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1985年、御巣鷹山で日航機が墜落。その日、北関東新聞の古参記者・悠木は同僚の元クライマー・安西に誘われ、谷川岳に屹立する衝立岩に挑むはずだった。未曾有の事故。全権デスクを命じられ、約束を違えた悠木だが、ひとり出発したはずの安西はなぜか山と無関係の歓楽街で倒れ、意識が戻らない。「下りるために登るんさ」という謎の言葉を残して――。若き日、新聞記者として現場を取材した著者みずからの実体験を昇華しきった、感動あふれる壮大な長編小説。
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Posted by ブクログ
恥ずかしながら、事件については知らなかった。 読んでいると頭の中にシーンが浮かび上がり、夢中になって読んだ。とても引き込まれた。本当に映画を見ている気分だった。 主人公が、様々な苦悩に立ち向かいながら成長していく姿にとても感動した。とても熱い内容だった。明日から仕事を頑張れそうな気がする。
この時期なので手に取りました。主人公たちの心が通った熱意に心打たれました。 用語を知っているともっと深く没入できたかもしれませんが、それでも十分に旅できました。
一度言った言葉は取り消せないのと同じように 一度言いそびれた言葉も後からは付け足せない 告白と同じでその時言わなきゃ意味がなくて、後出しは楽だけど振り返った時絶対折れてるページくらいの傷跡と引き換えに、そのときどうやって生き延びてたかっていう自分を売り払うことになるから、やっぱりやりたくない
好きな本、多分読むの3,4度目。実家の本棚にあったのを引っ張り出して再度読む。 著者が日航事故当時、上毛新聞の記者だった。と言うのはびっくりした。事故から17年後、主人公「悠木」に託し作品化した作品とのこと。 これを知るとさらに感慨深い。 また、先日登山した谷川岳の事も載っており「岳衝立岩の事故...続きを読む」は認識していなかったな。死亡者が一番多い山という事は知っていたがこんな事があっただなんて。 立山にテン泊した時にこの本を持っていった。一緒に行った友も山好きだしと思って勧めたが、あまり興味を持ってもらえなかったな。
すげぇ〜っていうのが読み終わった感想です。 新聞記者としての矜持はどこにあるのか。大きいネタの中心にいることなのか、細々とでも書き続けることなのか、出世することなのか。 日航ジャンボ機123便墜落事故を通して映し出される仕事との向き合い方、信念を貫く辛さ、権力に情熱を潰される不条理さ、何を信念...続きを読むとして生きるのか。いろんなことを考えた。 この小説のような働き方を今の時代に賛美することはきっとナンセンスだと思う。だが、私は確かに受けとったものがある。 最後は目頭が熱くなる最高の小説でした。
地方紙を発行する会社内の熱く男臭いドラマの連続。 半沢直樹に近いかもしれない。 飛行機が落ちたのはどこの山か、県内か県外か、という緊迫感や、大スクープを掴みながらも裏を取れずに刻々と迫る締切の描写は迫力満点。 社内に敵は多く、数少ない仲間の労にも報いることができない報道の難しさと葛藤が終始描かれ...続きを読むている。 暴言や罵声は当たり前、殴り合いや恐喝もあり、ワークライフバランスやメンタルヘルスなんてものは皆無。実際に主人公も家庭を犠牲にして、息子とは修復不可能なところまで来ている。 ハラスメント防止が叫ばれ、転職のハードルも下がった昨今において、この一つの小さな組織の中で汗水流して自分の仕事と向き合うことができる環境や仲間がいることが、少し羨ましくも感じてしまう。 登山やクライミングの経験がないので、随所に挟まる岩登りの描写はいまいちイメージしづらかったが、それでも一気に読み終えた。 この作品はこの作者にしか書けないんだろうなと感じた。
いつものように書店で棚を眺めてる時にふと見つけた帯に惹かれて、購入。いやいや、めっっっっちゃくちゃ面白かった。"重量級の面白さを求める人に全力でオススメしたい文庫!"の書店員さんたちの言葉の通り、登場人物たちの熱量にどんどん惹き込まれていく、ほんとにすごく良い読書時間でした。
元上司が新聞記者の一面を理解するためにこの本を薦めてくれたことを思い出す。 社内政治は本当にこの通りだった…。
オーディブル視聴。 日航機墜落事故を報道する新聞記者たちと登山家の心が葛藤する様子が同時進行で描かれている。新聞記者たちのやり取りがクドい気がしつつ読んでいたんだけれど、ラストとても気持ちよく昇華されたので良かった!!
1985年に発生し、世界最大の死者数を記録した日航機墜落事故。地元の北関東新聞社の記者で、この事故の全権デスクとなった悠木が、さまざまな思惑に振り回され、葛藤しながらも奮闘する姿を、当時地元紙の記者だった著者が描いている。 当時の新聞社の戦場のような雰囲気や熱さが伝わってくるし、そこで働いてる記者同...続きを読む士はまさに戦友のような関係だと感じられた。 事故発生時の過去の話と、17年後の衝立岩を登る現在の話がリンクしていくところも面白く、とても読み応えのある作品。
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