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売れない絵師の家に
厄病神が同居!?
貧乏で災難続き、
おまけに事件まで……
大名家のお抱え絵師だった葛幸助は、
今、大坂の福島羅漢まえにある
「日暮らし長屋」に逼塞中だ。
貧乏神と呼ばれ、筆作りの内職で糊口を凌ぐ日々。
この暮らしは、部屋に掛かる絵に封じられた
瘟鬼(厄病神)のせいらしいのだが、
幸助は追い出そうともせずに呑気に同居している。
厄病神が次々呼び寄せる事件に、
福の神と呼ばれる謎の若旦那や丁稚の亀吉とともに、
幸助が朗らかに立ち向かう。
(書下し痛快時代小説)
第一話 貧乏神参上
素丁稚捕物帳 妖怪大豆男
第二話 天狗の鼻を折ってやれ
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Posted by ブクログ
所は天下の台所、大坂は福島羅漢まえ。
四軒長屋、八軒長屋どころか計画なしのやたらめったら増築し過ぎた百軒長屋。「日暮らし長屋」と呼ばれるボロ家に棲まう絵師は貧乏神と呼ばれ、大名家のお抱え絵師であったが、今は筆作りの内職で糊口を凌ぐ日々を送る。
そんな長屋に一枚の絵がある。付喪神となった疫病神が絵の封印から飛び出し、不思議な日々が巻き起こる。
長屋の長男たちのすったもんだの珍事が頻発する中、ひょんなことから福の神と呼ばれる若旦那と出会い、毎度の珍事を解決してゆく。
長屋の心温まる人情もの。えてして、世の中ネガティブなことも多々起こるが、気の持ちようで何とでもなるよなと無責任だが優しい示唆を拾うことができる一冊でした。
Posted by ブクログ
タイトルと表紙の通り、コミカルで軽く読める一冊です。
売れない絵師の葛幸助は、筆づくりの内職で生計をたてていますが、部屋に掛かる絵に封じられた瘟鬼(厄病神)と同居(?)をしているせいか、とにかく災難が降りかかってばかりで、筆屋の丁稚にも「貧乏神のおっさん」と呼ばれている始末。
だったらその絵を処分するなりすればよいのですが、幸助は“お前(厄病神)がよそにいけば、そこのものに災難が降りかかる・・俺のところにいれば俺が一手に引き受けるので、ほかのものが助かる・・”と、人が好いにもほどがある理由で災難をマイルドに受け入れています。
そんな貧乏神・幸助と、ひょんなことで出会った、謎の“福の神”こと福旦那と共に、謎の解明や人助けに奔走する話です。
三話構成で、第一話と第二話の間に、筆屋の丁稚・亀吉をメインにした番外編が挟まっています。
正直、展開が雑だな・・という印象は否めないので、読む人を選ぶかもしれませんが、台詞のテンポが良く、落語又はコントみたいな感じで何も考えずに楽しむには良いかもって感じです。こういう気楽に読める話は嫌いではないので、ユルく読ませていただきました。
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