不発弾(新潮文庫)

不発弾(新潮文庫)

825円 (税込)

4pt

大手電機企業が発表した巨額の「不適切会計」。捜査二課の小堀秀明は、背後に一人の金融コンサルタントの存在を掴む。男の名は、古賀遼。貧しい炭鉱街の暮らしから妹を救うため、体力頼みの場立ち要員として証券会社に就職。狂乱のバブルを己の才覚のみでのし上がった古賀は、ある事件をきっかけに復讐を始めるのだった――。欲望に踊らされた男たちの終わらない闘いを描く経済サスペンス。(解説・磯山友幸)

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不発弾(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    2023.06.28
    事実とその背景をうまく組み合わせて疾走感のあるフィクションになっている。
    モデルとなっている人々は「象徴」であって、当人そのものではないのを前提として楽しむべき。
    私は楽しんだ。

    0
    2023年06月28日

    Posted by ブクログ

    貧しい炭鉱街の暮らしから妹を救うため、体力頼みの場立ち要員として証券会社に就職。
    狂乱のバブルを己の才覚のみでのし上がった主人公は、ある事件をきっかけに復讐を始める。飛ばしの斡旋に明け暮れ、外資証券会社のデリバティブやT芝やOLP事件などが話のリアリテイを増す。欲望に踊らされた男たちの終わらない闘い

    0
    2020年10月26日

    Posted by ブクログ

    大手電機企業が発表した巨額の「不適切会計」。捜査二課の小堀秀明は、背後に一人の金融コンサルタントの存在を掴む。男の名は、古賀遼。貧しい炭鉱街の暮らしから妹を救うため、体力頼みの場立ち要員として証券会社に就職。狂乱のバブルを己の才覚のみでのし上がった古賀は、ある事件をきっかけに復讐を始めるのだった―。

    0
    2018年12月13日

    Posted by ブクログ

    相場英雄『不発弾』新潮文庫。

    大企業や大手金融機関が抱える『不発弾』。いつそれらが爆発し、多くの犠牲者を出すのだろうか……決して創作や虚構とは思えない迫真の経済小説。

    大手電機企業が発表した巨額の不適切会計に絡み、背後で暗躍した古賀遼という男の数奇な人生と企業の不正を暴こうとする捜査二課の小堀秀

    0
    2018年06月03日

    Posted by ブクログ

    03月-15。3.5点。
    炭鉱の町で生まれた主人公、母親はスナック経営。収入を求め高校卒業後、証券会社へ。トップ成績をとり、のし上がっていく。。

    東芝がモデルの部分あり、バブル前から2016年までの経済の動きを追う。非常にリアリティあり。主人公の冷静さ、立ち回りが痛快。

    0
    2023年03月28日

    Posted by ブクログ

    全部を理解するのは無理ですね。
    ストーリーを追うだけです。
    これはフィクションでしょうか。
    悲しい現実ですか。

    0
    2021年05月18日

    Posted by ブクログ

    多分モデルは東芝。

    九州は大牟田市で生まれ、小さい頃に炭鉱夫だった父を失い、酒に溺れた母から離れるために証券会社で働きはじめる。

    金のカラクリがわかってきて、証券会社を辞めコンサルタントとして独立し、金の運用で失敗した会社向けの指南をはじめる。

    徐々に裏稼業のフィクサーっぽくなってしまうが、あ

    0
    2019年11月15日

    Posted by ブクログ

    少々冗長だが、バブル期の企業の不正をモチーフに描く、至極のエンターテインメント作品。会社創業の目的から逸脱した事業に手を染めることによる凋落...。人の、世の中の、社会の役に立つ仕事をしよう。
    「儲け話には必ず裏がある。もし誘いに乗りそうになることがあったら、一旦その場を離れて冷静に考えてみるんだな

    0
    2019年08月21日

    Posted by ブクログ

    大手企業の粉飾決算の裏で暗躍する一人の金融コンサルタントを捜査二課が追う―という粗筋は「ナンバー」シリーズを連想するが、バブル期から現代までの日本経済を描く大河小説でもある。証券市場や金融商品の仕組みが自分には難解過ぎたが、炭鉱町から裸一貫這い上がった証券マンがバブル期の狂乱を経て混沌渦巻く巨大な暗

    0
    2018年06月20日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    九州の炭鉱町出身の古賀が、金融界の「不発弾」に大きく関わっているらしいと情報を掴んだ捜査一課の刑事が、慎重に彼に迫っていく現在の時間軸と、当の古賀目線で語られる学生時代からの下積みの様子が交差しながら話が進む。

    古賀の事実婚の妻を味方に付けて、決定的な証拠も掴んで、やっと本人に凸した矢先、まさかの

    0
    2025年01月14日

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