【感想・ネタバレ】不発弾(新潮文庫)のレビュー

あらすじ

大手電機企業が発表した巨額の「不適切会計」。捜査二課の小堀秀明は、背後に一人の金融コンサルタントの存在を掴む。男の名は、古賀遼。貧しい炭鉱街の暮らしから妹を救うため、体力頼みの場立ち要員として証券会社に就職。狂乱のバブルを己の才覚のみでのし上がった古賀は、ある事件をきっかけに復讐を始めるのだった――。欲望に踊らされた男たちの終わらない闘いを描く経済サスペンス。(解説・磯山友幸)

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Posted by ブクログ

ネタバレ

九州の炭鉱町出身の古賀が、金融界の「不発弾」に大きく関わっているらしいと情報を掴んだ捜査一課の刑事が、慎重に彼に迫っていく現在の時間軸と、当の古賀目線で語られる学生時代からの下積みの様子が交差しながら話が進む。

古賀の事実婚の妻を味方に付けて、決定的な証拠も掴んで、やっと本人に凸した矢先、まさかの追撃で一気に無力化されたの、怖かったああ。

金融系の用語は詳しくないけど、本当に起こってそうでリアルだった。もっと話に着いてけるように知識を付けたい。

0
2025年01月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

日本の裏歴史をわかりやすく書いた経済小説。
フィクションだけど、実際に近いだろうし、
バブルのころの、裏側を忠実に再現していて
バブルと人の欲望の行く末みたいなところが面白い。

0
2018年11月17日

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