光文社作品一覧

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  • 妖婦の宿 名探偵・神津恭介傑作選~探偵くらぶ~
    -
    本格推理小説の巨人・高木彬光が生み出した、日本三大名探偵の一人に数えられる神津恭介の傑作選。探偵作家クラブで実際に「犯人当て」として出題された、日本の短編ミステリーのベスト10には必ず名前が挙がる密室殺人の傑作「妖婦の宿」を筆頭に10編を収録。不滅の名探偵が快刀乱麻を断つ、クラシックな本格ミステリーに瞠目せよ!
  • 椿説弓張月5
    NEW
    -
    絶体絶命の危機を脱出した為朝と寧王女は巴麻島へと渡り、神仙の導きで舜天丸と家来の紀平治と再会する。また鶴と亀は因縁の敵である託女、阿公を天孫廟で討ちとる。こうして為朝と舜天丸はふたたび首里を攻めて曚雲と雌雄を決する。その後為朝は八頭山にのぼって神仙と出会い、また残った舜天丸はついに琉球王となる。登場人物それぞれの因縁、生前と死後のことなどがすべて明かされる最終巻。全5巻完結!
  • ゼロからわかる日本の所得税制~103万円の壁だけでない問題点~
    4.1
    所得税がどのような計算で決められているか知っていますか?「103万円の壁」問題で報道などの注目を集めた「所得税」。会社員の場合は源泉徴収されるため、「払っているけれど、どんな仕組みか、いくらぐらい払っているかはよくわからない」人も多い税の一つです。じつは憲法における「生存権」とも深くかかわっている、「所得税」の仕組みから問題までがわかるようになる一冊。
  • 三毛猫ホームズと甘い誘惑
    4.5
    奇妙な事件の裏に潜む、謎の〈甘党同盟〉とは? 連続する事件の鍵は、あの〈甘ーい食べ物〉!? 肥満体の会社員・尾形秀明が大好きなケーキをこっそりと食べて帰宅すると、リビングには射殺された妻が倒れていた! 一方、別々のホテルで発見された成人男性の遺体は、何故かどちらも小さな子供用のスカートをはいていた。捜査に乗り出す片山刑事だが、〈甘党同盟〉という謎の存在が見え隠れし始める。国民的大人気シリーズ第56弾!
  • シャルロットの憂鬱
    3.7
    シャルロットは6歳の雌のジャーマンシェパード。警察犬を早くに引退し、2年前、浩輔・真澄夫婦のところへやってきた。ある日、2人が自宅に帰ってみると、リビングが荒らされており、シャルロットがいない! いったい何が起こったのか。(表題作) いたずら好きでちょっと臆病な元警察犬と新米飼い主の周りで起きる様々な“事件”――。心が温かくなる傑作ミステリー。
  • アンナ・カレーニナ 1
    4.0
    青年将校ヴロンスキーと激しい恋に落ちた美貌の人妻アンナ。だが、夫カレーニンに二人の関係を正直に打ち明けてしまう。一方、地主貴族リョーヴィンのプロポーズを断った公爵令嬢キティは、ヴロンスキーに裏切られたことを知り、傷心のまま保養先のドイツに向かう……。激動する19世紀後半のロシア貴族社会の人間模様を描いたトルストイの代表作。真実の愛を求め、苦悩する人間たちが織りなす一大恋愛叙事詩。
  • 名画で読み解く ハプスブルク家 12の物語
    4.2
    スイスの一豪族から大出世、偶然ころがりこんだ神聖ローマ帝国皇帝の地位をバネに、以後、約650年にわたり王朝として長命を保ったハプスブルク家。ヨーロッパ史の中心に身を置き、その荒波に翻弄されながら、運命と闘い精一杯に生き抜いた王や王妃のドラマを、名画に寄り添いながら読み解く。血の争いに明け暮れた皇帝、政治を顧みず錬金術にはまった王、そして異国の地でギロチンにかけられた王妃――。絵画全点、カラーで収録。
  • 失われた時を求めて 1~第一篇「スワン家のほうへI」~
    4.2
    色彩感あふれる自然描写、深みと立体感に満ちた人物造型、連鎖する譬喩……深い思索と感覚的表現のみごとさで20世紀最高の文学と評される本作が、豊潤で絢爛たる新訳でついに登場。第1巻では、語り手の幼年時代が夢幻的な記憶とともに語られる。プルーストのみずみずしい世界が甦る!〈全14巻〉
  • これからの社会のために哲学ができること~新道徳実在論とWEターン~
    -
    先の見えない時代にこそ、“われわれ”には哲学が必要だ。今世紀を代表する頭脳であるマルクス・ガブリエルと、彼がいまもっとも共鳴する哲学者・出口康夫による「未来のための哲学」対話。「わたし」一人でできる行為は何一つないと主張し、「われわれ」として生きることを提案する出口の「WEターン」を、ガブリエルの「新道徳実在論」が補完。古今東西の哲学に精通する二人が、普通の“われわれ”が生きる意味を教えてくれる。
  • Jミステリー2024~FALL~
    3.8
    ミステリー界の最前線で活躍する作家陣による、全編書き下ろしの超豪華アンソロジー「Jミステリー」。第6弾も誰もがよく知るあの作家たちが競演! 今読みたい日本ミステリーがここに集結! 『Jミステリー2024 FALL』登場。
  • 生のお米をパンに変える魔法のレシピ はじめての生米パン
    3.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 パン業界で話題騒然! 家にある生のお米を、材料と一緒にミキサーにそのまま入れて3分でできる画期的なパンレシピ。米粉パンより簡単でヘルシー、ふわふわ&もちもちで美味しい! すべて植物性素材を使用しており、グルテンフリーでアレルギーのある人でも安心。生米パンからスイーツ、フライパンでつくる時短のパンまで掲載。生米パンを発明した著者・リト史織さんのパン教室は大人気で予約が取れず、常にキャンセル待ち状態。
  • 夢の迷い路
    3.5
    1巻1,320円 (税込)
