坂口幸弘のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「まぁ、そうだよね」という内容が書かれています。ですがそれでもそっと心に寄り添ってくれるお守り代わりになる一冊です。負担なくサラッと読めるようになっているのも良い。
心の支えだった母が若いうちに死んでしまったので、親が80や90歳で亡くなったら、それに対して「大往生でいいな」とつい思ってしまっていました。ですが、いくつであろうと人との死別は悲しいものだと、当たり前のことに気付かされました。
未だに突然涙が出たり、日常が驚くほど普通に経過しているのに、自分だけが母を亡くしたあの日にずっと取り残されている感覚があります。でも生きていかなければ。自分のペースで。 -
Posted by ブクログ
やさしい本だなぁ
言葉をひとつひとつ丁寧に選んでつむいでいる
書く人のこころが伝わってくる。
親がなくなることはありきたりなことかもしれないが
一人一人にとっては特別なこと。
不用意な言葉は相手を傷つける。
大往生だった、というのは他人から言われるのは
いやだな、とおもう。自分も不用意な言葉を
言ってたのかもしれない。
亡き人を想う時、そばにいるんだろうなと思う。
知っている人と亡き人を想い語る、それだけで
気持ちも穏やかになるなぁ。
「亡き人をにいつかまた会える日がくるならば
あなたが今を笑顔で生きていることが
一番の贈り物になるはず」
そうだよねぇ、きっとそれを一番のぞんでると思う。
しっかり悲しんで、ゆっくり元気になる
無理せず自分のペースで。
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Posted by ブクログ
〜〜
死は突然にやって来る。思いがけない時にやって来る。いや、むしろ、死は、突然にしかやって来ないといってもよい。いつ来ても、その当事者は、突然に来たとしか感じないのである。生きることに安心しきっている心には、死に対する用意が、なにもできていないからである。
しかも、死というものは、ひとたび来るとなると、実に、あっけなく来る。
〜〜
私の妻の死に直面して新たに抱いた『死』への認識と同じ表現だ。
男という者は妻に先立たれると実に情けない存在に成り下がることが多く、数年のうちに妻を追うようにして死ぬ者も多い。それは女性の場合に比べて圧倒的に多い。それは、何故だろうか。生活力といった具体的なことではない。
私の今の心境から推測すると、それは生きることの役割の無さを、連れ合いの死によって気づいてしまうこと。そしてもう一つは、根本のところで心的に生きることを自分以外のもの(会社、妻)に依存してしまっているからなのだ。
子どもの発達過程における親と子の親密で情緒的な絆は、親は子どもにとって外界へ探索に出かける際の安全基地であるが、いつのまにか家庭のなかの男もその安全地帯にしがみついてしまうようになっていくのだ。
悲しみの捉えかたの良い言葉が載っていました。
臨床心理学者の山本力氏の言葉です。
『仮に真実を星に喩えるなら、明るい昼間、星々は見えない。夜のとばりがおりて、真っ暗になればなるほど無数の星が見えてくる。悲しみは心に夜の闇をもたらす。そして、明るいときに気づかなかった星々が見えてくる』
私が最近感じるようになったことに、“深い悲しみ”を経験することは、その人を大人へと引き上げてくれるということ。
もう60歳を越えた私ですが、まだまだ自分を子どものように思えてならないけど、その子どもなりに、この経験が世の中の、特に人との関わりかたにおいて大きく成長させてくれたことを実感している。
そしてこの本のなかにも同様の体験をした人の話や、言葉が出てするのでそれを再確認することになった。
なんかね、世の中が少し低く小さくなった感じがするんだ。
自分があの世に近づいているのだろうかと思っちゃうんだ。
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Posted by ブクログ
あっという間に読み終わりました
読みながら泣きそうにも。
死別を経験して
自分の感情と向き合い
自分がどんな状態であるのかを見直すためにも
そして今後どうやって生きていけばいいのか
なにかヒントを、と思って読みました
はじめに、でも書いてあるけれども
ヒントは28個あって
それが読者にすべて当てはまるわけではないし
何なら1つもヒントにならないかもしれないけれども、読者にとって少しでも何かの助けにでもなればよいと書いてあったので気兼ねなく読みすすめることができました
若くしての配偶者との死別は少なくて
両親や熟年夫婦の配偶者の死別が
実例としては多かったです
読んで分かったのは、やはり死別の悲しみはみんな違うということ。だから乗り越え方ももちろん違う。
乗り越え方は書かれてないけれども、乗り越えるため過程に必要な何かがこの本を読んで見つかるかもしれないですね。
死別を経験した方は
一度読んでみてもいいと思います。