神よ憐れみたまえ(新潮文庫)

神よ憐れみたまえ(新潮文庫)

小説・文芸
1,210円 (税込)

6pt

昭和38年11月、三井三池炭鉱爆発と国鉄の多重衝突という、戦後事件史に残る大事故が同日に発生。「魔の土曜日」と言われたその日の夜、12歳の百々子の両親は何者かに惨殺された。裕福な家庭に生まれ育ち輝かしい未来が約束されていた少女を襲った悲劇。事件は拭えぬ悪夢として胸のうちに巣食い、彼女の運命をも揺るがしていく――。一人の女性の数奇な生涯を描破した著者畢生の大河小説。(解説・佐久間文子)

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    新潮社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    新潮文庫
  • タイトル
    :
    神よ憐れみたまえ(新潮文庫)
  • タイトルID
    :
    1431890
  • 電子版発売日
    :
    2023年10月30日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

閲覧環境

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神よ憐れみたまえ(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    長いけど、展開が気になりすぎてサクサク進みます。人間模様、時代背景、血生臭さがすべて良い塩梅でミックスされてて面白かった。

    0
    2026年06月06日

    Posted by ブクログ

    登場人物たちの感情や人生が生々しく、怖いもの見たさでどんどん読めた
    精緻な描写やときどきでてくるフランス文学や音楽が作者の文学的なものへの造詣の深さうかがえた。
    たづだけが性格良く、他の登場人物は心の底に暗いものを抱えていた

    0
    2026年05月29日

    Posted by ブクログ

    最後がちょっと駆け足すぎたり、途中から全く出てこなくなった美村が唐突に出てきたり、いろいろ詰め込むあまり焦点がボヤけてしまってるとこもありますが、まあ面白かったと思います。

    ここ最近読んだ作品に女性主人公が多くてしかも皆完璧超人なんで凡人すぎる私からしたらちょっと感情移入しにくいとこもあったりします。
    女性特有の生きづらさを抱えてても完璧超人じゃんって凡人男性は思ったりします。
    40後半独身の身には耳の痛いお話でもありました。(女性に対する理解が足りないから独身なんですかね?もちろん左千夫には同情しませんが)

    あと初登場時30代のたづさんが話し方のせいで最初から最後まで終始おばあちゃんのイメージでしたw
    たづさん良い人すぎて泣けてきます。

    0
    2024年03月10日

    Posted by ブクログ

    文庫王国から。”墓地を見おろす家”しか読んだことがなく、必然的にそのイメージの作家だから、正直期待値は高くなかったんだけど、いやいや恐れ入りました。本作は、心に沁みる人間ドラマ。750頁の超大作ながら、本を置く能わずの展開の妙。倒叙ミステリ的側面を持つんだけど、そこを軸にした組み立てが、実に奏功している印象。あえて苦言を呈するとすれば、最終章がちょっと蛇足に思えるくらい。せめて直木賞受賞作くらい、読んでみようかしら、と思わされました。

    0
    2024年01月16日

    Posted by ブクログ

    全体的に救いはたづさん(と美村さん)の周りだけ…
    息苦しくなるような展開は多かった。
    強く生きる人の一生の一例を見た感じ。
    本人の魅力(内面も外面も)が良いようにも悪いようにも転ぶわことはあるけど、これはさすがに極端な例だとは思いたい…

    ところどころの表現はとても素敵で、つい立ち止まり、メモしてしまった。
    下にメモを2箇所分だけ載せる。


    十一月の午後の光が世界を領していた。縦に横に斜めに乱反射する光は、枯れかけた無数のススキの穂先で弾け飛び、小さな球のようになって地面に転がっていった。空も大地も、木々も草も、すべてが鬱金色に輝いていた。

    石川夫妻には、野を駆けめぐる動物のごとき強靭な生命力がある。喪失の哀しみは、それがどれほど深いものであっても、次の何かと引き換えにできることを彼らは知っている。やがて絶望は絶望ではなくなる。希望の光が射し込んでくる。生きていくための新たな地平が開かれる。

    0
    2024年09月18日

    Posted by ブクログ

    1963年、菓子製造会社社長夫妻が惨殺された。残された12歳の一人娘が、悩みながらも力強く生きていく大河小説。悲しいことも沢山起こるが、家政婦のたづを始め、心温まる人々も登場する。子供時代の描写や終盤の60代の心の動きなどが丁寧に描かれており、心が揺さぶられる。

