、彼をもっと知りたいと思ったし、 彼の言葉にもっと共感できる瞬間が来るのが待ち遠しいとも思った。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
カフカ断片集―海辺の貝殻のようにうつろで、ひと足でふみつぶされそうだ―(新潮文庫)
新刊情報をお知らせします。
フランツ・カフカ
頭木弘樹
フォロー機能について
「新潮文庫」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
絶望名言 文庫版
希望名人ゲーテと絶望名人カフカの対話
変身
試し読み
アメリカ
ある流刑地の話
家のあるじとして気になること
イライラ文学館
作者のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲カフカ断片集―海辺の貝殻のようにうつろで、ひと足でふみつぶされそうだ―(新潮文庫) ページトップヘ