虫めづる姫君~堤中納言物語~

虫めづる姫君~堤中納言物語~

891円 (税込)

4pt

3.7

風流な貴公子の失敗談、「花を手折る人(花桜折る中将)」。年ごろなのに夢中になるのは虫ばかりの姫、「あたしは虫が好き(虫めづる姫君)」。一人の男をめぐる二人の女の明暗をあぶり出す「黒い眉墨(はいずみ)」……。無類の面白さと意外性に富む11編が、躍動するみずみずしい訳文で蘇ります。平安朝後期の物語文学に潜む普遍性――恋、ユーモア、悩み、人々の感情の行方――を、訳者による書き下ろしエッセイとともに!

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虫めづる姫君~堤中納言物語~ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2016年06月08日

    短編集なんだけど、どうして、なかなかおもしろかった。個性派の粒ぞろい。

    どの物語も情景を想像すると美しく、1つの話を覗いては、最後はどうなったんだか?という処終わりを迎え、結果をはっきりとは描いていないので、可愛そうな話も少しオブラートに包まれる優しい短編集。

    花桜折る中将
    月の光を朝日と...続きを読む

    1

    Posted by ブクログ 2021年12月04日

    今まで読んだ古典の現代語訳で最もライトで読みやすかった。「虫めづる姫君」の生き様が格好いい。
    現在の視点から外在的に楽しむ、というところから、当時の人の気持ちになって内在的に楽しむ、ということができてくると古典は楽しいのかもしれない。
    古典とSFは、どちらも現在と異なる世界を見せてくれる。でも、SF...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2016年12月27日

    いつの時代も人は物語を求めるのだなと感じた。

    訳は読みやすく平易な文章だが詩情があり、古典への入り口に適していると思う。

    0
    購入済み

    おもしろかった

    A
    2022年08月16日

    平易な訳文でとても読みやすかった。
    ただし、ところどころ砕けすぎというかなんというか
    幼稚というか易しすぎる表現になっていて
    少し残念な感じもした。
    物語は、現代とのギャップが面白かったり
    昔も今も人間は同じだなと感じたりした。

    0

    Posted by ブクログ 2016年12月04日

    今もありそうな人間模様。

    現代語で読めるって、いいよな、と思いつつ、時代の特徴とかは学んでいた方がよいわけで。有名なのは圧倒的に「あたしは虫が好き(虫めづる姫君)」ですが、他も結構面白いので、ぜひ多くの人に手に取ってもらいたい。

    「あたしは虫が好き(虫めづる姫君)」あれ、最後ってこんなto be...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2022年09月17日

    訳がライト過ぎて、あまり平安朝の雰囲気が楽しめなかった。ジュニア向けかな?

    20220917表題作のみ再読。常識にとらわれない生き方をする姫君。現代におきかえて読むとなかなか味わい深い。 

    0

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