私が語りはじめた彼は(新潮文庫)

私が語りはじめた彼は(新潮文庫)

小説・文芸
693円 (税込)

3pt

私は、彼の何を知っているというのか? 彼は私に何を求めていたのだろう? 大学教授・村川融をめぐる、女、男、妻、息子、娘――それぞれに闇をかかえた「私」は、何かを強く求め続けていた。だが、それは愛というようなものだったのか……。「私」は、彼の中に何を見ていたのか。迷える男女の人恋しい孤独をみつめて、恋愛関係、家族関係の危うさをあぶりだす、著者会心の連作長編。(解説・金原瑞人)

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    新潮社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    新潮文庫
  • タイトル
    :
    私が語りはじめた彼は(新潮文庫)
  • タイトルID
    :
    1187667
  • 電子版発売日
    :
    2022年07月29日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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私が語りはじめた彼は(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    謎の魅力を放つ1人の老人?を中心に、
    彼と関係を持つ様々な人たちのストーリーが次々と展開される。次は誰だろう?というワクワクのあとに、読み始めると、これは誰のことだ?と考えさせられ、一つの物語を読み終える頃には、この人はあの人から見てこういう続柄で、さっきの人とはこういうつながりで…といった具合に、頭の中で関係図を描きながら読むのが、とても楽しい。本当に好き。

    そして今回は解説にも心を打たれた。
    まさに、これまで小説を読む人間ではなかった私をこんなにもハマらせた三浦しをんのことを、めちゃくちゃわかりやすい表現で説明してくれている。
    そうだよね、やっぱりこの人すごいんだ、デビューからずっとすごいものを書いているんだと、改めて知れた。

     ぶっ続けで三浦しをん作品を読み続けている素人だけど、一旦他の人の本も読んでみようかなと思い始めていた頃だったが、
    やはりまだもう少し、三浦しをんワールドに浸っていようと思う。

    0
    2026年08月05日

    Posted by ブクログ

    面白かった。村上自身は穏やかな?人物なのかもしれないけど、周りに村上みたいな人はいてほしくないなぁと思った。

    0
    2024年09月21日

    Posted by ブクログ

    2年くらい前に古本市で出遭ってからずっと積読してた一冊。きみはポラリス、も読まないとだな。
    彼女の作品をデビューから追っかけたくなる。まほろ駅前多田便利軒、読みたくなる。魅力的な作品だった。愛は美しいのか醜いのか、人を愛するとはどういうことか、私たちはどう生きていくべきなのか、それを追求する普遍的メッセージ性が感じられる。

    0
    2024年08月24日

    Posted by ブクログ

    一人の男性の不倫から生じた波紋を 彼に関わる人々をそれぞれ主人公とした六編のオムニバス。
    主人公達は波紋に過剰に反応し踠き苦しむ。回避した者も呑み込まれた者もいる。恋人や家族の絆の儚さの冷淡な表現が巧み。
    評価が分かれ気味の作品のようですが、各章とも独立した短編として完成していること。ラストの家路に含ませた儚い危うい希望が好みで高評価。

    0
    2021年11月03日

    Posted by ブクログ

    あまりにも残虐な、しかし人の想いというものはここまで狂った場所にでも辿り着けるものだよな、と理解できてしまう衝撃的内容からスタートする本作。
    私は読み切れるだろうか、と心配になったのも冒頭だけで、一章を読み終える頃には完全にこの物語の虜になっていた。


    ー恋に落ちた人は誰だってイカれてるわ。恋ってクレイジーなものよ。社会で許容された狂気ね

    これは『her 世界でひとつの彼女』っていう映画に登場する台詞なんだけど、本作を読み始めて、まず頭に浮かんだ。

    “恋に恋してる”とはよくいったもので、本作の中心に存在する【先生】のような恋愛依存の人を私は見たことがあって、よくいえば誰といても幸せを見出せる、悪く言えば誰をも不幸にする、と言えると思っていた。
    全くその通りなのでは、と思わざるを得なかった。

    自分が幸せであること以外に興味がない。自分以外の人間の感情に思いを馳せることができない。それって全くもってクレイジーだし、恋愛依存の場合このクレイジーさに依存しているから、周囲の人間はいつまで経っても、誰も幸せにはなれない。そして恐ろしいのはその“周囲”の距離が意外と遠くまで広がっていること。渋谷先輩はその後どうやって生きていくのだろう。


