神よ憐れみたまえ(新潮文庫)

神よ憐れみたまえ(新潮文庫)

1,210円 (税込)

6pt

3.3

昭和38年11月、三井三池炭鉱爆発と国鉄の多重衝突という、戦後事件史に残る大事故が同日に発生。「魔の土曜日」と言われたその日の夜、12歳の百々子の両親は何者かに惨殺された。裕福な家庭に生まれ育ち輝かしい未来が約束されていた少女を襲った悲劇。事件は拭えぬ悪夢として胸のうちに巣食い、彼女の運命をも揺るがしていく――。一人の女性の数奇な生涯を描破した著者畢生の大河小説。(解説・佐久間文子)

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神よ憐れみたまえ(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年03月10日

    最後がちょっと駆け足すぎたり、途中から全く出てこなくなった美村が唐突に出てきたり、いろいろ詰め込むあまり焦点がボヤけてしまってるとこもありますが、まあ面白かったと思います。

    ここ最近読んだ作品に女性主人公が多くてしかも皆完璧超人なんで凡人すぎる私からしたらちょっと感情移入しにくいとこもあったりしま...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年01月16日

    文庫王国から。”墓地を見おろす家”しか読んだことがなく、必然的にそのイメージの作家だから、正直期待値は高くなかったんだけど、いやいや恐れ入りました。本作は、心に沁みる人間ドラマ。750頁の超大作ながら、本を置く能わずの展開の妙。倒叙ミステリ的側面を持つんだけど、そこを軸にした組み立てが、実に奏功して...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年02月25日

    小学生から60代までのある女性の人生を描いた作品。両親を殺した犯人の目星は中盤まで読むと分かりますが、描きたいのはそこではないのだろう。
    ひとつひとつの出来事が伏線なのではと怪しみながら読んだものの的はずれであったり、こういう展開がドラマティックだなと思っていることは起こらなかったりするのが、反って...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年12月09日

    いち読者として、作家・小池真理子との付き合いもいつの間にやら長くなった。今から三十数年前、彼女の書いたエッセイを知人に薦められて書店へと出向いた私が棚から選んでレジへ差し出したのは、魅惑的なタイトル(「知的悪女のすすめ」)が付された随筆とは別のサスペンス小説(「プワゾンの匂う女」)で、それが著者の作...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2024年01月20日

    恵まれた環境にあった百々子の両親が殺される。最初から犯人が暗示されている倒叙法的展開の、ある種の大河小説のような味わいのある作品。息付く暇がないというよりも、私には最初から終わりまで、息苦しい作品だった。

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2023年11月28日

    何もかも恵まれて生まれた美しい少女が
    ある日両親を殺され亡くす。
    最初は色んな人の目線で描かれて物語は進んでいく。犯人もわりと最初の段階で分かるので
    犯人を予想するというサスペンス要素はない。
    ただなぜ、殺したのか
    なぜ捕まらずに生きてこれたのか
    は読み進めて段々と分かってくる。

    偶然重なった事故...続きを読む

    0

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