歴史・時代小説の検索結果

  • 利休にたずねよ

    利休にたずねよ

    小説・文芸
    4.0
    1巻789円 (税込)
    女のものと思われる緑釉の香合を肌身離さず持つ男・千利休は、おのれの美学だけで時の権力者・秀吉に対峙し、天下一の茶頭に昇り詰めていく。刀の抜き身のごとき鋭さを持つ利休は、秀吉の参謀としても、その力を如何なく発揮し、秀吉の天下取りを後押し。しかしその鋭さゆえに秀吉に疎まれ、理不尽な罪状を突きつけられて切腹を命ぜられる。利休の研ぎ澄まされた感性、艶やかで気迫に満ちた人生を生み出したものとは何だったのか。また、利休の「茶の道」を異界へと導いた、若き日の恋とは…。「侘び茶」を完成させ、「茶聖」と崇められている千利休。その伝説のベールを、思いがけない手法で剥がしていく長編歴史小説。第140回直木賞受賞作。
  • あかね空

    あかね空

    小説・文芸
    4.0
    1巻702円 (税込)
    希望を胸に、身一つで京都から江戸へくだった豆腐職人の永吉。己の技量一筋に生きる永吉と、それを支えるおふみはやがて夫婦となった。固く大きい江戸の豆腐と、やわらかで小さい京風の豆腐。好みの違いに悩みながらも、二人で精を出し、周囲に助けられ、ついに表通りに店を構える。その一方、家族にはだんだん気持ちのすれ違いが大きくなっていた。商売を引き継いだ三人の子らまで、豆腐屋二代の機微を描いた、第126回直木賞受賞の傑作人情時代小説。
  • 全宗

    全宗

    小説・文芸
    4.0
    1巻880円 (税込)
    豊臣政権の中枢に喰い込んだ施薬院全宗の野心と乱世をダイナミックに描出した傑作長篇を初電子書籍化。 時代歴史小説の旗手として注目を浴び、着実に秀れた作品を発表し続けている著者の傑作である本作品は、甲賀出身で比叡山に学び、師・曲直瀬道三を踏み台に豊臣政権の中枢に食い込み、秀吉の筆頭侍医となった施薬院全宗の生涯を描く。竹中半兵衛、黒田如水、石田三成らの名だたる側近に伍し、天下統一、世継問題に重要な鍵を握った隠し名参謀の野心と乱世が見事に描出されて、吉川英治文学新人賞候補となった。
  • 新選組(上)

    新選組

    小説・文芸
    4.0
    1~2巻869円 (税込)
    二階の志士たちが総立ちになる気配がした。近藤につづいて永倉、沖田らが階段を駆け上がった。新選組五人対二十人、その名を世に轟かせた池田屋騒動の始まりであった。江戸・試衛館に集った名もなき男たちが、幕末の動乱に自ら飛び込み最強の刺客集団が誕生する。近藤勇、土方歳三らの少年時代から血塗られた絶頂期を描く森村版「人間」新選組である。《全二巻》

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  • 幻日

    幻日

    小説・文芸
    4.0
    1巻1,771円 (税込)
    九州キリシタン王国建国は、目前だった! 一揆軍の総大将・天草四郎は、天正遣欧使節・千々石ミゲルの息子だった。そして幕府軍を震撼させた長崎要塞化計画とは――ほとんど取り上げられることのなかった文献をもとに、日本史上最大の一揆といわれる島原の乱を大胆な推理で活写する、著者渾身の長編歴史小説。
  • 小説 米沢藩の経営学 直江兼続・上杉鷹山・上杉茂憲――改革者の系譜

    小説 米沢藩の経営学

    小説・文芸
    4.0
    1巻599円 (税込)
    上杉謙信を祖と仰ぐ米沢藩上杉家は、度重なる減封によって瀕死の逆境にさらされながら、家臣を一切リストラせず、幕末まで続いた稀有な名家である。それを可能にしたリーダーたちの改革精神とは? 本書は、120万石から30万石になった折の名家老・直江兼続、15万石になった藩を救った上杉鷹山、幕末に改易の危機を脱した上杉茂憲の3人を貫く「精神の系譜」を描いた異色の歴史小説である。明治14年(1881)5月、廃藩置県まもない沖縄県に、最後の米沢藩主・上杉茂憲が県令として赴任した。雪深い陸奥から日本の最南端へ――。県政運営にあたる茂憲が支えとしたのは、米沢藩の礎を築いた直江兼続、中興の祖・上杉鷹山を経て継承された「義と愛」の精神だった。著者の超ロングセラー『上杉鷹山の経営学』の姉妹編として、また09年NHK大河ドラマ「天地人」から10年「龍馬伝」へと続く歴史の流れを読む上で、ユニークな作品に仕上がった。
  • 武田勝頼(一) 陽の巻

    武田勝頼

    小説・文芸
    4.0
    1~3巻838~946円 (税込)
    戦国の雄・武田信玄を継いだ青年武将勝頼は、しばしば猪突猛進、思慮分別の浅い武将だとの評価を受ける。だが、史料、史蹟を徹底的に調べると、全く別の人物像が浮かび上がる。戦国武将団の統領の懊悩と悲劇。激動の時代を生きた波乱の人生。ここにその実相が展開する。新田次郎の記念碑的歴史大作。(全三冊)
  • 龍馬伝 I

    龍馬伝

    小説・文芸
    4.0
    1~4巻1,047円 (税込)
    幕末の風雲児・坂本龍馬33年の生涯を、幕末屈指の経済人・岩崎弥太郎の視線から描くオリジナル作品。土佐から江戸、そして世界へ。龍馬の行くところ、時代が怒涛のように動き始める。名も無き若者が世界を動かす「龍」へと成長していく姿を、壮大なスケールで描く。

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  • 無言殺剣 火縄の寺

    無言殺剣 火縄の寺

    小説・文芸
    4.0
    1巻712円 (税込)
    関宿城主・久世豊広を惨殺した謎の浪人は、古河のやくざ郡兵衛一家の三男坊・伊之助を伴い江戸へ出る。伊之助は、江戸で兄二人と再会を果たすものの、三兄弟の背後には、浪人を追う何者かの罠がせまる。書き下ろしシリーズ第二弾。
  • 無言殺剣 大名討ち

    無言殺剣 大名討ち

    小説・文芸
    4.0
    1巻712円 (税込)
    譜代大名・土井家の城下、古河の町に現れた謎の浪人。剣の腕は無類だが、一言も口をきくことがない。その男のもとに、恐るべき殺しの依頼がもたらされる。殺しの標的は、古河領と境界を接する関宿・久世家の当主。老中の座をめぐって土井家と争う大名だった。旬の時代小説家・鈴木英治が贈る、書き下ろしシリーズ第一弾!
  • 無言殺剣 獣散る刻

    無言殺剣 獣散る刻

    小説・文芸
    4.0
    1巻712円 (税込)
    伊賀者の襲撃をかいくぐり、美濃郡上の照月寺に入った音無黙兵衛一行。堅固な構えを誇る大寺で、道中に毒矢を受けた初美の介抱がつづく。寺を包囲する伊賀者を退け、門前に姿を現したのは、かつて黙兵衛と死闘を演じた久世家剣術指南役・横山佐十郎だった。書き下ろしシリーズ第六弾。第一部完結。
  • 坊ちゃん忍者幕末見聞録

    坊ちゃん忍者幕末見聞録

    小説・文芸
    4.0
    1巻817円 (税込)
    時は幕末、出羽の国から京に上った坊ちゃん忍者松吉。尊皇攘夷の熱気の中で事件に巻き込まれるが、持ち前の勇気で立ち向かう。奥泉ワールドの新境地。愛と希望の歴史ファンタジー。
  • 武士くずれ 松本清張歴史短篇選

    武士くずれ 松本清張歴史短篇選

    小説・文芸
    4.0
    1巻544円 (税込)
    人心把握に長けた老将・家康に絡めて人間心理の内奥を描く「武将不信」「転変」「二すじの道」。浪人のかなしみを描く「武士くずれ」。歴史小説でデビューを飾った松本清張による、傑作時代短篇四篇。
  • 廃帝綺譚

    廃帝綺譚

    小説・文芸
    4.0
    1巻754円 (税込)
    遠く異朝をとぶらえば、元の宮廷に隠されたマルコ・ポーロのもう一つの見聞録『驚異の書』とジパングの神の珠。珠の放つ蜜色の光に、元と明の廃帝たちは何を見たのか。近く本朝をうかがうに、配流の後鳥羽院に神の珠が見せたのは、幼くして散ったあの兄宮なのか。『安徳天皇漂海記』につらなり、どこまでも滅びによりそう夢幻の物語。
  • 鉄の首枷 小西行長伝

    鉄の首枷 小西行長伝

    小説・文芸
    4.0
    1巻555円 (税込)
    堺の名家に生まれ、豊臣秀吉に取り立てられ、関ヶ原合戦で敗れて刑死した、キリシタン大名小西行長にはめられていた“鉄の首枷”とは。無謀な朝鮮侵攻において秀吉を裏切り、同僚加藤清正を落とし入れてまで和平工作を重ねた行長の、面従腹背の生涯の謎に迫る傑作。
  • 人間の剣 江戸編

    人間の剣 江戸編

    小説・文芸
    4.0
    1巻1,540円 (税込)
    大坂冬・夏の陣も過去となった江戸時代。徳川幕府体制の下、人々は泰平の世を謳歌していた。しかし、敢えて平穏な生活に背を向ける数多の人間たちがいた! 「人間の剣」完結編
  • 時代小説英雄列伝 若さま侍

