作品一覧

  • 妖刀地獄
    -
    1巻891円 (税込)
    幻想怪奇文学の巨匠・夢野久作による時代小説をすべて収録。復讐に向かう見目麗しい若侍との出会いから始まるミステリー「斬られたさに」ほか、怪しげな雰囲気をまとった全5編。
  • 盗まれた脳髄 帆村荘六のトンデモ大推理
    3.0
    1巻1,210円 (税込)
    日本SFの父・海野十三が生み出した名探偵・帆村荘六が活躍する奇想天外な推理譚から精選した傑作集。筒井康隆によるパスティーシュ「科学探偵帆村」を特別収録。
  • 死体置場で待ち合わせ~新保博久・法月綸太郎 往復書簡~
    3.0
    1巻3,520円 (税込)
    圧倒的な博覧強記のミステリ評論家×ミステリ実作者にしてカリスマ評論家の二人による、いつまでも終わらない大好きなミステリの話。「モルグ街の殺人」の定説の疑問、クリスティー失踪の真相、芥川龍之介「藪の中」の推理、坂口安吾『復員殺人事件』解決編への挑戦、さらには多重推理、特殊設定など“ミステリの現在”を読み解く――。何度読んでも新発見をする小説は本当にあるのです。
  • シンポ教授の生活とミステリー
    3.0
    1巻1,100円 (税込)
    京都の書店で名探偵ホームズの本を手にした9歳のシンポ少年。それが彼の運命を決定。中学高校とミステリーの泥沼にはまっていき、悪魔に導かれるように上京、ワセダミステリクラブの門を叩き、同じ中毒患者たちと青春を過ごす。気が付けば評論家の肩書きが……。皆に“教授”と慕われる著者の涙と笑いの読書遍歴は、ミステリーのガイドブックとしても一級品です。
  • 泡坂妻夫引退公演 手妻篇
    4.0
    1巻968円 (税込)
    ミステリ界の魔術師・泡坂妻夫。その最後の贈り物である作品集を、二分冊にしてお届けする。『手妻篇』は、辛辣な料理評論家を巡る事件の謎を解く「カルダモンの匂い」ほか、ヨーガの達人にして謎の名探偵・ヨギ ガンジーが活躍するミステリシリーズ、酔象将棋の名人戦が行われた宿で殺人が起こる、書籍初収録「酔象秘曲」、マジシャン同士の心の機微を描く「ジャンピング ダイヤ」ほか、マジックショップ・機巧堂を舞台にした奇術もの、住人が次々と死んだマンションにて交霊会を行い、真実を暴く戯曲「交霊会の夜」など13編を収録。/【収録作】〈ヨギ ガンジー〉「カルダモンの匂い」/「未確認歩行原人」/「ヨギ ガンジー、最後の妖術」/〈幕間〉「酔象秘曲」/「月の絵」/「聖なる河」/「絶滅」/「流行」/〈奇術〉「魔法文字」/「ジャンピング ダイヤ」/「しくじりマジシャン」/「真似マジシャン」/〈戯曲〉「交霊会の夜」/舞台裏 泡坂さん幕を閉じ=新保博久/泡坂妻夫著作リスト=新保博久編
  • 泡坂妻夫引退公演 絡繰篇
    -
    1巻968円 (税込)
    緻密な伏線と論理展開の妙、愛すべきキャラクターなどで読者を魅了する、ミステリ界の魔術師・泡坂妻夫。著者の生前、単行本に収録されなかった短編小説などを収めた作品集を、二分冊にしてお届けする。『絡繰篇』は、大胆不敵な盗賊・隼小僧の正体を追う「大奥の七不思議」ほか、江戸の雲見番番頭・亜智一郎が活躍する時代ミステリシリーズ、五節句の紋をあしらった着物にこめられた想いを読み解く「五節句」ほか、紋章上絵師たちのシリーズ、背中に見事な彫物を持つと評判の美女を巡る「荼吉尼天」といったノンシリーズなど17編。/【収録作】〈亜智一郎〉「大奥の七不思議」/「文銭の大蛇」/「妖刀時代」/「吉備津の釜」/「逆鉾の金兵衛」/「喧嘩飛脚」/「敷島の道」/〈幕間〉「兄貴の腕」/〈紋〉「五節句」/「三国一」/「匂い梅」/「逆祝い」/「隠し紋」/「丸に三つ扇」/「撥鏤」/〈幕間〉「母神像」/「荼吉尼天」/中入り 解説屋さん口お閉じ=新保博久
  • 増補改訂 日本ミステリー事典
    1.0
    1巻2,200円 (税込)
    江戸川乱歩ってどんな人? 浅見光彦の嫌いなものとは? ジュヴナイル作家古神陸の正体は? ページを繰るたび、これまで知らなかった日本ミステリーの謎が次々と解き明かされる。基礎知識から初公開情報まで、信頼すべきデータ満載で、第1回本格ミステリ大賞を評論・研究部門で受賞したファン必携の1冊が、最新の情報を加えた増補改訂版として登場。全810項目に、受賞一覧、主要文献一覧も掲載。総索引数、10,358。検索機能も充実、関連項目を次々閲覧できる、ミステリー・ファン待望の電子出版。
  • 5分間ミステリー 容疑者は誰だ
    -
    1巻550円 (税込)
    密室殺人に挑戦する探偵フルト博士。犯人のアリバイを推理する詩人オニオン・スライス…。犯行に使われた凶器は~犯人が考えたトリック、そして真の犯人は誰~あの有名な怪盗が事件を起こし、あの私立探偵が難事件を解決するのだが、よく聞くと彼らの名前はなんか変。古今東西のミステリーに登場する有名探偵が難事件にいどむ、パロディ仕立てでパズル形式の推理コント。あなたは45の事件のうち、いくつの事件を解決できるのか。