    とあるきっかけで、同級生の本好き美少女エミールが気になって仕方がないユッキー。彼女の気を惹きたいのと、ひとりでは手に余るのとで、おそるおそる、声をかけた。「ダイイングメッセージって判る? 相談に乗ってもらえないかなあ、と思って」ふたりは、失われた事件の道筋を辿りなおして、真相に到達することができるのか? 記憶違いと忘却で、こんがらがった謎をほぐします。追憶と慕情の本格ミステリー。
  • 温泉小説
    3.7
    1巻1,870円 (税込)
    盛田照美、50歳。夫と娘がいる。ひとりになる必要のない人生を送ってきた。はじめての「ひとり旅」で温泉地へ。人生の折り返し地点をすぎて、自分の半生に想いを馳せる。わたしがここまでに成し遂げたもの、何かあったかしら……。思い惑い人生の苦みを抱えながら彼らは温泉地へと向かう。「温泉ソムリエマスター」でもある作者が描く、温泉愛に満ち満ちた、六つの極楽小説。
  • あなたに聞いて貰いたい七つの殺人
    3.6
    1巻2,090円 (税込)
    若い女性ばかりを惨い手口で殺害し、その様子をインターネットラジオで実況するラジオマーダー・ヴェノム。その正体を突きとめてほしいと、しがない探偵・鶴舞に依頼してきたジャーナリストのライラは、ヴェノムに対抗してラジオディテクティブを始めることを提案する。ささいな音やヴェノムの語り口を頼りに、少しずつ真相に近づきはじめる鶴舞とライラ。しかしあと一歩まで追い詰めたとき、最悪の事態がふたりを襲う――
  • 炎上CMでよみとくジェンダー論
    3.9
    SNSが発達した現代、「CM」と「炎上」は切っても切れない関係となった。とりわけジェンダーに対する無理解に端を発する炎上案件は数知れない。最近も日本赤十字社のポスターが炎上したばかりだ。一方で、新しい人間や家族のかたちを描いて共感を抱かれた広告もいくつか存在する。両者をわかつものは何だったのだろうか? 東大で人気講義を開く社会学者が「CM」を切り口に語る、目から鱗のジェンダー論。
  • 巴之丞鹿の子~猿若町捕物帳~
    3.5
    1~5巻605~660円 (税込)
    江戸で若い娘だけを狙った連続殺人が起こった。南町奉行所同心の玉島千蔭は、殺された女が皆「巴之丞鹿の子」という人気歌舞伎役者の名がついた帯揚げをしていたことを不審に思う。そして、巴之丞の蔭に浮かぶ吉原の売れっ妓。調べが進むなか新たな被害者が――。はたして真犯人は!? 大藪春彦賞作家・近藤史恵の時代ミステリー小説シリーズ第一作!
  • ぼくはいかにしてキリスト教徒になったか
    4.2
    武士の家に育った内村は、進学した札幌農学校で半ば強制されるようにキリスト教に入信する。しかしその懐の深さに心を打たれた彼は、仲間たちとともに自分たちの教会を建てるにいたる。やがて真のキリスト教国をその目で見ようとアメリカへと単身旅立つが……明治期の青年が異文化と出会い、自分自身と国について悩み抜いた瑞々しい記録。(解説・橋爪大三郎)
  • 月と六ペンス
    4.2
    新進作家の「私」は、知り合いのストリックランド夫人が催した晩餐会で株式仲買人をしている彼女の夫を紹介される。特別な印象のない人物だったが、ある日突然、女とパリへ出奔したという噂を聞く。夫人の依頼により、海を渡って彼を見つけ出しはしたのだが……。創造の悪魔に憑かれた男ゴーギャンをモデルに、最期まで絵筆を手放さなかった男の執念と情熱を描く、20世紀の大ベストセラー小説を決定訳で。
  • 淫 界 伝
    2.0
    1~2巻440~550円 (税込)
    政府防衛情報局(ゼウス)の情報員(エージェント)・真田浅葱は、特命任務で、怪人物の古城鷹也に近づくが、奇怪な刺客に襲われた。間一髪、危機を脱したふたりは、古城の故郷・出雲へ向かう。出雲――そこには、人知を超えた異境があった。謎の力を秘めた古城に迫る新たな敵。凄絶な魔戦! 古代の秘宝とは何か? 古城が握る人類最大の謎とは? 空前のスケールで描く超娯楽傑作!
  • おぼろ隠密記~妖し小町~
    -
    和菓子の老舗・華月堂の看板娘・橘華月は隠密だった! 吉原の花魁が、なぜか喜悦の表情を浮かべて次々に変死を遂げた。早速、仲間の宮本暁良、平賀拓海と、事件解決に乗り出した華月を待っていたものは!? 事件現場に残された謎の箱庭、妖しの術を使う陰陽師の影、さらに、田沼意次の野望……。 著者の新境地を拓く、新感覚時代小説
  • ジャーロ No. 103
    NEW
    -
    1巻550円 (税込)
    ●新連載:誉田哲也〈姫川玲子〉シリーズ「フロムヴィレッジ」、若竹七海〈葉崎市〉シリーズ「私の記憶が確かなら」●2号連続長編一挙掲載:下村敦史「ネタバレあり~双紋島の殺人」前編●読み切り短編:香納諒一「娼婦が死んだ」●好調連載陣:青柳碧人、赤川次郎、石持浅海、恩田 陸、笠井 潔、川瀬七緒、近藤史恵、坂木 司、小路幸也、竹本健治、薬丸 岳●「アフタートーク 著者×担当編集者」:飛鳥部勝則『抹殺ゴスゴッズ』
  • 映画を早送りで観る人たち~ファスト映画・ネタバレ――コンテンツ消費の現在形~
    4.1
    なぜ映画や映像を早送り再生しながら観る人がいるのか――。なんのために? それで作品を味わったといえるのか? 著者の大きな違和感と疑問から始まった取材は、やがてそうせざるを得ない切実さがこの社会を覆っているという事実に突き当たる。一体何がそうした視聴スタイルを生んだのか? いま映像や出版コンテンツはどのように受容されているのか? あまりに巨大すぎる消費社会の実態をあぶり出す意欲作。
  • 黒豹の鎮魂歌(上)
    -
    1~2巻990円 (税込)
    京葉工業地帯開発の利権に群がった元首相と結託する男たちの非道な仕打ちで、両親と妹二人を失った新城彰。日本を追われヨーロッパへと渡った新城は、フランス秘密部隊を除隊後、日本人観光客の夜のガイドに身をやつしていた。心の奥底に復讐の念を燃やし続ける彼の前に、ついに仇敵の一人が現れた! 圧倒的な戦闘力と頭脳を武器に、いま孤独な戦いの火蓋が切られる!