    時代小説英雄列伝 若さま侍

    小説・文芸
    4.0
    1巻691円 (税込)
    五大捕物帖の最後に控えし「若さま侍」は、姓名・身分一切不詳の名探偵。侍らしからぬ伝法口調で、ひとたび立てばどんな難事件もたちどころに解決!
  • 魂無き刺客 士魂の音色

    魂無き刺客 士魂の音色

    小説・文芸
    4.0
    1巻649円 (税込)
    剣に将来を託し、武市瑞山の命ずるままに暗殺剣を振るい続けた岡田以蔵の末路(「魔剣」)。武士の魂である刀を交換した友に、公卿誤殺の罪を負わせた酒井兵庫の苦悩(「魂無き暗殺者」)。時代に殉じ苛烈に生きた刺客たちの命運を刻む時代短篇集。全八篇。
  • 郷四郎無言殺剣 妖かしの蜘蛛

    郷四郎無言殺剣 妖かしの蜘蛛

    小説・文芸
    4.0
    1巻712円 (税込)
    美濃郡上で宿敵・横山佐十郎との決戦を制した音無黙兵衛こと菅郷四郎は、伊之助を伴い、東海道を西に向かった。目的地は、京か奈良か。その行く手を総がかりで阻もうとする伊賀者たち。さらに、謎の幻術師の魔手が忍び寄る。はたして危地は乗り越えられるのか。書き下ろしシリーズ、第二部開幕。
  • 郷四郎無言殺剣 百忍斬り

    郷四郎無言殺剣 百忍斬り

    小説・文芸
    4.0
    1巻712円 (税込)
    郡上の照月寺に匿われていた初美が出奔した。濤海と休雲が急ぎ後を追う。一方、奈良に向かう“黙兵衛”と伊之助は、伊賀国に入った。背後に得体の知れない気配を感じながら道中は続く。はたして二人は、幻術師・春庵を擁する伊賀者の本国を突破できるのか。「無言殺剣シリーズ第二部」第二弾。書き下ろし。
  • 郷四郎無言殺剣 正倉院の闇

    郷四郎無言殺剣 正倉院の闇

    小説・文芸
    4.0
    1巻712円 (税込)
    奈良に入った音無黙兵衛こと菅郷四郎と伊之助は、無念の死を遂げた郷四郎の父・郷左衛門の墓を訪れる。二十年前の正倉院宝物流出に絡んで、郷左衛門は無実の罪を着せられ、切腹に追い込まれたのだった。真相を探るべく、奈良を探索する郷四郎と伊之助は、事件の黒幕が今をときめく御側御用取次の水野忠秋であることを知る。書き下ろし。
  • 安徳天皇漂海記

    安徳天皇漂海記

    小説・文芸
    4.0
    1巻754円 (税込)
    壇ノ浦の合戦で入水した安徳天皇。伝説の幼帝が、鎌倉の若き詩人王・源実朝の前に、神器とともにその姿を現した。空前の繁栄を誇る大元帝国の都で、巡遣使マルコ・ポーロは、ジパングの驚くべき物語をクビライに語り始める。時を超え、海を越えて紡がれる幻想の一大叙事詩。第19回山本周五郎賞受賞作
  • 蛇目孫四郎斬刃帖 女人連綿

    蛇目孫四郎斬刃帖

    小説・文芸
    4.0
    1巻550円 (税込)
    蛇目孫四郎は、向島にある中野播磨守清茂の広大な屋敷内にある剣道道場に住まう剣士である。文政八年二月、商家の娘が寺詣りの帰りに殺される。孫四郎の懐を狙って酒を飲む北町奉行所同心蛙半兵衛が、早速恵を借りにやってきた。

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  • 太平記鬼伝―児島高徳

    太平記鬼伝―児島高徳

    小説・文芸
    4.0
    1巻715円 (税込)
    五流山伏・児島高徳は、隠岐島に流された後醍醐天皇を脱出させることに成功する。高徳は、立川流の文観上人から、“螢惑星”という世に風雲を巻き起こす相があるといわれ、それは足利尊氏にもあるといわれた。  やがて後醍醐天皇は尊氏に追われ、南朝を起こす。高徳は、後醍醐天皇への信義を貫き、度重なる誘いにも動ぜず、尊氏と戦い続けた。北畠親房、楠木正成らの名将が活躍した南北朝時代の、知られざる人物の苛烈な生涯を描く。
  • 子連れ侍平十郎 1 上意討ち始末

    子連れ侍平十郎 1 上意討ち始末

    小説・文芸
    4.0
    1~2巻440円 (税込)
    剣の達人であったがために藩を二分する権力闘争渦に巻き込まれた長岡平十郎。病身の妻と5歳になる千沙を守りながらも、強大な権力に押し流されていく下級武士の悲哀を、チャンバラ小説の第一人者が描いた“泣ける、感動する”長編時代小説です。

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  • 市塵(上)

    市塵

    小説・文芸
    4.0
    1~2巻550円 (税込)
    貧しい浪人生活から儒者、歴史家としてようやく甲府藩に召し抱えられた新井白石は、綱吉の死後、六代将軍家宣となった藩主とともに天下の経営にのり出していく。和漢の学に精通し、幕政改革の理想に燃えたが、守旧派の抵抗は執拗だった。政治家としても抜群の力量を発揮した白石の生涯を描く長編感動作。
  • 春秋の檻 獄医立花登手控え(一)

    獄医立花登手控え

    小説・文芸
    4.0
    1~4巻616~671円 (税込)
    江戸小伝馬町の牢獄に勤める青年医師・立花登。居候先の叔父の家で口うるさい叔母と驕慢な娘にこき使われている登は、島送りの船を待つ囚人からの頼みに耳を貸したことから、思わぬ危機に陥った――。起倒流柔術の妙技とあざやかな推理で、獄舎に持ちこまれるさまざまな事件を解く。著者の代表的時代連作集。
  • 仲蔵狂乱
    値引きあり

    仲蔵狂乱

    小説・文芸
    4.0
    1巻413円 (税込)
    〈存分に舞い狂うてみせてやる……〉江戸は安永――天明期、下積みの苦労を重ね、実力で歌舞伎界の頂点へ駆けのぼった中村仲蔵。浪人の子としかわからぬ身で、梨園に引きとられ、芸や恋に悩み、舞いの美を究めていく。不世出の名優が辿る波乱の生涯を、熱い共感の筆致で描く。第8回時代小説大賞受賞作。
  • 柳生宗矩(1) 鷹と蛙の巻

    柳生宗矩

    小説・文芸
    4.0
    1~4巻935円 (税込)
    世をすねる。そんな思いが確かにあった。だが巨星徳川家康のひたむきな姿に接したとき、宗矩の眼は豁然と開けた。この日、迷いは木端微塵に砕け散った。文禄3年(1594)5月3日、家康が父石舟斎に入門した日が、又右衛門宗矩の新たな求道への旅立ちの日でもあった。剣禅一如をなし遂げた男の生涯――。
  • 徳川慶喜(1)

    徳川慶喜

    小説・文芸
    4.0
    1~6巻814~850円 (税込)
    激動の幕末から維新を“水戸精神”で生きた最後の徳川将軍慶喜の苦渋にみちた半生――。黒船の来航は、長い間鎖国を続けてきた日本を動揺の渦に巻きこんだ。幕府内は開国派と攘夷派の対立が深まり、将軍継嗣問題も持ち上がって、超非常事態を迎える破目となる。この時の流れに、慶喜の胸中を走るものは……。
  • 坂本龍馬(1) 黒船の巻

    坂本龍馬

    小説・文芸
    4.0
    1~3巻814~850円 (税込)
    坂本龍馬、19歳。ふるさと土佐をあとに江戸は北辰一刀流の名門千葉貞吉の道場で修業中の身だ。1853年夏、ペルリ来航し江戸の町は大騒ぎ。黒船撃退を叫ぶ仲間たちの激論珍論をよそに、龍馬はひとり茫洋と構え、その天稟の資質にまだめざめない。望郷の念にかられ、高知に帰った彼の身に何かが起こる。
  • 源頼朝(1) 平治の乱の巻
    値引きあり

    源頼朝

    小説・文芸
    4.0
    1~3巻396円 (税込)
    平氏一門の横暴に抗して立った源氏最後の反乱は失敗に終わる。この平治の乱に初陣した13歳の頼朝は、落ち武者となって吹雪の近江路をさまよう。父義朝は非業の死、兄の義平も捕らわれて斬られた。頼朝も捕まり京へ送られる。源氏一統の血を残らず絶やし、後顧の憂いを除かんとする平清盛の断は、むろん斬首……。
  • 牢獄の花嫁

    牢獄の花嫁

    著者は終生、捕物帳には筆を染めなかった。しかし、捕物帳的な傾向の作品といえば、本書が筆頭であろう。十手捕縄をとって30年、捕物の神様とうたわれた名与力・塙江漢が、突如、暴風のように襲った悪魔により晩年の幸福を引きちぎられ、伜郁次郎を獄門に送らねばならぬ悶々の胸中。――これは捕物帳とは一線を劃す捕物帳である。
  • 鳴門秘帖(一)
    値引きあり