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ユーザーレビュー

  • 泡坂妻夫引退公演 手妻篇

    Posted by ブクログ

    2012年に発売された単行本の文庫化で、新たに、「酔象秘曲」が書籍初収録された作品集ですが、推理ものとして凄いというよりは、泡坂さんの作品を好きな方が読んで楽しむタイプかと思われます。

    本書の一番の目玉であろう、酔象秘曲は未発表作品で、辻褄の合わない部分があるものの、ちゃんとミステリーとして完結している点が素晴らしく、「酔象将棋」というのが、泡坂さんの創作かと思いきや、実在しているもので、酔象の駒の存在ひとつで、全く違う遊戯を見ているような面白さを、文章から感じられました。

    また、他の「幕間」の作品は、泡坂さん独自の視点が面白く、「聖なる河」のラストが印象的だったことと、「流行」は、貫井徳

    0
    2022年08月19日
  • 死体置場で待ち合わせ~新保博久・法月綸太郎 往復書簡~

    Posted by ブクログ

    濃厚。知ってる作品のところだけ拾い読み。巻末に「藪の中」や「猿の足」など付録がついていていたれりつくせり。

    0
    2025年05月22日
  • 盗まれた脳髄 帆村荘六のトンデモ大推理

    Posted by ブクログ

    本格推理小説というよりも、SF的な発想をあちこちに散りばめた、娯楽推理モノ?しかし、その娯楽性が癖になる味わいで、中々読ませる。

    0
    2024年12月23日
  • シンポ教授の生活とミステリー

    Posted by ブクログ

     海外ミステリファンの端くれとして、シンポ教授の令名は承知していたが、評論的な文章はもちろんのこと、ミステリにハマっていく読書遍歴や、お世話になった作家さんへの追悼文など盛り沢山の内容で、お得な一冊である。

     シンポ教授もそのようだが、ミステリに開眼したという方々の回想に、必ずと言って良いほど、あかね書房の〈少年少女世界推理文学全集〉が言及されるが、田舎育ちの小生は、残念ながら一度も見たことがない。

    0
    2020年07月13日

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