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Posted by ブクログ
新渡戸稲造『武士道』に倣て、男性の射精に関する行動規範を示す本書。その心意気に感服です。
執筆目的の一つと標榜するオナニー解放運動に学ぶことが多かった。なんとなく頭に残っているオナニー害悪論明治時代に普及した当時の西欧文化に端を発している。現在はむしろオナニーによるポジティブな効用に注目されている、頻繁にすることが推奨されているとは知らなかった。
また、オナニーをセックスに向けてのトレーニングという感覚も新鮮。恥を忍んで開陳しますが、オナニーは手軽な快楽のためという認識でおりました。射精道、奥が深し。
最終目標は互いに心地よいセックスを営むこと。本書にはセックスの側面として「生殖の性」、「快楽の性」、そして「連帯の性」の三つを挙げている。個人的な人生フェーズとして、パートナーとのより良い親密関係を築くために「連帯の性」を意識していきたいと、思うのです。
Posted by ブクログ
〇構成
第1章 なぜ今、「射精道」が必要なのか 23
第2章 射精道-思春期編-41
第3章 射精道-青年期編-71
第4章 射精道-妊活編-117
第5章 射精道-中高年編-151
第6章 射精道-射精障害克服編-197
第7章 性教育の黒歴史とオナニー受難の日々 197
第8章 医学的に正しい陰茎のメンテナンス-包茎か
病気の見分け方まで 223
第9章 女性と射精道-射精道は男子だけのものにあらず 261
あとがき 272
〇感想
初めて精通したのは中学三年生の終わり頃だったと思うが、それから6年ちょっと経って大学4年生になった今でも、自分の性欲に若干振り回されていると感じることがある。本書を読むまで、「何のためにオナニーをやるのか」と考えた事もなかったし、オナニーに対して後ろめたい思いが強く、いつ射精しても、かなり虚無感,罪悪感を感じてきた。だから、やめたいと思ってるけどやめられないもの、薬物みたいなものだと、オナニーを卑下していた。でも、本書を読んで、最近その考えも少し変わってきてる感じもする。相変わらず、オナニーはダメなものとか、後ろめたい観念に支配されてはいるし、それはこの先も、そういう考え方をしてしまうことは、あまり変わらないのだろうと思うけれど、一方で、「オナニーは後ろめたいことでなく、どんどんやっていくべき」という肯定的な意識は、自分の辛い観念を1歩外へ出してくれる感じがするし、そう自然に考えられたらいいなと思う。
セックスに関しても、童貞であることに相変わらずコンプレックスを感じているけれど、一方で、「心・技・体」が揃っていなければHすべきでないという主張は納得するし、この本を通して少しの知識を付けることで、若干自分に自信をもてているような感じもする。話しにくい内容,話題であるために、ずっと後ろめたかったし、今もそうだけれど、少しづつ肯定的に捉えて、「どこでもいつでもオナニーしていいんだよ」って価値観で生きていきたいな、と思った。
また、セックスの際は、「女性が主役」の認識の方が、なんか上手く行きそうな感じがする。実際心技体の「心」の部分じゃないけど、相手を思いやって、労わって、相手も自分を思ってくれて、双方が精神的に充実できるようなセックスが出来るようになりたいな、なんて童貞だけど考えてしまう。凄くためになった。
性生活の教科書。
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