ルパンの消息

ルパンの消息

小説・文芸
880円 (税込)

4pt

15年前、自殺とされた女性教師の墜落死は実は殺人――。警視庁に入った一本のタレ込みで事件が息を吹き返す。当時、期末テスト奪取を計画した高校生3人が校舎内に忍び込んでいた。捜査陣が二つの事件の結び付きを辿っていくと、戦後最大の謎である三億円事件までもが絡んでくるのだった。時効まで24時間、事件は解明できるのか!? 著者“幻の傑作”待望の電子化。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内ミステリー
  • 出版社
    :
    光文社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    光文社文庫
  • タイトル
    :
    ルパンの消息
  • タイトルID
    :
    111086
  • ページ数
    :
    441ページ
  • 電子版発売日
    :
    2011年01月31日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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ルパンの消息 のユーザーレビュー

時効まで24時間というタイムリミットの中、15年前に起きた事件を追っていくミステリー小説。
事件は昭和50年、かの三億円事件が時効を迎えようとしていた頃の事。そんなノスタルジックな雰囲気漂う時代を舞台に、事件の当事者の供述(回想)で物語は進行します。当時、高校生の少年3人が期末テストを盗み出すという「ルパン作戦」を計画。スパイ気分でワクワクしていたところへ殺人という重すぎる事態が絡んできます!楽しげな様子が一転し、一つの謎が明らかになると、今度は別の謎が浮上してくるなど、読書の中断に難儀します。幾重にも重なる謎、次々と明らかになる人間模様、一体誰がどうして…。そして思わず大きく息を吐いてしまう読後感!
ここでオススメしたいのが再読です。真実の裏の裏まで知った上で読み返すとまた違った印象で楽めること間違いなし。あの人の言葉の裏にはこんな想いが、あの行動にはこういう意味が等々、そんなミステリーの醍醐味がしっかり味わえる一作です。

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

     冒頭から、「15年前の女教師の自殺事案につき他殺の疑い濃厚と有力情報あり
     至急、帰署されたし。」と署長に連絡があり察官が動いた。
     あれは殺しだと署に情報が入ったのだ。
    教え子の男子生徒三人が犯人だと…
    「殺しだったとしても、明日いっぱいで時効が完成するそうです」
     ―時効まで二十四時間ってわけか―

     時効を取り扱った著書は、何冊か読んだ記憶がありますが、特に本書は読み進めるうちに熱が入っていき、現場の臨場感と緊迫感がダイナミックに表現され読者を飽きさせない。横山秀夫さんの本を、数多く読んでいませんが、傑作でした。そして、戦後最大の強奪事件に紐つけるなんて…。

     被疑者逮捕だけでは事件は終結しない時間との戦い!終盤までの息詰まる攻防が圧巻で、読者も焦燥してきます。

     ◆終盤まで一抹の疑問が残っていました。
    15年も前の事件です。いったい誰が何のために有力情報をタレコミしたのか?

    どんでん返しの巧妙さと、トリックの面白さや、締めのエピソードも素晴らしい作品でした。
     読書は楽しい

    0
    2026年09月26日

    Posted by ブクログ

    最後の展開が凄くて驚きの連続でした。
    凄く面白かったです。

    時効までのギリギリの中での捜査官の緊迫感がヒリヒリ伝わってきて

    特に取り調べの、緊迫感は堪りませんでした。

    容疑者たちの背景が魅力的で、物語が進むごとに明かされる新事実にワクワクしました。

    0
    2026年09月23日

    Posted by ブクログ

    面白くて夢中で読んだ。
    途中出てくる、色々な違和感が最後には全て回収された。
    セリフで良さそうな所も、各々の心理描写があり入りやすい。
    15年前の回想によって進んで行く。学生時代の悪ノリとかその雰囲気も好きだった。

    0
    2026年09月16日

    Posted by ブクログ

    最初から最後までずっと面白かった。

    序盤で登場人物が次々と出てきて、ごっちゃにならないようメモしたけど、メモしたら整理できて、見返すことはなかった。

    取り調べの心理戦の描写が緊迫感あって良かった。
    受ける側は、相手はどこまで知っているのか、自分は何を話せばいいのか、極度のストレス状態。
    警察側は、優勢ではあるけど自白に頼る部分が大きく、また時効のリミットを悟られたら一気に劣勢になる危うい状態。
    こういう微妙な心の揺れって心理としては複雑なのに、スッと文章が入ってきてイメージできちゃうから不思議。

