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Posted by ブクログ 2023年04月20日
『100分de名著』で取り上げられた川島隆氏の新訳。
ある朝目覚めたら、巨大な虫に変身していたグレゴール。虫になった理由も、回復の方法もわからない。無論仕事にも行けない。一体彼はどうするのか…?
ものすごく大変な出来事に遭遇しているのに、グレゴールが淡々と落ち着いているのがシャープで怖い。彼が気...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年05月12日
『この早起きというのは、人間をまったく薄ばかにしてしまうのだ。人間は眠りをもたなければならない』
『ただ我慢することだけが家族の義務の命じるところなのだ』
『音楽にこんなに心を奪われていても、彼は動物なのだろうか』
『これで神様に感謝できる』
グレゴールはある朝、目が覚めると自分の姿が毒虫になっ...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年07月13日
ダウンタウンの"トカゲのおっさん"の源流ってコレ?
私はこの作品が世界的に有名になって以後に生まれました。いくら読んだことがなくても、それなりの年数を送ってきた人生の中で『変身』がどんな物語なのか1ミリも知らない、という方が難しいでしょうから、どこまで新鮮に楽しめるかが気になりましたが、結果的には...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年06月02日
フランツ・カフカ作 川島隆 訳
令和4年2月 初版発行 角川文庫
原作は1915年と古いですが、昨年新訳された新しい本です。以前読んだ時は何が面白いのか全く分からなかった本でもあります。
主人公グレゴール・ザムザがある朝虫けらに姿を変えている有名な出だしで話はスタートしますが、これって今の世の中...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年01月24日
本来、こういう不条理ものは苦手な方なんだけど、なぜかこの「変身」は好きだなぁと思った。
私はカフカの文体が好きなのかもしれない。
最初は「ある朝起きたら虫になっていた」という常人では思いつかないような突飛な発想に気を引かれるが、そのうちこの「虫になっていた」というのは何かの比喩でもあるのでは?と思...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年06月05日
100分で名著を見て、そんな話だっけ、と思い再読。色々と難解な解釈があるらしいけれど、浦島太郎だって不条理な話だし、現実問題として不条理なことは起きうるし、そこに無理に意味をつける必要はないと思った。グレゴールの顛末は悲しい物語だけれど、なぜか切迫感がないのが面白い。虫のくせに出勤しようとしたり、妹...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年04月01日
訳者解説が面白い。
文字を追うことは読者誰でもできるけど、ドイツ語で書かれた、他の版から、技術がどう変遷しているか、というのは、一人の読書では絶対に読み解けない。ということを思い知った。
訳者ってすごい。キーワードとか、宗教的背景のある表現は日本語訳難しいらしい。確かに言われてみれば、絶対にそう...続きを読む
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