  • 幸福について
    4.2
    「人は幸福になるために生きている」という考えは迷妄であり、間違いだと逆説的に説く幸福論。自分を他人と比較し、他人の評価をたえず気にすることが不幸の元凶であり、名誉、地位、財産、他人の評価に惑わされず、自分自身が本来そなえているものを育むことが幸せへの第一の鍵であると説く。『読書について』の哲人が授ける、この七面倒くさい人間社会を生き抜く知恵。
  • 死なないノウハウ~独り身の「金欠」から「散骨」まで~
    4.0
    「働けなくなったら」「お金が無くなったら」「親の介護が必要になったら」……。「これから先」を考えると押し寄せる不安。頼る人がいなければ、最悪しぬしかないのか? そして自らの死後、大切なペットは? スマホやサブスクの解約は? この先が不安で仕方ないアラフィフが各界の専門家に取材。社会保障を使いこなすコツや各種困りごとの相談先など、人生の荒波の中で「死なない」ための無敵のサバイバル術を一冊に。
  • 人生の短さについて 他2篇
    4.1
    人生は浪費すれば短いが、過ごし方しだいで長くなると説く表題作。逆境にある息子の不運を嘆き悲しむ母親を、みずからなぐさめ励ます「母ヘルウィアへのなぐさめ」。仕事や友人、財産との付き合い方をアドヴァイスする「心の安定について」。2000年読み継がれてきた古代ローマの哲学者セネカの“人生の処方箋”。
  • つくおき~週末まとめて作り置きレシピ~
    4.1
    SEという忙しい職につきながら、ほぼ毎日の自炊とお弁当生活をこなすnozomiさんによる時短&簡単&節約レシピが話題の「つくおき」が電子書籍化。特別な道具は使わず、ふたくちコンロ、なべとフライパン、ときどきレンジとオーブンだけ。まとめ作りはもちろん1品ずつのおいしいレシピとしても有能。目からうろこの平行調理のコツも満載。忙しい毎日こそ、家でごはんが食べたい……そんな人に読んでもらいたいレシピ本!
  • つくおき the BEST
    3.0
    累計100万部を超える大人気レシピ『つくおき』シリーズの中から、特に好評なおかず102点を厳選して集めました。見やすいB5サイズの永久保存版。ひとつ作ってあるだけで今日のメインが決まる肉や魚のおかず、作ってあると安心で便利な野菜中心のサブおかず、『つくおき』の魅力がぎっしり詰まった1冊です。日々の食事作りをラクにして効率よく時間を使う、作り置きおかずの使いこなしをサポートします。
  • ほんとうの京都暮らし~12ヶ月を愉しむ作法と美意識~
    3.0
    円山公園の桜、祇園祭の山鉾、秋の運動会と珈琲、年の瀬の錦市場。たくさんの美味しいものと、南禅寺のお茶のお稽古――。京都では日々の暮らしがどのように営まれており、地域の人々がいかにしてつながっているのか。東京生まれの社会学者が京都に20年近く暮らして、ようやくわかってきた、この街でのふるまい方、味わい方を綴る。祇園の晴れやかな世界も、路地裏のひっそりとした散歩道も、等身大の姿がここに。
  • 新版 annasの小さな刺繍図案~針と糸で描く12の物語~
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 大人気刺繍作家annasさんの教室で、生徒から最も人気がある童話の世界をモチーフにした図案集。くるみ割り人形/アルプスの少女ハイジ/マッチ売りの少女/おやゆび姫/不思議の国のアリス……etc. ハンカチに、ポーチに、ブックカバーに。かわいくて、簡単につくれる12の童話の世界。
  • 現代の英雄
    3.3
    「私」はカフカス旅行の道中に知り合った壮年の二等大尉マクシム・マクシームイチから、彼のかつての若い部下ペチョーリンの話を聞く。身勝手だがどこか憎めないペチョーリンの人柄に興味を覚えた私は、彼の手記を手に入れるが……。決闘で夭折した、ロシアのカリスマ的作家の代表作。
  • 人が集まる企業は何が違うのか~人口減少時代に壊す「空気の仕組み」~
    -
    日本企業の仕組みは、なぜ変わりにくいのか――。本書ではその理由を「三位一体の地位規範信仰」にあると分析する。三位一体の地位規範とは、無限定性(正社員総合職という働き方に代表される)、標準労働者、マッチョイズムを意味する。日本企業の仕組みと日本的雇用の在り方を変えるには、何が必要なのか。組織行動論、越境学習、キャリア形成の研究者が示す、人口減少・労働力不足の時代に必要な「10の提言」。
  • 警察官の出世と人事
    4.0
    主任警部? 調査官? 管理官? 次席・次長? 理事官? 所属長? 庶務担当課長? 参事官?――「階級」だけでは見えてこない、育成、組織づくりのすごい仕組み、すなわち「警察官の出世と人事」の仕組みを、元警察官僚のミステリ作家が徹底解説。企業の人事担当者、自らの出世が気になるビジネスパーソンも必読!