    鳴門秘帖

    他国者は容易に近づけない、密国阿波に潜入した幕府隠密・甲賀の宗家、世阿弥が消息を絶って十年。家名の断絶を目前にして、悲嘆にくれる娘のお千絵を見かねて、二人の男が阿波渡海をはかった。だが夜魔昼魔、お十夜孫兵衛、見返りお綱が二人の邪魔に入る。――昭和初年に発表され、人気沸騰した名作「鳴門秘帖」は争って読まれ、虚無僧姿の法月弦之丞は銀幕のヒーローに。
  • 親鸞(一)

    親鸞

    小説・文芸
    4.0
    1~3巻946~990円 (税込)
    義経が牛若といって鞍馬にあった頃、同じ源氏の血をうけて十八公麿(まつまろ)(親鸞)は生れた。平家全盛の世、落ちぶれ藤家(とうけ)の倅として育った彼は、平家一門のだだっ子寿童丸の思うままの乱暴をうけた。彼は親鸞に生涯つきまとう悪鬼である。9歳で得度を許された親鸞の最初の法名は範宴。師の慈円僧正が新座主となる叡山へのぼった範宴を待っていたのは、俗界以上の汚濁であった。
  • 神州天馬侠(一)

    神州天馬侠

    小説・文芸
    4.0
    1~3巻924~946円 (税込)
    大正末から昭和初めの「少年倶楽部」の目ざましい躍進期に、その中心読み物となったのが、佐藤紅緑の諸作と「神州天馬侠」である。織田・徳川の連合軍に滅ぼされた武田勝頼の遺子・伊那丸が、忠義の士に護られて、健気にもお家の再興をはかる。しかし、戦国群雄の圧力の前には――。当時、子供も大人もこの小説に熱狂した。今も、その底力を保ちつづける大衆児童文学の記念碑。
  • 剣難女難
    値引きあり

    剣難女難

    大正14年に創刊された国民雑誌「キング」に発表されたこの作品で、従来の幾つかの筆名に別れを告げ、新たに吉川英治が誕生した。――美男で剣を見るのさえ身体がふるえる春日新九郎が、兄の仇、富田三家随一の名人、鐘巻自斎を相手に戦うまでの数々の辛苦と、剣難女難。――この一作が呼んだ反響、つづいて生まれた幾多の名作。本書は、吉川文学の輝かしい原点といえよう。
  • 惜別の蝶 無茶の勘兵衛日月録8

    惜別の蝶 無茶の勘兵衛日月録8

    小説・文芸
    4.0
    1巻770円 (税込)
    延宝三年、越前大野藩士の使番・永井鋭之進が本庄(本所)で斬殺された。調べによれば神田で売比丘尼と遊び、その帰途であったという。しかしなぜ藩邸から遠い本庄に足を運んだのか? やがて浮かび上がる斬殺犯と思われる黒ずくめの武士とは何者なのか? 一体、何が狙いなのか? 藩御耳役・落合勘兵衛の新たなる闘いが始まった……
  • 関羽

    関羽

    小説・文芸
    4.0
    1巻640円 (税込)
    劉備、張飛と義兄弟の契りを結び、“共に天下を正す”という大義に命を賭けて戦い続けた関羽。愛馬・赤兎馬を駆り、青龍偃月刀で次々に敵を薙ぎ払うその姿は、天下無双の豪傑として全国に知れ渡ったという。事実、西暦200年の白馬の戦いで、関羽は馬を駆って数万の大軍の真っ只中へ踊りこみ、猛将・顔良の首を血祭りにあげて悠々と引き上げた。そのあまりの豪胆な行動に、敵軍は誰一人立ち向かえる者がいなかったと言われている。
  • 新装版 江 姫たちの戦国 上

    新装版 江 姫たちの戦国

    小説・文芸
    4.0
    1~3巻733円 (税込)
    [2011年NHK大河ドラマ原作]幼い頃に戦乱で父母を亡くし、幾度もの結婚を余儀なくされながら、将軍正室にまでなった浅井三姉妹の三女・江。信長を伯父、秀吉を義兄、家康を義父とした江は、戦国を代表するスーパーセレブであった。戦国から江戸への移り変わりを、常に時代の中心点で直に目撃した、江の波瀾の生涯を、田渕久美子が書き下ろす。

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  • 冥暗の辻 無茶の勘兵衛日月録4

    冥暗の辻 無茶の勘兵衛日月録4

    小説・文芸
    4.0
    1巻770円 (税込)
    越前大野藩の無茶勘こと落合勘兵衛は嵯峨野典膳との死闘に勝つも深傷を負い床に臥した。一方、彼の親友で小姓組頭の伊波利三は、若殿松平直明の不行跡を諫言し、その激怒から職を解かれ謹慎処分を受ける身となった。暗雲が二人を包み、それはやがて藩全体に広がろうとしていた。大河ビルドンクスロマンの傑作シリーズ第四弾!
  • 火蛾の舞 無茶の勘兵衛日月録2

    火蛾の舞 無茶の勘兵衛日月録2

    小説・文芸
    4.0
    1巻770円 (税込)
    “山路亥之助を討て”江戸に着くやいなや「無茶勘」こと落合勘兵衛に下されたこれが秘命であった。親友で、次期藩主松平直明の小姓頭である伊波利三によれば、これは上意討ちではなく若君直々の密殺令であるという。山路は先の銅山不正事件で目付けを斬り大野藩を逃亡した男である。なぜ自分が? 政事の暗部が静かに勘兵衛を呑み込みはじめた……。
  • 足引き寺閻魔帳 女狐の罠

    足引き寺閻魔帳 女狐の罠

    小説・文芸
    4.0
    1巻440円 (税込)
    紅花問屋“佐渡屋”の手代・富蔵が盗賊の一味として処刑された。決め手となったのは、手引きをした女中・お里の自供。そんな折り、富蔵と肩を並べていた卯之助が一の手代に抜擢され、お里は喜びを同囚に語ったというのだ…。<足引き寺>の住職・宗徳ら四人と一匹の仕事師が事の真相に迫る。表題作他、大好評の足引き寺閻魔帳シリーズ第二弾!

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  • はぐれ十左御用帳

    はぐれ十左御用帳

    小説・文芸
    4.0
    1巻495円 (税込)
    北町奉行所の敏腕同心だったが、捕物で相手を死なせてしまい、牢屋見廻り同心に左遷となった鏑木十左。が、田沼意次失脚後、治安が乱れ放題の江戸を憂える松平定信に、隠密廻り同心として呼び戻され、相役の老同心と組むことになり……。シリーズ第一弾。

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  • お役者文七捕物暦 謎の紅蝙蝠

    お役者文七捕物暦 謎の紅蝙蝠

    小説・文芸
    4.0
    1巻440円 (税込)
    お江戸の歌舞伎に水もしたたる若役者が登場した。その男・中村菊之助の左腕には紅蝙蝠の彫物があった――。折しも大岡越前守の許に重大情報がもたらされた。十七年前の御金蔵破りの下手人が今にして判明した由。一味は左腕に紅蝙蝠を彫り、しかも江戸のどこかに三千両がいまだ埋められているというのだ。菊之助と賊の繋がりは、そして埋蔵金はいずこに? 名探偵・文七が始動した!
  • お役者文七捕物暦 蜘蛛の巣屋敷

    お役者文七捕物暦 蜘蛛の巣屋敷

    小説・文芸
    4.0
    1巻495円 (税込)
    「何者じゃ」夜回りの老局は思わず誰何した。奥州棚倉の城主、勝田駿河守の上屋敷の闇に男が蹲っている。「土蜘蛛(つちぐも)の精…」名乗ったその顔は幽鬼のものであった。折しも婚儀定まった姫を案じて寝所に踏み入った局の見たものは、無惨な姫の姿。姫が自害して果てたのは間もなくである。勝田の家を呪うのは、いったい何者? もと歌舞伎役者の色男、文七が大陰謀に迫る。横溝正史生誕百年記念、幻の名シリーズ甦る!
  • お役者文七捕物暦 花の通り魔

    お役者文七捕物暦 花の通り魔

    小説・文芸
    4.0
    1巻440円 (税込)
    「おや、妙なものが流れてくるぜ」夜釣りとしゃれこんだ文七が引き揚げた古つづら。ボロの底から現れたのは、凄惨な娘の絞殺体であった。しかも娘は、人気浮世絵師が描いた「艶色三幅対」の一人ではないか。次いで、残る二人の小町娘も何者かの毒牙に……。江戸市中を騒がせた連続殺人は、なんとご政道に関わる大事件と結びついていく。もと歌舞伎役者の色男、文七の名推理。巨星・横溝正史、幻のシリーズ甦る!
  • 剣狼秋山要助 秘剣風哭

    剣狼秋山要助 秘剣風哭

    小説・文芸
    4.0
    1巻440円 (税込)
    武州に生まれた秋山要助は、江戸の撃剣館に入門し神道無念流の達人となった。しかし博徒の出入りに腕をかしたことから、道場を追われ浪々の身となる。そんな秋山は喧嘩秋山と呼ばれ恐れられていた…。弧剣に生きた男の凄絶な人生を描く。

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  • 天地人 上 天の巻

    天地人

    小説・文芸
    4.0
    1~3巻502円 (税込)
    豪華キャストで話題を呼ぶ、2009年NHK大河ドラマ原作。兜の前立てに愛の一文字を掲げ、戦国の世を駆け抜けた上杉家知謀の執政・直江兼続。豊臣秀吉を魅了し、徳川家康を畏怖させた傑物、その苦闘と栄光の生涯を歴史小説の雄が十全に描き切る。

