カフカ断片集―海辺の貝殻のようにうつろで、ひと足でふみつぶされそうだ―(新潮文庫)

カフカ断片集―海辺の貝殻のようにうつろで、ひと足でふみつぶされそうだ―(新潮文庫)

カフカは完成した作品の他に、手記やノート等に多くの断片を残した。その短く、未完成な小説のかけらは人々を魅了し、断片こそがカフカだという評価もあるほど。そこに記されたなぜか笑える絶望的な感情、卓越した語彙力で発せられるネガティブな嘆き、不条理で不可解な物語、そして息をのむほど美しい言葉。誰よりも悲観的で人間らしく生きたカフカが贈る極上の言葉たち。完全新訳で登場。(解説・頭木弘樹)

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カフカ断片集―海辺の貝殻のようにうつろで、ひと足でふみつぶされそうだ―(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    仕事で帰宅が遅くなり、疲れて何もできないような日に少しずつ読んでいた。
    文章のローテンションさと疲労感、徒労、無力感を描いた内容が自分の疲労感に合っていた。
    癒やしというのか共感というのか、よくわからない質の安らぎを得られて睡眠へと軟着陸できる。
    短いので読書のやめどころが多いのも良い。

    0
    2025年06月03日

    Posted by ブクログ

     カフカが手記やノートに書き遺したものを収録。大半が未完成あるいは断片的なものであるが、編者の解説によると、生前の発表された作品がごくわずかで、カフカ作品のほとんどが意向だったという。しかしだからといって、作品の魅力が損なわれるのではない。むしろ、未完だからこそ、カフカ独自の魅力を醸し出しているとい

    0
    2024年12月01日

    Posted by ブクログ

    カフカ.名前は知っていたが生前の作品は少なく、親友のブロートが残された短編や断片、日記や手紙などを出版して世の中に知られるようになった由.本書の編訳者の頭木弘樹さんが「波」に‘’「わからない」がわからせてくれること‘’ で素晴らしい解説を披露してくれて、それを読んで捲ってみることにした.読んでいて何

    0
    2024年10月16日

    Posted by ブクログ

    カフカは変身しか読んでない
    城は部屋のどっかにあるけど
    最初のほうしか読んでない
    その程度のカフカ好きだが
    変身は大好き
    カフカって名前も空気抜けてて好き
    だからこれが出たときは
    絶対読まなきゃ!!!
    って買ったんだが
    ちょっと忘れてた

    読みだしたら
    まぁ断片集なので
    あっと言う間だったけど
    たま

    0
    2024年09月02日

    Posted by ブクログ

    モヤつき、理解しきれず、かと言って不快では無く。ずっと頭の中に澱のように残りそうな言葉が並んでいて、ただそれでも良いと感じられるのが不思議。それで良しとしておきたい。解説が素晴らしく、分からないままにしておいて、また読み返せばよいと思える。

    0
    2024年07月14日

    Posted by ブクログ

    #カフカ断片集
    #カフカ
    #フランツカフカ

    初めてのカフカなのに断片から
    スタートするっていう謎ムーブ。
    (初めてだから断片にしたけど)

    物語の種、絶望の種、言葉の種、
    って感じで割と好きだったな〜

    種と聞くと、これから花が咲くってイメージが来ると思うんだけど、カフカは別に花を咲かせることを目

    0
    2024年07月11日

    Posted by ブクログ

    カフカオタクの著者によるカフカ断片セレクションという感じ。
    読んでる感覚はちょっと詩に近いかも。その名のとおり断片なので読みやすかった。

    0
    2024年06月29日

    Posted by ブクログ

    装丁や中身はとても好きだと思ったが、帯の文言が個人的には好きではなかった。
    短くもじんわりと残るフレーズが多く、素敵な作品群だった。

    0
    2024年06月28日

    Posted by ブクログ

    カフカの『変身』を読んだだけでは、全てを理解することは出来なかったけど、解説に[この断片を読んでおくことによって、自分がそのような状態に立たされた時にカフカが道を教えてくれる]といった文章があって納得できた。

    とりあえず今の自分に響いた断片メモを。
    【自分のなかの部屋】【道は無限】【死後の評価】

    0
    2024年06月23日

    Posted by ブクログ

    わからない。彼は何を伝えたいのだろう。
    そんな思いもありつつ、気づいたらどんどんと断片たちに吸い込まれていった。
    たまに、わたしもわかる、と思う瞬間がやってきて、カフカと同じ気持ちになったようで、私の気持ちを文章にしてくれたようで、嬉しくなる。
    実は今回初めてカフカに触れた。
    正直にいうと今も難しい

    0
    2024年06月13日

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