  • 赤ちゃんは世界をどう学んでいくのか~ヒトに備わる驚くべき能力~
    4.3
    赤ちゃん研究は、赤ちゃんに関わる人のためだけに行われているのではない。赤ちゃんを研究することは、人間の本質的な能力を探ること。世界各国で大規模な研究が行われ、日本でも最先端の情報技術研究所の中に「赤ちゃん研究チーム」があるのは、赤ちゃん学が未来の技術開発につながる研究だからだ。これは、二児の母でもある気鋭の発達心理学者が、最先端科学を通じて驚くべき人間の本質を明かし、希望の未来を描く本である。
  • 子育て罰~「親子に冷たい日本」を変えるには~
    4.0
    「子育て罰」をなくすか、子どもを日本からなくすか――。少子高齢化が加速する日本において、出生数の回復は急務であるにもかかわらず、日本は先進諸国に比して家族関連社会支出が極端に少ない。本書では「子育て罰」を「社会のあらゆる場面で、まるで子育てすること自体に罰を与えるかのような政治、制度、社会慣行、人びとの意識」と定義。親子につめたい「子育て罰大国・日本」は「子どもにやさしい国」に変わっていけるのか。
  • Z世代~若者はなぜインスタ・TikTokにハマるのか?~
    3.7
    Z世代を理解するキーワードは「チル(まったり)&ミー(自己承認欲求、発信欲求)」――Z世代は「ゆとり世代」と何が違うのか? 世代人口が少ないにもかかわらず、なぜ発信力・拡散力が巨大なのか? なぜコロナ禍でも予想外に消費金額が大きく、人材として「ダイヤモンドの卵」と呼ばれるのか? Z世代=「スマホ第一世代」を若者研究の第一人者が徹底分析。
  • 〈問い〉から始めるアート思考
    4.0
    バンクシー、バスキア、真鍋大度、落合陽一、脇田玲、長谷川愛、福原志保、杉本博司……。古来、アーティストは見えないものを見えるようにするような役割を社会の中で担ってきた。アーティストたちに共通しているのは、未来についての「問い」を私たちに投げかけ、常識を打ち破ること――。今、アートに触れる意味とは?「見えないものを見る」には? 稀代のアートディレクターとともに考えるアイデア&イノベーションの育み方。
  • オズの魔法使い
    3.6
    竜巻に飛ばされたドロシーと犬のトトが下り立ったのは、美しい魔法の国だった。だが故郷カンザスに帰るには、エメラルドの都に住む偉大なる魔法使いオズの力を借りる必要があるという。道すがら、脳みそのないかかし、心臓のないブリキの木こり、臆病なライオンを旅のお供にするが……。いまも世界中で愛される、アメリカン・ファンタジーの金字塔。W・W・デンスロウの原書イラストも20点以上収録。
  • 再考 ファスト風土化する日本~変貌する地方と郊外の未来~
    3.9
    日本各地のロードサイドに大型商業施設が建設され、その土地固有の歴史・自然・風土が顧みられなくなる現象を批判した『ファスト風土化する日本』(洋泉社新書y)が2004年に出版されてから19年。もはやファスト風土が日本の隅々まで浸透した今、郊外は社会の何を象徴しているのだろうか。ファスト風土の中で多感な時期を過ごした当事者である小説家・建築家・研究者ら13人が考える、令和の郊外論。
  • ガウディの伝言
    4.5
    120年以上、建設が続けられているサグラダ・ファミリア。形、数字、謎の部屋……。天才ガウディの視点に立ち、28年間、彫刻をつくってきた著者が、隠されたメッセージを読み解く。
  • 城崎殺人事件
    -
    名探偵(ルポライター)・浅見光彦(あさみみつひこ)が、兵庫県の城崎温泉を訪れたのは、母親雪江のお伴でだった。だが、浅見の行くところ、必ず事件あり。城崎の通称「幽霊ビル」で奇怪な事件が起こっていたのだ。以前、首吊り、服毒死と変死事件が続き、今度で三回目。興味を持った浅見は、『旅と歴史』の取材、母親のお守りをこなしながら、城崎、出石(いずし)、豊岡(とよおか)……と事件の謎に挑んでいくのだった。

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  • 貨客船殺人事件
    3.0
    東京から函館へ向かう貨客船の旅は、男女さまざまな乗客で賑わっていた。やがて起こる殺人事件。容疑者は絞られるが、解決は読者の手に委ねられる。――推理の糸口は読者の眼前にたれ下がっているのだが……。さりげない叙述の中にある重要なポイントを看破することができるか!? 犯人当て本格推理小説の決定版!
  • しおかぜ市一家殺害事件あるいは迷宮牢の殺人
    3.8
    名探偵、死宮遊歩は窓のない部屋で目覚めた。部屋の外は迷宮である。探索しながら、同様に囚らわれていた男女と次々に合流すると、声が流れてきた。「迷宮入りした六つの事件の犯人を集めた。七人で殺し合い、生き残った一人のみがこの迷宮牢から解放される」。そして、言葉通り、一人ずつ囚らわれ人が殺されていく――。鬼才の超絶技巧ミステリ!
  • 椿説弓張月4
    -
    王位継承をめぐる争いから内乱の様相を呈し始めた琉球王国。曚雲国師の妖術に惑わされた暗愚な尚寧王のもと、廉夫人、忠臣毛国鼎らは命を落とした。寧王女の絶体絶命の危機を救った為朝は、曚雲を討つべく南風原へと赴き利勇と対面する。そして生き延びた毛国鼎の子、鶴と亀は因縁の敵である阿公と対決。曚雲、利勇、為朝、知略と謀略がぶつかり合う三つ巴の戦いを描く。
  • 天使がいた三十日
    NEW
    -
    人気作曲家の日吉友哉は、クリスマスイヴに身重だった最愛の妻・夏乃を不慮の事故で失ってしまう。あまりの喪失感から酒浸りになり、ギャンブルで浪費した挙げ句、全財産を失って多大な借金を抱えてしまう。音楽もやめ、始めたばかりの食品配送の仕事も解雇され、すべてを失ってしまった一年後のクリスマスイヴ、自身も旅立つ決意をした友哉。その彼の目の前に、白銀の世界を駆けてきた一頭のアイリッシュ・セターが現れる。
  • なぜ存在しない感覚が感じられるのか~共感覚の謎を解く~
    3.0
    音の色が見える。言葉に味がある。数字が宙に浮かんで見える――。あるものを見たり聴いたりしたときに、それとは別の感覚までもが感じられる「共感覚」。その持ち主は、なぜ実際には存在しないものを感じられるのか? そしてそもそも、ある感覚を感じられるとはどういうことなのか? 私たちは今この瞬間に「何を」感じているのか? 共感覚の謎を手がかりに、最先端の認知科学が「世界の見え方」の本質に迫る。
  • バイター
    4.3
    伊豆半島沖の大川豆島にゾンビが大量発生!? 政府によってバイター(=他の人間を咬む者)と名付けられたゾンビは血肉を求めて人を襲い、島内は凶暴なバイターで溢れた。そんな折、相澤総理大臣の娘・彩香が島に滞在していることが判明する。絶望的な状況のなか、自衛隊と警察の混成チーム「ブラッド・セブン」が結成された。彼らに課せられた密命は「彩香の救出」。7人の精鋭は死地から彩香を救出することができるのか!?
  • 私の定番
    3.7
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 自分が何を好きなのか、それが定番を作っていく。人気著者による書籍第3弾。おしゃれを愛する人のワードローブは、ワクワクに満ちた、自分だけのスタンダードでいっぱい。黒縁メガネにフェイクファー、豹柄、レース、透明のもの。ファッションアイテムだけでなく、日々の器や洗面用品など暮らし周りの物も紹介。コーディネートも数多く登場。
  • 射精道
    4.2
    射精は一日にしてならず――陰茎の機能をできる限り引き出し維持するためには、正しい扱い方の体得が必要だ。またパートナーの心身を傷つける凶器としないために、道徳と品格、相手を思いやる礼儀も重要だ。しかし現代の性教育では重要な点には触れず、青年期の誤った扱い方による射精障害や勃起障害も増加している。本書では性機能と生殖医療の専門医が、各年代での性・射精生活の心構え、現れやすい問題と対策を解説。
  • 諦めない女
    3.8
    母親がスーパーで買い物をするわずかの間に、6歳の少女が忽然と姿を消した! 12年後、フリーライターの飯塚桃子は、事件についての本を書き上げるため、当事者や関係者たちへの取材を重ねていく。それぞれの人物の言葉から浮き上がってくる驚くべき真実、そして少女と母親を待ち受ける運命とは? 1章ごとにがらりと変貌を遂げてゆく極限のミステリー!