    あぁ、興味深い一冊だったな。大満足。







    0
    2026年05月24日

    Posted by ブクログ

    なんというか、心が冷たくなる感じ。でもそれが決して不快なわけではなく、ある意味落ち着くというかなんというか。不思議な感覚です。
    連作短編形式で、村川融を軸としてつながりがありますが、その村川自身のイメージがふわふわとしています。どことなくミステリー仕立てですが、合理的な解釈を求める小説ではなさそうです。怪文書の謎は、読者に委ねられているんでしょうかね。リドルストーリー的な感じかな。嫌いじゃないです。

    0
    2026年01月06日

    Posted by ブクログ

    アドレナリンジャンキー、口論好き、脳が活性化
    物事を一歩引いて俯瞰的に見ること、馬鹿にしていると言われる、そこに皮肉が入っているなら確かにわざと馬鹿にしていると思う、そうでないなら感情的になっている自分の理屈が馬鹿だと気づいている人間の発言、あ、でもこれって馬鹿にしてるのか?
    理屈型の人間が感情型の人間を馬鹿にする構図はどうしても起こるのでは。
    だからこそ、馬鹿にされないためには常に冷静でいること。

    "食卓を囲みながら、私は思った。図太くも地道なその行為が、だれかとともに生きるということなのだ。"

    実は毎日は変化の繰り返し。人は、景色は、変わっていく。

    0
    2025年11月11日

    Posted by ブクログ

    書ききらないことで余白を残す作品。
    どの章も、解決しないこと、わからないことばかりが残る。だがそこが良い。
    それが作品の余白、行間なのだと気づかせてくれた小説。

    0
    2025年10月01日

    Posted by ブクログ

    何故かモテる大学教授を好きな女性たちの連作短編集

    以下、公式のあらすじ
    -----------------------
    私は、彼の何を知っているというのか? 彼は私に何を求めていたのだろう? 大学教授・村川融をめぐる、女、男、妻、息子、娘――それぞれに闇をかかえた「私」は、何かを強く求め続けていた。だが、それは愛というようなものだったのか……。「私」は、彼の中に何を見ていたのか。迷える男女の人恋しい孤独をみつめて、恋愛関係、家族関係の危うさをあぶりだす、著者会心の連作長編。
    -----------------------

    収録は以下6編
    結晶
    残骸
    予言
    水葬
    冷血
    家路


    古代王朝の研究をしている村川教授
    彼は何故か女性にモテる
    そんな大学教授を好きな女を間に挟んだ男達視点の連作短編集
    妻、浮気相手、義理の娘、娘
    彼女らを介して見える不思議な村川像

    読み終わってみても「よくわからない」という感想

    どう読めばいいのかわからない
    感情をどこに置けばいいのかわからない

    村川という人物の輪郭が見えない
    同一人物を表しているとは思えない描写がいくつかある
    人によって、特に女性によっては彼の見え方が違うのだろうか?

    何故村川は彼女らにとって魅力的に映るのだろうか?


    再婚相手とその義理の娘
    本当にそんな対立があったのだろうか?

    それに対して村川は何をし、どう思っていたのか
    そこは想像するしかないわけだけれども、何とも怪しいものを感じる



    モテる男が出てくる小説といえば、川上弘美「ニシノユキヒコの恋と冒険」を思い浮かべる
    でも、あっちはプレイボーイ然としたところがあるので納得感がある
    でも、村川の場合優男ではあるが、それがモテる理由かと聞かれるとそうでないようにも思える


    今作をより不思議なものにしているのは、村川を好きな女性視点ではなく
    その女性に関わる男視点で描かれているところ

    うーん、やはりよくわからないなぁ

    0
    2024年05月13日

    Posted by ブクログ

    人生、愛が全て、というわけではないんですが…。とりあえず彼の周りの人間の嫉妬心が凄すぎる。ここまでの男の人っていったいどういう人なんでしょうか??
    自分は渦中には絶対に入りたくない。でも、小説として読むのには、好きな感じ。

    0
    2022年08月28日

私が語りはじめた彼は(新潮文庫) の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    新潮社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    新潮文庫
  • タイトル
    :
    私が語りはじめた彼は(新潮文庫)
  • タイトルID
    :
    1187667
  • 電子版発売日
    :
    2022年07月29日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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