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  • 半七捕物帳(一)

    半七捕物帳

    小説・文芸
    4.0
    1~6巻649円 (税込)
    岡っ引上がりの半七老人が、若い新聞記者を相手に昔話を語る。十九のとき、『石燈籠』事件で初手柄をあげ以後、二十六年間の岡っ引家業での数々の功名談を江戸の世態・風俗を織りまぜて描く捕物帳の元祖!(全六巻)
  • いろの罠(電子復刻版)

    いろの罠(電子復刻版)

    小説・文芸
    4.0
    1巻715円 (税込)
    小田原城下。悪徳商人吉兵衛の奸計によって犯された若妻おさきは夫と心中。だが、偶然通りかかった蘭医・大村玄庵の手で瀕死の胎内からお柳が生を受けた。十七年後、美しく成長したお柳だが、彼女もまた恋人の友之助と仲間のやくざに凌辱された。お柳は、母を奪い自分を犯した男たちへの復讐を誓い、色道修行を志した。大江戸を舞台に、手練手管で“いろの罠”を仕掛けるお柳の凄艶な闘いを描く官能時代長編。

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  • 本能寺の変

    本能寺の変

    小説・文芸
    4.0
    1巻699円 (税込)
    本能寺の変は、光秀と信長・秀吉のあいだに渦巻いた愛と憎しみの葛藤の結果であった。現在、考えられる限りの史料を渉猟し、想像力と構想力を駆使して著者が浮かび上がらせた本能寺の変の真実。それは情念と情念の交錯する壮大なドラマであった。本書は学問としての歴史と伝記、それに文学創作を融合させて世に問う新しい試みである。
  • 狐狸庵 歴史の夜話

    狐狸庵 歴史の夜話

    小説・文芸
    4.0
    1巻469円 (税込)
    晩年の豊臣秀吉は愛すべきフーテン老人? 立派だが、どこかおっかなくて近寄りがたい細川ガラシヤおばさん。もし織田信長が現代に生きかえって、われわれの目の前に現われたら? そして信長の眼には今の社会はどのように映るのだろうか……。あるときは廃墟にたたずんで昔日に想いをはせ、またあるときは埋もれた史料の山から歴史の真実を探りだす。夜が更けるのも忘れて、狐狸庵山人がユーモアを織りまぜて語りかける、渋味あふれる歴史エッセイ。読んでいくうちに思わず、歴史人物や日本史への新たな興味を呼びおこすこと間違いなし!
  • 火城

    火城

    小説・文芸
    4.0
    1巻699円 (税込)
    幕末の佐賀藩にともった技術の火が、必ず日本の将来を守る城となる――類まれな行動力と“涙”で、佐賀藩を雄藩に仕立て上げた男・佐野常民。いったい彼はいかにして西洋の最先端技術を導入し、独自に蒸気船を造ることに成功したのか?超一流の技術者・からくり儀右衛門らの活躍、そして影で糸を引く彦根藩の長野主膳……。直木賞作家が初めて挑んだ本格歴史長編、待望の文庫化!
  • 翔竜 政宗戦記 1 天翔の謀

    翔竜 政宗戦記

    小説・文芸
    4.0
    1~6巻880円 (税込)
    英雄いまだ遅からじ!天正13年、戦国の世は羽柴秀吉のもとに終息するかと思えたとき、奥羽の地から一匹の竜が飛翔しようとしていた。独眼竜、伊達政宗である。己の弱さを断ち切るかのように右目を潰した政宗は、家督を継いで一年後、畠山義継の凶行により父を喪う。復讐を誓い、兵を挙げた人取橋の合戦が、政宗の未来を変える。客将として麾下に入る謎の僧侶・天海。股肱の臣・片倉景綱とともに目指すは、天下への足掛かりである奥州の統一。今、若き竜の行く手には、果てしない世界が広がっている!
  • 直江兼続

    直江兼続

    小説・文芸
    4.0
    1巻825円 (税込)
    幼少より上杉謙信の養子・景勝の近習として、時に謙信の薫陶を受けて育った直江兼続。謙信亡き後、弱冠20歳にして名門上杉家の軍師となり、水魚の交わりの君主・景勝を支える。その才気に魅せられた秀吉は、陪臣ながら破格の30万石を与え、天下を任せられる者として兼続を賞賛。さらに学問への深い造詣は京の名僧をも唸らせた。常に大義を標榜し、関ヶ原前夜、家康に弾劾状を叩きつけて真向から対立した気魄をもって、戦国を鮮やかに駆け抜けた智将の生涯。
  • くら姫 出直し神社たね銭貸し
    続巻入荷

    出直し神社たね銭貸し

    小説・文芸
    3.9
    1~8巻748~990円 (税込)
    下谷にある〈出直し神社〉には、人生を仕切り直したいと願う人々が訪れる。縁起の良い〈たね銭〉を授かりに来るのだ。神社を守るのは、うしろ戸の婆と呼ばれる老女。その手伝いをすることになった十六歳の娘おけいは、器量はよくないが気の利く働き者だ。ある日、神社にお妙と名乗る美女が現れる。蔵茶屋の商売繁盛を望む彼女が授かったのは大枚金八両。さらにうしろ戸の婆は、お妙に相談役としておけいを連れていくように言い、おけいには「蔵に閉じ込められたものをすべて解き放ってくるように」と耳打ちして──。読み応え抜群の時代小説。(解説・吉田伸子)
  • ごんげん長屋つれづれ帖 : 1 かみなりお勝

    ごんげん長屋つれづれ帖

    小説・文芸
    3.9
    1~13巻704~792円 (税込)
    岡場所で賑わう根津権現門前町にある裏店、通称「ごんげん長屋」に住まうお勝は、女手一つで三人の子を育て、女だてらに質屋の番頭を勤める大年増。気っ風がよくて情に厚く、「かみなりお勝」とあだ名される彼女の周りでは、なにかと騒動が巻き起こり――。時代劇の超大物脚本家が贈る、笑いと人情たっぷりの江戸の市井のホームドラマ開幕!
  • 化け者心中

    化け者シリーズ

    小説・文芸
    3.9
    1~2巻880~990円 (税込)
    ときは文政、ところは江戸。ある夜、中村座の座元と狂言作者、6人の役者が次の芝居の前読みに集まった。その最中、車座になった輪の真ん中に生首が転がり落ちる。しかし役者の数は変わらず、鬼が誰かを喰い殺して成り代わっているのは間違いない。一体誰が鬼なのか。かつて一世を風靡した元女形の魚之助と鳥屋を商う藤九郎は、座元に請われて鬼探しに乗り出す――。第27回中山義秀文学賞をはじめ文学賞三冠の特大デビュー作!
  • 風の市兵衛[1]

    風の市兵衛

    小説・文芸
    3.9
    1~36巻628~968円 (税込)
    時代小説界に新風を吹きこみ、テレビドラマ化もされたベストセラー・シリーズ第1弾! 柳原堤下で、武家の心中死体が発見された。旗本にあるまじき不祥事に、遺された妻と幼い息子は窮地に陥る。そこにさすらいの渡り用人唐木市兵衛が雇われた。 算盤(そろばん)を片手に家財を調べる飄々とした武士に彼らは不審を抱くが、次第に魅了されていく。 やがて新たな借財が判明するや、市兵衛に不穏な影が迫る。心中に隠されていた奸計とは? “風の剣”を揮う新ヒーロー・市兵衛誕生!
  • 森羅記 一 狼煙の塵

    森羅記

    小説・文芸
    3.9
    1~3巻2,090円 (税込)
    北条時宗の誕生から、元寇に立ち向かってゆく姿を 過去最大のスケールで描く歴史長編シリーズ、開幕。 【あらすじ】 王座が空位のまま、モンゴル帝国は権力争いにより分断される気配に満ちていた。クビライは、祖父・チンギスの足跡を追う長い旅路の中で、様々なものを見た。人々の生活、祖父の部下たち、そして、初めての海。驚くほど静かだった。草原の先は行き止まりではなく、海があり、その海の向こうにまた国がある。モンゴル、高麗、南宋、日本。それらは海でつながり、物流、利権争いなどが日常的に行われ、莫大な富を生んでいた。 時を同じくして、日本は鎌倉時代。執権に就いた北条時頼の悲願である、水軍を持つための準備を着々と進めていた。何か大きな脅威が近づいてくる気がするのだった――。 堂々たるシリーズ第一巻。 【読者の皆様からの声続々!】 「時間を忘れるほどの面白さ。初めて手に取る歴史小説がこの作品である人がうらやましい」(40代・女性) 「歴史の教科書で退屈にも思えた中世史が、こんなにも魅力的な人々によって作られているということを知りました。敵味方ではなく、全員応援したい気持ちになる作品です」(10代・男性) ■著者プロフィール 北方謙三(きたかた・けんぞう) 一九四七年佐賀県唐津市生まれ。中央大学法学部卒業。七〇年、同人誌に発表した「明るい街へ」が雑誌「新潮」に掲載され、デビュー。八一年『弔鐘はるかなり』で単行本デビュー。八三年『眠りなき夜』で第四回吉川英治文学新人賞、八五年『渇きの街』で第三八回日本推理作家協会賞長編部門、九一年『破軍の星』で第四回柴田錬三郎賞を受賞。二〇〇四年『楊家将』で第三八回吉川英治文学賞、〇五年『水滸伝』(全一九巻)で第九回司馬遼太郎賞、〇七年『独り群せず』で第一回舟橋聖一文学賞、一〇年に第一三回日本ミステリー文学大賞、一一年『楊令伝』(全一五巻)で第六五回毎日出版文化賞特別賞を受賞。一三年に紫綬褒章を受章。一六年「大水滸伝」シリーズ(全五一巻)で第六四回菊池寛賞を、一七年同シリーズで第六回歴史時代作家クラブ賞特別功労賞を受賞。二〇年に旭日小綬章を受章。二四年『チンギス紀』(全一七巻)で第六五回毎日芸術賞を受賞。『三国志』(全一三巻)、『史記 武帝紀』(全七巻)ほか、著書多数。
  • 姥玉みっつ