  • 翼の翼
    4.0
    見ていたアニメのCMがきっかけで、有泉円佳の息子、翼は塾の全国模試を受け、中学受験を目指すことになった。中学受験に縁のなかった円佳だったが、難関校も狙えるという翼の成績に期待は膨らみ、息子への愛おしさと共に、成績への渇望が入り交じっていく。入試問題頻出作家が、中学受験に挑む親子がたどる凄絶な道のりを描ききった、圧倒的な家族小説。
  • 人間不平等起源論
    4.1
    人間はどのようにして自由と平等を失ったのか? わたしたちは、フランス革命を導いたルソーの代表作である本書と『社会契約論』に繰り返し立ち戻ることで、国民がほんとうの意味で自由で平等であるとはどういうことなのか、どうすれば国民が真の主権を維持できるのかを、自分の問題として問い直すことができるはずである。格差社会に生きる現代人に贈るルソーの代表作。
  • 性的であるとはどのようなことか
    NEW
    -
    「これは性的だ!」という批判がある。「性的ではない!」という擁護もある。自治体のポスターに。食品のCMに。公園の裸婦像に。なぜ人は「何が性的か」ですれ違うのか? そもそも「性的」とは何なのだろうか? 私たちは、「性的」なものをめぐって議論するわりには、「性的」というものが何かよく分かっていない。私たちは、こう問うところから始めなければならない。「性的であるとはどのようなことか?」
  • トリップ
    3.7
    普通の人々が平凡に暮らす東京近郊の街。駆け落ちしそびれた高校生、クスリにはまる日常を送る主婦、パッとしない肉屋に嫁(とつ)いだ主婦――。何となくそこに暮らし続ける何者でもないそれらの人々がみな、日常とはズレた奥底、秘密を抱えている。小さな不幸と小さな幸福を抱きしめながら生きる人々を、透明感のある文体で描く珠玉の連作小説。直木賞作家の真骨頂。
  • 或るエジプト十字架の謎
    3.0
    カメラマンの南美樹風は、大学の後輩たち五人を連れ、山間部のコテージへと夏合宿にやってきた。翌朝、中央広場のT字形の案内板に磔にされた首なし死体が発見される! 被害者は合宿に参加していなかった学生と判明。死体に異様な演出を施した犯人の目的やいかに?(表題作) 名探偵・南美希風が四つの怪事件に挑む、柄刀版《国名シリーズ》第一弾!。
  • 35歳のチェックリスト
    3.7
    35歳でヒット作を生み出した作家、35歳を裁判の渦中で迎えた実業家――。第二の人生のスタート地点になる一方、仕事やプライベートにおいて様々な「迷い」を迎える35歳という年齢を、成人式以来の節目としようと著者は提言する。35歳の今を見つめ直せば、50歳までの15年間を人生の収穫期にできる。54の簡単なチェックリストによって、本当の幸せを掴む方法を示す30代必読の人生指南書。
  • 人間を磨く~人間関係が好転する「こころの技法」~
    4.3
    なぜ、欠点の多い人間が好かれるのか?/「嫌いな人」は、実は自分に似ている/人間関係がこじれていく「本当の理由」/心がぶつかったときこそ、「絆」を深める好機/どうすれば、本当の自信と強さが身につくのか?/「人間を磨く」とは、「非の無い人間」をめざすことではない/難しい人間関係に直面したときが、人間を磨く最高の機会/「優等生」が、周りから好かれない理由――今すぐ実践できる「7つの技法」
  • 幸せな老衰~医師が伝える 叶えるための「3つの力」~
    -
    誰しも「長生きして眠るように死にたい」と願うものだ。「老衰」という言葉には、天寿をまっとうし、安らかに亡くなるイメージがある。だが、そもそも老衰とは何なのか。病気で亡くなるのとはどう違い、また、それは叶えられるのか――。本書では現役の医師が、老衰の実際、老衰を加速させないための具体的な医学的知識をわかりやすく解説。老いの旅路を幸せに歩むために必要な3つの力の大切さについて、事例を交えながら伝える。
  • 土 地球最後のナゾ~100億人を養う土壌を求めて~
    4.3
    「土」を掘るのを仕事にしている。こう言うと、何を好き好んで土なんて掘っているのかと思われるかもしれない。家や道をつくるためでもなければ、徳川埋蔵金を捜すためでも……ない。100億人を養ってくれる、肥沃な土を探すためだ。(「まえがき」を一部改変) 世界の土はたったの12種類。しかし「肥沃な土」はどこにある? そもそも土とは一体何なのか? 泥にまみれて地球を巡った研究者の、汗と涙がにじむ一綴りの宝の地図。
  • パイドン~魂について~
    3.8
    死後、人間の魂はどうなるのか? 肉体から切り離され、それ自身存在するのか? 永遠に不滅なのか? ソクラテス最期の日、獄中で弟子たちと対話するプラトン中期の代表作。魂の存在を哲学し、威厳をもっておだやかに死を迎えるソクラテスの姿は、「知を愛し求める人」そのものと言えよう。ソクラテスが死を迎えるその瞬間は、その簡潔な描写で美しい一幅の絵画のようであり、感動のラストシーンでもある。
  • 祝山(いわいやま)
    3.7
    ホラー作家・鹿角南(かづのみなみ)のもとに、旧友からメールが届く。ある廃墟で「胆試し」をしてから、奇妙な事が続いているというのだ。ネタが拾えれば、と軽い思いで胆試しのメンバーに会った鹿角。それが彼女自身をも巻き込む戦慄の日々の始まりだった。一人は突然の死を迎え、他の者も狂気へと駆り立てられてゆく――。著者の実体験を元にした究極のリアルホラー!
  • アンと愛情
    4.2
    デパ地下の和菓子屋「みつ屋」のアルバイト店員・アンちゃんが成人式を迎えます。大人になるには、まだ早すぎる気がするけど……。さらに深くなる和菓子の謎と、少しずつ経験を積むアンちゃんの日常が楽しい、大ヒットシリーズ第3弾。シリーズ累計100万部突破!
