震える牛

震える牛

作者名 :
通常価格 946円 (860円+税)
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作品内容

平成版『砂の器』、連続ドラマ化!日本中を震撼させた戦慄のミステリー、ついに電子化!

警視庁捜査一課継続捜査班に勤務する田川信一は、発生から二年が経ち未解決となっている「中野駅前 居酒屋強盗殺人事件」の捜査を命じられる。初動捜査では、その手口から犯人を「金目当ての不良外国人」に絞り込んでいた。 田川は事件現場周辺の目撃証言を徹底的に洗い直し、犯人が逃走する際ベンツに乗車したことを掴む。ベンツに乗れるような人間が、金ほしさにチェーンの居酒屋を襲うだろうか。居酒屋で偶然同時に殺害されたかに見える二人の被害者、仙台在住の獣医師と東京・大久保在住の産廃業者。
 田川は二人の繋がりを探るうち大手ショッピングセンターの地方進出、それに伴う地元商店街の苦境など、日本の構造変化と食の安全が事件に大きく関連していることに気付く。

WOWOW「連続ドラマW」にて2013年6月より、連続ドラマ化!
出演:三上博史、吹石一恵、小林薫ほか
子供たちが口にする加工食品は安全なのか?
地方都市は、なぜ衰退したのか?

震える牛 のユーザーレビュー

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年08月23日

    面白かったです。

    自分は普段スーパーなどで食品を買う時、どうしても低価格なものを選んでしまいがちなので、安いものには裏があることを意識し、健康面等もトータルして考えた上で一番良い選択が出来る賢い消費者にならなければならないなと感じました。

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    Posted by ブクログ 2023年03月05日

    タイトル通り、狂牛病の話やけど、前に話題になった時と違って、今は、システムがちゃんとしているんで、その手順通りにしていたら問題は発生しないみたい。
    但し、ちゃんとしたらの話。こういうのは性善説で成り立ってるみたいやから…
    善でない輩なら…

    警察小説のええ感じのヤツ。
    地取り、鑑取りという地道な作業...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年12月06日

    平成版「砂の器」の宣伝文句につられて購入しました。社会派ミステリー。ある殺人事件の再捜査に、食の安全や地方都市商業の崩壊といった社会問題が密接に絡んできます。ラストの章でタイトルの意味が明らかに。ページ数はありますが、入り込みやすく読みやすいです。お勧めです。

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    Posted by ブクログ 2022年10月19日

    徐々に点と点が線になっていって、事件の真相が分かっていく様子がよく描かれていて面白かったです。
    田川刑事や鶴田記者等キャラクターも良かったです。
    プロローグとエピローグも良かった。

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    Posted by ブクログ 2021年11月11日

    エゴと利権の闇、そして日常に潜む危険性を感じる社会派小説。顔の見えない街が当たり前になっていて、読んで異常性を感じる事ができた。読みやすく素晴らしい作品でした。

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    Posted by ブクログ 2021年11月04日

    読まず嫌いの相場英雄さん初読み。ナニコレ!めちゃくちゃ面白いじゃないか!2年前の殺人事件の洗い直しを命じられた継続捜査班の田川と、大手企業の闇を暴こうとする記者の調査が交差する様にドキドとキ。地道な地取り・鑑取りと、捜査が進むに従ってリフィルが追加され分厚くなっていく手帳、田川の昭和感あふれる捜査ス...続きを読む

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    購入済み

    面白い

    ぴゃまの 2020年12月02日

    とても練り込まれた内容で面白かった

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    購入済み

    nao 2018年09月01日

    本を持っているのに出先でどうしても読みたくなり買ってしまいました。
    面白さは皆さんが書かれている通り、折紙付きです。
    ネタバレにならないと思いますが、何かを食べながら読まない方が良いです。

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    購入済み

    食品と大型SC

    ストロング 2013年07月23日

    本作では、流通大手の店舗大型化と地方商店街の疲弊をリンクさせて、大型店舗の画一的なつくりが結果として町の色を消したと訴えている。一方、タイトルの通り、BSEを巡る風評被害や食品偽装など、流通の前段階に対する不信感、そうした動きに流通も加担しているのではないかという疑念が本作を読むにつれ脳裏に浮かぶ。...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年09月05日

    これってフィクションだよね?と、怖くなるほど現実みのあるテーマでした。この本のテーマに気づいた時、自分は知らずのうちに毒に侵されていて、既に体の全身に毒が周っているように感じました。ジワジワとした恐怖、新鮮でした。

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