    姥玉みっつ

    小説・文芸
    3.9
    1巻929円 (税込)
    直木賞作家が描く江戸の痛快時代劇! 静かな余生のはずが・・・・・・ なんでこうなった!? ひとり静かに老後を送りたいお麓のもとへ ふたりの幼馴染が転がり込んできた! 名主の書役として暮らし、歌を詠みながら安穏の余生を送ろうとしていた お麓の閑居へ、能天気なお菅と、派手好きなお修が転がり込んできた。 さらには、お菅が空き地で倒れていた女と声が出せない少女を 見つけてきてしまう……。 お麓にとって騒がしい悪夢の日々が始まった。 何が悲しくて婆三人つるまなければならぬのか――。 泣いて笑える江戸の痛快小説。 解説=田口幹人 「読みどころは、お麓、お菅、お修のお萩との交流を経て変わっていく 心模様である。お萩の出自に辿り着いてしまうと、 四人の暮らしが失われるかもしれないという不安を抱えつつ、 お萩の未来に寄り添う姿に、胸が熱くなった。」 (解説より)
  • 闇医者おゑん秘録帖

    闇医者おゑん秘録帖

    小説・文芸
    3.9
    1~3巻726~946円 (税込)
    江戸の町、竹林に囲まれたしもた屋で、産んではいけない子どもを孕んだ女たちを受け入れ、子堕ろしを行ってきた「闇医者」のおゑん。彼女の元には、奉公先の若旦那と恋仲になった女中、あやかしの子を孕んだと訴える武家の奥方など、複雑な事情を持つ者たちがやってくる――。 時代小説の名手が、悩める女たちが自分の人生を切り開いてゆく様を彫り深く描いた、祈りと再生の物語。 【収録作品】 「春の夢」 「空蝉の人」 「冬木立ち」
  • いろあわせ 摺師安次郎人情暦

    摺師安次郎人情暦

    小説・文芸
    3.9
    1~3巻796~880円 (税込)
    神田明神下に住む通いの摺師・安次郎。寡黙ながら実直で練達な職人の技に、おまんまの喰いっぱぐれの心配がないと、ついた二つの名は「おまんまの安」。そんな中、安次郎を兄と慕う兄弟弟子の直助が、様々な問題を持ち込んでくる。複雑に絡み合い薄れてしまった親子の絆、思い違いから確執を生んでしまった兄弟など……安次郎は否応なしに関わっていくことに――。五つの摺りの技法を軸に、人々が抱え込む淀んだ心の闇を、澄み切った色へと染めていく。連作短篇時代小説、待望の文庫化。(解説・北上次郎)
  • 消えた狐丸 公家武者 信平(一)
    値引きあり

    公家武者 信平

    小説・文芸
    3.9
    1~17巻341~770円 (税込)
    公家大名として知られる実在の人物・松平信平の物語。公家から武家となった信平が、幕府転覆を目論む強敵を秘剣・狐丸で倒してから三年、愛妻・松姫、愛息・福千代との平穏な生活を送っていた信平だったが、命を狙われた松姫の心の傷は未だ癒えない。しかし、剣客を狙う辻斬りが出没していると聞いた信平の心に正義感が蘇る。封印した愛刀がついに鞘から抜かれるのか? 大人気・公家武者新シリーズ、講談社文庫より見参!
  • 武家女人記

    武家女人記

    江戸時代、さまざまな身の上を生きる武家の女性たちを、山本周五郎賞作家があざやかな筆致で描く、傑作時代小説集。 馬廻りを務める高梨家の娘・織江は、縁談の話が来てもおかしくない年齢になっている。あるとき彼女は、城下のはずれで行われる荒神さまの祭礼に出かけるのだが、思わぬ事態になり・・・・・・(「ぬばたま」)。 茅乃の夫・保科定八は勘定方の下役頭を務めているが、このところ顔色が冴えない。ある日彼女は夫から、藩政に関わる一大事を知らされて・・・・・・(「背中合わせ」)。 中老を務める小野寺家に嫁いだ雪絵は、兄から若い長身の男を小者として抱えるよう頼まれる。この男の出現が、彼女に思いがけぬ影響を与えていく(「嵐」)ほか全七話。  収録作品:ぬばたま/背中合わせ/嵐/緑雲の陰/深雪花/縄綯い/あねおとうと 【著者略歴】 砂原浩太朗(すなはら・こうたろう) 1969年生まれ。兵庫県神戸市出身。早稲田大学第一文学部卒業。2016年「いのちがけ」で第2回決戦!小説大賞を受賞。21年『高瀬庄左衛門御留書』で第9回野村胡堂文学賞、第15回舟橋聖一文学賞、第11回本屋が選ぶ時代小説大賞を受賞。22年『黛家の兄弟』で第35回山本周五郎賞を受賞。他の著書に『藩邸差配役日日控』『霜月記』『夜露がたり』『浅草寺子屋よろず暦』『雫峠』『烈風を斬れ』『冬と瓦礫』など。
  • 楊花の歌

    楊花の歌

    小説・文芸
    3.9
    1巻671円 (税込)
    1941年、大阪松島遊廓から逃走して、日本占領下の福建省廈門に辿り着いたリリーは、抗日活動家の楊に従い、カフェーで女給として働きながら諜報活動をしていた。あるとき、楊から日本軍諜報員の暗殺を指示され、その実行者として、琥珀色の瞳と蛇の刺青が印象的なヤンファという女性を紹介される。ヤンファに惹かれていくリリーにとって、彼女と過ごす時間だけが生への実感を持てるひとときになっていた。しかし、楊から秘密裏に課されていた指令は、暗殺に失敗した場合はヤンファを殺せというものだった・・・・・・。戦時下を舞台に流転する女性たちの愛と葛藤を描く、圧巻の熱量を放つ第35回小説すばる新人賞受賞作!
  • 天地震撼

    天地震撼

    小説・文芸
    3.9
    1巻2,200円 (税込)
    時は戦国時代中期、東国では武田、上杉、北条が、畿内では織田信長が、領国支配を広げていた。自らの死期が近いことを悟った信玄は、自身の死後も武田家を安泰とするために、甲斐国を出陣し、徳川領への侵攻を開始する。それを察知した家康も、同盟を結ぶ信長に援軍を要請しつつ、戦国最強の武田軍団と戦うことを決する。西へ西へと着実に歩を進める信玄だったが、残された時間はあまりに短く、やがて息子の勝頼や重臣たちにも明かさない、ある決断をするのだった――。
  • 貧乏神あんど福の神

    貧乏神あんど福の神

    小説・文芸
    3.9
    1~5巻792~990円 (税込)
    売れない絵師の家に 厄病神が同居!? 貧乏で災難続き、 おまけに事件まで…… 大名家のお抱え絵師だった葛幸助は、 今、大坂の福島羅漢まえにある 「日暮らし長屋」に逼塞中だ。 貧乏神と呼ばれ、筆作りの内職で糊口を凌ぐ日々。 この暮らしは、部屋に掛かる絵に封じられた 瘟鬼(厄病神)のせいらしいのだが、 幸助は追い出そうともせずに呑気に同居している。 厄病神が次々呼び寄せる事件に、 福の神と呼ばれる謎の若旦那や丁稚の亀吉とともに、 幸助が朗らかに立ち向かう。 (書下し痛快時代小説) 第一話 貧乏神参上 素丁稚捕物帳 妖怪大豆男 第二話 天狗の鼻を折ってやれ
  • 口中医桂助事件帖1 南天うさぎ

    口中医桂助事件帖

    小説・文芸
    3.9
    1~19巻561~869円 (税込)
    江戸の名歯科医・藤屋桂助が、事件に迫る!口中医桂助事件帖シリーズ第一作! 虫歯で命を失うこともあった江戸時代。庶民に歯の大切さを説き、虫歯で悩む者たちを長崎仕込みの知識で次々と救う口中医・藤屋桂助。幼なじみで薬草の知識を持つ志保と、歯ブラシ・房楊枝職人の鋼次は、ともに力を合わせる若き仲間同士である。が、桂助のまわりでは謎の事件が次々と起こり、得体の知れない大きな流れに巻き込まれていく。続発する謎の事件の真相とは……。
  • しらゆきの果て

    しらゆきの果て

    小説・文芸
    3.9
    1巻1,980円 (税込)
    仏画、絵巻、浮世絵――美に魅了された人々の営みを描いた歴史小説集 六十路を越した老境の絵師・喜平治(宮川一笑)は、肉筆美人画の名手・菱川師宣の曾孫である姉弟と知り合う。絵描きを志す弟の伊平の面倒を見ることになった喜平治は、幼いながらも確かな筋の良さに感嘆するが、折しも町絵師の宮川一門と表絵師の狩野家の間で諍いが起きてしまい……。(表題作「しらゆきの果て」) 鎌倉、戦国、江戸、幕末 時代と歴史を超えて、 人々を狂わせ、神仏さえも惑わせる、 あらゆる「美」の真髄を描く5つの物語 装画/原裕菜 装幀/長崎綾(next door design)
  • おんなの女房

