イグジット

イグジット

1,023円 (税込)

5pt

3.3

まもなく国家の財政は破綻します!

出版社の営業・池内貴弘は急な異動で月刊誌の経済担当に。新たな職場に戸惑う最中、叔母から不動産運用に関して相談を受ける。執拗に融資を持ちかける担当者は、なんと仙台の地銀に勤務する池内の元恋人だった。

池内は面会するも、直後に彼女は自殺してしまう。一体なぜ? 周辺取材から見えてきたのは苦境の地銀と、過酷なノルマだった。彼女はその処方箋を求めて、ある男に会っていたという。

古賀遼、人は彼を金融界の掃除屋と呼ぶ。政界の重鎮の命を受け、日銀総裁人事にも関与していたようだ。池内は、古賀の暗躍を白日のもとに晒そうと奔走するが――。

この小説は経済記事よりリアルだ――解説・原真人氏(朝日新聞編集委員)

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イグジット のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    日本の財政は破綻しますよ、アベノミクスで。という内容。反対派の立場から、問題点を描き、政策を変えようと、政権にまで歯向かっていく、という気骨ある小説だが、色んな登場人物で飽きずに読ませてくれる。

    0
    2024年09月01日

    Posted by ブクログ

    相場英雄『イグジット』小学館文庫。

    これは、経済ホラーサスペンス小説と言っても良いのかも知れない。

    はっきりとした結末は用意されておらず、前半で自殺した地方銀行の女性行員についても深堀りは無く、どうにもスッキリしない。ただ日本政府と日銀への不満と日本経済の未来に不安を煽るだけの小説であった。

    0
    2023年10月26日

    Posted by ブクログ

    「世界中に火種はあるが、一番ヤバいのは日本だ」!

    銀行は個人や企業から預金を集め、これを資金需要のある企業に融資という形で融通する。その際、預金には利子を付け、融資にはそれよりも高い利子を付けることで、サヤという収益を得ている。

    千葉の自殺の背後に隠された事実があるかもしれない。確固たる情報はな

    0
    2025年09月26日

    Posted by ブクログ

     日経ビジネスで連載された際には途中まで読んだ『イクジット』。仙台の地方銀行に勤務していた同級生が追い詰められ自死したことを受け、その裏に潜む社会課題の取材を開始した雑誌記者の主人公。ネタバレで詳細は控えるが、アベノミクスを推し進める中で、リフレ派、反リフレ派の日銀内での内部対立がリアルに展開され

    0
    2024年04月05日

    Posted by ブクログ

    フィクションでありつつも実在の人物をモデルにキャラクターを描いているためイメージしやすかった。ただ、小説としては少し盛り上がりが欠けている気がした。

    0
    2023年12月13日

    Posted by ブクログ

    金融界のフィクサーとして裏の仕事をする古賀遼。
    『不発弾』の古賀遼、と、気づく。

    仙台あけぼの銀行の行員である元恋人の死をきっかけに、苦境に喘ぐ地銀の取材を開始する月刊誌『言論構想』記者・池内貴弘。

    金融コンサルタントとして取材した古賀が伝説のフィクサーと知り、池内は取材を進める。

    その最中、

    0
    2023年11月06日

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