坂口幸弘のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
やさしい本だなぁ
言葉をひとつひとつ丁寧に選んでつむいでいる
書く人のこころが伝わってくる。
親がなくなることはありきたりなことかもしれないが
一人一人にとっては特別なこと。
不用意な言葉は相手を傷つける。
大往生だった、というのは他人から言われるのは
いやだな、とおもう。自分も不用意な言葉を
言ってたのかもしれない。
亡き人を想う時、そばにいるんだろうなと思う。
知っている人と亡き人を想い語る、それだけで
気持ちも穏やかになるなぁ。
「亡き人をにいつかまた会える日がくるならば
あなたが今を笑顔で生きていることが
一番の贈り物になるはず」
そうだよねぇ、きっとそれを一番のぞんでると思う。 -
Posted by ブクログ
〜〜
死は突然にやって来る。思いがけない時にやって来る。いや、むしろ、死は、突然にしかやって来ないといってもよい。いつ来ても、その当事者は、突然に来たとしか感じないのである。生きることに安心しきっている心には、死に対する用意が、なにもできていないからである。
しかも、死というものは、ひとたび来るとなると、実に、あっけなく来る。
〜〜
私の妻の死に直面して新たに抱いた『死』への認識と同じ表現だ。
男という者は妻に先立たれると実に情けない存在に成り下がることが多く、数年のうちに妻を追うようにして死ぬ者も多い。それは女性の場合に比べて圧倒的に多い。それは、何故だろうか。生活力といった具体的な -
Posted by ブクログ
あっという間に読み終わりました
読みながら泣きそうにも。
死別を経験して
自分の感情と向き合い
自分がどんな状態であるのかを見直すためにも
そして今後どうやって生きていけばいいのか
なにかヒントを、と思って読みました
はじめに、でも書いてあるけれども
ヒントは28個あって
それが読者にすべて当てはまるわけではないし
何なら1つもヒントにならないかもしれないけれども
読者にとって少しでも何かの助けにでもなればよいと書いてあったので気兼ねなく読みすすめることができました
若くしての配偶者との死別は少なくて
両親や熟年夫婦の配偶者の死別が実例としては多かったです
読んで分かったのは、やはり死