    おんなの女房

    小説・文芸
    3.9
    1巻858円 (税込)
    ときは文政、ところは江戸。武家の娘・志乃は、歌舞伎を知らないままに役者のもとへ嫁ぐ。夫となった喜多村燕弥は、江戸三座のひとつ、森田座で評判の女形。家でも女としてふるまう、女よりも美しい燕弥を前に、志乃は尻を落ち着ける場所がわからない。 私はなぜこの人に求められたのか――。 芝居にすべてを注ぐ燕弥の隣で、志乃はわが身の、そして燕弥との生き方に思いをめぐらす。 女房とは、女とは、己とはいったい何なのか。 いびつな夫婦の、唯一無二の恋物語が幕を開ける。 第10回野村胡堂文学賞、第44回吉川英治文学新人賞、二冠の作品がついに文庫化! カバーイラスト/おかざき真里
  • 雫峠

    雫峠

    小説・文芸
    3.9
    1巻1,980円 (税込)
    神山藩が舞台の『高瀬庄左衛門御留書』『黛家の兄弟』『霜月記』に連なる最新作。 国を棄てるかもしれぬ。 だが俺が知らぬ顔したら、義妹は死ぬ。 武士の理にあらがった二人の逃避行を描く表題作を含む、 四季薫る神山の原風景と、そこに生きる人々の気品が漂う作品集。 山本周五郎賞作家が織りなす、色とりどりの神山のすがた。 「半夏生」 国の堤を支える父と弟。彼らの背中は清く大きかった。 「江戸紫」 藩主の病が招く騒擾を防ぐ妙案はいかに。 「華の面」 能を通じて思い知る、同い年の藩主の覚悟。 「白い檻」 神山の厳冬。流刑先での斬り合いに漂う哀愁。 「柳しぐれ」 町を駆ける盗人の、一世一代の大仕事。 「雫峠」 神山を出ると決めた、二人の間に芽生えた思い。 ~「神山藩シリーズ」とは~ 架空の藩「神山藩」を舞台とした砂原浩太朗の時代小説シリーズ。それぞれ主人公も年代も違うので続き物ではないが、統一された世界観で物語が紡がれる。
  • 京屋の女房

    京屋の女房

    小説・文芸
    3.9
    1巻1,730円 (税込)
    山東京伝とふたりの妻、そして江戸出版の黎明期を 賑わせた重鎮たちが躍動する! 2025年大河ドラマの主役で話題の 蔦重が見出した江戸時代のマルチクリエイター 山東京伝が主人公の長編小説! 山東京伝には前妻と後妻、二人の妻がいた。 後妻のゆりは少々浮世離れした夫との暮らしに戸惑い、 「出来た前妻」の影に嫉妬を覚えながらも、 完璧な妻を目指して奮闘していく。 京伝と二人の妻にまつわる感動的な場面や、 スカッとして笑える悪者退治の騒動など、 読み応え満載の物語。
  • 張良

    張良

    小説・文芸
    3.9
    1巻2,200円 (税込)
    秦に祖国・韓を滅ぼされた張良は、秦への復讐と韓の復興を誓う。多くの食客を使って素早く情報を集め、劉邦に軍略を授けてその覇業を助けた張良の鮮烈な生涯を描く。
  • 蔦屋

    蔦屋

    小説・文芸
    3.9
    1巻880円 (税込)
    2025年、NHK大河ドラマは「べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺~」。 その主人公である江戸の出版プロデューサー・蔦屋重三郎の波瀾万丈人生を描く、傑作歴史長編小説! 寄る年波には勝てず、店仕舞いしようとしていた地本問屋・丸屋小兵衛のもとを、才気迸る若い男が訪ねてくる。この店に毎年二十両払うから、雇われ人となって自分を手伝ってほしい、という申し出に面食らう小兵衛。 「一緒にやりませんか。もう一度この世間をひっくり返しましょうよ」 その男こそ、吉原随一の本屋、飛ぶ鳥を落とす勢いの蔦屋重三郎だった――。 飲むときはとことん飲み、遊ぶときはとことん遊ぶ。商売の波に軽々と乗り、つねに新しいものを作りたい、と意気込む重三郎。重三郎の周りには、太田南畝、朋誠堂喜三二、山東京伝、恋川春町ら売れっ子戯作者や狂歌師が出入りするが、腐れ縁の絵師・喜多川歌麿には、特別な感情をもっている。 やがて松平定信による文武奨励政治が始まると、時代の流れは予期せぬ方向へ――。 蔦屋重三郎の型破りの半生を、父親ほども年が離れた小兵衛を通して描く。最強バディが江戸の街を闊歩する、極上エンターテインメント小説。 単行本を大幅に改稿し、著者によるあとがき「文庫化までの長い言い訳」を特別収録。 単行本 2014年4月 学研パブリッシング刊 文庫版 2024年10月 文春文庫刊 ※この電子書籍は、文春文庫版を底本としています。
  • 初午いなり 木挽町芝居茶屋事件帖
    完結

    木挽町芝居茶屋事件帖

    小説・文芸
    3.9
    全6巻770~792円 (税込)
    木挽町の芝居茶屋かささぎは、若い店主・喜八とその兄弟分・弥助、料理人・松次郎の三人で営む小さな店。誰もが振り向く色男・喜八と冷たい風貌で女心を痺れさせる弥助目当ての女客や、気の利いた小料理を求める常連に愛されている。が、じつは喜八、かつて江戸市中の風紀を乱す無頼の徒と粛清され、命を落とした町奴かささぎ組親分のひとり息子。それ故、鬼勘の異名をとる火付改・中山直房に、なにかと敵視され……。芝居の町を舞台に、喜八と鬼勘の掛け合いが見どころの事件帖、人情たっぷりにいざ開幕!
  • 甘いもんでもおひとつ 藍千堂菓子噺

    藍千堂菓子噺

    小説・文芸
    3.9
    1~6巻781~880円 (税込)
    菓子職人の兄と番頭の弟。上菓子屋兄弟の繁盛記。「藍千堂菓子噺」シリーズ第1作。 両親亡き後、叔父に実家を負われた晴太郎と幸次郎。 兄弟は、かつて父の許で修業していた職人の茂市と一緒に、 菓子司「藍千堂」を開く。優しい職人肌の晴太郎と、 しっかり者で商才に長けた幸次郎は、亡き父の教えを守りながら、 叔父の嫌がらせにも負けず、知恵と工夫を凝らした季節の菓子で店を切り盛りする。 解説=大矢博子 ※この電子書籍は2013年10月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • ソコレの最終便

    ソコレの最終便

    小説・文芸
    3.9
    1巻2,200円 (税込)
    【戦争×鉄道エンターテイメントの傑作】 大戦末期、ソ連軍の奇襲侵攻を受け崩壊の危機に瀕する満洲国。 特命を帯びた装甲列車(ソコレ)が、混乱の大地を駆け抜ける! 昭和二十年八月九日、日ソ中立条約を破棄したソ連軍が突如として満州国へ侵攻を開始。国内全体が未曾有の大混乱に陥るなか、陸軍大尉・朝倉九十九率いる一〇一装甲列車隊「マルヒト・ソコレ」に特命が下った。それは、輸送中に空襲を受けて国境地帯で立ち往生してしまった日本軍唯一の巨大列車砲を回収し、はるかかなたの大連港まで送り届けよ、という関東軍総司令官直々の緊急命令であった。 疾走距離2000km、タイムリミットは7日間!! 【佐藤賢一氏推薦】 昭和二十年八月、終戦間際の満洲を装甲列車(ソコレ)が走る。 迫真の戦争小説と転変のロードノベルが合体 ――おののかされ、引き回されて、もう一気に読まされた。 【著者略歴】 野上大樹(のがみたいき) 1975(昭和50)年生まれ。佐賀県在住。防衛大学校卒。『霧島兵庫』名義で第20回歴史群像大賞優秀賞を受賞し、2015年『甲州赤鬼伝』(Gakken→新潮社)にてデビュー。その他の著作に『信長を生んだ男』(新潮社)、『二人のクラウゼヴィッツ』(「フラウの戦争論」より改題)(新潮社)、『静かなる太陽』(中央公論新社)がある。2023年『野上大樹』へ名義変更。『ソコレの最終便』が名義変更後初の刊行作となる。
  • いわいごと

    まんまこと

    小説・文芸
    3.9
    1巻800円 (税込)
    麻之助、ついに後妻をとる――!? 江戸町名主のお気楽者の跡取り息子・高橋麻之助が、幼なじみで町名主を継いでいる色男・八木清十郎、堅物の同心・相馬吉五郎とともに、さまざまな謎ともめ事の解決に挑む、好評連作短篇シリーズ「まんまこと」第8弾。 かつて恋女房を亡くした麻之助。 彼のもとに、縁談が3つもやってきた! しかも、ひとりは江戸一と謳われる美人。そして、どの縁談も妙なところがあるようで……。 麻之助たちは、なぜ不思議な縁談ばかり集まったのか調べることに。 果たして、麻之助の縁談の行方は……。  他にも、相馬家が吟味方与力に昇進したり、高橋家の支配町が増えたりと、今回も麻之助たちは大忙し! 急展開の第8巻。 文庫解説・大矢博子 ※この電子書籍は2021年2月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 蘭陵王