    0
    2024年05月23日

    Posted by ブクログ

    小学生から60代までのある女性の人生を描いた作品。両親を殺した犯人の目星は中盤まで読むと分かりますが、描きたいのはそこではないのだろう。
    ひとつひとつの出来事が伏線なのではと怪しみながら読んだものの的はずれであったり、こういう展開がドラマティックだなと思っていることは起こらなかったりするのが、反って人生を描いていると感じた。

    0
    2024年02月25日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    1963年11月9日、横浜で鶴見事故、福岡の大牟田で三井三池炭鉱大爆発があったその日、両親を殺害されたある少女が主人公。

    小池真理子さんご自身が10年を掛けて紡ぎ上げた大作とあり、私のような素人がインタビュー記事を読み齧っただけで感想を述べるのもおこがましいのですが、喪失しながら歩み続けたからこそ書げられた作品だったのでは…と、胸がいっぱいになりました。

    なぜそう思ったかの理由は、左千夫の描き方にあります。

    映画館で間宮と対峙したあたりから立待岬での幕引きまでは、左千夫のことを陰鬱で臆病な自尊心の固まりのように容赦なく描写されていますが(実際に百々子を見つめる左千夫の視線と妄想は反吐が出そうになるほど)、終盤にある百々子と美村の会話の中では、百々子が左千夫を「あの男」と呼びながらも、ある一点でのみ血の繋がった叔父を赦すような、左千夫の心情をはかろうとするような発言を残しています。

    ページをめくる時間すら勿体無いくらい物語にのめり込んでいた私にしてみると、断罪から赦しへ急転直下のような印象を受けましたが、おそらくこの間に、小池真理子さんの歩まれた時間による作品への向き合い方の変遷が詰まっているのでは。

    自分に負けない、その思いで自分の人生に向き合い続けた百々子の再生を描いて、自らの日常からずっと逃げ続けた左千夫の未熟性と異常性を際立たせつつも、被害を受けた当事者・百々子以上に読者が左千夫を糾弾することのないよう、物語を動かす“神の手”を持つ作者として、小池先生は終章で左千夫への裁きにピリオドを打たれたように思いました。

    --ここからは各登場人物について思ったこと--
    たづ
    出てくるだけで安心する。百々子への無償の愛。たづみたいなお手伝いさんって存在するんだろうか。いなさそう。その点ではこの作品唯一のファンタジー要素であり、癒しであり、薬箱で太陽。

    紘一
    分かってるのに、百々子を遠ざけた。ちゃっかり結婚、海外駐在。…と言い切っちゃうのは読者として無責任すぎるなと反省。自分の責任の取れる範囲で人と関わり、そこに全力を尽くそうとする真人間。

    美佐
    無念、ただ無念。律に会わせたかった。

    清水
    左千夫の同僚。左千夫が虚偽の退職理由を語った時、多分本音では気づいてだと思う。

    間宮
    定年前に謎が解けてどう思ったか知りたかった

    0
    2026年04月19日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    恵まれた環境にあった百々子の両親が殺される。最初から犯人が暗示されている倒叙法的展開の、ある種の大河小説のような味わいのある作品。息付く暇がないというよりも、私には最初から終わりまで、息苦しい作品だった。

    0
    2024年01月20日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    何もかも恵まれて生まれた美しい少女が
    ある日両親を殺され亡くす。
    最初は色んな人の目線で描かれて物語は進んでいく。犯人もわりと最初の段階で分かるので
    犯人を予想するというサスペンス要素はない。
    ただなぜ、殺したのか
    なぜ捕まらずに生きてこれたのか
    は読み進めて段々と分かってくる。

    偶然重なった事故によって
    アリバイができ捕まらずに
    姪のことを異常なまでの愛情によって
    それに気付いた姉が激昂し、思わず殺すという展開。

    彼にとっての幸せとは?

    百々子の人生で何度も襲ってくる別れ、悲劇
    最後百々子はアルツハイマーになるが
    彼女の記憶に最後に残るものが
    美しいもので幸せな日々であることを願った

    0
    2023年11月28日

神よ憐れみたまえ(新潮文庫) の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    新潮社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    新潮文庫
  • タイトル
    :
    神よ憐れみたまえ(新潮文庫)
  • タイトルID
    :
    1431890
  • 電子版発売日
    :
    2023年10月30日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
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