私が語りはじめた彼は(新潮文庫)

私が語りはじめた彼は(新潮文庫)

605円 (税込)

3pt

私は、彼の何を知っているというのか? 彼は私に何を求めていたのだろう? 大学教授・村川融をめぐる、女、男、妻、息子、娘――それぞれに闇をかかえた「私」は、何かを強く求め続けていた。だが、それは愛というようなものだったのか……。「私」は、彼の中に何を見ていたのか。迷える男女の人恋しい孤独をみつめて、恋愛関係、家族関係の危うさをあぶりだす、著者会心の連作長編。(解説・金原瑞人)

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私が語りはじめた彼は(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    面白かった。村上自身は穏やかな?人物なのかもしれないけど、周りに村上みたいな人はいてほしくないなぁと思った。

    0
    2024年09月21日

    Posted by ブクログ

    2年くらい前に古本市で出遭ってからずっと積読してた一冊。きみはポラリス、も読まないとだな。
    彼女の作品をデビューから追っかけたくなる。まほろ駅前多田便利軒、読みたくなる。魅力的な作品だった。愛は美しいのか醜いのか、人を愛するとはどういうことか、私たちはどう生きていくべきなのか、それを追求する普遍的メ

    0
    2024年08月24日

    Posted by ブクログ

    一人の男性の不倫から生じた波紋を 彼に関わる人々をそれぞれ主人公とした六編のオムニバス。
    主人公達は波紋に過剰に反応し踠き苦しむ。回避した者も呑み込まれた者もいる。恋人や家族の絆の儚さの冷淡な表現が巧み。
    評価が分かれ気味の作品のようですが、各章とも独立した短編として完成していること。ラストの家路に

    0
    2021年11月03日

    Posted by ブクログ

    えっこれが三浦しをん?
    ととてもびっくりした。

    まほろ駅前とか神去なぁなぁの印象が強かったので。
    ああいうほのぼのした作品の裏にこんな一面があったなんて。
    前なにかのインタビューで高校の時、お父さんとバスの運転手としか異性と話さなかったみたいなエピソードもあったので、あまり恋愛というか性愛の印象も

    0
    2020年04月12日

    Posted by ブクログ

    アドレナリンジャンキー、口論好き、脳が活性化
    物事を一歩引いて俯瞰的に見ること、馬鹿にしていると言われる、そこに皮肉が入っているなら確かにわざと馬鹿にしていると思う、そうでないなら感情的になっている自分の理屈が馬鹿だと気づいている人間の発言、あ、でもこれって馬鹿にしてるのか?
    理屈型の人間が感情型の

    0
    2025年11月11日

    Posted by ブクログ

    多くの女を狂わせる男は、やはりわたしの心にも強い印象を残した。村川本人に関する記述はそれほど多くはないものの、それを取り巻く人物たちの、多様で複雑な考え/生き様をすこしずつ覗くことで村川の像がなんとなく見えてくるような、うつくしい物語だと思った。ひさしぶりにこんなに長く時間をかけて1冊の本を読み上げ

    0
    2025年10月17日

    Posted by ブクログ

    書ききらないことで余白を残す作品。
    どの章も、解決しないこと、わからないことばかりが残る。だがそこが良い。
    それが作品の余白、行間なのだと気づかせてくれた小説。

    0
    2025年10月01日

    Posted by ブクログ

    何故かモテる大学教授を好きな女性たちの連作短編集

    以下、公式のあらすじ
    -----------------------
    私は、彼の何を知っているというのか? 彼は私に何を求めていたのだろう? 大学教授・村川融をめぐる、女、男、妻、息子、娘――それぞれに闇をかかえた「私」は、何かを強く求め続けていた

    0
    2024年05月13日

    Posted by ブクログ

    さて、突然ですが、あなたは次のような言葉を聞いて話題に上がっている一人の人物をイメージできるでしょうか?

    ・『村川はいい加減ですが不真面目ではない』by 妻

    ・『父は決して偉ぶることがなかった』by 息子

    ・『本ばかり読んで、夢見がちで自分勝手な男』by 義理の

    0
    2023年01月05日

    Posted by ブクログ

    人生、愛が全て、というわけではないんですが…。とりあえず彼の周りの人間の嫉妬心が凄すぎる。ここまでの男の人っていったいどういう人なんでしょうか??
    自分は渦中には絶対に入りたくない。でも、小説として読むのには、好きな感じ。

    0
    2022年08月28日

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