    蘭陵王

    小説・文芸
    3.9
    1巻495円 (税込)
    中国の南北朝時代、北斉の皇族・蘭陵王は比類なき武勇と美貌で知られていた。あまりに秀麗な顔を隠すため、鬼面をかぶって戦場に立つ蘭陵王は、暴政によって傾く国を守るため、必死に武をふるうが……。北斉の血塗られた歴史がもたらす悲劇を描いた、本格中国歴史小説。
  • 諸葛亮 <上>

    諸葛亮

    小説・文芸
    3.9
    1~2巻1,980円 (税込)
    ずいぶん『三国志』について書いてきた。だが、そこに登場するひとりを選んで、大きな構想に移植するのは、これが最初であり、最後となろう。そのひとりとは、諸葛亮以外に考えられなかった――(日本経済新聞連載開始にあたっての「作者の言葉」より) 大河小説『三国志』全12巻完結からはや10年。この「作者の言葉」に、宮城谷作品ファンのみならず、日本中の歴史小説愛好家が期待をふくらませているに違いない。 「三国志」にはあまたの個性的な名将、名臣が登場するが、日本で最も名を知られるのが諸葛亮(孔明)であろう。冒頭の「作者の言葉」はこう続いている。 ――かれの人気は、おそらく劉備や関羽などをしのいでおり、たぶんどれほど時代がかわっても、最高でありつづけるにちがいない。通俗小説である『三国志演義』が、諸葛亮を万能人間、いわば超人にまつりあげてしまったせいでもあるが、そういう虚の部分ををいでも、多くの人々の憧憬になりうる人物である―― 「三顧の礼」「水魚の交わり」「出師表」「泣いて馬謖を斬る」「死せる諸葛、生ける仲達を走らす」といった名言・名句はそのままに、諸葛亮の実像に迫ろうとするこの作品の冒頭はこのように始まる。 ――春を迎えて八歳になった。かれは景観から音楽を感じるという感性を備えている―― 乱世に生きながら清新さ、誠実さを失わない、今まで見たことのない諸葛亮がここにいる。
  • 海の祭礼

    海の祭礼

    小説・文芸
    3.9
    1巻880円 (税込)
    日米の青年が見た「鎖国から開国へ」 ペリー来航五年前、鎖国中の日本に憧れたアメリカ人青年ラナルド・マクドナルドは、ボートで北海道の利尻島に単身上陸し、アイヌたちに発見される。不法入国者として長崎に収容されたマクドナルドから、若き長崎通詞・森山栄之助は活きた英語を学ぶ。オランダ語には通じていても英語を習得する者の少なかった通詞のなかにあって、森山はペリー一行の首席通詞を務めるなど、開国を迫る諸外国との交渉のほぼ全てに関わっていく。日本とアメリカ、森山とマクドナルド、鎖国と開国、交錯する運命は時代に翻弄されてゆく――。 彼らの交流を通し、開国に至る幕末期の日本の意外な史実が描かれた、傑作歴史長篇小説。 解説・曾根博義 ※この電子書籍は、2004年12月に刊行された文春文庫版を底本にしています。
  • 博覧男爵

    博覧男爵

    小説・文芸
    3.9
    1巻1,980円 (税込)
    日本に始めて博物館を創り、 知の文明開化を成し遂げた挑戦者! 幕末の巴里(パリ)万博で欧米文化の底力を痛感し、 武力に頼らないに日本の未来を開拓する男がいた! 日(ひ)の本(もと)にも博物館や動物園のような知の蓄積を揃えたい! 黒船の圧力おびただしい幕末。信州飯田で生まれ育った田中芳男は、巴里(パリ)で 行なわれる万国博覧会に幕府の一員として参加する機会を得た。その衝撃は 大きく、諸外国に比して近代文化での著しい遅れを痛感する。 軍事や産業を中心に明治維新が進む中、日の本が真の文明国になるためには、 フランス随一の植物園ジャルダン・デ・プラントのような知の蓄積を創りたい。 「己れに与えられた場で、為すべきことをまっとうする」ことを信条とする芳男は、 同じ志を持つ町田久成や大久保利通らと挑戦し続け、現代の東京国立博物館や 国立科学博物館、恩賜上野動物園等の礎を築いていく……。
  • 李の花は散っても

    李の花は散っても

    小説・文芸
    3.9
    1巻1,980円 (税込)
    海峡を挟み、国家と戦争に引き裂かれながらも戦前・戦中・戦後を生きた二人の女性。政略結婚により皇室から朝鮮王室へと嫁いだ李方子、半島の革命家に寄り添った女性・マサ。それぞれの激動の生涯と時代を描いた、著者渾身の大河小説。
  • 謀聖 尼子経久伝 青雲の章

    謀聖

    小説・文芸
    3.9
    1~4巻902~1,254円 (税込)
    戦国初期に活躍した山陰の雄、尼子経久。「謀聖」と言われるほど計略に優れた人物でありながら、「天性無欲正直の人」と評された得体のしれない個性。そして、東の北条早雲とともに、下剋上大名の代名詞的存在である経久が、旧秩序の破壊を志した本当の狙いとは? 一時は城を追われ、流浪の身となりながらも、山陰、山陽11ヵ国の大大名となった尼子経久の生涯を描く大河歴史小説スタート。 「妖草師」シリーズの武内涼が描く、大河歴史小説シリーズが講談社文庫書下ろしで登場!
  • とりどりみどり

    とりどりみどり

    小説・文芸
    3.9
    1巻1,760円 (税込)
    万両店の末弟、鷺之介が齢十一にして悩みがつきない原因とは――。 時代小説の名手が描く、ホロリと泣かせる大江戸謎解き物語。 万両店の廻船問屋『飛鷹屋』の末弟・鷺之介は、齢十一にして悩みが尽きない。 かしましい三人の姉――お瀬己・お日和・お喜路のお喋りや買い物、芝居、物見遊山に常日頃付き合わされるからだ。 遠慮なし、気遣いなし、毒舌大いにあり。三拍子そろった三姉妹の傍にいるだけで、身がふたまわりはすり減った心地がするうえに、姉たちに付き合うと、なぜかいつもその先々で事件が発生し……。そんな三人の姉に、鷺之介は振り回されてばかりいた。 ある日、母親の月命日に墓参りに出かけた鷺之介は、墓に置き忘れられていた櫛を発見する。その櫛は亡き母が三姉妹のためにそれぞれ一つずつ誂えたものと瓜二つだった――。
  • 長篠の四人 信長の難題

    長篠の四人

    小説・文芸
    3.9
    1巻1,500円 (税込)
    「織田の味方を一人も損ぜずに武田に勝て」強敵武田勝頼軍が迫るなか、信長から次々と無茶振りされる難題にふりまわされっぱなしの家康・秀吉・光秀の三人。ムダに熱く調子だけはいい秀吉、自分に責任が問われない場面ではかなり適当な光秀。「またこいつらと組むのか……」――家康の絶望は深い。 秀吉・光秀とは立場が異なる家康がもし判断を誤れば、三河・遠江七十二万石、総数二万をこえる将兵が一瞬で路頭に迷うことになる。勝頼軍一万五千が待ち構えるなか、戦国武将の意地をかけ家康が下す決死の決断――。 ※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください
  • 金ヶ崎の四人 信長、秀吉、光秀、家康

    金ヶ崎の四人

    小説・文芸
    3.9
    1巻1,500円 (税込)
    織田信長・木下秀吉・明智光秀・徳川家康の戦国武将四巨人が一緒に戦った、ただ一度の合戦・越前金ヶ崎退き陣。裏切られた天才織田信長が逃げる! 出世頭木下秀吉が初めて総大将になって迷う!遅咲きの老将明智光秀が賭ける!巻き込まれた偉大な普通人徳川家康が守る! 四者四様の思惑の、錯綜と調和をお楽しみください。 ※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください
  • マンガ 三国志Ⅰ 劉備と諸葛孔明

    マンガ 三国志

    小説・文芸
    3.9
    1~3巻1,200~1,320円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ◎堀江貴文氏、推薦! ! “これからのビジネスに役立つ 最強のマンガだ! ” 歴史的名著 『三国志』がついに マンガで登場! ! 吉川英治の原作を 石森プロが渾身の コミック化! 個性豊かな武将たちが 覇権をかけて火花を散らす 中国歴史大河ロマンの傑作! 劉備はどうやって 台頭したのか? 宿敵・曹操と どう覇権を 争ったのか? 天才軍師・諸葛孔明が 劉備に惹かれた 最大の理由とは? 三国志の名場面やポイントを きちんと押さえているから 面白くてわかりやすい! 欄外には注釈があり 原作や原書との 比較も楽しめます! 三国志をなんとなく知っているけれど きちんと読んだことがないという方に ぜひおすすめです! ――――――――――――――――――――― 目次(一部抜粋) 桃園の誓い 黄巾の乱 漢室の危機 曹操の野望 独裁者董卓 曹操の台頭 呂布無残 劉備の志 男の中の男 関羽 劉備雌伏 水鏡先生 三顧の礼 孔明初戦 曹操侵攻 孔明対周瑜 十万本の矢 ほか
  • 荒城に白百合ありて