  • 漢文の素養~誰が日本文化をつくったのか?~
    4.4
    かつて漢文は政治・外交にも利用された日本人の教養の大動脈だった。古代からの日本をその「漢文」からひもとき、この国のかたちがどのように築かれてきたのかを明らかにする。
  • 能面検事の死闘
    3.9
    南海電鉄岸和田駅で無差別殺人事件が発生。7名を殺害した笹清政市(32)は、自らを“無敵の人”と称する。数日後、大阪地検で郵送物が爆発、6名が重軽傷を負った。被疑者〈ロスト・ルサンチマン〉は笹清の釈放を求める。不破俊太郎一級検事も新たな爆破に巻き込まれ――。果たして、連続爆破事件は止められるのか? 〈ロスト・ルサンチマン〉の真の目的とは? “棄民”と“司法”の対決が始まる。人気検察ミステリー第3弾!
  • ブレシアの飛行機/バケツの騎士
    -
    カフカの5作目となる本作に収録したのは、38編のうち24編が、「カフカがカフカになった」と言われる傑作『判決』以前の小品、初期の習作です。カフカで一般的にイメージされる深刻さ、不条理といった色眼鏡を外せば、若書き特有のぎこちなさの奥にある原石の輝きが味わえます。「長編の助走かな」、「ん? これ、カフカ?」と思うような“青いカフカ”も垣間見えて、「カフカは一日にして成らず(?)」を実感できるでしょう。
  • 哲学古典授業 ミル『自由論』の歩き方
    4.8
    『自由論』は「自由とは何か」「なぜ自由が大切なのか」という永遠に議論の続くテーマに鋭く切り込んだ、現代人にとっても必読の書である。本書では、一般的に難解とされる哲学古典を、講義形式でわかりやすく読み解いていく。「光文社古典新訳文庫」を底本として、京都大学の哲学の講義をベースに、哲学者自身の波乱万丈な人生が著者に与えた影響や、学生との質疑応答なども交えて親しみやすく説く。
  • うろこ雲 決定版~研ぎ師人情始末(三)~
    4.5
    研ぎ師・荒金菊之助の裏店に越してきた伊佐次が襲われた。伊佐次は騙されて詐欺の片棒を担いだのだが、大金を持ち逃げした一味に狙われたのだった。同情した菊之助は伊佐次を匿うが、伊佐次の身請け人・喜兵衛が斬殺された。菊之助は、従兄弟の南町奉行所臨時廻り同心・横山秀蔵と一味の捕縛に乗り出すが……。人気時代作家・稲葉稔の原点シリーズ決定版第三弾。
  • カラマーゾフの兄弟〈1〉
    3.9
    父親フョードル・カラマーゾフは、圧倒的に粗野で精力的、好色きわまりない男だ。ミーチャ、イワン、アリョーシャの3人兄弟が家に戻り、その父親とともに妖艶な美人をめぐって繰り広げる葛藤。アリョーシャは、慈愛あふれるゾシマ長老に救いを求めるが……。【光文社古典新訳文庫】
  • Jミステリー2025~FALL~
    4.0
    今読みたいミステリー作家陣による、全編書き下ろしの超豪華アンソロジー「Jミステリー」。第8弾も最前線で活躍する作家たちが競演! 日本ミステリーの旬が詰まった一冊! 今回の執筆陣は、誉田哲也、葉真中顕、真梨幸子、荻堂顕、五十嵐律人、中山七里、の六人。人気作家の極上の読み心地をご堪能ください。
  • 東名高速に死す~ハイウェイ・ハンター・シリーズ~
    -
    1巻770円 (税込)
    シャープな顔立ちに鋭い眼光、鍛え上げた肉体。西城秀夫は警察庁直属の秘密捜査官だ。東名高速全線開通とともに、沿線都市の暴力団組織の動きが活発化。麻薬や密造拳銃の取引は拡大する一方だ。西城は、抜群の銃の腕前と頭脳を武器に、単身、腐敗した街の浄化へとひた走る。最初のターゲットは、麻薬密輸に荷担する麻薬取締官の抹殺だ! 超人気シリーズ第1弾。
  • 花菱夫妻の退魔帖
    4.2
    大正9年の東京。侯爵令嬢の瀧川鈴子はとある事情から浅草出身で、怪談蒐集を趣味としている。ある日、室辻子爵邸に呼ばれて芸妓の悪霊を目撃した際、花菱孝冬という青年に出会う。彼は十二単を纏う謎の霊を使い、悪霊を「食わせた」のだった……。掴みどころのない孝冬を気味悪く思う鈴子だったが、なぜか孝冬に求婚され――! 逃れられない過去とさだめを背負う二人が結ばれることで、動き出す未来とは。
  • 非武装地帯
    3.0
    格安で購入した白亜の豪邸。喜んで引っ越して来た浅川家だが、家の前でフェラーリが炎上したり、謎の男がうろついたり、近所の住民が妙に物言いたげだったり……。周囲で不穏な出来事が相次ぐ。なんと、豪邸はもともと殺された暴力団会長の住まいだったのだ。やがて組の跡目争いが勃発。夢の新居は、物騒な抗争の〈中立地帯〉にされてしまう! 浅川家の運命は!?
  • ボーダレス
    3.6
    〈教室の片隅で密かに小説を書く女子高生と、彼女に興味を惹かれる同級生〉〈事故で失明した妹と、彼女を気遣い支える姉〉〈音大入試に挫折して実家の喫茶店を手伝う姉と、彼女に反発する妹〉〈年上の女性に熱い思慕を抱く令嬢〉交わらないはずの彼女たちの人生が一つに繋がるとき、待ち受ける運命とは!? 4つの物語(ストーリー)が交錯し、スリリングに展開する青春ミステリー。
  • ルパンの消息
    4.4
    15年前、自殺とされた女性教師の墜落死は実は殺人――。警視庁に入った一本のタレ込みで事件が息を吹き返す。当時、期末テスト奪取を計画した高校生3人が校舎内に忍び込んでいた。捜査陣が二つの事件の結び付きを辿っていくと、戦後最大の謎である三億円事件までもが絡んでくるのだった。時効まで24時間、事件は解明できるのか!? 著者“幻の傑作”待望の電子化。

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  • 論より詭弁~反論理的思考のすすめ~
    3.8
    なぜ、論理的思考が議論の場で使えないか。その理由は、それが対等の人間関係を前提に成立しているからである――対等の人間関係などない実社会で使える詭弁術の数々!
