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『64』で話題沸騰! 横山秀夫「D県警シリーズ」はここから始まった! 警察一家の要となる人事担当の二渡真治は、天下りポストに固執する大物OBの説得にあたる。にべなく撥ねつけられた二渡が周囲を探るうち、ある未解決事件が浮かび上がってきた……。「まったく新しい警察小説の誕生」と選考委員の激賞を浴びた第5回松本清張賞受賞作を表題作とするD県警シリーズ第一弾! 表題作他、「地の声」「黒い線」「鞄」の短篇四篇を収録。
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Posted by ブクログ
主人公たち刑事ではないのに、まるで凶悪犯罪を追ってるように錯覚させる緊迫感がたまらない 人事って大変なんだな、、、
読んだ本 陰の季節 横山秀夫 20250801 D県警シリーズの最初の単行本。 捜査一課とかの花形部署が舞台ではなく、警務課とかが人事の問題や議会対策なんかをする中で、解決する中で事件ではないものの筋読みをして解決に向けて取り組むって話で、まあ警察が舞台なんで変な緊迫感があるけど、なんか会社っ...続きを読むぽい話ではある。 でも、このストーリーテラーぶりはホントに毎回驚かせるぐらい先を読ませるし、ああそうかって唸らされる。FACEの前日譚もあったりして読みごて十分でしたね。 この人の本は制覇しようと思ってます。
警務課という日が当たらない部署をテーマに、よくここまで面白く書けるなと驚いた ⭐︎内部で起きた問題は表に出る前処理する人たち、警務課
陰の季節..D県警警務部警務課調査官の二渡(ふたわたり)真治は、警察一家の要となる人事担当である。二渡は「任期三年」という暗黙の掟を破り、天下り先ポストに固執する大物OB尾坂部の説得にあたるが、にべもなく撥ねつけられてしまう。周囲を探るうち、ある未解決事件が浮かび上がってきた…。 地の声..Q警察...続きを読む署の生活安全課長が『パブ夢夢』のママとできているという、タレコミの封書が届く。新堂はこの密告文書について調べることになるが。 黒い線..D県警警務課の婦警担当係長の七尾友子。機動鑑識班の平野瑞穂巡査が無届け欠勤していると電話連絡を受ける。瑞穂はひったくり犯の似顔絵を描いて、 その似顔絵をもとに犯人が逮捕されていたのだが。 鞄..警務部秘書課の課長補佐である柘植正樹は『議会対策』がその職務である。 柘植は鵜飼県議が県警に向けて、『爆弾質問』をするとの情報を教えられる。 柘植は鵜飼の『爆弾』の中身を確かめようとするが。
横山秀夫作品は面白い。 凝ったトリックはなく、心理トリックというか、視点人物の錯誤が中心になっている。 探偵ものによくある、調査フェーズが退屈という問題が無いのは、主人公が上司からのプレッシャーで苦悩している姿がヒリヒリするからだろう。 組織内で問題が起こる。 主人公は解決を命じられる。 解決で...続きを読むきなければ組織内での評価が下がる。 それは社会的死を意味する。 社会的生命の危機を感じる主人公は操作は、自ずと生命の危機を感じさせるヒリヒリした物語になる。 退屈なミステリーは操作フェーズが退屈なのだ。横山作品の主人公はヒリヒリしている。 だから面白い。 4作品の中では「鞄」が好みだった。 上司からの無茶ぶりに苦しみながら、上昇志向に取りつかれた主人公は逃げる選択を考えられない。リアルなサラリーマンの姿がそこにある。 ・陰の季節 天下り先の先輩が暗黙の了解を無視して、居座ってしまう。 ・地の声 まじめなベテラン警察官がホステスと繋がっているというタレコミがあり…。 ・黒い線 似顔絵担当の婦警が行方不明に…。 ・鞄 県議会で警察に打撃を与えるような発表をするという議員への対処で右往左往する広報官。
面白かった! 警察ものですが、捜査や犯人や刑事は出ず、人事や管理職など裏方に徹する人たちの物語。 短編集です。 どの物語も最後はどうなるか、ギリギリまで分からず、ついつい先を急いでしまいます。 どの業態もそうですが、仕事の数だけ悩みもやりがいもあるし、人の数だけ駆け引きもある。 そんな人間臭いところ...続きを読むに共感しました。 オススメです♪
この人の長編小説にも素晴らしい作品は幾つもあるのだが、特に、この人の短編小説には、絶品といってもいいくらいレベルの高いものが多いと思う。
『ハードボイルドアクション』みたいな警察物は色々あるが、こちらは別路線。警察内部のゴタゴタを解決する話。これがとても面白い。 『天下り』や『議会の答弁対応』、『無断欠勤』、『婦警不要論』。警察の秩序と面子を守る為、キャリア達が奔走します。人間ドラマに、迫るタイムリミット、最後の一捻りにゾクッとして...続きを読む、短編集でも読み応え充分!
ドラマ再放送で何度も見た作品。今更ながら原作を読みました。通常の警察物とは少し違う視点て描かれており、警察組織の内部を知れる作品だと思います。組織は人が作るというだけあって、心理描写や人間関係が細かく描かれている秀逸な作品です。
警察物だと事件の解決とか凝ったトリックに期待しがちだけど、横山さんの作品は心理描写が桁違い。 めっちゃ面白い。
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陰の季節
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横山秀夫
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