    荒城に白百合ありて

    小説・文芸
    3.9
    1巻924円 (税込)
    森名幸子から見て、母の鏡子は完璧な会津婦人だった。江戸で生まれ育った母は教養高く、武芸にも秀でており、幸子の誇りで憧れだった。 薩長軍が城下に迫り、白装束を差し出して幸子に自害を迫った時も、母の仮面が崩れる事はなかった。 しかし、自害の直前に老僕が差し出した一通の手紙が、母の、そして幸子の運命を大きく変えた。 手紙から視線を外し、再び幸子を見た母は、いつもの母とは違うものに変わってしまっていた。その視線を見て、幸子は悟った。 ――母は、この美しい人は、いまこの瞬間、はじめて私を「見た」のだ、と。 薩摩藩士の青年・岡元伊織は昌平坂学問所で学ぶ俊才であったが、攘夷に沸く学友のように新たな世への期待を抱ききれずにいた。 そんな中、伊織は安政の大地震の際に燃え盛る江戸の町でひとりさ迷い歩く、美しい少女と出会う。あやかしのような彼女は聞いた。 「このくには、終わるの?」と。伊織は悟った。「彼女は自分と同じこの世に馴染めぬいきものである」と。 それが、伊織の運命を揺るがす青垣鏡子という女との出会いであった。魂から惹かれあう二人だが、幕末という「世界の終わり」は着実に近づいていて――。 この世界で、ともに生きられない。だから、あなたとここで死にたい。 稀代のストーリーテラーが放つ、幕末悲劇、いま開幕。
  • 湯島天神坂 お宿如月庵へようこそ

    お宿如月庵へようこそ

    時は江戸。 火事で姉と離れ離れになった少女・梅乃が身を寄せることになったのは、お宿・如月庵。 如月庵は上野広小路から湯島天神に至る坂の途中にあり、知る人ぞ知る小さな宿だが、もてなしは最高。 かゆいところに手の届くような気働きのある部屋係がいて、板前の料理に舌鼓を打って風呂に入れば、旅の疲れも浮世の憂さもきれいに消えてしまうと噂だ……。 梅乃は部屋係として働き始めるが、訪れるお客は、何かを抱えたワケアリの人ばかり。 おまけに奉公人達もワケアリばかり。 美人で男好きな部屋係に、いつもパリッとしているがやたらと強い中居頭。 強面で無口だが心は優しい板前、宿に来るお客を全て覚えている下足番。 そしてそれらを束ねる女将。 個性豊かな面々に囲まれながら、梅乃のもてなしはお客の心に届くのか? そして、行方不明の姉と再会は叶うのか?
  • やっと訪れた春に

    やっと訪れた春に

    小説・文芸
    3.9
    1巻1,760円 (税込)
    男は、生きるのがどこまでも下手だ。 二人の藩主を擁する橋倉藩。 割れて当たり前の藩を割れさせぬ――重すぎる命を課された近習目付たちの命運は。 名もなき武家と人々の生を鮮やかな筆致で映し出す。 橋倉藩の近習目付を勤める長沢圭史と団藤匠はともに齡六十七歳。本来一人の役職に二人いるのは、本家と分家から交代で藩主を出す――藩主が二人いる橋倉藩特有の事情によるものだった。 だが、次期藩主の急逝を機に、百十八年に亘りつづいた藩主交代が終わりを迎えることに。これを機に、長らく二つの派閥に割れていた藩がひとつになり、橋倉藩にもようやく平和が訪れようとしていた。 加齢による身体の衰えを感じていた圭史は「今なら、近習目付は一人でもなんとかなる」と、致仕願を出す。その矢先、藩の重鎮が暗殺される。いったいなぜ――隠居した身でありながらも、圭史は独自に探索をはじめるが……。
  • 覇道の槍

    覇道の槍

    小説・文芸
    3.9
    1巻858円 (税込)
    阿波国の戦国武将・三好元長は、将軍家の血筋に連なる足利善維、三好家の主君筋に当たる細川六郎とともに、戦のない世を作ろうと誓いを立てた。元長は類い稀なる才を活かし、時の政権に代わる堺公方府の樹立に貢献した。畿内支配体制を確立すべく活躍をみせたが、その後、主君・六郎との対立の末に壮絶な人生を歩むことになる――。大いなる野望の先に、男がみた夢とは!?第十九回中山義秀文学賞受賞作家が、悲運の武将・三好元長を描いた渾身の戦国史小説。
  • 小袖日記

    小袖日記

    小説・文芸
    3.9
    1巻850円 (税込)
    失恋した「あたし」は雷に打たれ、目覚めるとそこはパラレル平安朝。 彼女は、大人気小説「源氏物語」の作者・香子さまのもとでネタを探す女房・小袖となっていた。 夕顔、末摘花、葵―おなじみの女人達を訪ね、その真実の生、歓びと悲しみに触れた時、 時空を超えた友情がめばえる。感動の王朝SFミステリー。 解説・山本淳子 ※この電子書籍は2011年7月に文藝春秋より刊行された文庫本の新装版を底本としています。
  • 読んで旅する鎌倉時代

    読んで旅する鎌倉時代

    蛭が島:若き源頼朝が流された伊豆の地。当時の支配者は北条氏。 真珠院:頼朝との悲恋の末に八重が命を落とした地。 伊豆山神社:頼朝と北条政子が結ばれた地。 石橋山:頼朝が源氏復興ののろしを上げるも、大庭景親、伊東祐親らの平家軍に大敗した地。 黄瀬川:奥州から駆けつけた義経が頼朝と再会した地。 願成就院:北条時政が頼朝の奥州平泉討伐戦勝祈願のため建立した。 銭洗弁財天:頼朝への宇賀福神の夢のお告げを元に、宇賀福神を祀り神仏の供養を行なったのが創建の由来。 三島大社:頼朝が源氏復興を祈願して旗揚げをした神社。 梶原山公園:頼朝の信任厚かったが、その死後に滅ぼされた梶原景時終焉の地。 鶴岡八幡宮:鎌倉幕府とともにあった彼の地のランドマーク。 伊豆修善寺:頼朝の嫡男・頼家が暗殺された地。 など、鎌倉殿(鎌倉幕府)をめぐる13の地を舞台に、歴史時代小説の手練れ13人が切れ味鋭い筆をふるう。 13の掌編を自宅でじっくり味わうも良し、地図と写真を手がかりに今に残る歴史の現場を訪ねるも良し。
  • 悪党の裔(上) 新装版

    悪党の裔 新装版

    小説・文芸
    3.9
    1~2巻748~770円 (税込)
    播磨の悪党の首魁には大きすぎる夢だった。おのが手で天下を決したい――楠木正成と出会った日から、大望が胸に宿った。軍資金を蓄え兵を鍛えて時を待ち、遂に兵を挙げた。目指すは京。倒幕を掲げた播磨の義軍は一路六波羅へと攻め上る。寡兵を率いて敗北を知らず、建武騒乱の行方を決した赤松円心則村の生涯を通じ人の生き方を問う感動巨篇。 第一章 遠い時 第二章 意 地 第三章 妖霊星 第四章 決 起 第五章 原野の風 第六章 遠き六波羅
  • 麒麟児

    麒麟児

    小説・文芸
    3.9
    1巻836円 (税込)
    慶応四年三月。鳥羽・伏見の戦いに勝利した官軍は、徳川慶喜追討令を受け、江戸に迫りつつあった。 軍事取扱の勝海舟は、五万の大軍を率いる西郷隆盛との和議交渉に挑むための決死の策を練っていた。 江戸の町を業火で包み、焼き尽くす「焦土戦術」を切り札として。 和議交渉を実現するため、勝は西郷への手紙を山岡鉄太郎と益満休之助に託す。 二人は敵中を突破し西郷に面会し、非戦の条件を持ち帰る。だが徳川方の結論は、降伏条件を「何一つ受け入れない」というものだった。 三月十四日、運命の日、死を覚悟して西郷と対峙する勝。命がけの「秘策」は発動するのか――。 幕末最大の転換点、「江戸無血開城」。命を賭して成し遂げた二人の“麒麟児”の覚悟と決断を描く、著者渾身の歴史長編。
  • 方丈の孤月―鴨長明伝―(新潮文庫)

    方丈の孤月―鴨長明伝―(新潮文庫)

    小説・文芸
    3.9
    1巻781円 (税込)
    齢五十余にして粗末な庵で想う。私の一生とは何だったのか。下鴨神社の神職の家に生まれながらも、不運と挫折の連続。孤独を抱え、災禍に遭った都を悶々と歩き回る。やがて歌の才が認められ「新古今和歌集」に入撰するのだが――。晩年、独り方丈に坐し、筆を執る。「ゆく河の流れは絶えずして…」。人はどこから来てどこへ行くのか。世の無常と、生きる意味を見つめ続けた長明の不器用で懸命な生涯。(解説・細谷正充)
  • せき越えぬ(新潮文庫)

    せき越えぬ(新潮文庫)

    小説・文芸
    3.9
    1巻649円 (税込)
    東海道箱根の関所には、曰くありげな旅人が訪れる。離縁され故郷に帰る女。江戸から夜逃げをした夫婦……。実直な番士武藤一之介は、親友の騎山市之助から関所に関する法外な依頼をされる。一之介は逡巡するも決断する。友の人生の岐路に際し何もしないのは裏切りも同然。たとえこの身に害が及んでも必ず友を助けなければならない――。関所をめぐる人間ドラマを描いた圧巻の人情時代小説。(解説・末國善巳)

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