姫君の賦 千姫流流

姫君の賦 千姫流流

1,799円 (税込)

8pt

3.7

「千姫」の人生は、大坂城落城から始まった――豊臣秀頼、本多忠刻との哀しき別れ、そして将軍・徳川家光の姉として……時代に翻弄され、いわれなき悪名を浴びながらも凛として生きた千姫の生涯を描く。徳川家康の孫娘であり、2代将軍・秀忠の娘、千姫。天下の泰平のため、幼くして豊臣秀頼のもとへ嫁いだ千姫だったが、徳川、豊臣両家の争いを止めることはできなかった。そして大坂城落城。その後も、千姫の波乱に満ちた人生は続いていく。「夫である秀頼を見捨てた」「坂崎出羽守を嫌い、一目惚れした若侍を選んだ」など、いわれなき悪名がついてまわるも、再嫁した本多忠刻の愛に包まれて穏やかな日々が訪れたかに思えた。しかし――。愛と哀しみに満ちた波乱万丈の人生を描き切った、著者渾身の傑作歴史小説。

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姫君の賦 千姫流流 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2020年01月25日

    読みやすくて一気に読んでしまった。
    戦国時代から江戸時代へ移り変わる時代の流れに翻弄されながらも、”姫”として生き抜いた千姫の物語り。
    この時代の人物関係がややこしくて理解しきれてなかったのだけれど、この本を読んで千姫という人物の生涯がどのようなものだったかを知ることができた。

    また、千姫からの視...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年12月07日

    玉岡かおるさんの歴史小説 好きです
    彼女の地縁のある人物に焦点を当てています
    これは千姫
    姫路城を見学した時、化粧櫓とか板張りの長々と続く百間廊下を歩いて 少女だった私は ただぼーっと憧れてました
    身分が高い故につかんだ幸せと不幸
    流々とした生き様が良くえがかれていました
    支え続けた侍女も切ないです...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年01月12日

    友人に勧められて読みました。千姫の波乱な人生を通して、生きる意味を気づかせてくれる本だと感じました。

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    Posted by ブクログ 2020年08月03日

    中盤ややまったり感はあったが、後半は一気に入り込めた。結末の人物の絡み、伏線回収は読後の余韻に浸れた。その時代の姫、女性の定め。しかし、その力は女性にしか持てないもの。それは現在にも通じる。うまく利用していきたいと思った。

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    Posted by ブクログ 2019年06月25日

    徳川秀忠の娘にして豊臣秀頼に嫁いだ千姫。その半生をお付きの女房・松坂局から描く。
    大坂城落城後、本多忠勝の孫忠刻に嫁ぎ、そのことで本多家は栄え姫路へ移ることになる。
    更には長女勝姫と長男幸千代を授かり幸せな日々も絶頂期。だがこの後に辛い日々が待っていた。

    『姫さまとは、あらゆる草や石を踏みつけても...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2019年02月15日

    名前だけは知っていた千姫。
    豊臣が滅びて徳川に戻ったところまでは知っていたが、再婚して幸せになっていたのね。苦労して救い出した武将には気の毒なことだったけれども、いい人と結婚できてよかった。けれども、大事な男子を失い、続いて夫まで失うとは、とことん不幸な人だったんだな。。。
    お金があっても(あるから...続きを読む

    0

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