作品一覧 2023/11/10更新 グリーフケア 試し読み フォロー 死別の悲しみに向き合う グリーフケアとは何か 試し読み フォロー 喪失学~「ロス後」をどう生きるか?~ 試し読み フォロー 大切な人を亡くしたあなたへ 自分のためのグリーフケア 試し読み フォロー 1~4件目 / 4件<<<1・・・・・・・・・>>> 坂口幸弘の作品をすべて見る
ユーザーレビュー 喪失学~「ロス後」をどう生きるか?~ 坂口幸弘 〜〜 死は突然にやって来る。思いがけない時にやって来る。いや、むしろ、死は、突然にしかやって来ないといってもよい。いつ来ても、その当事者は、突然に来たとしか感じないのである。生きることに安心しきっている心には、死に対する用意が、なにもできていないからである。 しかも、死というものは、ひとたび来る...続きを読むとなると、実に、あっけなく来る。 〜〜 私の妻の死に直面して新たに抱いた『死』への認識と同じ表現だ。 男という者は妻に先立たれると実に情けない存在に成り下がることが多く、数年のうちに妻を追うようにして死ぬ者も多い。それは女性の場合に比べて圧倒的に多い。それは、何故だろうか。生活力といった具体的なことではない。 私の今の心境から推測すると、それは生きることの役割の無さを、連れ合いの死によって気づいてしまうこと。そしてもう一つは、根本のところで心的に生きることを自分以外のもの(会社、妻)に依存してしまっているからなのだ。 子どもの発達過程における親と子の親密で情緒的な絆は、親は子どもにとって外界へ探索に出かける際の安全基地であるが、いつのまにか家庭のなかの男もその安全地帯にしがみついてしまうようになっていくのだ。 悲しみの捉えかたの良い言葉が載っていました。 臨床心理学者の山本力氏の言葉です。 『仮に真実を星に喩えるなら、明るい昼間、星々は見えない。夜のとばりがおりて、真っ暗になればなるほど無数の星が見えてくる。悲しみは心に夜の闇をもたらす。そして、明るいときに気づかなかった星々が見えてくる』 私が最近感じるようになったことに、“深い悲しみ”を経験することは、その人を大人へと引き上げてくれるということ。 もう60歳を越えた私ですが、まだまだ自分を子どものように思えてならないけど、その子どもなりに、この経験が世の中の、特に人との関わりかたにおいて大きく成長させてくれたことを実感している。 そしてこの本のなかにも同様の体験をした人の話や、言葉が出てするのでそれを再確認することになった。 なんかね、世の中が少し低く小さくなった感じがするんだ。 自分があの世に近づいているのだろうかと思っちゃうんだ。 Posted by ブクログ 死別の悲しみに向き合う グリーフケアとは何か 坂口幸弘 今の時期にしか読めないかなと思って選んだ本です。こうしたことに関しても研究されているというのは素晴らしいことだなとまずは感心します。この本を読んで「死別」とはきわめて個人的な体験であることと、そのことから悲嘆との付き合いもきわめて個人的なもので、どうあるべきというものではないと言う事です。この個人的...続きを読むな意見を言うのなら悲しみや無念さは忘れるものではなく、距離を置いて並走するものというのが、私なりの捉え方で、そうやって、人生の物語は続いていくものと思えるようになってきました。 Posted by ブクログ グリーフケア 古内耕太郎 / 坂口幸弘 葬儀社がグリーフケアか、と知らない世界ゆえに驚いた。 考えると納得。 病院は死ぬと物として扱う、確かに。 こういう世界ももっと知る必用があると感じた。 Posted by ブクログ グリーフケア 古内耕太郎 / 坂口幸弘 葬儀社がグリーフケアか、と知らない世界ゆえに驚いた。 考えると納得。 病院は死ぬと物として扱う、確かに。 こういう世界ももっと知る必用があると感じた。 Posted by ブクログ 死別の悲しみに向き合う グリーフケアとは何か 坂口幸弘 グリーフケアという何か専門療法的なことについてではなく、死別を迎えた場合・迎えた知り合いがいた場合、どうするかということが丁寧に書かれている。語る・聞くことの大事さについて改めて理解できた。 Posted by ブクログ 坂口幸弘のレビューをもっと見る