ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
3pt
兄・頼朝に追われ、あっけなく非業の死を遂げた、源義経。一方、成人し、出世するまでの生い立ちは謎に満ちた大陸の英雄・成吉思汗。病床の神津恭介が、義経=成吉思汗という大胆な仮説を証明するべく、一人二役の大トリックに挑む、歴史推理小説の傑作。本編にまつわるエッセイの他、短編「ロンドン塔の判官」を併せて収録。
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
昔が懐かしい
若い頃、平泉付近を旅行した時に、民宿の御主人が食事の後に、義経から成吉思汗の話をしてくれた。その時は、聞き流していたが、その後、この本に巡り合い、その時の事を思い出し、懐かしく読んだが、最近になり、何十年かたって、又、懐かしく読みたくなった次第。
Posted by ブクログ
チンギスカンは源義経の後の姿なのかをベッドディテクティブで解いていく物語。過去の研究成果を基にして果たして真実か否か判断は分かれると思う。初版には無かった部分が最後に追加されているが、私的には若干余計。
虫垂炎による手術のため入院した名探偵神津恭介は、無聊を慰めるため、成吉思汗の謎に挑む。果たして源義経が成吉思汗になったという伝説に信憑性はあるのか。ベッドに在るまま800年の昔に思いを馳せ、一人二役のトリックが成立し得るかどうかを推理する。
こういう本を読むと、単純に歴史はロマンを含んでいるなぁ と思います。 源義経=ジンギスカン? もちろん、真偽のほどは私には分かりませんが、読み進めるうちに 疑り深い私でも、4割くらいは「ありえるかも」と思ってしまいました。 冷静に見れば、蒙古側の歴史に記録が乏しく、 その空白に乗じて、都合よく義...続きを読む経の軌跡を当てはめてるだけのようにも感じますが・・・。 その他諸々の捉え方によっては、そうとも言えるし違うとも言える状況証拠・遺跡・記録など、 歴史の狭間を、真偽を巡って、楽しく探索できました。
源義経と成吉思汗が一人二役だったのでは、と推理して行く異色推理。 義経もジンギスカンも詳しくないけど、分かり易く要所要所が説明されているので歴史としても面白かった。
結局どうとでも言えるのでこの手の話は難しい。ただ、偏狭な歴史学者のような文献至上主義では真の歴史は解き明かせないだろう。ゆえに、歴史の謎に多くの作家が取り組み傑作をものにしているし、その種にも困らないのだろう。 本作に限って言えば、こじつけに近いところもある。普通に考えて、義経とジンギスカンでは ...続きを読むスケールが違いすぎて同一人物とするには無理がある。根本的な?に答えきれていないので、高木氏の主張には素直に頷けない面もある。ただ、作品の楽しみは歴史の真実を説き明かすよりも別のところにある気もする。その意味では楽しめた。
源義経と成吉思汗が同一人物だったかも的都市伝説は、いまとなってはあまり珍しくなくなったが、もしやこの著書が炊きつけたってことは?・・・なんて考えながら読むと面白みが増すかも。成吉思汗という漢字名からひも解く推理展開には少々インパクト感に欠けたが、あくまで読み物と割り切って読むにはいいかもしれない。
源義経と成吉思汗を同一人物とみなし、それを証明していく歴史ミステリ。結論ありきの推理が続くが、思考の過程、理屈付けようとする努力は面白い。そうだったら夢があるな、という話。
私の親父が好きだった作家で、 昭和を代表する推理小説家です。 彼の作品は、高校時代にほとんど読んでいるのですが、 なぜかコレだけ読んでなかった(記憶になかった)ので、 読みました。 いやぁぁ、面白い。 この本は、高木彬光の中でも一番有名な神津恭介探偵シリーズです。 ちなみに...続きを読む、神津恭介は、明智小五郎、金田一耕助と並び日本三大名探偵と呼ばれています。 その、神津が病院のベッドの上で推理を繰り広げていくという、 いわゆるベッドディテクティブスタイルの推理小説です。 簡単に言えば、探偵が動かないで机上だけで推理するってやつですね。 この本の趣旨は、 成吉思汗 = 源義経 という仮説をさまざまな材料、視点から 神津が証明しようとしています。 そんなバカな、と思って読んでいると、 次第に引き込まれていき、 最後には本当にそうなのではないか、と思えてきます。 そりゃあ多少無理なところもあります。 体型が全然違うのに、無理やり説明しています。 うーーーん、ちょっと説得力に欠けるなぁ、と思うところもあります。 が、この本にはロマンがあるのよ。 成吉思汗 = 源義経 だったら面白いじゃない。 そう考えたら、歴史の見方が変わるでしょ。 途中からはもう読むのを止められず、 いっき読みしちゃいました。 多分、大多数の人が未読だと思うので、 ゼヒゼヒ読んでみてください。 あわせて、高木彬光のほかの作品 「白昼の死角」「検事霧島三郎」「青刺殺人事件」「一二三死」「人形はなぜ殺される」 などなど、もオススメですよ。
私が呼んだのは「邪馬台国の秘密」が先だが、刊行順はこちらが先。時代が下って様々な史料が残っている時代だから、邪馬台国ほど突飛な論を展開させる余地は少ない。義経=ジンギスカン説は出ては叩かれている話だから、ちょっと強引さが目立って邪馬台国ほどは楽しめなかった。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
成吉思汗の秘密
新刊情報をお知らせします。
高木彬光
フォロー機能について
「光文社文庫」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
新・黄色い部屋 犯人当て小説傑作選
相性判断~この人があなたに幸運を招く~
一、二、三――死~墨野隴人シリーズ2~
黄金の鍵~墨野隴人シリーズ1~
追われる刑事
帰ってきた探偵たち
顔のない女
神津恭介、犯罪の蔭に女あり
「高木彬光」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲成吉思汗の秘密 ページトップヘ