  • 探偵は女手ひとつ~シングルマザー探偵の事件日誌~
    3.8
    1~2巻660~946円 (税込)
    山形市で探偵業を営む椎名留美は、元刑事にして小学生の娘を持つシングルマザー。パチンコ店の並び代行や繁忙期の農家の手伝いなど、仕事の多くは便利屋としてのものだ。そんなある日、元上司の警察署長から、さくらんぼ窃盗犯を突き止めてほしいと頼まれるのだが……。(「紅い宝石」) まったく新しいタイプのヒロインが胸のすく活躍を見せる連作ミステリー!
  • 長寿期リスク~「元気高齢者」の未来~
    4.2
    人生100年時代とさかんに言われる現在、老いを否認し「元気」を鼓舞する本や、「老いても大丈夫」と安心させる言葉が多く世に出ている。しかし80歳以上の長寿期高齢者の生活は、実際には困難に満ちており、実はひとり暮らしより夫婦二人暮らしの問題の方が深刻である。家族社会学者である著者は、高齢者への聞き取りを続けながら、現在の在宅長寿期高齢者に起こっている様々な困難をすくい取り、それを回避する方法を伝える。
  • クリエイティブ人事~個人を伸ばす、チームを活かす~
    4.5
    変革の推進者にならなくてはならない人事が、変化を最も嫌う部署になっているケースは多い。しかし、人事のパフォーマンスが変われば、会社の業績は変わる――。社員の心を打つ数々の人事施策を打ち出し、会社の急成長を支えてきたサイバーエージェントの取締役人事本部長が、組織行動研究の第一人者との対談も交え、「人事のクリエイティビティ」を問う。人事制度の本質とは? 変化し、成長し続ける企業の「実践知」に学ぶ。
  • 後宮女官の事件簿
    3.0
    凱国の後宮で不正を取り締まる宮正の魏蛍雪は、刑部令の祖父から皇帝の傍仕えを命じられた。大好きな捕り物のために女性武官に扮して後宮に入ってくるというのだ。渋々引き受けた蛍雪だったが、皇帝と対面したその日、早速事件が持ち込まれて……。ワケありコンビが不可解な事件の謎を追う! 数々の事件の裏には、後宮の闇が!? 中華後宮ミステリー堂々開幕!!
  • 田村はまだか
    3.6
    深夜のバー。小学校のクラス会3次会。男女5人が、大雪で列車が遅れてクラス会に間に合わなかった同級生「田村」を待つ。各人の脳裏に浮かぶのは、過去に触れ合った印象深き人物たちのこと。それにつけても田村はまだか。来いよ、田村。そしてラストには怒涛の感動が待ち受ける。2009年、第30回吉川英治文学新人賞受賞作。傑作短編「おまえ、井上鏡子だろう」を特別収録。

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  • 全1192試合 V9巨人のデータ分析
    4.5
    V9巨人はどうしてあんなに強かったのか? 無敵を誇った9年間1192試合の全スコアを現代の視点から史上初分析。川上哲治監督が目指した“野球”の実像に迫る。
  • 友が消えた夏~終わらない探偵物語~
    3.6
    一級建築士で探偵の蜘蛛手啓司は、相棒の宮村達也からある事件の記録を渡される。名門大学演劇部の劇団員たちが、夏合宿中、一夜にして首なし白骨死体と化した衝撃的な事件。その詳細な記録が、連続窃盗犯の所持品から見つかったのだ。犯人と目された人物の死体も発見され、事件は一応の決着を見ていたのだが――。本格界の鬼才が剛腕から放つ前代未聞のトリック!
  • ノーマンズランド
    4.1
    東京葛飾区のマンションで、女子大生が殺害された。特捜本部入りした姫川玲子班だが、容疑者として浮上した男は、すでに別件で逮捕されていた。情報は不自然なほどに遮断され、捜査はいきづまってしまう。事件の背後にいったい何があるのか? そして20年前の少女失踪事件との関りは? すべてが結びつくとき、玲子は幾重にも隠蔽された驚くべき真相に気づく!
  • 教室内(スクール)カースト
    3.5
    スクールカーストとは、主に中学・高校のクラス内で発生するヒエラルキーのこと。同学年の子どもたちが集団の中で、お互いを値踏みしランク付けしていることは以前から指摘されており、いじめや不登校の原因となるとも言われてきた。本書では、これまでのいじめ研究を参照しながら、新たに学生や教師へのインタビュー調査を実施。その本音を生々しく聞き出している。また大規模アンケート調査もふまえ序列が維持される背景に迫る。
  • ダイイング・アイ
    3.9
    雨村慎介は何者かに襲われ、頭に重傷を負う。犯人の人形職人は、慎介が交通事故で死なせた女性の夫だった。怪我の影響で記憶を失った慎介が事故について調べ始めると、周囲の人間たちは不穏な動きを見せ始める。誰が嘘をつき、誰を陥れようとしているのか。やがて慎介の前に妖しい魅力に満ちた謎の女が現れる。女の正体は、人形職人が甦らせた最愛の妻なのか?