    回想と現在を行き来する構成で、15年の移り変わりの表現もすごく好き。
    ストーリーと直接関係ないけど、係長のヒゲの小ネタとか、人や組織を描写するのがやはりすごく上手いなと思う。

    電話帳で個人宅の住所まで調べられてしまう時代は怖すぎるけど、それはそれで素人の捜査が面白い。

    0
    2026年09月04日

    Posted by ブクログ

    処女作なんて信じられないほど面白かった!数々のフラグが後半になって徐々に拾われていき、最後の最後までちゃんと楽しめる小説でした。また、横山秀夫さんらしい、『人情もちゃんと描く』ミステリーなのが本当に素晴らしい。
    ※三億円事件について知らないのであれば、事件について多少調べてから読んだ方がもっと楽しめます!

    0
    2026年06月18日

    Posted by ブクログ

    夢中になってあっという間に読み終わりました。以前から警察モノの作品が好き。著者の作品は、人間味があって、出てくるオジサン達がそれぞれにクセがありながら、カッコいい。次も横山秀夫作品を読みたいと思います。

    0
    2026年05月13日

    Posted by ブクログ

    喫茶ルパンで期末テストを盗み出す悪巧みを計画する三人の高校生。飛び降り自殺した女性教師。女性教師は他殺とのタレコミ、時効まて24時間。そこにあの三億円事件の犯人の影も。真犯人は誰か、事件が複雑に絡み…後半は一気読み。社会派ミステリの巨匠横山秀夫処女作であり傑作。

    0
    2026年04月23日

    Posted by ブクログ

    横山秀夫の幻のデビュー作と言われる作品。

    15年前、自殺とされた女性教師・嶺舞子の墜落死は実は殺人だった。
    警視庁に入った一本のタレ込みで事件が息を吹き返す。
    当時、期末テストの答案強奪計画
    通称『ルパン作戦』を計画した喜多・竜見・橘の三人の高校生。
    その三人が嶺舞子が自殺したとされる夜に校舎内に忍び込んでいた。
    捜査陣が二つの事件の結びつきを辿っていくと、
    戦後最大の謎である三億円事件までもが絡んでくる。
    時効まで24時間、事件は解明できるのか。

    処女作とは思えない完成度であった。
    冒頭から参考人たちが次々と取調室へ連行されていくので
    最初はここからどう展開していくのか懐疑的だったが、
    ただの取調室内の出来事で終わらせず、
    ちゃんと過去と現在を上手く使い分け、空間に広がりを見せていた。
    次々と広がっていく点の数々。
    これがどう収束し線になるのかとヤキモキしたが、
    どんでん返しも含めお見事であった。
    事件の背景に込められた何とも言えない切なさに胸を締め付けられた。

    0
    2025年10月18日

    Posted by ブクログ

    いやー、面白かった
    ルパンってルパン作戦なる高校生3人の悪巧みの名前からなんですね。
    三億円事件が絡んだりしてどんなストーリーなのか気になっていましたが、最後見事に繋がっていきました。
    最初から最後まで中弛みすることなく面白かった。

    0
    2025年10月01日

    Posted by ブクログ

    学生の時に初めて読み、そして人生で初めてどんでん返しをくらった作品。
    それから、たまーに読み返しています。
    今回は5年以上ぶりの再読だったので、覚えている所と覚えていない所が混在していて、ワクワクしながら読むことができました。


    『15年前の女性教師の自殺は他殺の疑いがある』
    突如警視庁に有力なタレコミが入る。
    女性教師が死亡した時間帯に、その教え子三人が、期末テストを奪取する「ルパン作戦」のために校舎に忍び込んでいた。
    捜査を進めていくと、戦後最大の謎「三億円事件」も絡んでくることに。
    時効まであと24時間・・・
    といったあらすじ。


    登場人物たちの行動が複雑に絡み合い、この事件が形成されていたことを終盤で知った時の驚き、悲しい愛の物語であったことを知った時の切なさ、どんでん返しをくらった時の爽快感。
    一つの作品で様々な感情を抱き、そして、それが私の琴線に触れたので、本棚に今もあり、時々読み返したくなります。

    次に読み返すのは、何年後かなー

    0
    2025年08月12日

ルパンの消息 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内ミステリー
  • 出版社
    :
    光文社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    光文社文庫
  • タイトル
    :
    ルパンの消息
  • タイトルID
    :
    111086
  • ページ数
    :
    441ページ
  • 電子版発売日
    :
    2011年01月31日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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