【感想・ネタバレ】不発弾(新潮文庫)のレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2023年06月28日

2023.06.28
事実とその背景をうまく組み合わせて疾走感のあるフィクションになっている。
モデルとなっている人々は「象徴」であって、当人そのものではないのを前提として楽しむべき。
私は楽しんだ。

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Posted by ブクログ 2020年10月26日

貧しい炭鉱街の暮らしから妹を救うため、体力頼みの場立ち要員として証券会社に就職。
狂乱のバブルを己の才覚のみでのし上がった主人公は、ある事件をきっかけに復讐を始める。飛ばしの斡旋に明け暮れ、外資証券会社のデリバティブやT芝やOLP事件などが話のリアリテイを増す。欲望に踊らされた男たちの終わらない闘い...続きを読むを描く相場英雄さんの経済サスペンス。展開は面白いが、内容の難しいところがあり少し時間が掛かりました。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2018年11月17日

日本の裏歴史をわかりやすく書いた経済小説。
フィクションだけど、実際に近いだろうし、
バブルのころの、裏側を忠実に再現していて
バブルと人の欲望の行く末みたいなところが面白い。

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Posted by ブクログ 2018年12月13日

大手電機企業が発表した巨額の「不適切会計」。捜査二課の小堀秀明は、背後に一人の金融コンサルタントの存在を掴む。男の名は、古賀遼。貧しい炭鉱街の暮らしから妹を救うため、体力頼みの場立ち要員として証券会社に就職。狂乱のバブルを己の才覚のみでのし上がった古賀は、ある事件をきっかけに復讐を始めるのだった―。

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Posted by ブクログ 2023年03月28日

03月-15。3.5点。
炭鉱の町で生まれた主人公、母親はスナック経営。収入を求め高校卒業後、証券会社へ。トップ成績をとり、のし上がっていく。。

東芝がモデルの部分あり、バブル前から2016年までの経済の動きを追う。非常にリアリティあり。主人公の冷静さ、立ち回りが痛快。

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Posted by ブクログ 2021年05月18日

全部を理解するのは無理ですね。
ストーリーを追うだけです。
これはフィクションでしょうか。
悲しい現実ですか。

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Posted by ブクログ 2019年11月15日

多分モデルは東芝。

九州は大牟田市で生まれ、小さい頃に炭鉱夫だった父を失い、酒に溺れた母から離れるために証券会社で働きはじめる。

金のカラクリがわかってきて、証券会社を辞めコンサルタントとして独立し、金の運用で失敗した会社向けの指南をはじめる。

徐々に裏稼業のフィクサーっぽくなってしまうが、あ...続きを読むる件がきっかけとなり、警視庁の捜査対象になる。

と、いうお話。
きちんと調べられていて、浮ついたところがなく、硬派の社会派小説。
別作品も読んでみたい。

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Posted by ブクログ 2019年08月21日

少々冗長だが、バブル期の企業の不正をモチーフに描く、至極のエンターテインメント作品。会社創業の目的から逸脱した事業に手を染めることによる凋落...。人の、世の中の、社会の役に立つ仕事をしよう。
「儲け話には必ず裏がある。もし誘いに乗りそうになることがあったら、一旦その場を離れて冷静に考えてみるんだな...続きを読む。」当たり前のことを当たり前に行えない人達が、不発弾を抱え、いつか爆発するのだろう。

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Posted by ブクログ 2018年06月20日

大手企業の粉飾決算の裏で暗躍する一人の金融コンサルタントを捜査二課が追う―という粗筋は「ナンバー」シリーズを連想するが、バブル期から現代までの日本経済を描く大河小説でもある。証券市場や金融商品の仕組みが自分には難解過ぎたが、炭鉱町から裸一貫這い上がった証券マンがバブル期の狂乱を経て混沌渦巻く巨大な暗...続きを読む部の住人となる一代記は読み応え充分。過去と現在の時系列がやがて統合される構成はこういう物語に最適だ。結末は相場作品のお約束展開だが、その場しのぎの隠蔽体質が次世代に【不発弾】という負債を残すのはやり切れない…。

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