  • 統計・確率思考で世の中のカラクリが分かる
    3.5
    「統計数字はウソをつかない」とよくいわれます。逆に「統計数字にダマされるな」ともいわれます。一体どちらが本当なのでしょうか。私の経験では、「統計数字はウソをつかないが、それを使う人はよくウソをつく」です。【光文社新書】
  • うらぶれ侍 決定版~研ぎ師人情始末(四)~
    -
    研ぎ師・荒金菊之助の住む源助店にいる五歳の男の子の姿が消え、その子の家で女が一人殺された。子を案じる両親の頼みで菊之助は子供探しを始めるが、従兄弟の南町奉行所臨時廻り同心・横山秀蔵から、女殺しについても探索を頼まれる。調べているうちに明らかになった衝撃の事実とは……。シリーズ最高の大迫力剣戟も入った、稲葉稔の原点シリーズ決定版第四弾。
  • 江戸川西口あやかしクリニック
    3.5
    就活57連敗の七木田亜月は、とある病院事務の募集を見つけた。その名も「あかしや」クリニック。イケメン白衣の院長にエントリーシートを渡されて、トントン拍子に就職が決まったけれど、ハーフかクォーターか聞かれたり、雇用条件が良すぎたりと、なんだかあやしい。と思っていたら、ドアに貼られている病院名が「あやかし」クリニックになっていて――。
  • 江戸橋慕情 決定版~研ぎ師人情始末(九)~
    -
    研ぎ師・荒金菊之助と同じ長屋の住人で、南町奉行所臨時廻り同心横山秀蔵の手下を務める次郎が、花魁殺しを捕縛した。しかし、下手人は大番屋から逃走してしまう。お人好しの菊之助は、必死に追う秀蔵と次郎の助をすることになるのだが……。隣長屋に越してきた謎の美人も絡んだ難問に菊之助が挑む! 稲葉稔の原点シリーズ決定版、涙するラストが待つ第九弾。
  • おしどり夫婦 決定版~研ぎ師人情始末(七)~
    -
    研ぎ師の荒金菊之助は、従兄弟の南町奉行所臨時廻り同心横山秀蔵から、札差江橋屋の息子音吉が攫われた件で探索を頼まれる。必死の探索も虚しく、音吉は遺体で見つかる。音吉殺しの下手人に一向に辿り着けない菊之助は、妻お志津の一言から、事件の糸口を掴むことに――。お人好しで直心影流の遣い手、荒金菊之助が活躍する稲葉稔の原点シリーズ決定版第七弾。
  • 鬼面(おにつら)村の殺人 新装版~黒星警部シリーズ1~
    3.5
    1巻715円 (税込)
    埼玉県・白岡警察署の黒星光警部は、休暇に白川郷へと足を延ばした。しかし、ひょんなことからその奥にある鬼面村に行くこととなり、事件に巻き込まれる。合掌造りの家が一夜で消え、次々に起こる奇怪な事件の裏に隠された真相に、推理小説好きの黒星が挑む。“助手”葉山虹子の活躍も見物。著者の大幅加筆修正のうえ、新装版で新たに登場。名シリーズ第1弾。
  • 兄妹氷雨 決定版~研ぎ師人情始末(五)~
    -
    研ぎ師の荒金菊之助は想い人のお志津と夫婦となった。そんなおり、同じ長屋で異変が。父親が行方不明になった家で二人の幼い子供たちが飢えていた。母親は父親を捜しに出たきりだという。そして、その子供たちの姿も消えた。いったい何が起こったのか――。次第に明らかになる事実に菊之助の怒りが頂点に達する。涙溢れる、稲葉稔の原点シリーズ決定版第五弾。
  • 恋わずらい 決定版~研ぎ師人情始末(八)~
    -
    研ぎ師・荒金菊之助の長屋に訳ありそうな老齢の武士が引っ越してきた。従兄弟で南町奉行所臨時廻り同心の横山秀蔵から飲み屋の女将殺しの探索を頼まれ動きだした菊之助は、その武士に殺しの嫌疑がかかっていることを知る。武士は本当に女将殺しの下手人なのか――。お人好しで直心影流の遣い手、荒金菊之助が活躍する稲葉稔の原点シリーズ決定版、度肝を抜くラストが待つ第八弾。
  • 父の形見 決定版~研ぎ師人情始末(十三)~
    -
    剣客研ぎ師の荒金菊之助は南町奉行所定町廻り同心・横山秀蔵から、魚問屋のおかみ殺しの探索を頼まれる。調べ始めたものの、意外なことに難航する。一方、出入りしている料理屋の主が家族に暴力を振るっているのを諫めるが、逆に主の怒りを買うことに。お人好しの菊之助は降りかかる難儀をどう乗り越えるのか――。稲葉稔の原点シリーズ決定版、情が沁みる第十三弾。
  • 濡れぎぬ 決定版~研ぎ師人情始末(十一)~
    -
    研ぎ師の荒金菊之助は、妻のお志津が懇意にしている女から、頼みごとをされた。許婚が人殺しの疑いで牢に入れられたが、無実なので疑いを晴らしてほしいというものだった。一方、菊之助の従兄弟の南町奉行所臨時廻り同心横山秀蔵たちは質屋殺しを追っている。二つの糸が繋がった時、驚きの真相が浮かび上がる――。稲葉稔の原点シリーズ決定版、一気読みの第十一弾。
  • 迷い鳥 決定版~研ぎ師人情始末(六)~
    -
    研ぎ師の荒金菊之助の剣術の弟子・次郎が、同じ長屋に越してきた隠居・庄七の息子・庄吉の素行がひどいと訴えてきた。菊之助は宥めたが、その庄吉が殺しの罪で追われることに。長屋の者のため庄吉の疑いを晴らそうと追う菊之助は、旗本の事件に巻き込まれる。そして、その先にいたのは悪逆非道の遣い手だった。涙溢れる、稲葉稔の原点シリーズ決定版第六弾。
  • ソビエト帝国の崩壊~瀕死のクマが世界であがく~
    4.0
    1980年8月、本書は小室直樹氏のデビュー作として刊行され、40万部超のベストセラーとなった。小室氏は一躍時代の寵児となり、様々なメディアで言論活動を行うようになる。91年、予言通りにソ連は崩壊する。なぜ小室氏だけにこのような分析が可能だったのか? 予言の背後にある理論はどういうものだったのか? 今でも色あせない学問的価値を持つ名著を復刊。伝説の「小室ゼミ」出身である橋爪大三郎氏推薦・解説。
  • かすてぼうろ~越前台所衆 於くらの覚書~
    4.0
    関ヶ原前夜、山深い田舎で育った十三歳の於くらは、越前府中城の炊事場で下女働きを始める。ある夜、一人夜中まで働く於くらのもとに、城仕えと覚しき初老の男がつまみ食いをしにやって来る。於くらの作った夜食をうまそうに食べるその人物は、なんと城主・堀尾吉晴だった……。料理の才に恵まれた少女が、自らの才覚と実直な人柄で戦乱の世をひたむきに生き抜いていく、戦国グルメ絵巻!
  • 感染遊戯
    4.1
    会社役員刺殺事件を追う姫川玲子に、ガンテツこと勝俣警部補が15年前の事件を語り始める。刺された会社役員は薬害を蔓延させた元厚生官僚で、その息子もかつて殺害されていたというのだ。さらに、元刑事の倉田と姫川の元部下・葉山が関わった事案も、被害者は官僚――。バラバラに見えた事件が一つに繋がるとき、戦慄の真相が立ち現れる! シリーズ最大の問題作。
  • インデックス
    4.0
    裏社会の人間が次々と惨殺された「ブルーマーダー事件」。その渦中で暴力団組長・皆藤が行方不明になっていた。組長の妻は、彼も巻き込まれたのではというのだが。(表題作) マンションの一室で男が合成麻薬による不審死を遂げた。近くでは、車と接触事故に遭った女性が、被害届も出さずにその場を去っていた――。(「女の敵」) ほか、姫川玲子が様々な貌を見せる全8編!

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